ITAN
日本の漫画雑誌
『ITAN』(イタン)は、講談社が発行する2010年に創刊の隔月刊アンソロジーコミック。発売日は偶数月の7日[1]。2018年6月7日発売の44刊目を以て休刊した。
ITAN | |
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ジャンル | 漫画雑誌 |
読者対象 | 女性 |
刊行頻度 | 隔月刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 500円 |
出版社 | 講談社 |
刊行期間 | 2010年6月25日 - 2018年6月7日 |
ウェブサイト | ITAN公式サイト |
概要
編集2010年6月25日に『BE・LOVE』編集部より、「世界のはじっこを描き出す新しいコミック誌」をコンセプトとする「想像系新雑誌」をキャッチフレーズに創刊。同年3月25日には創刊に先立ち、通巻零号が発行された。「商業誌と同人誌のいいとこどりした、エンターテインメントかつコアな新雑誌」[2]と位置づけられる。誌名は「異端」「畏憚」「異譚」「偉譚」などの意味がこめられており[3]、講談社webサイトでのアンケート投票で決定された。
KCDX(講談社コミックスDX)レーベルより発行されているアンソロジーコミックであり、体裁も通常の単行本と同じく表紙カバーが付いている。しかし掲載作品は基本的に初発表の作品であり、性質的には漫画雑誌に近い。同様の性質を持つ漫画雑誌にJC.COMなどがある。
連載作品
編集スーパーキャラクターコミック大賞
編集2009年、新人作家の発掘・育成を目的として創刊に先立って創設された。まんが部門とは別にイラスト部門が設けられ、おおむね半年に1回選考・表彰される。第1回の受賞作品は2010年2月に発表され、「mabatakihasorekara」(田中相)と「へびつかいのそら」(千代多みく郎)が大賞を受賞した。
KCx ITAN
編集掲載作品の単行本は2011年7月7日に4タイトルで創刊したB6判の〈KCx ITAN〉レーベルより発行されている[4]。しかし〈KCx ITAN〉という表記は基本的に使われず、〈ITANコミックス〉という通称が用いられる。なお一部作品はA5判のため〈ワイドKC ITAN〉レーベルより発行されている。
脚注
編集- ^ 11号より隔月刊。それまでの季刊で、発売日は3月,6月,9月,12月の25日。
- ^ 第2回スーパーキャラクターコミック大賞作品大募集!
- ^ 「この誌名には『すべてが斬新で新しすぎる異端児っぷりを発揮!』『恐れはばかれる畏憚な主人公を!』『珍しすぎる異譚な世界観を!』『いつか伝説になるような偉譚な売行きを!』……なんていう想いが込められてます!!」(講談社コミックプラス ITAN新着ニュースより)
- ^ “ITANコミックスが7月7日誕生、ARIAと合同でフェアを開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年7月4日) 2012年4月7日閲覧。