FCシャフタール・ドネツク

ウクライナのサッカークラブ

FCシャフタール・ドネツク[注 1]ウクライナ語: Футбольний клуб «Шахта́р» Донецьк ウクライナ語発音: [fudˈbɔlʲnɪj klub ʃɐxˈtɑr doˈnɛtsʲk], 英語: Football Club Shakhtar Donetsk)は、ウクライナドネツィク[注 1]のプロサッカークラブ。

FCシャフタール・ドネツク
原語表記 Футбольний клуб «Шахтар» Донецьк
愛称 Помаранчево-чорні (オレンジと黒)
Гірники (鉱山労働者)
Кроти (モグラ)
クラブカラー     オレンジ    
創設年 1936年
所属リーグ ウクライナ・プレミアリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ドネツィク
ホームスタジアム ドネツクドンバス・アリーナ
(ドンバス地域での戦争のため、2020年5月よりキーウのNSCオリンピスキーに一時的に移動)
収容人数 40,003[1] (メタリスト・スタジアム)
代表者 ウクライナの旗 リナト・アフメトフ
監督 クロアチアの旗 イゴール・ヨビチェビッチ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

概要

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2014年、ロシア・ウクライナ紛争の影響で、リヴィウへの移転を余儀なくされ、リヴィウ(2014年-2016年)とハルキウ(2017年-2020年)で試合を行っていたが、一方で事務所の本部やトレーニング施設はキエフに置いていた。2020年5月、シャフタールはキエフのNSCオリムピエスキーでホームマッチを行うようになった。

ウクライナ・プレミアリーグでは1996-97シーズンから2019-20シーズンまで24シーズン連続で2位以内につけている強豪クラブ。ウクライナ随一の大富豪リナト・アフメトフの積極的な資金投資により[2]、現在、東欧で最も資金力のあるチームとして知られている。FCディナモ・キーウとの対戦はウクライナダービーと呼ばれる。

かつてはドネツィクに新設されたドンバス・アリーナでホームマッチを行っていたが、2014年のロシア・ウクライナ紛争の影響で、暫定的に西へ1,000キロ(620mi)離れたアリーナ・リヴィウに移転を余儀なくされた。2016-17シーズンのウィンターブレイクの後、クラブは2017年初めにハルキウのメタリスト・スタジアム(ドネツクの北西250キロ)に再び移転した。2020年5月から7月にかけて、シャフタールはキエフのNSCオリンピエスキーでホームマッチを行った 。

2022年ロシアのウクライナ侵攻以降は隣国ポーランドに疎開し、首都ワルシャワを臨時の拠点として活動している[3]

クラブの歴史

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1937年、クラブ創設当時の選手

ウクライナがソビエト連邦の一部であった1936年に創設された。ドネツクは以前からドネツ炭田で潤う都市であるが、チーム名の「シャフタール (シャフチョール) 」は「鉱夫」、「炭鉱・鉱山労働者」のことである。旧ソ連リーグ時代には、1961年・1962年とカップ戦で連覇を果たした。その後も1980年、1983年とカップ戦で優勝した。

ソビエト連邦の崩壊とウクライナの独立に伴い、1992年よりウクライナ・プレミアリーグが発足すると参加し、ウクライナの大富豪リナト・アフメトフの積極的なクラブ投資により近年力を付け、2001-02シーズンでFCディナモ・キーウの10連覇を阻止し、リーグ戦初優勝を果たした。

2005年、2006年にはリーグ連覇を果たしている。2009年にはウクライナ勢として初めてUEFAカップ優勝を達成[4]。2010年、UEFAチャンピオンズリーグではアーセナルを抑えてグループリーグを首位通過し、ウクライナのクラブとしては2チーム目のベスト16進出。決勝トーナメント1回戦ではASローマを破り、クラブ史上初のベスト8進出。屈強な守備陣とジャジソンウィリアンルイス・アドリアーノらを擁したテクニカルな攻撃陣はCLの舞台でも大いに威力を発揮した。

