D.C. 〜ダ・カーポ〜シリーズの登場人物

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D.C. 〜ダ・カーポ〜シリーズの登場人物(ダ・カーポシリーズのとうじょうじんぶつ)は、PC(およびその他のメディアミックス)作品『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズに登場する架空の人物の一覧である。

の項の記載は純一以外はPC版 / コンシューマー版・アニメ版の順である。それ以外の作品については別途記載する。

主人公(D.C.)

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朝倉 純一(あさくら じゅんいち)
声:杉崎和哉(ビジュアルファンブックドラマCD) / 福山潤ドラマアルバム「春色の島」) / 泰勇気テレビアニメ版・D.C.I.F.) / 高木礼子(テレビアニメ版・幼少期) / 能登麻美子(『D.C.P.S.』幼少期) / 城樹翔(DVD-PG版) / 加瀬愛奈T.P.さくら
「かったるい」が口癖の主人公。

攻略可能ヒロイン(D.C.)

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『D.C.』より攻略可能

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朝倉 音夢(あさくら ねむ)
声:鳥居花音(『D.C. Summer Vacation』(以降『D.C.S.V.』)まで)→安玖深音(『CircusLand I』から) / 野川さくら / 春夏ひとみ(T.P.さくら)、原画:七尾奈留
純一の義理の妹。
芳乃 さくら(よしの さくら)
声:北都南 / 田村ゆかり / 三森すずこ(T.P.さくら)、原画:七尾奈留
D.C.全般のメインヒロイン。純一の幼馴染従姉
白河 ことり(しらかわ ことり)
声:日向裕羅 / 堀江由衣 / 新田恵海(T.P.さくら)、原画:七尾奈留
純一の同級生。学園のアイドル的存在。
水越 萌(みずこし もえ)
声:夏野向日葵 / 伊月ゆい / 米澤円(T.P.さくら)、原画:igul
純一の先輩。非常にマイペースでのんびりした性格。水越眞子の姉。
水越 眞子(みずこし まこ)
声:長崎みなみ(『D.C.S.V.』まで)→黒川百合(『D.C. After Seasons』(以降『D.C.A.S.』))→山田ゆな(『ことりLove Ex P』追加分以降) / 松岡由貴 / 伊藤かな恵(T.P.さくら)、原画:igul
音夢の親友であり純一のクラスメート。水越萌の妹。
天枷 美春(あまかせ みはる)
声:春野日和(『D.C. White Season』(以降『D.C.W.S.』)まで)→佐々留美子(『D.C.P.C.』以降) / 神田朱未 / 竹達彩奈(T.P.さくら)、原画:igul
純一、音夢の後輩で幼馴染み。風紀委員を務めている。
鷺澤 美咲(さぎさわ みさき) / 鷺澤 頼子(さぎさわ よりこ)
声:草柳順子 / 松来未祐、原画:igul
初音島屈指の名家のお嬢様。純一の同級生に当たるが、実は純一より一つ年上。

『D.C.P.S.』より攻略可能

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月城 アリス(つきしろ アリス)
声:ぴろす(『D.C.A.S.』まで)→白雪碧(『D.C. Dream X'mas』(以降『D.C.D.X.』)から) / 萩原えみこ / 片岡あづさ(T.P.さくら)
誕生日:3月27日 / 身長:141cm / 体重:32kg / 3サイズ:B74/W52/H75 / 血液型:AB型
純一の後輩。日本人の父・亨司と外国人の母・ソフィから生まれたハーフで北欧出身。執事の瀬場や数人の使用人達と初音島の屋敷で暮らしている。父方の親族に「真澄」という名前の伯父がいる。
ある理由から風見学園の体育館裏でロスキルラベンダーという花を育てていたところを純一と知り合う。当初は人と話すことを極端に苦手としていたため、手に持つ人形の「ピロス」を通じて会話をしていた(ピロスはギリシャ語で「友達」という意味。ピロスが喋るのは桜の木の魔法によるもの)。『D.C.S.S.』では普通に喋れるようになっている。昔サーカスにいたため運動神経は抜群だが、水泳は苦手。クラシック音楽が好きでよくレコードを買ってきては聴いている。同級生の美春や自分と同じ北欧生まれのアイシアと仲がいい。
本編開始時点では2年2組の所属なのだが、本編では所属クラスが2年1組(美春の所属クラス)になっている。
ツッコミ役の素質があるらしく、『D.C. Four Seasons』(以降『D.C.F.S.』)では主に美春に対してツッコミを入れることも多くなった。
彩珠 ななこ(さいたま ななこ)
声:智芭みどり / 浅野真澄
誕生日:7月18日 / 身長:153cm / 体重:41kg / 3サイズ:B79/W57/H82 / 血液型:A型
純一の同級生。引っ込み思案でドジなメガネっ娘。驚いたときに妙な叫び声をあげる。少女漫画雑誌「週刊コミックキュート」に連載を持っている漫画家であり、ペンネームは珠川彩子。いつも大事そうに漫画の原稿を持ち歩き、漫画のネタにするために事あるごとにメモを取る。仕事柄徹夜が多く、眠そうにしていることもしばしば。
八木ブリッヂに徹夜で仕上げた原稿を食べられ、それ以降ヤギがトラウマになってしまう。その場に居合わせた純一は責任を感じて、代わりに彼女のお願いを色々と聞くことになる。異性と話すのが苦手で色恋沙汰とは無縁だったが、純一との交流を通して次第に彼への想いが芽生えていく。眞子の小学校時代のクラスメイトであり、水越家に遊びに行ったこともある。また、工藤とは家が近所で幼馴染みの間柄。音夢とも漫画好き同士という事もあり、気が合うようである。喫茶「ムーンライト」のフルーツタルト(キウイ抜き)が好物。『D.C.F.S』のななこシナリオでは、純一とななこの仲を深めるべく、杉並がクルーザーの故障と偽った無人島ドッキリ漂流計画を発動するが、ななこが確信犯的にサバイバル道具を持ってくるなど用意周到すぎたため、作戦変更を余儀なくされた。
本編開始時点では3年2組の所属なのだが、本人は3組(さくらとことりの所属クラス)と言っている。
『D.C.S.S.』では純一の呼び方がゲーム版と異なる(ゲームでは「朝倉君」、アニメでは「純一君」)。
『D.C.D.X.』によると卒業後はそのまま漫画家になったようで、53年の間に様々な作品を残している。義之も朝倉家にななこの漫画があったことから彼女のファンになっている。
年代は異なるが、世界観を同一にする『D.S.I.F.』にも珠川彩子を名乗る漫画家兼小説家が登場する。
胡ノ宮 環(このみや たまき)
声:澤村弓子 / 黒河奈美、原画:秋蕎麦
誕生日:1月21日 / 身長:158cm / 体重:42kg / 3サイズ:B80/W59/H83 / 血液型:A型
純一の同級生。穏和で物静かな大和撫子。純一のことを「朝倉様」と呼ぶなど、古風な喋り方だが、時折子供っぽい一面をのぞかせる。純一の許婚として転校してくる。母親から受け継いだ予知能力を持っているため、他人の悪い未来を回避しようとして、事あるごとに突飛な行動を取るため騒動を起こしてしまう。過去の経験から予知能力を周囲には秘密にしているが、その事を知っても分け隔て無く接してくれる純一に一途な想いを募らせている。本人曰く、人見知りするそうだが、純一へのアプローチには積極的。
実家は神社で環自身も巫女として働いており、学園でも巫女部を設立し、部長を務める。また、制服の下に制服より嵩張る巫女装束を着込んでいて、邪気を感じたりすると、まるで変身でもするかのように早変りする。環が放つ矢は百発百中、驚異の命中率を誇る。当初はプライベートでも巫女装束だったが、『D.C.S.V.』で初めて私服姿を披露した。同じ転校生で気が合うさくらとは仲がいい。大の猫好きでもあり、うたまるのことも可愛がっている。特技は料理(ただし和食限定)。
彼女の実家である胡ノ宮神社は53年後も健在で、2056年の正月にも数多くの初詣客が参拝に来ている。
紫 和泉子(むらさき いずみこ)
声:みずのかっぱ(『D.C.S.V.』まで)→立花あや(『CircusLand I』以降) / 桑谷夏子、原画:たにはらなつき
誕生日:11月18日 / 身長:132cm(本体)・170cm(着ぐるみ)・158cm(偽装体) / 体重:不明 / 3サイズ:B70/W50/H62(本体)・B110/W92/H123(着ぐるみ)・B79/W54/H80(偽装体) / 血液型:A型
純一とさくらにはなぜか可愛らしいピンクのクマの着ぐるみに見える謎の少女。その正体は地球から約820光年離れた場所にあるキリト星系第4惑星シーム星人、つまり宇宙人で、クマの着ぐるみは宇宙服のようなもの(エリカ・ムラサキの言では旧式の生命維持装置)。着ぐるみ姿をよく純一にからかわれる事を気にしている。普段は着ぐるみのイメージコンバータで、「スレンダーで黒髪が美しく長い美人」という仮の姿(偽装体)を見せているが、「人間」にしか効果がない。紫和泉子という名前は紫式部和泉式部からとった名前で本名は不明。穏和な性格だが、度々、天然ボケをかます。
ある目的のために地球にやってきたが、宇宙船の故障で故郷に帰れなくなってしまい、それ以来地球で暮らしている。地球滞在中の生活費を稼ぐためアルバイトに精を出しており、普段から着ぐるみを着ているにも拘らず、着ぐるみのバイトをすることも。大きな着ぐるみとは裏腹に中身はさくらやアリスより背の低い少女である。シャケ関連食品全般(特にシャケおにぎり)が好物で目玉焼きが嫌い。アニメ『D.C.』や『D.C.S.S.』にも通行人的な形ではあるが登場している。『D.C.F.S』では、商店街の福引きで、さくらパークのペアチケットを当てるが、急なバイトで純一とのデートが流れてしまう。純一は、偶然出会ったことりや杉並と行動を共にするが、木陰から覗くピンク色の物体を見つける。
なお、偽装体のみ立ち絵などのグラフィックがほとんど公開されておらず、その全貌は未だ謎に包まれている。また、外伝ストーリーではあるが、『D.C.P.K.』や『D.C.D.X.』では義之にもピンクのクマの着ぐるみが見えており、他の人には偽装体が見えている。
『春風のアルティメットバトル!』では「着ぐるみのまま通常授業を受けても誰にも気にされない」という学園の伝説の一つになっている。
『D.C.II P.S.』で義之やエリカがピンク色のクマが町を歩いているのを目撃するシーンがある。
『D.C.D.X.』ではエリカと出会うが出会った瞬間に互いを理解し、不干渉を約束した。またそのときの事から義之のほかにエリカにもピンクの熊に見えているようである(義之とエリカは純一と違って普通の人間ではないため、強引ではあるが説明することが可能)。
『D.C.III.W.Y』のすもも編で彼女と同じ鮭おにぎりが好きなピンクの熊の着ぐるみを着た宇宙人が登場しているが、立ち絵は黒いシルエットで表示され、台詞も「…」でしか表示されない為、本人かどうかは不明。その後の作品でも宇宙人関連の話が出ると「ムラサキ」という単語が出たり、鮭おにぎりが関係したりと彼女を連想させる描写が多い。
工藤 叶(くどう かなえ)
声:鹿島歩 / 沢城みゆき
誕生日:2月19日 / 身長:163cm / 体重:不明 / 3サイズ:B79/W57/H84 / 血液型:B型
純一の同級生で、純一や杉並と行動を共にすることが多いが、彼らとは違い常識人。ことりとも親友同士。『D.C.』では、立ち絵のない名前だけのキャラとして登場。
実は女性であり、名家である実家のしきたりと祖母の言いつけにより男と偽って学園に通っている。自称「和服が似合う可愛らしい女の子」。女性とばれないために、身体測定のときはいつも休んでいる。学園内で工藤が女性であることを知っているのはことりと暦先生と数人の講師のみ。『D.C.F.S.』では、叶シナリオのみ完全な女キャラとして登場し、私服姿や水着姿を初披露している。
『D.C.S.S.』では基本的に女性であるという描写はなく男友達として描かれているが、身体測定や海に行ったときにいない、純一を見て顔を赤らめるなどといった女性であることを示唆する描写がある。同作番外編ドラマCD「ジキルとハイドと工藤と叶」では、女性であるということが明示化され、アイシアの失敗した魔法によって、女性に戻った時と男と偽っている時との精神状態の切り替えが制御できなくなったままキャンプに出かけ、女性であると知っている純一・杉並・ことりが、事情を知らない音夢らに対し、誤魔化す為に右往左往するドタバタが描かれた。
霧羽 香澄(きりゅう かすみ)
声:神月あおい / かかずゆみ
誕生日:2月29日 / 身長:154cm / 体重:40kg / 3サイズ:B78/W55/H81 / 血液型:O型
ゲーム版のみに一夜限り登場する謎の少女。杉並にハメられた純一と共に、風見学園で幽霊を探す。眞子に負けないほど男勝りな性格だがかなり怖がり。交通事故で死んだ妹、明日美の霊を探している。彼女のシナリオのみエンディング後のエピローグがない。
『D.C.P.S.』では攻略可能なヒロインだったが『D.C.F.S.』では完全なサブヒロインとなった。

