JFEスチール西日本製鉄所
(JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区から転送)
JFEスチール西日本製鉄所(ジェイエフイースチールにしにほんせいてつしょ)は、広島県福山市鋼管町1番地および岡山県倉敷市水島川崎通1丁目にあるJFEスチールの銑鋼一貫製鉄所。日本鋼管と川崎製鉄の合併に伴い発足した。福山地区と倉敷地区に分かれており、管理業務事務所は福山地区に所在する。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bd/U19A-959----%E2%91%A1_%E3%80%90%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E8%87%A8%E6%B5%B7%E9%80%9A%E9%81%8B%EF%BC%8FJFE%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%91Containers_of_Japan_Rail.jpg/250px-U19A-959----%E2%91%A1_%E3%80%90%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E8%87%A8%E6%B5%B7%E9%80%9A%E9%81%8B%EF%BC%8FJFE%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%91Containers_of_Japan_Rail.jpg)
倉敷地区の目の前に広がる瀬戸内海の橋と自然を表したデザインは、模型などで商品化もされた。
岡山県/東水島駅にて、2008年5月11日撮影。
所在地の地名はそれぞれ「鋼管町」は日本鋼管、「水島川崎通」は川崎製鉄に由来する。
福山地区
編集地区概要
編集- 敷地面積 1420万m2(福山900万m2笠岡520万m2)
- 高炉などは福山市に所在するが、岡山県笠岡市鋼管町にも敷地があり、鋼管などを製造している。県境をまたぐ部分には両国橋と新両国橋という2本の橋がかけられている。
沿革
編集- 1965年(昭和40年)2月 日本鋼管福山製鉄所発足。
- 1966年(昭和41年)2月 建設予定地に入っていた陸上自衛隊福山駐屯地閉鎖。駐屯していた陸上自衛隊福山地区病院は日本鋼管の負担で兵庫県川西駐屯地へ新病院建設の上で移転、陸上自衛隊阪神地区病院へ改称。
- 2003年(平成15年)4月 川崎製鉄との合併により、倉敷と一体の西日本製鉄所となる。
生産品
編集高炉
編集番号、炉内容積m3、2011年5月現在
- 第2高炉 2,828(2011年5月11日休止)
- 第3高炉 4,300(2011年5月火入れ4次)
- 第4高炉 5,000(2006年5月火入れ4次)
- 第5高炉 5,500(2005年3月火入れ3次)
アクセス
編集工場開放
編集- 例年5月大型連休後の日曜日に「JFE西日本フェスタinふくやま」と称してイベントがある。バスで移動して熱延工場への見学や模擬店、ステージイベントなどが開催される。入場無料
倉敷地区
編集地区概要
編集かつては川崎製鉄の水島製鉄所であった。三菱自動車工業水島製作所に隣接している。
生産品
編集熱延 厚板 線材・棒鋼
高炉
編集2010年2月現在 炉内容積m3、
- 第1高炉: 2,564 (休止中)
- 第2高炉: 4,100 (2003年11月火入れ4次)
- 第3高炉: 5,055 (2021年12月火入れ4次)
- 第4高炉: 5,100 (2021年12月火入れ4次)
アクセス
編集工場開放
編集1979年より「みずしま川鉄まつり」として毎年11月にイベントを開催している(2003年より「JFEフェスタinくらしき」に改称)。芸能人が出演してのライブやヒーローショーなどが行われる他、倉敷市が将棋との関係が深いことから、子供将棋大会も毎年開催される。2015年には、その将棋大会の開催を称えて第22回大山康晴賞を受賞した[1]。
脚注
編集- ^ 西日本製鉄所が日本将棋連盟「第22回大山康晴賞」を受賞 - JFEスチール・2015年9月9日