1999年に開いたサッカー教室で多くの子供たちを集めているなど、未来の人材育成にも力を入れている。ドネツクはウクライナ随一の産業地帯であり、その財力を元にシャフタール・ドネツクは旧ソビエト連邦諸国のみではなく、ブラジル等から有力選手を確保している。

2000年代後半からはギリシャオリンピアコスからメキシコ代表ネリー・カスティージョイタリアリヴォルノからクリスティアーノ・ルカレッリ(推定年俸約6億5千万円)を獲得するなど豊富な資金力を武器に移籍市場で活発的な動きを見せている。

2014年、ロシアとのウクライナ東部紛争の影響でホームスタジアムをドンバス・アリーナから一時的にでアリーナ・リヴィウに移転した[5]。2017年の冬以降は、メタリスト・スタジアムをホームスタジアムとしている。

近年では、ブラジル人選手の発掘に長けており、ウィリアンアンジ・マハチカラに、ルイス・アドリアーノACミランに、フェルナンジーニョマンチェスター・シティに、ドウグラス・コスタバイエルン・ミュンヘンに、フェルナンドUCサンプドリアにそれぞれ高額な移籍金で売却している。

タイトル

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国内タイトル

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国際タイトル

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過去の成績

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シーズン リーグ 順位 ウクライナ・カップ
1992 ウクライナ・プレミアリーグ 4位 18 10 6 2 31 10 26 準決勝敗退
1992-93 ウクライナ・プレミアリーグ 4位 30 11 12 7 44 32 34 ベスト32
1993-94 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 34 20 9 5 64 32 49 ベスト16
1994-95 ウクライナ・プレミアリーグ 4位 34 18 8 8 52 29 62 優勝
1995-96 ウクライナ・プレミアリーグ 10位 34 13 6 15 44 43 45 準決勝敗退
1996-97 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 19 5 6 72 28 62 優勝
1997-98 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 20 7 3 61 25 67 ベスト16
1998-99 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 20 5 5 70 25 65 準決勝敗退
1999-00 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 21 3 6 60 16 66 準々決勝敗退
2000-01 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 26 19 6 1 71 21 63 優勝
2001-02 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 26 20 6 0 49 10 66 優勝
2002-03 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 22 4 4 61 24 70 準優勝
2003-04 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 22 4 4 62 19 70 優勝
2004-05 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 26 2 2 63 19 80 準優勝
2005-06 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 23 6 1 64 14 75 ベスト16
2006-07 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 19 6 5 57 20 63 準優勝
2007-08 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 24 2 4 75 24 74 優勝
2008-09 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 30 19 7 4 47 16 64 準優勝
2009-10 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 24 5 1 62 18 77 ベスト4
2010-11 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 23 3 4 53 16 72 優勝
2011-12 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 25 4 1 80 18 79 優勝
2012-13 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 25 4 1 82 18 79 優勝
2013-14 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 28 21 2 5 62 23 65 準優勝
2014-15 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 26 17 5 4 71 21 56 準優勝
2015-16 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 26 20 3 3 76 25 63 優勝
2016-17 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 32 25 5 2 66 24 80 優勝
2017-18 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 32 24 3 5 71 24 75 優勝
2018-19 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 32 26 5 1 73 11 83 優勝
2019-20 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 32 26 4 2 80 26 82 ベスト16
2020-21 ウクライナ・プレミアリーグ 2位 26 16 6 4 54 19 54 準々決勝敗退
2021-22 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 18 15 2 1 49 10 47 準々決勝進出
2022-23 ウクライナ・プレミアリーグ 1位 30 22 6 2 69 21 48 中止
2023-24 ウクライナ・プレミアリーグ