『ことり Love Ex P』のみ攻略可能

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葛飾 あゆみ(かつしか あゆみ)
声:ぴろす
チョコバナナ移動販売『Pop'nバナナ風見店』の雇われオーナー。本人曰くおばあちゃん子。既婚者の純一と何度か接している内に、肉体関係を繰り返すようになる。セフレどまりで恋愛関係には発展せず、夢のために渡米し関係は消滅する。

サブキャラクター(D.C.)

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杉並(すぎなみ)
声:東慎(作品が『D.C.II』と関わらない場合・『D.C.D.X.』)・空野太陽(関わる場合・『D.C.D.X.』を除く『D.C.A.S.』以降) / 岸尾だいすけ、原画:igul
身長:171cm / 体重:63kg / 血液型:AB型
純一の悪友。下の名前は不明。学園一の秀才にしてスポーツ万能、顔も良いが、性格は完全に破綻しており、行動その他全ての要素が理解不能な存在のため色恋沙汰とは無縁。学園内に非公式新聞部という地下組織を持ち、広大な情報網を持つ。超常現象の類に並々ならぬ興味を示し、オカルト雑誌「ヌー」を愛読している。何かイベントがある度に純一を巻き込んでは悪巧みをしでかすので、風紀委員(特に音夢)がいつも目を光らせているが、彼も全く懲りていない。普段の奇怪な言動や行動とは裏腹に時には純一に的確なアドバイスやサポートをしたりと頼れる一面も。彼の行動は全て世界の平和のためであり、「大佐」と呼ばれる司令官からの極秘任務である、と語る。ゲーム版では当初、制服姿で通していたが、『D.C.P.S.』以降の作品では私服姿も見られるようになった。
以後、同姓で声優も同じキャラが登場するのがD.C.シリーズのお約束となるが、その関係は公式文章でもはぐらかされており、一切不明である(他の杉並についてはシリーズ別に後述)。『D.C.D.X.』では杉並(D.C.II)と同志またはライバルとして共演したが関係は明かされなかった。
うたまる
声:春野日和(『D.C.W.S.』まで)→佐々留美子(『D.C.P.C.』以降) / 桃井はるこ
3サイズ:B23/W23/H23(自称) / 血液型:不明
さくらと一緒にいる謎の猫で、『水夏』に登場するアルキメデスに似ている。こけしのような体形で手足と呼べるようなものはなく、移動の際は飛び跳ねている(アニメ版『D.C.』のサイドエピソードでは足があり、ちゃんと歩いている)。その奇妙な姿から純一には「猫又の類」と呼ばれる。また、巨大化する、桜餅で酔っ払う、首が360°回る、分身する、オーバーヒートするなど謎の体質を持つ。ロクゴロウさん印のキャットフードが好物。実はさくらが飼い主ではなく、さくらがいない時は朝倉家や島内の飲食店で餌をもらっていて、『D.C.S.S.』ではさくらが登場するまでアイシアと一緒にいることが多かった。
『D.C.II』の初音島にもうたまる(あるいはうたまるの子孫)らしき猫が出没している。
テレビアニメ『D.C.III』では初音島に現れたさくらと出会い(さくらは初対面のような反応)、その後に頭の上に居座るようになる(声:桃井はるこ)。
白河 暦(しらかわ こよみ)
声:西田こむぎ(『D.C.S.V.』まで)→風華(『CircusLand I』以降) / 松井菜桜子、原画:igul
身長:167cm。体重:55kg。3サイズ:93/62/89。血液型はA型
風見学園の生物教師で純一達の3年1組の担任。ことりの姉。極度のシスコンでことりをすごく可愛がっている。本職は美春の父親が所長の天枷研究所の研究員で、結婚・出産を機に学園を退職しのちに研究所に復帰する。研究所出身の教師ということで、生物準備室に私物を色々置いてある。一時期、うたまるを解剖して調べようとしていた。専攻は機械工学と生物工学だった。結婚してから、親バカになったり(『D.C.S.S.』第2話)、夫のことに不満をもつ(ドラマCD)などキャラクターが随分変わった。結婚してからの苗字は「佐伯(さえき)」だが、みっくんやその兄との血縁関係はない。
霧羽 明日美(きりゅう あすみ)
声:神月あおい / 福圓美里
香澄シナリオに登場する香澄の妹で普段は本島の学校に通っている。勝ち気で男勝りな姉とは対照的に温厚で大人しい性格だが、作中では自分から純一にキスをするといった大胆な行動をとることも。親戚が鷺澤家の別荘の管理人をしている関係で彼女自身も代理として臨時の管理人をしていたことがある。
八木ブリッヂ(やぎブリッヂ)
初音島に生息する謎のヤギ。その行動、正体、全てが謎。杉並は“長官”と称し敬愛する。ななこの原稿やメモを食べてしまったりと、ななこに事あるごとに災難を撒き散らす。純一が後をついて行っても一瞬目を離すと姿が消えているという。
みっくん
声:北都南 / 白石涼子、原画:みつまむ
ことりの親友。本名「佐伯加奈子(さえきかなこ)」。音夢以上のブラコンで、兄の幹彦(みきひこ)を溺愛する。これが“みっくん”というあだ名の所以。ことりが率いるバンドの一員で、ピアノ担当。通称“ことりの幕僚”。『うたう絵本4』の「SS加奈子編」では、兄の視点からの彼女が語られるが、加奈子編での声優は不明。
キャラクターデザインや性格付けは、作品ごとに多少ばらつきがある。
ともちゃん
声:鈴木理乃(『D.C.S.V.』まで)→乃嶋架菜(『C.D.Christmas Days』(以降『C.D.C.D.』)から) / 服部加奈子、原画:みつまむ
ことりの親友。本名「森川知子(もりかわともこ)」。ことり率いるバンドの一員で、ベース担当(公式サイトではギター担当となっているが、ゲームの中ではベース担当と紹介されていて、持っている楽器も4本弦になっている)。通称“ことりの参謀”。
みっくん同様、キャラクターデザインや性格付けは、作品ごとに多少ばらつきがある。
芳乃のばあちゃん
声:北都南 / 小野未喜(若い頃:田村ゆかり)
純一とさくらの祖母。本編開始時にはすでに亡くなっているが、純一の夢などで度々登場する。顔出しはアニメ版『D.C.』第16話、第17話、『D.C.S.S』第9話に登場。生粋のイギリス人で、昔ヨーロッパで100年位若い姿で諸国放浪して過ごしていた魔法使いであるとされていた。昔、ワルプルギスの夜に友人からもらったという「枯れない桜」を初音島に植えた人物。また、純一に「手から和菓子を出す魔法」を伝授したのも彼女である。幼少時のことりや美咲とも面識があり、また環の母親とも親交があった。
『D.C.III』作中の内容から、ヒロインの一人である「リッカ・グリーンウッド」であることが示唆されている。本人の個別ルートの終盤において、清隆が「芳乃」の苗字を名乗る場合、結婚したら「芳乃リッカ」になるであろうことも示唆されている。
瀬場(せば)
声:佐倉徹 / 宗矢樹頼
月城家に仕える執事。アリスの身の回りの世話をしている。いかにもな風貌、名前から杉並に「セバスチャン」と呼ばれる(幼少時の愛称は「瀬場ちゃん」という)。元特殊部隊工作員らしく、杉並が尊敬する数少ない人物。
謎の少女
声:桜ちとせ / 宮崎羽衣、原画:たにはらなつき
クリスマスを控えた初音島でケーキ売りのバイトをしている少女。『D.C.F.S.』・『D.C.A.S.』に登場する。アイシアに似ている。
『D.C.A.S.』の新規シナリオにおいて彼女のものと思われるモノローグがあるが、その素性については曖昧にしか示されなかった。
白河 孝治(しらかわ こうじ)
声:波音かなた / 松田健一郎
暦・ことり姉妹の父親(ことりの養父)。『D.C.I.F.』にて登場。実の娘ではないことりに対しても、暦と同等に愛している。そのためことりに接近する純一に対しては厳しい。
白河 詠子(しらかわ えいこ)
声:響花 / 植竹香菜
暦・ことり姉妹の母親(ことりの養母)。『D.C.I.F.』にて登場。ほんわかした雰囲気を持つ。夫と同様に、ことりに対して、実の娘のように接している。
なお、暦によるとクリスチャンであり、ことりが聖歌隊に入ったのは彼女の勧めがきっかけであったという。
白河 尚之(しらかわ なおゆき)
ことりの実父。『D.C.I.F.』にて登場。すでに他界している。ことりの養父母と苗字が同じなのは、遠い親戚だからである。
姿を消した親戚の借金の連帯保証人になっていたため、借金取りに追われたことにより、ことりの育児を放棄し、借金返済に努めていたが、『希望』を失った夫妻の生活は地獄と化し、後に事故死した(千鶴は自殺だったと受け止めている)。
白河 千鶴(しらかわ ちづる)
声:端樹淋 / 勝呂美和子
ことりの実母。『D.C.I.F.』にて登場。尚之の保険金で借金の大半を返済した後、一人で努力して、残りの借金の返済が終了し、ことりを傍で見守るため、初音島に引っ越して来た。初登場シーンにおいて、ことりを見かけ、本来は見守るだけのつもりだったものの思わず話しかけてしまうが、ことりに拒絶されてしまった(「嫌いだから捨てられた」と思い悩んでいたため)。
白河 さやか(しらかわ さやか)
水夏』第2章のヒロイン。ことりの親戚だが彼女と会うシーンはない。迷子になったのを「道に迷っただけです!」とキレたり、桜並木で出会ったさくらをかわいがり、さくらの呼称から純一を彼女の兄と思い込み「妹さんをください」などと言う。立ち絵や声はPC版にのみにある。
上代 蒼司(かみしろ そうじ)
『水夏』第2章の主人公。さやかを呼ぶシーンはあるが姿は見せない。
朝倉 ヒナ(あさくら ヒナ)
声:日向裕羅 / 堀江由衣(『D.C.I.F.』)
『D.C. White Season』で登場する、純一をパパと呼びことりをママと呼ぶ謎の女の子。推定5歳程度。また、『D.C.I.F.』では純一とことりの結婚後に生まれた娘として登場している。
佐伯 千明(さえき ちあき)
声:風華、原画:がちゃ(おかざきみつき
『D.C. White Season』の時期に生まれた暦の娘。ことりの姪にあたり、『ことり Love Ex P』では仕事に忙しい暦に代わり朝倉家によく預けられている。TVアニメ『D.C.S.S』に登場している。
勝浦 三枝(かつうら みえ)
声:ひなき藍、原画:ちまQ
『ことり Love Ex P』に登場する、テレビ番組『新婚さんおこしやす』の司会者。「子作り大明神」の異名をもち、下ネタを織り交ぜたトーク(関西弁)で番組を盛り上げている。
山瀬 マコト(やませ マコト)
声:あさぎ夕、原画:ちまQ
『ことり Love Ex P』に登場する、『新婚さんおこしやす』のアシスタント。気が弱く、三枝のツッコミ役をやるはずがフォローしきれていない。

その他のキャラクター(D.C.)

