真島ヒロ

日本の漫画家 (1977-)
DEAD ROCKから転送)

真島 ヒロ(ましま ヒロ、1977年5月3日 - )は、日本漫画家長野県長野市出身[1]血液型はB型。

ましま ヒロ
真島ヒロ
生誕 (1977-05-03) 1977年5月3日(47歳)
日本長野県長野市
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1998年 -
ジャンル 少年漫画
ファンタジー漫画
バトル漫画
受賞 2009年:第33回講談社漫画賞少年部門(FAIRY TAIL)
2018年:第45回アングレーム国際漫画祭特別栄誉賞
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真島ヒロ.mashima Ch.
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年6月3日-
登録者数 15.1万人
総再生回数 6,356,068回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年1月6日時点。
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来歴

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1998年に『MAGICIAN』で第60回週刊少年マガジン新人漫画賞入選を受賞し、『マガジンFRESH』より『BAD BOYS SONG』でデビュー。翌年に『週刊少年マガジン』本誌にて『RAVE』を連載し、同作はテレビアニメ化もされた。

2005年に『RAVE』を完結し、その後短期集中連載を経て、翌年の2006年8月に『週刊少年マガジン』より『FAIRY TAIL』を連載開始。2009年には同作が第33回講談社漫画賞少年部門を受賞した。

2016年7月発売の『週刊少年マガジン』35号で『FAIRY TAIL』が連載10周年を迎え、翌年7月に『FAIRY TAIL』を完結。

2018年1月、フランス・アングレームで開催された「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」にて特別栄誉賞に選ばれ[2]、同年の6月に『週刊少年マガジン』より『EDENS ZERO』を連載開始、2024年6月完結。

2018年7月より『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』連載開始。作画は上田敦夫。真島は「ネーム原作」としてネームまで切っている。

2022年6月、デビュー25周年を記念して、真島が「何か新しいことをやりたかった」ことからYouTubeチャンネル「真島ヒロ.mashima Ch.」を開設[3]

人物

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  • アシスタント経験は無く、漫画の描き方は、本を読んだり編集の人や自身のアシスタントから教わったりして覚えたと話している[4]
  • 仕事の鬼」と読み切り時代のころから評されるほどプロ意識が高く、かなりの速筆として知られている。連日徹夜が当たり前の漫画稼業において、毎日睡眠時間を7時間取れているという。また、持ちかけられた仕事はほとんど断らない。
    • 全ページカラー掲載や1週で一挙2話掲載など、非常にハードなスケジュールも含まれていたにも関わらず、『RAVE』の連載6年間を無休載で描き切った。
    • 『FAIRY TAIL』では2013年7月20日発売の32号、同27日発売の33号において、マガジン史上初となる2週連続での一挙3話掲載を行った。またマガジンへの連載と並行して、姉妹誌の『マガジンSPECIAL』や『別冊少年マガジン』などにもたびたび出張読み切りを掲載している。
  • マガジン1のゲーマー」と過去に自称しており、その趣味が作風に及ぼす影響は大きい。
  • 映画好き。
  • 尊敬する漫画家に田中宏を挙げており、新人時代に彼の絵をマネして練習していたり[5][6]、デビュー作のタイトルは彼の作品が由来[7]など強く影響を受けている。そして『RAVE』のガイドブック『RAVE THE LAST GUIDE BOOK』で初の対談を果たした[8]
  • 東日本大震災の被災者の支援にも取り組んでおり、他の漫画家と共同で東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」で執筆し[9]、この出版の為に100万円を支援した。また26巻(特装版含め)における印税分を、全て義援金として寄付した。
  • 真島昌利のファンでもあり、ペンネームに「真島」、甲本ヒロトの「ヒロ」、自身の作品の『FAIRY TAIL』は真島昌利が在籍していたバンド、THE BREAKERSの曲名である。