欧州の成績

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シーズン 大会 ラウンド 対戦相手 ホーム アウェー 合計
1976-77 UEFAカップ 1回戦   ベルリナー・ディナモ 3-0 1-1 4-1  
2回戦   ブダペスト・ホンヴェード 3-0 3-2 6-2  
準々決勝   ユヴェントス 0-3 1-0 1-3  
1978-79 UEFAカップウィナーズカップ 1回戦   バルセロナ 0-3 1-1 1-4  
1979-80 UEFAカップ 1回戦   モナコ 2-1 0-2 2-3  
1980-81 UEFAカップ 1回戦   フランクフルト 1-0 0-3 1-3  
1983-84 UEFAカップウィナーズカップ 1回戦   B 1901 5-1 4-2 9-3  
準々決勝   セルヴェット 1-0 2-1 3-1  
準決勝   ポルト 2-3 1-1 3-4  
1994-95 UEFAカップ 予備予選   リールストロム 1-4 2-0 3-4  
1995-96 UEFAカップウィナーズカップ 予備予選   リンフィールド 4-1 1-0 5-1  
1回戦   クラブ・ブルッヘ 0-1 1-1 1-2  
1996 UEFAインタートトカップ グループ7   バーゼル 2-2 4位  
  アタカ・オーラ・ミンスク 1-2
  ロートル・ヴォルゴグラード 1-4
  アンタルヤスポル 1-0
1997-98 UEFAカップウィナーズカップ 予備予選   ジンブル・キシナウ 1-1 3-0 4-1  
1回戦   ボアヴィスタ 3-2 1-1 4-3  
準々決勝   ヴィチェンツァ 1-3 1-2 2-5  
1998-99 UEFAカップ 予選1回戦   ビルキルカラ 2-1 4-0 6-1  
予選2回戦   チューリッヒ 0-4 3-2 3-6  
1999-00 UEFAカップ 予備予選   シレクス・クラトヴォ 3-1 1-2 4-3  
1回戦   ローダ 0-2 1-3 1-5  
2000-01 UEFAチャンピオンズリーグ 予選2回戦   レバディア・タリン 4-1 5-1 9-2  
予選3回戦   スラヴィア・プラハ 0-1 2-0 2-1  
グループB   ラツィオ 0-3 1-5 3位  
  アーセナル 2-3 3-0
  スパルタ・プラハ 2-3 2-1
UEFAカップ 3回戦   セルタ 0-0 0-1 0-1  
2001-02 UEFAチャンピオンズリーグ 予選2回戦   ルガーノ 3-0 1-2 4-2  
予選3回戦   ボルシア・ドルトムント 0-2 1-3 1-5  
UEFAカップ 1回戦   CSKAソフィア 0-3 2-1 2-4  
2002-03 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   クラブ・ブルッヘ 1-1 1-1 2-2
(1-4 p)
 