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主にアニメに登場したキャラクター。

水越 智也(みずこし ともや)
声:久保田恵
アニメ版『D.C.』第7話「水越家へご招待!」に登場する萌、眞子の弟。ゲームでは存在のみは確認できるが、名前と顔が出るのはアニメのみ。隙の無い秀才・切れ者な性格で、純一曰く「苦手とするタイプ」。
『D.C. 公式ビジュアルファンブック』でシナリオライターのインタビューによると純一たちの二学年下でサッカー部所属。また、『D.C. 〜ダ・カーポ〜 コラボレーションストーリーズ』内のストーリーで立ち絵はないが僅かに台詞が存在する。
不思議さん(ふしぎさん)
アニメ版『D.C.』のサイドエピソードに登場した謎の人物。中学まで初音島に住んでいたが、その後両親の都合で初音島を出た。サイドエピソードの冒頭で初音島に戻ってきて最終回で再び初音島を出た。その一時的な帰省の際に、さくら、ことり、萌から目撃されている。不思議さんという呼び名はさくらが命名した。外見は『水夏』のアルキメデスに酷似しているが、関連性は不明。
少女
声:桃井はるこ
アニメ版『D.C.』のサイドエピソード#11、#12に登場した謎の少女。不思議さんが初音島に住んでいた頃、不思議さんと仲が良く、中学までは一緒だった。この少女の正体については明らかになっていないが、外見がさくらと瓜二つであることや名字が芳乃であること。さらに手から和菓子を出せることなどから、純一とさくらの祖母説、さくらの母説、純一の母説など様々な仮説が挙がっている。なおサイドエピソード#11には白河さんということりそっくりの知り合いもいた。そちらの声は桑谷夏子である。また少女の会話の中で「鷺澤」という名字が出てきており、鷺澤家の存在もうかがえる。
アイシア
声:宮崎羽衣
誕生日:12月6日 / 身長:141cm / 体重:33kg / 3サイズ:B71/E48/H72 / 血液型:O型
コミック『D.C.S.G.』から登場。北欧から風見学園へ転校してきた少女。アッシュブロンドの髪と緑色の大きなリボンが特徴的。立派な魔法使いになって人々を幸せにするために純一とさくらの祖母に魔法を教わろうと初音島にやって来た。
『D.C.S.S.』ではメインヒロイン。コミックでは物静かな性格で描かれていたが、こちらでは天然ボケな面もある明るいキャラクターで登場した。とてもドジだが誰かを幸せにしたいという思いは本物、アリスとサーカスをやったように運動神経はいい。思い込みが激しく、純一を大魔法使いと勘違いして「御主人様」と呼び、魔法を教えるようしつこく食い下がっていたが本当に未熟な魔法使いだと知ると「純一」と呼び捨てになった。当初は魔法の力を過信し、魔法の危険性を説くさくらと衝突することもあった。美春やアリスと仲がいい。
コミック版では魔法の力を過信しすぎるあまり、さくらの忠告を聞こうとせず、また純一への想いから自分も音夢のようになりたくて魔法の桜を復活させて、純一と音夢が恋人であるという記憶を消してしまう。その世界で再び結ばれた純一と音夢の絆の強さから人の想いを知り、その罪悪感から「自分が存在しない世界」を願い、桜を枯らせた。EDでは純一と音夢の結婚式に姿を見せている。アニメ版では経緯は異なり、封印されていたことりの想いを聞いたのをきっかけで魔法の桜を復活させようとする。『D.C.II P.S.』の展開からさくら以外の人間には彼女の記憶は消えているはずだが、純一は覚えていた。
なお『D.C.F.S.』でもアイシアに似た謎の少女が登場する。
『D.C.II』においても、さくらがアイシアらしき少女を回想していることから、『D.C.S.S.』との繋がりが示唆されている。また、同作のサブシナリオでも声や立ち絵はないものの『D.C.F.S.』の謎の少女らしき人物が登場している。『D.C.II P.S.』ではヒロインとして登場することになった。
昭島(あきしま)
声:古澤徹
『D.C.S.S.』に登場する風見学園の保健医。前は音夢の通っていた看護学校の先生で、看護学校から風見学園に赴任したときから音夢を研修生として呼ぶことを決めていた。音夢の頼みによって美春のみに手紙で音夢のことを伝えていたが、その手紙を靴箱に入れていたためラブレターと間違えられた。喧嘩していた純一と音夢を和解させるために純一にアドバイスしたこともある。第18話で妹が登場したが、金髪のツインテール姿がさくらに似ていたため、さくらが帰ってきたという噂が流れた。妹の声は早水リサである。
アイシアの祖母
声:定岡小百合
『D.C.S.S.』第13話「アイシアの夏」でアイシアの昔の話に登場。純一やさくらの祖母と同じくらい優れた魔法使いらしく、より多くの人に幸せを運ぶためにアイシアと北欧中を回っていた。そしてもしものことがあった時にと、アイシアに初音島の地図を残した。この祖母の影響でアイシアは「人を幸せにする魔法」にこだわる。そしてこの祖母は魔法がどういうものか分かっている。さくら曰く、純一たちの祖母とはロンドンの魔法学校なる場所で知り合った大親友とのこと。
作中では名前が不明であり、エンドクレジットでも「アイシアの祖母」となっているが、後に『D.C.D.X.』でアイシアからシャルルという名前が明かされている。また、同作品のスタッフの対談にて『D.C.III』のヒロインであることが判明しており、『D.C.III』作中の内容から、「シャルル・マロース」の事であると暗に示唆されている。
佐伯 幹彦(さえき みきひこ)
『うたう絵本4』内「SS 加奈子編」の主人公。佐伯加奈子の異母兄で、風見学園本校の生徒。ピアノの海外留学を前にして突如ピアノが弾けなくなってしまうが、それは幹彦に懸想している加奈子が桜に「兄と一緒にいたい」と願ったことによる影響であり、桜が枯れるとともに再びピアノが弾けるようになった。海外の留学先に恋人がいる。
中司 暁美(なかつかさ あけみ)
PCゲーム雑誌「BugBug」に連載されていたアナザーストーリーのヒロイン。美春の友人だが、病気で一年間休学していたため実際には純一たちと同年代。実は重病に冒されていた彼女の「純一と結ばれたい」という願いを桜が叶え、その願いの副産物として復学できるようになっていたが、桜が枯れるとともに奇跡の力が失われることになる。
こちょり
『ことり Love Ex P』公式サイトの特集企画『ことりに聞け!!』に登場するオリジナルキャラで、白河ことりをSD化したような容姿だがことりとは別人。ことりと違い優しくなく空気を読まず、ことりへの質問を一刀両断に勝手に回答していく。ことりを「ことり様」と呼んでいる。発売記念ムービーではDJとして出演している。

D.C.II

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の項の記載は、PC版 / アニメ版および『D.C.P.S.』の順。それ以外の作品に関しては別途記載する。

主人公(D.C.II)

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桜内 義之(さくらい よしゆき)
声:皇帝(一部のみ)・三咲里奈(幼少期) / 浅沼晋太郎伊藤静(幼少期) / 立花慎之介(『D.C.III』)・種﨑敦美(『D.C.III』幼少期)
誕生日:不明(さくらと出会った日は2044年12月8日
主人公。風見学園付属3年3組在籍。手から和菓子を出す他人の夢を見させられるという2つの能力を持つ(前者は魔法使いとしての力、後者は桜の木による力。夢見の力についてはアイシアのシナリオで義之がこの力を持つ理由を義之自身が独白で語っている)。これらの能力は前作の主人公・朝倉純一と同じ。外見は、基本的にオーソドックスな風貌。
幼い頃にさくらと出会ったが、なぜかそれ以前の記憶が無く、無理に思い出そうとすると激しい頭痛に襲われる。本来は芳乃家に住むはずだったが、家主であるさくらが忙しく家を留守にすることが多かったため、風見学園付属2年の卒業パーティーまでは朝倉家に居候していた(和菓子を出す能力もその頃に純一から教わったもの)。現在は純一の提案により隣の芳乃家に在住。
その正体は芳乃さくらが魔法の桜の木に「自分も家族がほしい」と願ってしまったことから生まれた、可能性の存在としてのさくらの息子。そのため魔法の桜の力が及ばない島外にはさくら本人、またはさくらの用意したペンダントが無いと出ることができない。桜の魔法が解けた後は普通に島外にも行けるようになる。
なお、彼は桜の魔法が解けたり、届かないところにいくと消滅してしまう。消滅するときには繋がりの薄い人物から記憶が消えていき、最終的にはすべての人物の記憶から消えた後、消滅する。ただしアイシアには、一切記憶が消える描写が無い。またルートによっては姿の視認もされなくなるが、アイシアルートではみんなの前に姿を見せていないだけで視認はされる模様。誰かと肉体的にも精神的にも強い繋がりを持つ[注 1]事でその存在が確立して消滅を免れるようで、両方の繋がりを持つ前に桜が枯れた場合は消滅の前兆である体調不良を起こすが、繋がりを持つと体調不良は治まる。また、完全に無から作られたわけではなく、「初めから世界に存在していたもの」として存在を確立させているため、戸籍等も義之が生まれた瞬間から既に存在している。
おちゃらけた性格でノリも良く、渉から「ラブルジョワ野郎」と言われるほど周囲に親しい女子が多いのだが、超がつくほどの鈍感で色恋沙汰には疎い。また、良く言えばお人よし、悪く言えば八方美人である為、それが鈍感さと相まってヒロイン達を傷つける事が多々ある。ルートによっては自分の鈍感さを自覚し、反省する事もあれば、非常に男らしい一面を見せる事もある。ルックスもよいので下級生にはファンがいるほどモテているが本人に自覚はない[注 2]。所有しているエロ本のラインナップから巨乳好きである事が窺える。
付属2年時のクリスマスパーティー後夜祭で、由夢曰く「血塗られた聖夜」という事件の主犯格とされてしまった。そのため学園では生徒会からマークされるほどの問題児(生徒会のブラックリストAランクに載っている要注意人物)だったが、音姫が生徒会長になってからは自重気味。その頃のことがあり、渉や杉並と共に有名人である。この3名と雪月花の3名を中心とした数々の悪行から卒業の頃には全員合わせて「黄金世代(ゴールデンエイジ)」と呼ばれるようになる。
特技はギターで、独学ながらなかなかの腕前の持ち主。物語の進行次第ではななか達のバンドのギターを担当する。運動神経はなかなかいいらしく、スキーの腕は上級者。料理の腕も高く、カレーを食べたエリカ曰く「宮廷料理人でもここまでの味は出せない」とのこと。ただし勉強はあまり得意ではない。
D.C.II Spring Celebration』(以降『D.C.II S.C.』)の美夏編、及び『D.C.III R』の『桜風のアルティメットバトル』、『D.C.II D.M.』では、理由はそれぞれ異なるものの卒業後、天枷研究所で研究員をしている[注 3]
アニメ版では第1話において月島小恋からの告白を受け入れ結ばれる。手から和菓子を出せるなど設定上の大きな変更はないが、小恋の手助けを無下に拒否する、彼女との約束を何も言わずにあっさりと破ったり、さらにはその謝罪の場面においても見苦しい言い訳ばかりを並べ立てるなど、鈍感を通り越して非常に無神経とも言える性格になっている。また、誰に対しても優しく接しているが、その八方美人な態度が小恋を苦しめる原因ともなる。ゲーム版のようにバンドでギターを担当しているが、第2期の第1話の時点ですでにバンドを抜けている。
『D.C.III』はdacapoシナリオ=義之が一度消えた後から続いており、さくらの夢の中でさくらが義之に真相を語るシーンがある。ただし、『D.C.II』の5年後の話になる『桜風のアルティメットバトル』はグランドフィナーレとなるルートでは通らないルートの話も混じっている。そもそも存在している以上、特定の誰かと付き合っているはずだが、そのような様子は一切見られない。
『D.C.II D.M.』で音姫との間に生まれた娘の桜姫が『D.C.III P.P.』にも登場している事から音姫EDが正史と確定した。音姫と結婚し、娘も生まれて幸せな家庭を築くが、音姫が葛木家の鬼の力で衰弱してしまう。立夏の協力を得て、音姫の精神を枯れない桜に宿らせることで存在を残すことに成功。
自身は音姫を救い、葛木家の宿命を今度こそ終わらせる方法を求めて風見鶏へ旅立つ所で『D.C.II D.M.』の物語は幕を閉じる。ラストは親子3人で桜並木を歩くシーンで締めくくられる。