作風・画風

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  • ファンタジーおよび冒険を基本とする世界観を構成することが多いが、本来はギャグ漫画の方が専門であり、ケツプリ団関係等のおバカな話の方が好きであるという。ただし、連載作品となると生死や差別といったハードな要素を取り込んたバトルアクションになることが多い。初の連載作品である『RAVE』は真島自身「話が少し重かった」とコメントするほどであり、その後の連載作にも「重さ」を感じさせる描写が散見される。
  • いわゆるスター・システムを採用しており、『RAVE』の扉ページでは自身の異作品同士のキャラクターを共演させていたり、プルーやハッピーのように複数の漫画で使用されるキャラクターなどもいる。ただし、世界観の共有については厳密性を喫しており、『プルーの犬日記』における数々のゲストや『FAIRY TAIL』におけるモブキャラ出演なども「ファンサービス」としており、自身の作品は全て異なる世界で繰り広げられる物語であるとしている。『プルーの犬日記』ではそれが顕著で「作品が違う」としてキャラを追い出す場面や顔を知っているはずのキャラ自身も同一人物とみなさない描写も見られる。また、現代の漫画家としては珍しく現在刊行されている全ての自身の作品の本に対し、解説やあとがきを記している。
  • 雑誌連載作品の主人公の名前は共通して季節名である(『RAVE』 = ハル(春)、『FAIRY TAIL』 = ナツ(夏)、『モンスターソウル』 = アキ(秋)、『モンスターハンター オラージュ』及び『EDENS ZERO』 = シキ(四季))。他にも、短編集『ましまえん』に収録されている読み切り作品『混合戦隊ミクスチャー』の主人公・御剣真冬はフユ(冬)である[10]
  • 主要女性キャラクターのほとんどが巨乳かつスタイルがよい美女だが、『RAVE』16巻末Q&Aでは「特別巨乳好きではないが、嫌いでもない」と語っている。また、近年において『FAIRY TAIL』のウェンディやレビィなどといった貧乳キャラもしくは幼女も描くようになっている。真島曰く「担当のマツキさんの指示で巨乳路線にすることが多い」と語っている[11]
  • 画風については「〜の頃に戻してほしい」といった要望があることを『RAVE』の文庫本で明らかにし、自身も絵柄が安定していないことを認めており「漫画家はきっとその時の自分の絵が一番満足している」ということで陳謝している。
  • 特定の色をキャラクターに付けてしまうことをあまり好んでおらず、コミックス表紙のプルーなどは度々色が変わっている。設定上は「日焼け」などとなっているが、これについては「空には好きな色を塗りなさい」という父親の教えからであると明言されている。このことから、ファンから送られてきたイラストや文化祭製作などでキャラクターの色が違っていても「新たな解釈」として寛大に受け入れている。
  • ギャグシーンにおける驚きの表現として「ぐもっ」というオノマトペを多用する(派生として「ぐもーん」「ぐももっ」など)。

作品リスト

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連載中

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連載終了作品

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読み切り

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その他

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アシスタント

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脚注

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  1. ^ No.223 真島ヒロさん 漫画家 ナガラボ
  2. ^ 「FAIRY TAIL」の真島ヒロ氏に特別栄誉賞 仏アングレーム漫画祭産経ニュース(2018年1月26日), 2018年2月4日閲覧。
  3. ^ 真島ヒロがデビュー25周年記念しYouTubeチャンネル開設、作画配信などに挑戦」『コミックナタリー』ナターシャ、2022年6月3日。2023年11月9日閲覧。
  4. ^ RAVE THE LAST GUIDE BOOK』(講談社2005年)P.51
  5. ^ 漫画家の花道「私のデビュー作お見せします!!」
  6. ^ 『RAVE THE LAST GUIDE BOOK』(講談社、2005年)PP.48-50
  7. ^ 『ましまえん』2巻より。
  8. ^ 『RAVE THE LAST GUIDE BOOK』(講談社、2005年)PP.48-58
  9. ^ 東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」
  10. ^ 2013年8月16日の作者のツイートより
  11. ^ にしもとひでお「読者専用検索エンジン ちょっと盛りました。」 週刊少年マガジン2012年28号(第1話)より
  12. ^ 作 真島ヒロ×デュアルモータードライブ”. PRIUS PHVenus (2017年8月). 2023年11月9日閲覧。
  13. ^ 真島ヒロ×スクエニの新作RPG「Gate of Nightmares」始動!キャストに広瀬裕也ら”. コミックナタリー (2021年4月22日). 2023年11月9日閲覧。

外部リンク

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