ARROWS Z ISW13F(アローズ ジー[3] あいえすだぶりゅー いちさんえふ)は、富士通モバイルコミュニケーションズ(現・FCNT)によって日本国内向けに開発された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話ISシリーズの一つで、CDMA 1X WIN(後のau 3G)、および+WiMAXモバイルWiMAX)対応ストレート型スマートフォンである。製造型番はFJI13

au ARROWS Z ISW13F
(FJI13)

キャリア au
製造 富士通モバイルコミュニケーションズ
発売日 2012年7月20日以降順次
概要
OS Android OS 4.0
CPU NVIDIA
Tegra 3 AP33 1.5GHz(クアッドコア)
音声通信方式 3G:CDMA 1X WIN
CDMA2000 1xMC
新800MHz/2GHz
2G:GSM
データ通信方式 3G:WIN HIGH SPEED
CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A
無線LAN
(IEEE 802.11a/b/g/n 5GHz/2.4GHz)
3.9G:+WiMAX
(モバイルWiMAX)
(IEEE 802.16e-2005)
形状 ストレート型
サイズ 135 × 67 × 10.6(最厚部11.1) mm
質量 約143 g
連続通話時間 470分(国内)
連続待受時間 450時間(国内)
※移動と静止の組合せ
充電時間 ACアダプタ:150分
DCアダプタ:240分
バッテリー 1800mAh
内部メモリ RAM:1GB
ROM:16GB
外部メモリ microSD
(最大2GB・KDDI公表)
microSDHC
(最大32GB・KDDI公表)
日本語入力 ATOK for ISW13F
手書き入力対応
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり(IrSimple)
テザリング Wi-Fi・USB
Bluetooth あり
(Ver4.0)[1]
放送受信機能 ワンセグ対応
外部接続 microUSB(ホスト・MHL共用)
3.5mmイヤホンマイク端子
卓上ホルダ用電源端子
備考 1. 製造国:日本の旗 日本
2. SAR値:0.475W/kg[2]
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 HD
(1280×720ドット)
サイズ 約4.6インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約1310万画素裏面照射型CMOS
機能 手振れ補正対応AF
フルハイビジョン動画撮影
サブカメラ
画素数・方式 約130万画素CMOS
カラーバリエーション
グロッシーレッド
(Glossy Red)
クールブラック
(Cool Black)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要

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ISW11Fの後継機種で、東芝の撤退以降最初のau向け端末である。国産のスマートフォンでは初となるクアッドコア「NVIDIA Tegra 3」を搭載したモデルである。

KDDIの2012年夏モデルとしては最も遅い2012年7月20日に発売された。全国一斉発売ではなかった。

基本的な性能は同時期に発売された兄弟機種のARROWS X F-10D富士通本体製)と同等だが、Qiには対応していない。なお厚さがF-10Dに比べ1mm薄い。

NVIDIA Tegra 3を搭載しており、従来機種より省電力・高スペックを謳っている。CPU内にあるメインの4つのCPUコアに加え、動作クロックを抑えて低消費電力で駆動する「5つ目の省電力コア」と呼ばれる400MHzのコンパニオンコアを搭載している。処理能力に応じて4つのCPUコアの稼働数を制限し、待受時や設定画面、音声通話、文字入力といった軽容量処理では「5つ目の省電力コア」だけを使用することにより、シングルコアCPUやデュアルコアCPUより低消費電力を実現している。さらにTegra 3には、12コアのNVIDIA GeForce GPUを組み込んでいるため、3次元描画を駆使した高解像度のゲームも楽しめる。またau内でTegra 3を搭載しているスマートフォンは2013年1月現在、この機種のみとなる。なお、タブレット端末を含むと本機のほかに東芝製のREGZA Tablet AT500/26F(ただし通信機能はWi-Fiのみ)がある。

過度の発熱が発生した場合に自動的に機能制限をかける保護機能はARROWSシリーズに共通して実装されている。

バッテリーは1800mAhのもの「FJI13UAA」が標準で搭載されている。

ディスプレイはISW11Fに引き続きHDTFT液晶を採用。画面サイズは4.6インチに拡張された。

カメラは1310万画素、フルHD(1920×1080)サイズのフルHDムービーの撮影に対応。ソニーの裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」と富士通セミコンダクターが開発した画質処理エンジン「Milbeaut Mobile」を搭載している。

IPX5/IPX8等級の防水/防塵に対応している。

おサイフケータイに対応している。NFCは非対応。

前機種のISW11FではMicroHDMI端子だったHDMIは、この機種ではMicroUSB端子を使用するMHLを採用している。このためHDMIの機能を利用するにはMHL変換ケーブルの使用が必要である。