UEFAカップ 1回戦   アウストリア・ウィーン 1-5 1-0 2-5  
2003-04 UEFAチャンピオンズリーグ 予選2回戦   シェリフ・ティラスポリ 0-0 2-0 2-0  
予選3回戦   ロコモティフ・モスクワ 1-0 1-3 2-3  
UEFAカップ 1回戦   ディナモ・ブカレスト 2-3 0-2 2-5  
2004-05 UEFAチャンピオンズリーグ 予選2回戦   ピュニク・エレバン 3-1 1-0 4-1  
予選3回戦   クラブ・ブルッヘ 4-1 2-2 6-3  
グループF   ミラン 0-1 0-4 3位  
  バルセロナ 0-3 2-0
  セルティック 3-0 0-1
UEFAカップ 3回戦   シャルケ 1-1 1-0 2-1  
準々決勝   AZ 1-3 1-2 2-5  
2005-06 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   インテル 0-2 1-1 1-3  
UEFAカップ 1回戦   デブレツェニ 4-1 2-0 6-1  
グループG   PAOK 1-0 2位  
  シュトゥットガルト 2-0
  ラピド・ブカレスト 0-1
  レンヌ 1-0
3回戦   リール 2-3 0-0 2-3  
2006-07 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   レギア・ワルシャワ 1-0 3-2 4-2  
グループD   ローマ 0-4 1-0 3位  
  オリンピアコス 2-2 1-1
  バレンシア 0-2 2-2
UEFAカップ 3回戦   ナンシー 1-1 1-0 2-1  
準々決勝   セビージャ 2-2 2-3 4-5  
2007-08 UEFAチャンピオンズリーグ 予選2回戦   ピュニク・エレバン 2-0 2-1 4-1  
予選3回戦   ザルツブルク 0-1 3-1 3-2  
グループD   セルティック 2-0 2-1 4位  
  ベンフィカ 0-1 1-2
  ミラン 1-4 0-3
2008-09 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   ディナモ・ザグレブ 2-0 3-1 5-1  
グループC   バーゼル 2-1 5-0 3位  
  バルセロナ 1-2 3-2
  スポルティングCP 0-1 0-1
UEFAカップ 1回戦   トッテナム 2-0 1-1 3-1  
2回戦   CSKAモスクワ 0-1 2-0 2-1  
準々決勝   パリ・サンジェルマン 0-0 3-0 3-0  
準決勝   ディナモ・キーウ 1-1 2-1 3-2  
決勝   ブレーメン 2-1  
2009-10 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   ティミショアラ 2-2 0-0 2-2 (a)  
UEFAヨーロッパリーグ プレーオフ   スィヴァススポル 3-0 2-0 5-0  
グループJ   クラブ・ブルッヘ 4-1 0-0 1位  
  パルチザン 4-1 0-1
  トゥールーズ 4-0 2-0
ラウンド32   フラム 1-2 1-1 2-3  
2010-11 UEFAチャンピオンズリーグ グループH   パルチザン 1-0 3-0 1位  
  ブラガ 3-0 2-0
  アーセナル 5-1 2-1
1回戦   ローマ 3-2 3-0 6-2  
準々決勝   バルセロナ 1-5 0-1 1-6  
2011-12 UEFAチャンピオンズリーグ グループG   ポルト 1-2 2-2 4位  
  APOEL 2-2 2-0
  ゼニト 1-3 0-1
2012-13 UEFAチャンピオンズリーグ グループE   ノアシェラン 2-0 5-2 2位  
  ユヴェントス 1-1 0-1
  チェルシー 2-1 2-3
ラウンド16   ボルシア・ドルトムント 2-2 0-3 2-5  
2013-14 UEFAチャンピオンズリーグ グループA   レアル・ソシエダ 4-0 2-0 3位  
  マンチェスター・ユナイテッド 1-1 0-1
  レバークーゼン 0-0 0-4
UEFAヨーロッパリーグ ラウンド32   ヴィクトリア・プルゼニ 1-1 1-2 2-3  
2014-15 UEFAチャンピオンズリーグ グループH   アスレティック・ビルバオ 0-0 0-1 2位  
  ポルト 2-2 1-1
  BATEボリソフ 7-0 5-0
ラウンド16   バイエルン・ミュンヘン 0-0 0-7 0-7  
2015-16 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   フェネルバフチェ 0-0 3-0 3-0  
プレーオフ   ラピード・ウィーン 1-0 2-2 3-2  
グループA   レアル・マドリード 3-4 0-4 3位  
  パリ・サンジェルマン 0-3 0-2
  マルメFF 4-0 0-1
UEFAヨーロッパリーグ ラウンド32   シャルケ04 0-0 3-0 3-0  
ラウンド16   アンデルレヒト 3-1 1-0 4-1  
準々決勝   ブラガ 2-1 4-0 6-1  
準決勝   セビージャ 2-2 1-3 3-5  
2016-17 UEFAチャンピオンズリーグ 予選3回戦   ヤングボーイズ 2-0 0-2 2-2
(2-4 p)
 