攻略可能ヒロイン(D.C.II)

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『D.C.II』より攻略可能

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朝倉 音姫(あさくら おとめ)
声:ひなき藍 / 高垣彩陽 / ミルノ純(『D.C.III』)、原画:かゆらゆか
誕生日:6月17日 / 身長:158cm / 体重:43kg / スリーサイズ:B73/W53/H82 / 血液型:O型
テーマソング「世話好きお姫様」「柔らかな微笑み」
メインヒロイン。風見学園本校2年3組在籍。生徒会長。由夢の姉。髪を後ろで結えている、大きな桜柄のリボンがチャームポイント。幼い頃から一緒に暮らしてきた義之にとっても実の姉のような存在であり、義之からは「音姉」(おとねえ)と呼ばれている。まゆき曰く「生徒会の飴」であり、副会長まゆきと2人の絶妙なバランスにより生徒会は成り立っている。全校生徒に男女問わず人気があり、気取った態度をとらず、誰に対しても平等な態度で接するが、例外として義之には相当に甘く常日頃から(公私の区別なく)義之を「弟くん」と呼び、時に周囲が引いてしまうぐらいに猛烈に可愛がる。過剰な甘やかしに関しては義之は止めて欲しいと幾度となく懇願するが、その度に音姫の上目遣いで瞳をうるうるさせながら義之を見つめる(義之曰く「弟くんはそんなこと言わないよね?」光線)様子を見て、義之自身拒むことができずにいる。さくらから義之と枯れない桜の関係を聞き、そのせいで精神的に追い込まれるが、ルートによっては義之が無事なのを知ると瞬時に復活する。いわゆる「ダダ甘」であるが、幼少時はクールで無愛想な性格だった。外での私服は黒の上着とロングスカート。頭にはアホ毛がある。
エッチなことが大嫌いで「えっちなのはいけません!」と叱ったり(説教ともなると1時間は続く)、義之が隠していたエロ本を燃やしてしまったりする。だが、その割にはその手の情報に疎かったり、自分に対するガードは義之に対してのみかなり甘く、普段から過激なボディーコンタクトをする。『D.C.II S.C.』では義之から没収したその手の本をこっそりと読み、そこに書かれていた服装(裸エプロン)で料理をしていた。
真面目でしっかり者であるが少し天然な所もあり、物事を信じやすい所がある。
自称「正義の魔法使い」であり、母親から魔法使いの血と魔法の力の監視者の役目を受け継いでいる。また、義之や純一と同様に手から和菓子を出すこともできる(『D.C.II S.C.』では洋菓子も出せるようになる)。料理はうまく、義之と一緒に料理をすることもある。お化けが大の苦手で、自分から話し始めた話にも悲鳴を上げてしまう。さくらの影響か、時代劇が好き。他の女性キャラに比べていささか貧乳で(杏曰く「中途半端に小さい」)、本人もそれを気にしている節があり、義之の中では彼女の前で胸の話はタブーとされている。特に『D.C.II 〜featuring YUN2!〜』ではそれが顕著になっている。スキーの腕は中級者。姉妹揃ってアルコールに弱く、甘酒一杯でもすぐに酔っ払う。酔うとやたらハイテンションになる。
なお、音姫・由夢は純一の孫娘であり、また、朝倉家で音姫が使っている部屋は前作で純一が使用していた部屋と同じ部屋である。その内装は純一のときに比べてカラフルなものになっている。音姫の前は父親、すなわち純一の息子が使用していた。
『D.C.II S.C.』では音姫シナリオ以外は卒業後、ロンドンにある魔法学校へと留学するため、一部シナリオでは出番が少なめとなっている。
電撃G's magazine読者が選ぶ人気ランキング」ではことりと共に常にベスト5にランクインし続けている。また、同誌で行われている『D.C.II』のキャラクター人気投票でもトップになることが多い。投票は現在までに9回行われ、第2回から8回までV7を達成した。
小説版で音姫が中心となる巻では、彼女のシナリオだけでなく全ヒロインを攻略した後に登場するdacapoシナリオも[注 4]含まれ、小説版では初の上下巻としての発売となった。
アニメ版第1期では恋人となった義之と小恋の関係を知ると、2人のことを陰ながら応援し、時にはサポートし助けている。しかし、出番、セリフともにほとんどなく、話においては全く登場しない場合もある。アニメ版第2期では由夢と共に、物語の中心を担っている。
なお頭の大きなリボンは、ゲーム版ではピンクに桜の模様が描かれているが、アニメ版では模様が無いものに変更されている。また、ゲーム版では自宅にいる時など私生活の際は髪の毛を上げてまとめているが、アニメ版では私生活でも学校生活時と同様に常に下ろした髪をリボンで縛っている。他にも天然気味なところに拍車がかかっており、同じシーンでもゲームとアニメで態度が違ったりしている。エンドロールにおいては由夢の次に表示されるが、アニメ版公式サイトを始め、ゲームのエンドロールなどでは常に音姫が1番上で表記されている[注 5]
作中に直接的に登場はしないものの、テレビアニメ『D.C.III』の初代エンディングのラストにて、桜の前に立つ姿が描かれている。
『桜風のアルティメットバトル』では、ロンドンから帰ってきた後、一時的に生徒会長としての権限をエリカから委譲される。
『D.C.II D.M.』を通して、留学先が風見鶏である事も正式に明かされた。卒業生の文集の中に清隆が残した夢見の魔法についての論文を発見し、夢見の魔法も使えるようになっている。
『D.C.II D.M.』ではメインヒロイン。『D.C.II S.C.』の音姫シナリオから続いているため、風見鶏には進学せず初音島の私塾で講師をしている。義之の卒業式にてプロポーズされ、さくらが帰還した3ヵ月後に義之と結婚して籍を入れて「桜内音姫」[注 6]となる。その一年後には娘の桜姫も生まれ、幸せな家庭を築いていく。母親になってからはチャームポイントだったリボンは桜姫に譲って髪を下ろし、肩の辺りで花形のバンドでまとめている。しかし、彼女もまた姫乃や由姫のように葛木家の鬼の力に逆らうことはできず、一度は死亡寸前まで衰弱してしまう。が、立夏やさくらの協力を得て精神は枯れない桜に保存され、命だけは永らえた。
朝倉 由夢(あさくら ゆめ)
声:きのみ聖 / 堀江由衣 / 春夏ひとみ(『D.C.III』)、原画:たにはらなつき
誕生日:1月2日 / 身長:153cm / 体重:38kg / スリーサイズ:B79/W51/H80 / 血液型:O型
テーマソング「step step!」「夢の中で」
メインヒロイン。風見学園付属2年1組在籍。保健委員。音姫の妹。また、兄妹同然に育った関係から、義之のことを「兄さん」と呼ぶ(音夢と同様、昔は「お兄ちゃん」と呼んでいた)。本来は素直で優しい性格であるが、義之との不幸な未来を避けるために、義之に対してはあえてそっけない態度で接している(その態度はツンデレそのもの)。祖母の朝倉音夢と容姿が似ており、『D.C.D.X.』で純一と会った時に「間違いなく音夢の血を引いている」と断言されるほど。音夢同様に裏モードもある。口癖は「かったるい」(祖父譲り)。焼きおにぎりですら死ぬほど不味く作ってしまうほど壊滅的に料理がヘタ。基本的に祖父共々自宅でも料理はせず、手伝う事はあっても義之曰く年に1・2回だけである。しかし由夢ストーリー中では料理の特訓をし、その甲斐あって料理の腕が上達し(見た目は粗悪ながら)美味しく食べられるレベルまで上達した。その影響で『D.C.II S.C.』では義之と同様に食事当番をしている。これは元々、音夢のように才能がなかったわけではなく、料理を教えてくれる母親が教わる前に死んでしまい、料理をする機会がなくなったことが原因で、ただ単に経験が足りなかっただけである。学校では優等生で通っており、成績も優秀、雑用なども進んで手伝うが、家では眼鏡をかけ(普段はコンタクトレンズを付けている)、緑のジャージ姿(義之曰くダサジャージ)で「かったるい」と言って何もしないなど、学校と自宅での生活態度のギャップが激しい。また勉強自体好きではなく試験前に一夜づけが基本。だが作中の彼女や音姫のシナリオでは義之にパジャマをプレゼントされ着るようになる。学校では優等生のためその容姿と共に人気があり隠れファンクラブが存在する。スノーボードの腕は中級者。家ではつねにジャージだが外での私服ではネクタイ付きの上着とチェックのミニスカートを着ている。
『D.C.II P.S.』では音夢のように辞書で義之を起こそうとする場面がある。また『D.C.II To You』(以降『D.C.II T.Y.』)では母の由姫も同じような事をしていたと話している。
わずかであるが胸は音姫より大きい。音姫の義之に対する甘やかしっぷりには呆れているが、姉妹仲は良く、喧嘩する事もほとんどないとされている。姉同様アルコールに弱く、酔うと(主に義之に)とにかく絡んでくる。
彼女の見る夢は必ず将来に起こるという未来予知の能力を持つ。そのため、予知夢を見たときは、手帳に夢の内容を記録するようにしている。なお、義之が朝倉家に来ることは、さくらから聞かされる前に予知夢で知っていたらしい。
なお、朝倉家で由夢が使っている部屋は前作で音夢が使用していた部屋と同じ部屋である。
なお、彼女のテーマソングは音夢のテーマソング「step it」のアレンジ。
原画を担当したたにはらなつきいわく、「音夢と似てるってほんとによく言われるけど、並べて見てみるとそれ程似てないですよ。髪の色や目の色、あと細かい仕草くらいですよ」とのこと[1]
『電撃G's magazine』で行われている『D.C.II』のキャラクター人気投票の第1回で1位を獲得した。
アニメ版第1期では恋人となった義之と小恋の関係を知ると、音姫ほど素直に受け入れることができず、場合によっては義之につらく当たるなどツンデレっぷりをみせる。またエンドロールでは義之の次、ヒロインにおいては最初に表示されるが、アニメ版公式サイトを始め、ゲームのエンドロールなどでは常に音姫についで2番目に名前が表記される。
アニメ版第2期では音姫と共に、物語の中心を担っている。アニメ版のドラマCDではミス風見学園に輝いた。
『桜風のアルティメットバトル』では、料理も他の料理が上手いヒロインたちと同等レベルにまでうまくなり、料理の専門学校に通っている。また、夕食を積極的に作るようになるなど、性格面でも変化がみられる。専門学校卒業後は調理師になった。『D.C.II D.M.』でも同様に専門学校に進学し、離乳食からフレンチまで様々な料理を習得、義之や音姫たちと共に台所に立つようになる。また姪となる桜姫のことを周りが引くぐらいに溺愛し、ことあるごとに桜姫と行動を共にしようとする。また夢見の魔法も健在なのか、義之が海外に旅立つ前には義之と音姫と桜姫の三人で暮らす夢を見た。
白河 ななか(しらかわ ななか)
声:野中みゅう / 茅原実里、原画:ちのちもち
誕生日:5月3日 / 身長:157cm / 体重:41kg / スリーサイズ:B82/W53/H81 / 血液型:A型
テーマソング「I love your smile」「重なる手と手」
風見学園付属3年2組在籍。風見学園のアイドル的存在。その人気は手芸部主催のミスコンに出場すれば必ず優勝候補になるほど。前作に登場するヒロイン白河ことりとは一応血筋関係にあるが、直系ではない(ことりの父親側の従姪孫)。勉強嫌いでテストはいつも赤点ギリギリ。歌は好きだが人前で歌うことは苦手。かなり朝に弱い。制服姿のときは髪をツインテールに束ねているが、プライベートでは髪をおろしている。
水越病院に入院している小日向ゆずと仲が良く、ときたま立ち寄って彼女に歌を披露している。後に義之もそのことを知り、一緒に見舞いに訪れるようになる。
桜の木の魔法により前作のことりのような読心能力を持つが、ことりとは異なり「相手に触れる」ことで発動し(テレパシーというよりサイコメトリーに近い)、またそれほど鮮明にわかるわけではなく、漠然とわかるくらいである。『D.C.D.X.』でことりと競演した際はテレパシー同士で会話しているような描写がある。能力の発動条件上、スキンシップが激しいので誤解されやすく、異性にはもてるが同性にはあまり人気がない。そのため、幼馴染みで数少ない同性の友達である小恋のことをとても大切に思っており、また、下心無く自分を見てくれる義之に想いを寄せている。容姿の愛らしさから周囲から甘やかされて育ったため、幼少期はわがままで無神経な性格だった。
なお、彼女のテーマソングは水夏のヒロインの1人「白河さやか」のテーマソング「かわいいお嬢様」のアレンジ。
