9K114
9K114 シュトゥールム(ロシア語: 9К114 «Штурм»:突風、強襲の意)は、ソビエト連邦の対戦車ミサイルである。NATOコードネームはAT-6 スパイラル。
«Штурм» 9К113 «Штурм-В» «Штурм-С» NATOコード:AT-6 スパイラル | |
---|---|
Mi-24 ハインドに搭載された9K114(右側) | |
種類 | 対戦車ミサイル |
原開発国 | ソビエト連邦 |
運用史 | |
配備期間 | 1976年–現在 |
配備先 | 本項#運用を参照 |
開発史 | |
開発期間 | 1967年 |
製造業者 | コロムナ機械製作設計局(KBM) |
製造期間 | 1974年 |
諸元 | |
重量 | 31.4kg |
全長 | 1,625mm |
直径 | 130mm |
| |
射程 | 400m-5km(9M114M1 AT-6B:6km、9M114M2 AT-6C:7km) |
弾頭 | 成形炸薬弾 |
信管 | 接触信管 |
| |
エンジン | 固体燃料ロケット |
翼幅 | 360mm |
誘導方式 | SACLOS |
操舵方式 | 推力ベクトル |
発射 プラットフォーム | 車載、ヘリ |
9K114 シュトゥールムはミサイルシステム全体を指す名称であり、ミサイル本体は9M114 ココン(ロシア語: 9М114 «Кокон»:繭の意)と呼ばれる。
役割としては、西側のAGM-114 ヘルファイアと同様、ヘリや車両から地上/海上目標への攻撃を行うことを目的に開発された。
形式
編集システム本体
編集- シュトゥルム-V
- 航空機用。Mi-24ハインドでは、Mi-24V以降の機体に搭載する。
ミサイル
編集- 9M114 ココン(NATOコードネーム:AT-6 スパイラル)
- 1976年から運用開始。
- 9M114 (NATOコードネーム:AT-6A スパイラル)
- SACLOS。
- 9M114M
- 成形炸薬弾頭
- 9M114M1 (NATOコードネーム:AT-6B スパイラル)
- SACLOS。射程:6km。弾頭重量:7.4kg。
- 9M114M2 (NATOコードネーム:AT-6C スパイラル)
- SACLOS。射程:7km。弾頭重量:7.4kg。
- 9M114F
- 燃料気化弾頭。
- 9M120/9M120F/9M220O シュトゥールム-VM(NATOコードネーム:AT-9 スパイラル-2)
- 9M120 アターカ-Vを参照。
運用
編集運用国[1]
参考文献
編集- ^ ПТУРы сухопутных войск. Архив 500+ (700 экз ed.). Киев: Архив-Пресс. под ред. Дмитриева Г.Н. 1997. p. 26.
- ^ Old missiles not so old after all - Russia Today, October 12, 2011. [リンク切れ]
- ^ Военный парад на площади Республики в Армении: продемонстрированы боевые самолеты, вертолеты, бронетехника, беспилотники, ракеты — Терт.am | Новости со всего мира | Армения | …
- ^ Vježba HRZ-a i HRM-a Posejdon 94 - YouTube
- ^ “9M114 Report”. Deagel.com. 2012年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月29日閲覧。
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 179. ISBN 978-1-032-50895-5
関連項目
編集- バリア (ミサイル) - ウクライナ製の、9M114ココン相当のミサイル。