UEFAヨーロッパリーグ プレーオフ   イスタンブール・バシャクシェヒル 2-1 2-1 4-2  
グループH   ブラガ 2-0 4-2 1位  
  ヘント 5-0 5-3
  コンヤスポル 4-0 1-0
ラウンド32   セルタ 0-2 1-0 1-2 (a)  
2017-18 UEFAチャンピオンズリーグ グループF   マンチェスター・シティ 2-1 0-2 2位  
  ナポリ 2-1 0-3
  フェイエノールト 3-1 2-1
ラウンド16   ローマ 2-1 0-1 2-2 (a)  
2018-19 UEFAチャンピオンズリーグ グループF   マンチェスター・シティ 0-3 0-6 3位  
  リヨン 1-1 2-2
  ホッフェンハイム 2-2 3-2
UEFAヨーロッパリーグ ラウンド32   アイントラハト・フランクフルト 2-2 1-4 3-6  
2019-20 UEFAチャンピオンズリーグ グループC   マンチェスター・シティ 0-3 1-1 3位  
  ディナモ・ザグレブ 2-2 3-3
  アタランタ 0-3 2-1
UEFAヨーロッパリーグ ラウンド32   ベンフィカ 2-1 3-3 5-4  
ラウンド16   ヴォルフスブルク 3-0 2-1 5-1  
準々決勝   バーゼル 4-1  
準決勝   インテル 0-5  
2020-21 UEFAチャンピオンズリーグ グループB   レアル・マドリード 2-0 3-2 3位  
  インテル 0-0 0-0
  ボルシアMG 0-6 0-4
UEFAヨーロッパリーグ ラウンド32   マッカビ・テルアビブ 1-0 2-0 3-0  
ラウンド16   ローマ 1-2 0-3 1-5  
2021-22 UEFAチャンピオンズリーグ グループD   シェリフ 1-1 0-2 4位  
  インテル 0-0 0-2
  レアル・マドリード 0-5 1-2
2022-23 UEFAチャンピオンズリーグ グループF   RBライプツィヒ 0-4 4-1 3位  
  セルティック 1-1 1-1
  レアル・マドリード 1-1 1-2
UEFAヨーロッパリーグ 決勝プレーオフ   レンヌ 2-1 1-2 3-3
(5-4 p)
 
ラウンド16   フェイエノールト 1-1 1-7 2-8  
2023-24 UEFAチャンピオンズリーグ グループH  ポルト 1-3 3-5 3位  
 アントワープ 3-2 1-0
 バルセロナ 1-2 1-0
UEFAヨーロッパリーグ 決勝プレーオフ  マルセイユ


現所属メンバー

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2023年9月2日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK   アルトゥール・ルドコ
2 FW   ラシナ・トラオレ
3 DF   スタフ・レムキン
4 MF   デニル・カスティージョ
5 DF   ヴァレリー・ボンダル
6 MF   タラス・ステパネンコ  
7 FW   エギナウド
8 MF   ドミトロ・クリスキフ
9 MF   マリアン・シュヴェッド
10 MF   ヘオルヒー・スダコフ
11 MF   オレクサンドル・ズブコフ
12 GK   ティムール・プザンコフ
13 DF   ギオルギ・ゴチョレシビリ
14 FW   ダニロ・シカン
15 MF   アントン・フルシュチェンコ
16 DF   イラクリ・アザロヴィ
17 FW   ボグダン・ヴィウニク
18 FW   ケビン・ケルシー
No. Pos. 選手名
19 DF   ドミトロ・チグリンスキー
20 MF   ドミトロ・トパロフ
21 MF   アルテム・ボンダレンコ
22 DF   ミコラ・マトヴィエンコ
23 DF   ペドリーニョ
25 DF   ノヴァトゥス・ミロシ
26 DF   エフィム・コノプリャ
27 MF   オレグ・オチェレトコ
29 MF   イゴール・ナザリャナ
31 GK   ドミトロ・リズニク
32 DF   エドゥアルド・コジック
34 MF   イヴァン・ペトリアク
39 FW   ネウェルトン
44 DF   ヤロスラフ・ラキツキー
46 DF   ダニーロ・ウドド
48 GK   デニス・トヴァルドフスキー
77 MF   フスラフ・トイロフ
90 MF   オレクセイ・カシュチュク
監督