『電撃G's magazine』にて行われている『D.C.II』のキャラクター人気投票では、音姫に続いて2位を獲得することが多く、第9回では音姫を抜いてトップになった。そのため、同誌で連載の『D.C.II Imaginary Future』ではメインヒロインに抜擢された。この作中では、義之と共に芳乃邸に居候することになる。
付属在学中は義之と同じクラスになった事は無いが、本校進学後は大抵義之と同じクラスになる。杏や茜など、義之の周りの親友たちとの仲も良好で、本島に転校していった小恋の代わりに二人からいじりのターゲットにされる。
部活無所属、第1期では小恋と義之、そして渉の4人でバンドを結成。ヴォーカルを担当する。アニメ版では特に人前で歌うのが苦手という設定はなく、小恋を通じて義之と接するうちにあることがきっかけで好意を抱くが、すでに恋人となっていた小恋を想い身を退いた。またヒロインの中で唯一、義之の「誰に対しても優しすぎる」性格を指摘している。またアニメでは心を読む能力については説明されていない(第7話でそれらしき描写はある)。
アニメ版第2期ではバンドを一時離れており、義之達とクラスが違うこともあって出番が非常に少ない。また、原作ではスキーのときも髪をおろしているが、アニメではツインテールに束ねていた。アニメ『D.C.III』第9話では、ゆずの回想シーンで後姿だが登場している。
『桜風のアルティメットバトル』では、ミキとゆずの影響で島外の大学の看護学部に通っている。そのため、髪を切ったり、朝に強くなったりしている。進学先でも人気は絶大で、ミスコンで優勝している他、芸能界にスカウトされた事まであるほど。スカウト自体は看護師を目指す為、あっさりと断っている。大学卒業後は初音島に戻って水越病院で看護士をしている。
天枷 美夏(あまかせ みなつ)
声:かがみありす / あおきさやか、原画:たにはらなつき
誕生日:不明(起動日は2055年12月16日) / 身長:151cm / 体重:36kg / スリーサイズ:B72/W50/H75 / 血液型:不明
テーマソング「/usr/local/bin/banana/」「心を開く時」
風見学園付属2年1組在籍。由夢のクラスメイト。牛柄の帽子と赤いマフラーがトレードマーク。ツンデレ系キャラ。正体はロボットで型番はHM-A06型。他にもHM-A07型「ミアキ」(後述)・HM-A08型「ミフユ」というロボットが存在する。大きな負荷が掛かると頭から煙が出る点もミハルと同じ。しかし、ミハルのようにバグを起こして壊れるということは無い。風見学園付近の洞穴で眠っていたが、探検にやってきた義之と杉並に発見され、義之の過失により起動した。口調はかなり堂々としている。
人間嫌いだが、自らの野望にあっさり同調した先輩の杏にだけは妙に懐いている。また、バナナも嫌い(本当は大好き)だが、バナナに含まれる「バナナミン」という成分が動力の1つであるため、8時間に1回摂取しなければならない(この点はミハルと異なる)。さらに1日1回、ゼンマイを巻く必要もあり、ミハル同様、背中にゼンマイの穴がある。他にも補助動力源としてソーラーパワーがある。「高性能ロボット」を自称しているが、半世紀近く休眠していたため、薄型テレビをはじめとする現代の家電製品に驚くなど、ややジェネレーションギャップがある。筋肉痛機能などのリアルな人間的機能を搭載。ロボットなのに暗記系および数学系の勉強が苦手。またかなりのうっかり者でありかつ人の話を聞いていない場面や空気の読めない場面もあるが逆に鋭い場面もある。逆に運動面の性能は優れていて、登場人物の中でもトップクラスである。スキーはやった事もなかったが、見様見真似で上級者の義之にもついていけた。本人曰く「ロケットパンチを付けて欲しかった」とのこと。
なお、彼女のテーマソングは美春のテーマソング「Lovable pup」のアレンジ。
シナリオの都合上、先行版の『春風のアルティメットバトル!』ではカーテンコールのみの登場だった。なお、本編における彼女のシナリオのエンディングテーマである「仰げば尊し」はおまけモードのBGM鑑賞では聴くことができず、後に発売されたボーカルアルバムにも収録されていない。本編ラストでは、政府主導のロボット就学研修選抜生として風見学園本校に復学を果たす。
『D.C.II D.M.』は音姫EDがベースになっている話だが、美夏ルートと同じく一度退学になった後、復学しているらしい。その後、由夢と共に風見学園を卒業、引き続き天枷研究所に出入りしている。麻耶との仲も良好で、美夏のケアやメンテナンスは麻耶が一手に引き受けている。
『D.C.II S.C.』の「あふた〜すと〜り〜ず」における彼女のシナリオでは唯一義之達の卒業後のシナリオが語られている。その他のヒロインおよび『D.C.II Fall in Love』(以降『D.C.II F.L.』)のシナリオでは生徒会長となった杏に合わせて風紀委員となり、杏の補佐をやっている。
アニメ版第1期では彼女のルートが物語の主軸となっている。アニメ版でもゲーム版に負けず劣らずのツンデレぶりを見せる。
アニメ版第2期では第1期シナリオの展開上、全く登場していない。
アニメではななかや小恋、さくらからの呼称が苗字だったり名前だったりと安定しない。
『桜風のアルティメットバトル』では、探偵事務所を設立する準備をしており、その後D.C.Ⅲでは成人した小日向ゆず、小鳥遊夕陽とともに天枷探偵事務所を開設、枯れない桜に関する調査を進める清隆に協力する。
月島 小恋(つきしま ここ)
声:立花あや / 南條愛乃、原画:ちのちもち
誕生日:11月11日 / 身長:155cm / 体重:46kg / スリーサイズ:B86/W54/H87 / 血液型:A型
テーマソング「近くて遠くて」「淡き想い〜恋心」
風見学園付属3年3組在籍。義之、ななかの幼馴染み。朝倉姉妹とも旧知の仲であり、由夢からは名前で呼ばれている。義之とは小学校時代からずっとクラスが一緒で席替えで義之の席の周りをぐるっと1周した。ななかにとっては数少ない同性の友達でもある。軽音楽部員で担当はベース。作曲も手掛けられるほどの腕前である。占いと「日だまり工房」のアップルパイが好き。口癖のように時折、自分の事を「月島」と苗字で呼ぶ。雪村杏、花咲茜の2人とは風見学園で知り合った。この2人とは学園内で行動を共にすることが多く、周囲からは「雪月花」と呼ばれている。
素直で純粋で天然な性格なことで、雪月花をはじめとするクラスメートの中ではかなりのいじられ役[注 7]。結構怖がり。みんなの人気者で義之曰く男子からもかなりもてるのだが、小恋自身には全くと言っていいほど自覚がない。長きに渡り義之に想いを寄せながらも、かなりの奥手なこともあって告白できずにいる。勉強はななかよりは出来る方らしい。
茜に負けず劣らずの巨乳で、全体的に安産型ながらスタイルはかなりいい。実は大人っぽい服装に興味があるが恥ずかしくてできないので、結果的に外からは見えない下着だけが派手になっていった。父親が単身赴任中で母親もよく父親の元へ行くため、家には1人でいることが多い。スキーは苦手で、ゲレンデに来るとほとんど滑らず、その間に雪だるまを35体(6世帯分)作った事がある。
『D.C.II S.C.』ではある理由から島を出ているため、ヒロインの中では一番出番が少ない。
アニメ版第1期では実質的なメインヒロイン。第1話において、茜や杏の後押しもあり、桜の木の下で以前から想いを寄せていた義之に告白し、義之もそれを受け入れ、2人は結ばれる。が、上記の義之の無神経な性格や周囲の騒動に振り回された挙句、終いにはまともに自分の気持ちを告げられないまま破局するという、ある意味最も後味の悪い結末を迎えている。
アニメ版第2期ではゲーム版と異なり島を出ていないため、本校の制服を着た姿を唯一披露している。
『D.C.II Imaginary Future』では、本島に引っ越すことになるも、義之とさくらの口添えも会って、ななかと共に芳乃邸に居候することになる。そして、後に義之への想いをななかに打ち明ける。
『D.C.II D.M.』にて初めて本島の高校の制服姿がCGで描かれた。高校卒業後は短大に進学している。短大卒業後はやりたいことを求めてあちこち飛び回っている様子。
雪村 杏(ゆきむら あんず)
声:遠野そよぎ / 岡嶋妙、原画:みつまむ
誕生日:1月29日 / 身長:143cm / 体重:34kg / スリーサイズ:B69/W49/H73 / 血液型:AB型
テーマソング「可愛い小悪魔さん」「静かな過去」
風見学園付属3年3組在籍。義之のクラスメイト。自他共に認めるロリ担当、本人曰く「ないちち」。表情の変化が乏しく、黙っていれば人形のようだが口を開けばかなりの毒舌な上、頻繁にセクハラ発言をする。演劇部員で担当は役者。また、本編では人形劇の脚本を書いたりもする。桜の木の魔法により1度見たり聞いたりしたことを完全に記憶し、忘れないほどの記憶力を持つ。本編中でもシャルル・ペローパレートの法則ラプラスの悪魔など多岐にわたる知識を披露する。他にも些細な動きの違いから美夏がロボットであることに気づいている。杏自身はその能力を「雪村流暗記術」だと周囲に説明しているが、たとえ忘れたいことであっても忘れることができないという欠点もある。そのため本編中で脚本を書いた際に「どう書いても既存の作品とかぶってしまう」ことに悩んでいた。小恋いじりが大好きでよく茜とつるんで小恋をからかっている(小恋がいないときは義之が標的となる)。辛いものが苦手。スキーは初級者だが、その滑り方は義之いわくパーフェクト・ボーゲン。
他人と距離を置くところがある。その例として、あまり人を家に呼びたがらず、付き合いの長い茜でさえ彼女の家に行ったことがない。実は幼い頃、記憶障害を理由で実の両親に捨てられた孤児である。その後引き取られた雪村の家は大きかったが、すでに雪村家には杏を引き取ったお婆ちゃん(正確には養母)しかおらず、彼女の死後遺産相続等の関係で再び厄介な親戚筋に絡まれることになる。風見学園入学当初はやや人間不信なところがあったが、小恋との関わりを通じて心を開く。また、そのようないろいろな経験から人との付き合い方がうまく、根回しが上手である(杏シナリオとななかシナリオとでの小恋の態度が違うのはそのためである)。ディレクターの雨野智晴いわく「毒舌やセクハラは彼女なりの距離の測り方」。
桜の魔法が解けた後は記憶障害が再発し、杏ルートにおいては義之の記憶さえも消えてしまうが、無事に取り戻している。以後は常人よりも記憶力が悪くなってしまい、成績も落ちてしまうが元々の頭の回転の良さとこまめなメモで補っている為、実生活にはそれほど影響は出ていない。それどころか都合が悪くなると「忘れちゃった」の一言で逃げるなど、時に武器として活用する。義之いわく「直感で動くようになった分、以前よりも更に手強い」。本校進学後も演劇部に入るが、記憶力の低下から役者を退き脚本と演出担当に回っている。脚本は記憶に頼らない独創的な作品が描けるようになったが、その分話が支離滅裂になりがちなので義之に補ってもらっている。
『D.C.II S.C.』または『D.C.II F.L.』では音姫の卒業後、会長になることを宣言し、本校2年生のときに生徒会長の座につく。また、任期を終えて生徒会長を退いた後は卒業公演(『D.C.II F.L.』では文化祭で秋公演)の自主製作映画の監督を務めている。卒業後は本島の大学の文学部に進学したが、初音島から通っている。
『D.C.D.X.』では54年前の世界で、自分の養母(雪村 李)の子供時代と思われる少女(タケバヤシ スモモ)と遭遇している。
アニメ版第1期では、親友の茜と共に小恋の恋を陰ながら応援し、時には2人っきりにする場を用意するなど積極的にサポートしている。
アニメ版第2期では音姫と由夢がメインであるが、若干杏の話も混じっており、雪村流暗記術の正体も判明する。また、ゲーム版と異なり本校では帰宅部である。
人形劇ルートで杏が書く人形劇は『D.C.III』のシャルル・マロースの過去のオマージュになっているが、これは杏が子供の頃に見た夢を元にしてオマージュした為である事が『桜風のアルティメットバトル』で明かされた。『D.C.III.P.P』では枯れない桜に願いをかけた時に見た映像を元にアレンジしたものという事になっており、リッカが枯れない桜に残した記憶を杏が感じ取ったのではないかと清隆は推測している[注 8]
『D.C.III P.P』ではおばあちゃんと同じ名前のすももという養子がいる。また、この時点でもまだ初音島に住んでいることが明かされている。『D.C.D.M.』によると自宅でネットを駆使して脚本家をしているとの事。
『D.C.III With You』では脚本のみならず小説なども書く作家と説明されている。また、学生時代の自分達をモデルにした『三バカシリーズ』と呼ばれる本を書いており、その一つである『三バカと秘密の報道部』を渡したことが最初のきっかけとなり、すももを養女に迎える事となった。

