KBマシノストロイェニヤ
(KBMから転送)
KBマシノストロイェニヤ (KB Mashinostroyeniya、KBM; ロシア語: КБ Машиностроения, КБМ, tr. Machine-Building Design Bureau) はロシアのモスクワ州コロムナにある国防企業で、ミサイルシステムを専門とする研究開発とその製造を行っている。ロシアの国策企業ロステックの子会社で、ヴィサコトシニエ・コンプリクシが同社の株式を保有している[1]。日本語では機械製作設計局と呼ぶこともある。
種類 | ジョイント・ストック・カンパニー |
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業種 | 防衛 |
創業者 | Boris Shavyrin |
本社 | 、 |
製品 | 迫撃砲、対戦車ミサイル、携帯式防空ミサイルシステム、無反動砲、弾道ミサイル、アクティブ防護システム、対空兵器 |
所有者 | ヴィサコトシニエ・コンプリクシ (ロステック) |
ウェブサイト |
kbm |
KBMはソ連国家防衛委員会令1576号により、迫撃砲を担当する設計局として、初代主任設計技師にボリス・シャヴィーリンを迎えて1942年4月11日に設立された。大祖国戦争において数々の兵器を設計した功績により、会社としてレーニン勲章や赤旗勲章を授与された。
旧称は SKB-101 および SKB-GA で、滑腔砲特別設計局 (ロシア語: Специальное конструкторское бюро гладкоствольной артиллерии, СКБ ГА, tr. Special KB of smooth-bore artillery) の意味である。
同社に在籍した著名な設計技師としては、ストレラ-2やイスカンデルの主任設計技師を務めたセルゲイ・ネポベディミィやアンドラニーク・テル=ステパニャンがいる。
現在の主任設計技師はV・M・ソコロフである。
製品
編集KBMは旧ソ連で配備された迫撃砲の80%以上を生産した他、以下の兵器を開発した。
- 対空防衛システム
- ギブカ-S自走防空システム[2]
- 対戦車用無反動砲 B-10 および B-11
- 携帯式防空ミサイルシステム
- 9K333 ヴェルバ
- 9K38 イグラ (SA-18 グロース)
- 9K32 ストレラ-2 および 9K32M ストレラ-2M (SA-7およびSA-7b グレイル)
- 9K34 ストレラ-3 (SA-14 グレムリン)
- 対戦車ミサイル
- シュメーリ
- 9M14 マリュートカ (AT-3 サガー)
- 9M114 シュトゥールム (AT-6 スパイラル)
- 9M120 アターカ (AT-9 スパイラル-2)
- 9M123 フリザンテーマ (AT-15 スプリンガー)
- 戦域弾道ミサイル
- アクティブ防護システム
参考文献
編集- ^ “Сервер раскрытия информации”. Интерфакс. 15 April 2017閲覧。
- ^ http://defence-blog.com/news/russia-develops-new-gibka-s-self-propelled-air-defence-system.html