歴代監督

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氏名 国籍 期間
オレグ・オシェンコフ   ソビエト連邦 1960-1969
オレー・バツィレヴィッチ   ソビエト連邦 1972-1973
ヴィクトア・ノソフ   ソビエト連邦 1979-1985
オレー・バツィレヴィッチ   ソビエト連邦 1986
ヴァレリー・ヤレムチェンコ   ウクライナ 1989-1994, 1996-1999
アナトリー・ブイショヴェツ   ロシア 1999
ヴィクトア・プロコペンコ   ウクライナ 1999-2001
ヴァレリー・ヤレムチェンコ   ウクライナ 2001-2002
ネヴィオ・スカラ   イタリア 2002
ベルント・シュスター   ドイツ 2003-2004
ミルチェア・ルチェスク   ルーマニア 2004-2016
パウロ・フォンセカ   ポルトガル 2016-2019
ルイス・カストロ   ポルトガル 2019-2021
ロベルト・デ・ゼルビ   イタリア 2021-2022
イゴール・ヨビチェビッチ   クロアチア 2022-

歴代所属選手

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トリビア

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  • ジョー・ストラマーのバンド、ザ・メスカレロスのアルバム『グローバル・ア・ゴーゴー』の中には「シャフタール・ドネツク」という曲がある。これはこのクラブから着想を得て書かれた曲だと言われている。
  • オレンジ革命時、チームカラーのオレンジ色が問題となったが、オーナーのアフメトフは変更を否定し、今日まで至る。
  • 2012年11月20日に行われたUEFAチャンピオンズリーググループステージ第5節の対FCノアシェラン戦にて、ノアシェランに先制を許した直後の前半26分に、選手の治療のために止まった試合が主審ドロップボールにより再開されたものの、ミッドフィールダーのウィリアンがノアシェラン側に返したボールを、シャフタールのフォワードルイス・アドリアーノが反応し、唖然として立ち尽くすノアシェランのゴールキーパーを尻目に無人のゴールに決めてしまう珍事が発生した。この一連のプレーはフェアプレーに反する行為だとして議論を呼び、UEFAは翌21日、シャフタール・ドネツクFWルイス・アドリアーノに対して規律処分を検討することを明らかにした[6]

インフラストラクチャー

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ドンバス・アリーナは、UEFAの最高評価である4つ星を受けています。
 
オリンピスキー
 
シャフタール・スタジアム(現地ではテラコーンから見える)

2009年まで、シャフタールは試合の大半をRSCオリンピスキーで行っていた。このスタジアムはドネツィク州とセルゲイ・ブブカオリンピック予備学院の所有であり、ソビエト時代に建設され、以前はFCロコモティフ・ドネツィクの名前で知られていた。

2009年8月29日、新しいスタジアムであるドンバス・アリーナの建設が完了しオープンした。レーニン青年公園に位置し、収容人数は50,149人で、UEFAの最高評価である5つ星を受けている。

シャフタールの旧本拠地であるシャフタール・スタジアムは1936年に建設され、4回改修された。現在はシャフタール・ドネツクのリザーブチームが使用している。このスタジアムは、シャフタールがUEFAチャンピオンズリーグのグループステージに進出した際に、2000年にベンチシートの設置など、大規模な改修が行われた。

モグラのマスコット(クラブの愛称である"moles"に由来)がホームマッチで観客を楽しませている。シャフタールは試合の平均観客動員数で40位にランクされ、評価チャートで東欧のクラブの中で最も高い位置にある[7]。 2013-14シーズン以前に、シャフタールはシーズンチケットの販売数において東欧の記録を更新し、2万7000枚のシーズンチケットを販売した。これはドンバス・アリーナの席の52%がシーズンチケット保持者によって占められていることを意味する[8]

2014年から2016年末までの間、ドンバス戦争のため、シャフタールはホームマッチをアレーナ・リヴィウで開催した[9]。 2016-17シーズンの冬の休憩後、クラブはドネツィクから北西に250キロメートル離れたハルキウのメタリスト・スタジアムに移動した[10]

トレーニングセンター

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シャフタール・ドネツクは、トップチーム、リザーブチーム、ユースアカデミーのためにキルシャ・トレーニングセンターに独自のトレーニング施設を所有している。

ウクライナ東部の戦争状況により、シャフタールのホームマッチの会場は何度も変更された。その際、チームはキエフのトレーニング施設を利用することが発表した。 トレーニング施設はキエフから約20キロメートル離れた場所にあり、ウクライナ労働組合連合が所有するスヴャトシンという名前のオリンピック準備トレーニング基地である[11][12][13]