『D.C.II P.S.』より攻略可能

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花咲 茜(はなさき あかね)
声:まきいづみ / やなせなつみ、原画:ちのちもち
誕生日:4月6日 / 身長:158cm / 体重:51kg / スリーサイズ:B89/W55/H90 / 血液型:A型
テーマソング「お茶目なお姉さん」「ちょっとだけ、わがまま」
風見学園付属3年3組在籍。義之のクラスメイト。お料理クラブに所属。杏、小恋、茜の3人で「雪月花三人娘」と呼ばれる。ほんわかとした物腰で軽い性格。しかし、思慮深い一面も持ち合わせており、また、よほどのことでない限りは軽く受け流す度量の持ち主でもある[注 9]。渉曰く学年きっての巨乳(母親からの遺伝)。スキーの腕前は中級者(アニメ版第2期では、初心者)。家庭的な一面もあり、裁縫や料理は得意分野である(普段着も自分でこさえてしまうほど)。やおいの気があるのか、本編では義之と杉並を見て、杏と一緒にいろいろ想像してしまったりしている。風見学園入学前は、杏と共に色々悪事を働き、その風評は他校に通っていた義之の耳にも届いていた。事あるごとに話をエロ方向へ持っていこうとするため、よく義之にはたかれている。『D.C.II』では雪月花の中で唯一攻略できなかったが、『D.C.II P.S.』より攻略ヒロインに昇格した。
幼い頃は、今と違って内気な性格で、妹である藍の後ろにいつも隠れていた。だが、藍は水難事故により死亡してしまう。その後、桜の魔法により藍の精神が茜に宿り、二重人格となっている。
『D.C.II S.C.』では生徒会長になった杏と共に生徒会に入り、美夏と共に杏の補佐をやっている[注 10]。卒業後は初音島にある服飾系の専門学校に進学する。その後はデザイナーになった。また、風見学園の運営に協力しているらしい。
本人は小恋や義之をよくからかっているが、自分がからかわれることには慣れていない。
ファッションの特徴として靴下などは履かず素足で制服を着こなしている。
なお、杉並からの点呼のときに藍と茜の2回分返事をする。二重人格の状態を知っているのはさくら(最初から気付いていた模様)と義之(恋人になった後に藍と茜から説明を受けた。その後は藍と茜の見分けがつくようになった)だけであるが、杉並と杏は藍の存在に気付いているのかのような描写がある。
沢井 麻耶(さわい まや)
声:七星友里子 / 水橋かおり、原画:ちのちもち
誕生日:9月10日 / 身長:156cm / 体重:40kg / スリーサイズ:B77/W49/H80 / 血液型は:B型
テーマソング「気苦労の多いお年頃?」「心休まるとき」
風見学園付属3年3組在籍。義之のクラスメイトで学級委員長。義之達クラスメートからは「委員長」と呼ばれている。まゆき・エリカと同じ海沿いの団地に住んでいる[注 11]。アホ毛のあるショートカットの髪型が特徴。いかにも度の強そうな眼鏡を外せば意外と可愛いのではという噂がある[注 12]。ヨイショされると弱い。成績優秀、品行方正の優等生で生徒の鑑というべき存在だが、同じクラスの義之・杉並・渉などの影響で早くも苦労人になりつつある。前述のとおり成績上位だが得意科目は文系に集中しており、理数系は平均以上といった程度。ことなかれ主義で口うるさい。
寿司が好きで、寿司で釣られて杉並や義之の策略にのってしまうこともある[注 13]。また、寿司を握る腕前はかなりのもので、クリスマスパーティーで寿司屋を開いた際には麻耶の握る寿司目当ての客もいたほど。極度のロボット嫌いであり、当初はμをはじめとするロボットに嫌悪感すら抱いていたが、美夏との交流を経て考えを改める。勇斗という名前の弟がいる。カラオケ好きらしく、マイクを一旦握ると離さない。『D.C.II』では攻略できなかったが、『D.C.II P.S.』より攻略ヒロインに昇格した。
父親はメイドロボットのμの開発者である沢井拓馬。父親に関するある出来事が彼女のロボット嫌いの原因になっている。
『D.C.II S.C.』では情報工学を勉強するために本島の学校へ進学している。『桜風のアルティメットバトル』の頃には研修生として天枷研究所で働いている。『D.C.II D.M.』では舞佳の猛烈なスカウトに負けて卒業後すぐに研究所に就職している。2070年代頃には室長に昇格している。結果、同年代で義之と最も付き合いが深い友人になる。その為、音姫の(表向きの)死後、同僚から義之との仲を噂されるようになる。
高坂 まゆき(こうさか まゆき)
声:三咲里奈 / 伊藤静、原画:ちのちもち
誕生日:7月23日 / 身長:161cm / 体重:48kg / スリーサイズ:B78/W51/H81 / 血液型:B型
テーマソング「Let's Go!」「少し立ち止まって」
風見学園本校2年3組在籍。渉いわく「風見学園の歩く核弾頭」。義之の先輩で生徒会副会長、音姫の親友。音姫以外で唯一義之を「弟くん」と呼び、また由夢のことを「妹くん」と呼ぶ。本人曰く「生徒会の鞭」担当。義之や杉並などの問題児に音姫同様手を焼いており、特に杉並を徹底マークしている。日常的に杉並に翻弄され、日常的に校舎内で杉並を追いかけているが、本人はどうも杉並との対立を楽しんでいる節がある。力が強く、体力勝負では男子にも引けを取らない。陸上部に所属しており、走り高跳びは全国大会で上位に食い込むほどの実力である。制服の時はスパッツを穿いている。面倒見のいい体育会系のさっぱりした性格および容姿から男女問わず人気がある。一方で普段はおくびにも出さないが、繊細かつ非常に努力家でもあり、人知れず陸上の練習に励んでいたりする。虫が苦手でクモ1匹でも声を上げ涙目になる。料理が上手い。義之、杉並、渉、杏が同じクラスなのは監視しやすいようにと彼女が先生に提案したため。『D.C.II』では攻略できなかったが、『D.C.II P.S.』より攻略ヒロインに昇格した。
卒業後は体育大学に進学。『桜風のアルティメットバトル』の頃には海外にも遠征に出ており、イギリスでは留学中の音姫とも再会している。
エリカ・ムラサキ
声:石川佳子(『D.C.II P.C.』)→民安ともえ(『D.C.II F.L. 』以降) / 釘宮理恵 / 五十嵐裕美(T.P.さくら)、原画:たにはらなつき
誕生日:2月14日 / 身長:160cm / 体重:44kg / スリーサイズ:B83/W51/H79 / 血液型:AB型
テーマソング「主導権はわたし!」「ふと見せた優しさが…」
風見学園付属1年在籍。『D.C.II P.S.』以降に登場するヒロイン。本名はエリカ・フォーカスライト。周囲にはヨーロッパのある国の王女で、社会勉強のために初音島を訪れた、と述べている。気品のある振る舞いと端正な顔立ち、さらに成績優秀でスタイルも良い。高嶺の花的存在で特別親しい友達がいないようである。転入して早々風見学園の生徒会に所属し、音姫とまゆき達を手伝うことになる。作中での描写はないが武術を習っており人を投げ飛ばすこともできる。スキーは初心者。麻耶・まゆきと同じ海沿いの団地に住んでいる。
転校初日に、不慮の事故で義之に胸を触られる、というアクシデントがあり、そのせいで当初は義之を非常に毛嫌いしていたが、義之と共に行動したり、彼の周りの杉並、渉、雪月花といった仲間達と交流していくうちに義之とも徐々に打ち解けていく。それと同時に彼に惹かれていき、不器用ながらも義之に好意を示すようになる。
DXパックの『春風P.S. 〜プラスシチュエーション〜』では美夏と共にカーテンコールに登場している。
『D.C.II F.L.』では杏や杉並の策略に引っ掛かっている部分が多いなど最も苦労しているキャラである。また、本校1年生時に生徒会長の座につき、その後も2年、3年と会長を務め、歴代最も在任期間が長い生徒会長となった。生徒会長になる際も普通に選挙で選ばれるならという理由で杏や杉並の推薦を受けたが、結局は杏と杉並の策略によって満場一致を得ている為、本人はあまり納得していない。
『D.C.D.X.』では過去に飛んだ際に紫和泉子と出会う事になり、その際に少し言葉を交わしただけでお互いを理解し、互いに不干渉を約束した。
前作ヒロインである紫和泉子と同様に宇宙人である。しかし、王族である事には変わりなく、現在の王(エリカの父)は惑星丸々一つを治めている。ムラサキを名乗っているのはそれが一般的な名前だと思われているからである。和泉子の時よりも改良されているのかそれともエリカの惑星の人物が元々地球に適応があったのかは不明だが和泉子のように何かを着込むような描写はなく、そのままの姿で出歩いている。
また独占欲が強いのか、彼女のルートでは常に義之がそばにいないとすぐに拗ねてしまう。そのため『D.C.II F.L.』でのエリカシナリオでは自宅よりもエリカが借りているアパートにいることが多い。
秋公演の劇中では料理をしているシーンがあるが料理自体は義之が作ったものであり、一部の人にはバレていた。
『桜風のアルティメットバトル』ではエリカルート同様、義之の事を義之と呼ぶようになり、以前のような刺々しい雰囲気は無くなった。また、義之たちが在学中のようにイベントが騒がしくなる事がなくなったことを寂しがり、逆にいざ騒動が起きるとまゆき同様にそれを楽しんでいる節があるなど、義之たちの影響をかなり受けている。学園卒業後等の動向は不明だが、義之に年賀状が送られてくる事から地球にはいる模様。
小鳥遊 まひる(たかなし まひる)
声:小倉結衣 / 広橋涼、原画:立羽
誕生日:7月15日 / 身長:152cm / 体重:39kg / スリーサイズ:B75/W47/H78 / 血液型:B型
テーマソング「かわいい後輩ちゃん」「ちいさな心の大きな想い」