2012年9月に発売されたiPhone 5より全てLTE(au 4G LTE)対応機種となったため、既存のau向けの+WiMAX対応スマートフォンとしては最後の機種となった。また、ISシリーズもIS17SHと共に最後に同時発売された機種である。

歴史

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  • 2012年5月15日 - KDDI、および富士通モバイルコミュニケーションズより公式発表。
  • 2012年6月14日 - 連邦通信委員会(FCC)を通過[4]
  • 2012年7月20日 - 関東・北陸・四国地区にて先行発売。
  • 2012年7月21日 - 北海道・東北・中部・関西・中国・九州地区にて発売。
  • 2012年7月25日 - 沖縄地区にて発売。
  • 2022年3月31日 - 同キャリアにおける3Gサービスの完全終了・停波により、当機種はWi-Fi利用時を除き、全て使用不可となる[5][6]

対応するKDDI製アプリ

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主な機能・サービス

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※ PC向けWebブラウザが標準装備されておりFlashコンテンツもフル表示可能。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。

主な機能・対応サービス
auウィジェット
Webブラウザ
LISMO!
for Android
[7]
メディアプレイヤー
LISMO WAVE
おサイフケータイ ワンセグ[8]
au one メール
PCメール
Gmail
EZwebメール
デコレーションメール
デコレーションアニメ[9]
Skype au PCドキュメント
au Smart Sports
Run & Walk
Karada Manager
ゴルフ(web版)
Fitness、歩数計
GPS
方位計
au oneナビウォーク
au one助手席ナビ
au one ニュースEX
au one GREE
かんたんメニュー
じぶん銀行
緊急地震速報 Bluetooth 無線LAN機能
(Wi-Fi)
赤外線通信
(IrSimple)
(IrSS)
WIN HIGH SPEED
+WiMAX
モバイルWiMAX
グローバルパスポート(UMTS/CDMA/GSM/グローバルパスポートGSM) auフェムトセル
microSD
microSDHC
モーションセンサー(6軸) 防水
防塵
簡易留守録
着信拒否設定

アップデート

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2012年8月9日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[10]

  • 電源投入後、5分くらい経過すると動きが遅くなり、ホーム画面アイコンが点滅し、その後再起動する。
  • 指紋センサーにてロック解除出来ない場合がある。
  • Wi-Fi 接続開始タイミングでスリープモードに入った場合、Wi-Fi 接続が出来ない場合がある。

2012年8月30日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[11]

  • 画面の自動消灯ができなくなる場合がある。
  • WiMAXから3G回線への切り替えで、データ通信不可となる場合がある。
  • Wi-Fiテザリングの通信速度が低下する場合がある。

2013年10月29日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[12]

  • 画面消灯時に再起動する場合がある。

画像

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脚注

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  1. ^ プロファイルはHFP/HSP/OPP/HID/A2DP/AVRCP/PBAP/DUN/SPP/HDP/PASP/ANP
  2. ^ au電話の比吸収率について | ARROWS Z ISW13F au - 2012年7月18日閲覧
  3. ^ KDDI、沖縄セルラー電話「auスマートフォンの2012夏ラインアップについて」本文および 別紙、2012年5月15日付、2014年7月17日閲覧。
  4. ^ [1]
  5. ^ auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」が2022年3月末をもって終了 VoLTE非対応4G LTE端末も対象 - ITmedia 2018年11月16日
  6. ^ 「CDMA 1X WIN」サービスの終了について - KDDI 2018年11月16日
  7. ^ 過去にCD等からPC上のLSIMO Portへ取込んだ楽曲のISシリーズ端末への転送、及び、過去に同電話番号のLISMO対応au携帯電話で購入した着うたフル着うたフルプラス、ビデオクリップのLISMO Portでのバックアップ&ISシリーズ端末への転送は、LISMO Port 4.4以降が必要となる。このほか携帯のmicroSDからの差し替えやMP3やMP4などにも対応している。
  8. ^ 録画はMicroSDに記録されるためダビング10は非対応。
  9. ^ デコレーションアニメの送信は非対応だが、IS端末で受信した場合はflashファイルで添付ファイルとして受信される。
  10. ^ ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au
  11. ^ ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au
  12. ^ [ケータイアップデートのお知らせ | ケータイアップデート | au http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20131029-01.html ]

関連項目

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外部リンク

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先代
ISW11F
富士通モバイル
ARROWS Zシリーズ
ISW13F
次代
FJL22