ユース、アカデミー、リザーブ

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かつてクラブは複数のリザーブチームを持ち、プロの大会に参加していた。しかし、2015年までに、FCシャフタール-2ドネツィクやFCシャフタール-3ドネツィクなどのリザーブチームはすべてプロの大会から撤退した。ただし、クラブはウクライナ・プレミアリーグのユース選手権でシャフタールU-21チームをフィールドしている。また、クラブはティーンエイジャー向けの特別なユースリーグに参加する4つのチームを持つサッカーアカデミーも運営している。さらに、2012年からはウクライナ・プレミアリーグのU-19選手権にもチームを派遣している。

ソビエト時代には、クラブにはShakhter-Dドネツィクというユースチームがあり、ダブルス向けの独自のソビエト選手権に参加していた。Shakhter-Dは後にFCシャフタール-2ドネツィクに再編され、ウクライナ・ファーストリーグに参加した。

2022年のロシアによるウクライナ侵攻の影響で、ユースアカデミーはクロアチアのスプリトに移転した[14] [15]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 2022年3月31日発表の日本政府によるウクライナにおける地名の呼称変更により、ウクライナ語名の「ドネツィク」が公式名称で、それに基づきチーム名も「FCシャフタール・ドネツィク」となるが「FCシャフタール・ドネツク」の方が定着している。

出典

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  1. ^ About stadium”. ФК «Металіст 1925» (Харків). 2017年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月6日閲覧。
  2. ^ Wilson, Jonathan (2009年4月30日). “Dynamo and Shakhtar Donetsk fight for Ukraine supremacy on European stage”. The Guardian (London). https://www.theguardian.com/football/blog/2009/apr/30/shakhtar-donetsk-dynamo-kyiv-uefa-cup 2020年8月15日閲覧。 
  3. ^ 戦禍の国のキックオフ 〜サッカーが映すウクライナのいま〜”. NHK (2022年12月23日). 2023年1月9日閲覧。
  4. ^ “S Donetsk 2-1 W Bremen (aet)”. BBC. (2009年5月20日). http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/8057354.stm 2020年8月15日閲覧。 
  5. ^ “Shakhtar to play home matches in Lviv”. Interfax-Ukraine. (2014年7月24日). https://en.interfax.com.ua/news/sport/215197.html 2020年8月15日閲覧。 
  6. ^ “反フェアプレーでゴールのシャフタールFW、UEFAから処分?”. Goal.com. (2012年11月22日). https://www.goal.com/jp/news/175/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0/2012/11/22/3546801/%E5%8F%8D%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%ABfwuefa%E3%81%8B%E3%82%89%E5%87%A6%E5%88%86?source=breakingnews 2020年8月15日閲覧。 
  7. ^ 40 самых посещаемых клубов Европы” (18 March 2012). 8 November 2016閲覧。
  8. ^ "Шахтер" установил рекорд Восточной Европы по числу проданных абонементов” (29 July 2013). 8 November 2016閲覧。
  9. ^ Shakhtar to play home matches in Lviv, Interfax-Ukraine (24 July 2014)
  10. ^ Still in exile, Shakhtar Donetsk picks new home, The Washington Post (30 January 2017)
  11. ^ (УСБОП "Святошин"). Vgorode.ua.
  12. ^ インフラストラクチャー. シャフタール・ドネツク.
  13. ^ Svyatoshyn. シャフタール・ドネツク
  14. ^ Panja, Tariq (11 April 2022). “Exiled by Russian Bombs, a Ukrainian Soccer Team Embraces Its Journey”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2022/04/11/sports/soccer/ukraine-soccer-shakhtar-donetsk.html 19 October 2022閲覧。 
  15. ^ Panja, Tariq (23 June 2022). “The Stranded Sons of Shakhtar Donetsk”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2022/06/23/sports/soccer/shakhtar-donetsk-ukraine-soccer.html 19 October 2022閲覧。 

外部リンク

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