風見学園付属1年3組在籍。『D.C.II P.S.』以降に登場するヒロイン。名前は亜沙(朝)と真哉(深夜)の間に生まれたことから由来する(後に生まれた妹の夕陽にも当てはまる)。初音島の桜が再び枯れなくなるよりも以前に風見学園に通っていた幽霊でなんらかの未練があるため学校内に何年も居座っている。生前は病気がちな体でほとんど学校に通えず病院に入院していた(その際、親友のミキが毎日欠かさずお見舞いに来てくれていた)。なぜか義之にだけは彼女の姿が見えているため義之に自身が成仏するための未練探しを手伝ってもらうことになる。それと同時に義之と交流していくうちに次第に彼に惹かれていくようになる。帰宅部で幽霊や暗闇が苦手(自身が幽霊であるにも拘らず、「もぅ、この世界からお化けなんていなくなっちゃえば良いのに」というほど)、好きなものは“そーすせんべい”やたとえ話をすること。父親譲りのよく分からない長い例えを多用するので、テキスト上ではよく中略される。頭の白いリボンは寝ている時もしている。理想の男性像は、(義之のような)頼れる年上の先輩。
前作の霧羽香澄のように通常は会うことが出来ず出会うにはある条件をクリアすることが必要だが、とあるシナリオで有力なヒントが示されるため、香澄よりは攻略難易度が低い。
『D.C.II T.Y.』では生前、親友であったミキとの出会いと別れが描かれる。また『D.C.II F.L.』では彼女のアフターシナリオのみエンディングが二つ用意されているが、これは相応しい結末をユーザーに選んでもらうためである。
なお、まひるのキャラ設定はコンプティーク誌上で行われた新ヒロイン募集企画の結果を参考にしている。
また、アニメ版『D.C.III』では最終話において一瞬だが鏡に映るという形で登場している。
アイシア
声:桜ちとせ / 宮崎羽衣、原画:たにはらなつき
誕生日:12月6日 / 身長:141cm / 体重:33kg / スリーサイズ:B71/W48/H72 / 血液型:O型
テーマソング「Airy Fairy」「そっと、そっと」
お気楽な銀髪美少女。おばあちゃんとサンタクロースが好き。じっとしていることや、難しいことが苦手。学力は壊滅的で数学は問題文すら理解できない。反面家事は一通りこなす。『D.C.S.S.』や『D.C.S.G.』に登場したアイシアと同一人物(アニメ、漫画、ゲーム間で若干の設定の違いあり)であり、風見学園付属3年の制服を着ているのは昔着ていたものを着ているだけである[注 14]。ジェットコースターなど絶叫系の乗り物が苦手なようだが、強がりか本人は苦手じゃないと言い張る。喋り方こそ子供っぽいが、昔に比べて大人びた一面も見せるようになり、内には他者への思いやりを忘れない深い優しさと辛い境遇にあっても笑顔を失わない強さを秘める。
初音島に来る前は少しでも多くの人を幸せにするために世界中を旅していた。普段は商店街で露店を開いており、手作りの玩具を販売しているが、あまり売れていない様子。なぜか他人と深く関わろうとしないが、偶然出会った義之と仲良くなり、次第に彼に惹かれていく。
魔法使いではなく実はサンタクロースであるという設定が、『D.C.II P.C.』のインタビューで役者から語られている。『D.C.D.X.』ではアイシア自身から自分がサンタクロースであることが明かされている。
『D.C.II F.L.』の「アルティメットプレストーリーズ」では、エリカと違って『恋のアルティメットバトル』にも登場しておらず、まひる同様『秋風のアルティメットバトル』のカーテンコールにのみ登場している。
『D.C.S.S.』では、最後に願ったことは自分がいない世界であり、それが今回に関っており、さくらと義之以外の人物からは数時間から1日程度しか記憶されない。また彼女ルートのみさくらや純一が犠牲になることはない。このルートでは、義之がアイシアとさくらが枯れない桜と義之の関係性について話しているのを偶然聞いてしまうことで自分の正体を知り、本来の世界(自分がいない世界)に戻すために桜の木を自分の手で枯らすことになる。義之が桜を枯らすことができるのは義之自身が桜と繋がっているためであり、彼が強く願えば枯らすことが可能(ほかに枯らす事ができるのはさくらと音姫と純一のみ。ただしほかのシナリオでさくらと純一は桜の魔法制御に失敗し桜に飲み込まれている)。
また、続編の『D.C.III』はda capoシナリオから続いているが『D.C.III』のさくらは全てのシナリオから集まった存在という言及もあり、それにはこのシナリオも含まれる可能性がある。ただし、『D.C.II.D.M』で『I』~『III』の正史ルートが全て確定しているのでシリーズの歴史上は完全なif展開である。
義之が買った玩具はアイシアが初めての時に出した魔法で、アイシア曰く「トナカイ」らしい。
基本的に旧友であるさくらの事は「さくら」と呼び捨てにしている[注 15]
『D.C.D.X.』や『D.C.II F.L.』では他人からも記憶されるようになっている。
上記の通りさくらが消えていないため『D.C.II F.L.』のアイシアシナリオではさくらの元気な姿を見ることができる。
また『D.C.II F.L.』では魔法が使えなくなってしまう。理由はさくら曰く「恋はすべての魔法に勝る魔法である為叶ったら魔法が使えなくなってしまう」。本当の理由は魔法は想いの力なので恋をすると「想いを恋人に向ける事で魔力を消費してしまう」為。後に少しは使えるようになった模様。
『D.C.III D.D.』では祖母の生まれ変わりである芳乃シャルルと出会い、前世の記憶を完全に取り戻したシャルルのプレゼントの魔法によって魔法から解放される。なお、シャルルが前世の記憶が戻る前にも一度会った事があるらしい。テーマソングはエリカのテーマソングである「主導権はわたし!」「ふと見せた優しさが…」が使われている。
『D.C.5』ではグランドED後に見られる後日談に登場。ミズの国から初音島へやって来た一登と有里咲の前に現れた謎の人物の正体であり、シャルルから託された創眞(元)の伝言を伝える役目を担った。
藤林 忍(ふじばやし しのぶ)
声:椎名るぅ / 植田佳奈、原画:たにはらなつき
『D.C.II P.S.』に登場する隠しヒロインで伊賀流忍者。元々、義之のことが気になっていたそうだが、事故で唇を奪われたことで義之にベタ惚れしてしまい、さながらストーカーのようにしつこく追い掛け回すことになる。忍曰く「忍者の郷の掟では、接吻した者と結婚しなくてはいけない」とのこと。
『D.C.II P.C.』では、特典のINTERVIEWを聴くのには攻略が必須となっている。
『D.C.II F.L.』では未登場。
莉乃(りの)
声:つきあかり / 花澤香菜、原画:えこ
『D.C.II P.S.』に登場する隠しヒロイン。初音島の森の中にあるログハウスで「ぼーと(声:春野風 / 羽多野渉)」というオウムのような鳥と一緒に住んでいる。見た目はかなり幼いが、自称おねーさん。義之に子供扱いされた時は不満を覚えていたが、案外、子供っぽい言動や行動が多い。優しく朗らかで笑顔を絶やさない癒し系キャラ。また、動きはかなりとろく、ドジッ娘属性もある。ドングリが好きでドングリからコーヒーを作ったりそのまま口に入れたりする。
あまり売れていないが実はプロの画家であり、自作の絵画を販売したり、森から薪を集めるなどして生計を立てている。街に出るのはあまり好きではないが時折、買い物には訪れている。
ゲーム中では莉乃ルートに入るためのヒントは全く提示されないため、同じ隠しヒロインの忍に比べて攻略難易度が非常に高くなっている。また、ぼーとは『D.C.II P.S.』(PS2版)のディスク交換を促すシステム画面のバックスクリーンではりまおと共に描写されており、莉乃ルートに入らなくてもその姿を見ることができる[注 16]
『D.C.II P.C.』では、特典のINTERVIEWを聴くのには攻略が必須となっている。
『D.C.II F.L.』では未登場だが、茜ルートでぼーとが登場していた。

『D.C.II To You』のみ攻略可能

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μさん(ミューさん) / 咲耶(さくや)
声: かがみありす
テーマソング「kokoro」「ゆれる胸の中」
雨の日に義之が偶然見つけた壊れて捨てられていたμで芳乃家で一緒に生活することになる。当初は周囲から「μさん」と呼ばれていたが、後に義之から「咲耶」の名を贈られる。料理も掃除もできないドジっ子であるが、必要な情報がインプットされていないからであり、芳乃家で家事手伝いをするうちに得意になっていった。実は違法改造されたμであり感情表現を制御するリミッターが壊されているため、通常のμには見られない豊かな感情を示すようになっていくが、それゆえに天枷研究所への回収に伴うリミッターの修理により記憶を無くすことに怯えている。
後に修理されリミッターが直ると同時に記憶を全て消されたにも拘らず、義之からプレゼントされた服以外着たがらない、料理がすごく上手いといった記憶が存在している(これには舞佳も驚いている)。
舞佳曰く上記の理由のために売りに出せないらしく、義之に対し格安(それでも高いらしい)で売ると言っており、義之はそれを許諾したため予約といった形になっている(本来なら不良品として処分されるのだが、舞佳自身「μは自分の娘」という想いがある為「大切にしてくれるであろう義之に嫁に出す」事にしたのである)。
その後、商店街で一度咲耶らしき人物とすれ違っているが、その時に義之に笑いかけたような言い回しがある。
テーマソングは美夏同様、美春のテーマソング「Lovable pup」のアレンジである。同型機のイベールや美冬のテーマソングとしても使われる。

その他(D.C.II)

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杉並(すぎなみ)
声:空乃太陽 / 岸尾だいすけ、原画:ちのちもち
誕生日:不明 / 身長:171cm / 体重:64kg
風見学園付属3年3組在籍。義之の悪友。前作同様下の名前は不明。また前作の杉並との関係も不明[注 17]。だが、役どころは同じ。前作の杉並に比べて、制服の襟はきっちり詰めていかにも優等生といった感じだが、やや人相が悪く、学園のイベントにおける暴走ぶりにも磨きが掛かっている(ただし、決して人を傷つけない点に関しては義之も信頼している)。ただし、詰めが甘いところがある。非公式新聞部の後ろ楯も健在で、それにより隙のない情報網と、生徒会の包囲網を掻い潜る俊敏性を誇る。プライベートでは眼鏡をかけていることが多く、前作の杉並は「黒い服は敵を欺くことが出来る」とプライベートでも学ランを着ていたりしたが、本作の杉並は普通に私服を着ている。前作の杉並同様、その私生活は全て謎に包まれている。
基本的には義之たちをトラブルへと巻き込み彼らを辟易させるが、義之が深く悩んだ時には的確に心からのアドバイスを送り、義之たちが問題に巻き込まれた時は非公式新聞部の権限をも行使して彼をサポートするという一面もある。
『D.C.D.X.』では杉並(D.C.)と同志または敵対相手として共演したが関係は明かされなかった。また、杉並(D.C.)にしか応答しないはずのコンピューター認識がなぜかこちらの杉並にも応答していたり、自分ならここに仕掛けると思うトラップが全て杉並(D.C.)の仕掛けた場所と一致していた。
板橋 渉(いたばし わたる)
声:万栗太郎 / 山口勝平 / 瀬戸麻沙美(T.P.さくら)、原画:ちのちもち
誕生日:8月14日 / 身長:163cm / 体重:55kg
風見学園付属3年3組在籍。義之の悪友。義之、杉並と共に3人で「3バカ」と呼ばれ、生徒会の危険人物リストにも載っている問題児。小恋、ななかと共にバンドを組んでおり、ドラムを担当。杉並や義之には及ばないもののそれなりに整った顔立ちをしているが、スケベな性格で言動は極めてオゲレツかつドM(女性に蹴られることによって、快感を得ている)でもあるため全くモテない。が、『D.C.D.X.』では同じく楽器を使うみっくんとともちゃんには好印象だった。逆に男には人気があるようで、ななかEDでは舎弟希望者が現れている。度々もの凄い顔で妄想にふけり、放送禁止用語を連発することもある。ただし、音楽に関しては熱い思いを持っており、本人は「音楽を真面目にやらない奴は嫌い」であるらしく義之が入る前にいたギター担当の部員を、遅刻ばかりしていたという理由でクビにしてしまったほどである。「思い立ったら吉日」と言わんばかりに行動が素早い。小恋に片想いしており、普段の軽薄さとは裏腹に彼女に対する想いは非常に一途なものである。ルートによっては自らの失恋を顧みず、小恋を幸せにすべく義之と小恋が結ばれるのを手助けしたりする。その他にも義之を様々な面でサポートし、時には励まし、時には激励する友達思いの一面を持つ。逆にななかルートで小恋が義之に失恋した際には自分の怒りのぶつけ所を見失って義之に当り散らすが、最終的に義之と本音をぶつけ合って無事に和解している。運動神経は良いがスキーは初心者で超が付くほどド下手、一度滑り出すとかなり危ない。クリパにかこつけて義之を巻き込み脱童貞宣言をしていたが、あえなく玉砕した。アニメでは小恋と付き合い始めた義之をうらやみながらも応援する、美夏がロボットだと知っても「そんなの関係ない」と普段通り振る舞うなど、男らしい一面も見せた。
「タワシの歌」の作者でもある。戯矢利尊先生の授業では自信あると言いつつも評価が低く、よくマペットくんにけなされている。
なお『D.C.II P.S.』では下品な台詞がカットされ、スケベな印象がやや薄くなっており、むしろ友達思いで男らしい性格や音楽に対する熱い思いが強調されている。
卒業後は本島の大学に進学し、一人暮らしをしている。進学した理由は特に無く、ただ単に遊びたかったからとの事。大学卒業後の進路は不明だが、海外にいる様子。
水越 舞佳(みずこし まいか)
声:柚木あずさ / 浅川悠、原画:ちのちもち
誕生日:10月29日 / 身長:165cm / 体重:55kg / スリーサイズ:B83/W54/H83 / 血液型:A型
風見学園の保健の先生で天枷研究所の関係者でもある。実家は水越病院であるため、前作の水越萌眞子姉妹とは何らかの血縁関係にある(スタッフインタビューによると水越姉妹の弟あたりの血筋とのこと)。D.C.IIIで水越姉妹のにあたるとさくらが語っている。眞子とやや容姿が似ている(頭には飛び出たようなアホ毛がある)。ヘビースモーカー。また、鍋の匂いに敏感である。風見学園の卒業生で学生時代は口より先に手が出るタイプだった。また水越姉妹のように音楽に関係しているようで、吹奏楽部に所属していた。前作の白河暦のようなポジションに当たり、義之に美夏の世話役を依頼する。μの開発者である沢井拓馬とは面識があり、論文のアドバイスを貰っていた。アシスタントとしてμを所有しており、「イベール」という愛称で呼んでいる。『D.C.II D.M.』で年齢は3X歳とまでは明かされている。ズボラな性格が災いしてか未だに独身。
『D.C.II T.Y.』では、先生としてだけでなく風見学園本校学生としても登場。朝比奈ミキの先輩かつ相談相手であった。また、複数の部を掛け持っており成績優秀であったことが描かれている。
咲耶に対し本来は強硬手段に出る事も可能なのだが、あえて忠告だけに留めて義之や咲耶自身に委ねた。
科学者であるため魔法や想いの力といった非科学的な事には否定的ではあるが、上記の修理後の咲耶についての義之との会話を見るに完全には否定はしておらず逆にそういうものも存在しているかもしれないと思っている節がある。
2072年時点でもまだ在籍している様子。研究室の室長は麻耶に譲り、プロジェクト全体の統括責任者になっている。
μ(ミュー)
声:かがみありす / あおきさやか、原画:ちのちもち
市販されているメイドロボット。様々な設定(身長、体重、特技、誕生日等)のカスタマイズが可能でオプションパーツも存在する。動力の補助にはミハルや美夏同様にゼンマイが使われている。値段は義之曰く、一般家庭の家計が傾くほどだが、杉並の情報によると風見学園の理事の中には何体も所有している者もいる。開発者は麻耶の父親であり、天枷博士の意志を継いでロボットの研究をしていた沢井拓馬。しかし、彼がμに搭載したある機能が一部では問題視され、社会的な論争を引き起こしている。舞佳曰く、最終的に天枷博士や沢井博士は「人間」を作りたかったらしく、社会的に問題視されるような機能をあえて搭載したのもそのためである。
なお、型番はHM-A08μ型。08型シリーズの開発時のコードネームは「ミフユ」。また、ミフユのプロトタイプとしてHM-A07型「ミアキ」(後述)というロボットも作られた。
エモーショナルサーキットにリミッターがかけられ、同じロボットの美夏に比べて感情表現が制限されており、リミッターを解除しても美夏ほど感情が豊かにはならないとされている。舞佳のアシスタントのイベールは法改正などによって若干マシになったらしく、『D.C.III』の四季に似た毒舌な面を見せている。
『D.C.II S.C.』では天枷研究所の所長のそばにμのプロトタイプ「美冬」がおり、他のμよりもかなり人間らしい感情を見せる。また、μの後継機種として「ξ(クシー)」というロボットが開発中である。
20年ほど後の『D.C.III』の時代でも未だ販売されている。感情表現の制限がやや緩くはなっているが、美夏ほどの豊かさはない。
小日向 ゆず(こひなた ゆず)
声:宮代ゆず / 下田麻美、原画:ちのちもち
誕生日:3月9日 / 身長:116cm / 体重:21kg
水越病院に入院している子供。ななかの友達。周りの者に元気を与えるほどの元気な子。好物はプリン。
義之の名前を「うみうし」「おしおき」、さらには苗字と合わせて「ぎゃくたいおしおき」と言うなど、なぜか正確に言うことが出来ず、最終的に義之のことは「兄ちゃん」と呼んでいる。
いつも元気だが実は手術をしなければ治らないほどの重い病気を抱えており、手術への恐怖と闘うことになる。
『D.C.II F.L.』劇中では、父ともども初音島に引っ越してきている。
『D.C.II』から数十年後の『D.C.III』の時点では、天枷探偵事務所の助手として所長である美夏を補佐する立場になっている。
小日向 慎(こひなた しん)
声:ヘルシー太郎 / 伊藤健太郎、原画:ちのちもち
誕生日:8月7日 / 身長:176cm / 体重:67kg
ゆずの父親。物書きをしており、雑誌に小さなコラムを載せている。気さくで優しい。本島から願いが叶う桜の木の話を聞いてやってきた。本編ではななかシナリオのみの登場だったが『D.C.II』の『D.C.II S.C.』ではななかの「あふた〜すと〜り〜ず」に登場するだけでなく、卒業公演の映画にも出演している。
花咲 藍(はなさき あい)
声:まきいづみ / やなせなつみ
茜の年子の妹。幼い頃に水難事故で他界する。
幼い頃は内気だった茜とは正反対に、生涯はきはきした性格だったという。
花咲 翠(はなさき みどり)
声:まきいづみ / やなせなつみ、原画:ちのちもち
茜と藍の母。穏やかで包容力のある女性であり、茜のよき理解者。なお、茜のナイスバディは彼女から受け継いだものである。
藍を失った苦しみから立ち直っているが、何年経っても未だに藍の墓参りに赴かない茜を心配している。
芳乃 さくら(よしの さくら)
声:北都南 / 田村ゆかり、原画:たにはらなつき
誕生日:9月4日 / 身長:140cm / 体重:31kg / スリーサイズ:B68/W51/H72
風見学園の現学園長であり、義之の居候先の家主である。
朝倉 純一(あさくら じゅんいち)
声:桐生大地 / チョー、原画:鳴海
誕生日:12月28日 / 身長:168cm / 体重:61kg。
前作の主人公。本作では音姫と由夢の祖父として登場。口癖の「かったるい」や和菓子を出す能力は変わっていない。
朝倉 由姫(あさくら ゆき)
声:三咲里奈 / 伊藤静
テーマソング「あたたかな手」「そっとやさしく」
朝倉姉妹の母。義之が朝倉家に来て、そう間もないうちに病気で亡くなった。命日は[2046年3月18日]。義之に「音姫と由夢のことを守ること」を約束させている。彼女は純一と音夢の娘ではないが、家系は代々魔法使いで魔法の力の監視者の一族である。監視者の役目は音姫に受け継がれている。アニメにおいてその設定は特に明言されていない。主に『D.C.II T.Y.』で語られた一族のお役目の設定と、『D.C.III』で語られた内容から(葛木の家に生まれた娘には「姫」の字をつけるなどの要素)、旧姓が「葛木」であったことが暗に示唆されている。
『D.C.II T.Y.』劇中では意外に明るくノリの良い性格であったことが回想という形式で描かれており、また、病気が発症した理由についても触れられている他、桜の木や義之の正体に気付いているような台詞がある。
好きな花は紫陽花であり、これが回想の始まるきっかけともなっている。
辞書でたたき起こすという、音夢が発案した起こし方を受け継いでいるであろうことが、間接的に幼い由夢の口から語られている。
なお、夫(朝倉姉妹の父、純一と音夢の息子)に関しては、海外で仕事をしており、普段は家にいない人物として設定されている。病床の妻や二人の娘を初音島に置いてまで海外に出ている理由は特に明言はされていないものの、『D.C.III』で語られた内容から見えてきた、由姫の受け継いでいた監視者の役目の設定からすると、清隆と同じく鬼の力についての解呪方法を探すために世界を飛び回っていた可能性がある。実際に『D.C.II ToYou』の劇中で、すでに死を受け入れた由姫の口から病気の原因についてあの人はまだあきらめていないようだとも語られてもいる。『D.C.II ToYou』劇中では、セリフも立ち絵もないものの一応の登場はしており、腕の中で妻の最期の瞬間を看取ったと描写されている。純一からは「筆不精」、さくらからは「あの親にしてこの子あり」と言われており、父親同様に面倒くさがりな性格である事も示唆されている。『D.C.II D.M.』で純一と音夢に結婚を反対されて二人で駆け落ち同然にアメリカにいるさくらの所に転がり込み、さくらに純一と音夢を説得してもらったことが明かされている。その件からさくらには今でも頭が上がらない。また、過去に由姫の、現在は音姫のために解呪の方法を探して海外を飛び回っている事も明確になった。
天枷博士(あまかせはかせ)
声:ヘルシー太郎 / 伊藤健太郎
美夏の夢に登場する美夏の開発者。半世紀近く前に美夏を開発したが、当時はまだロボットを受け入れられるような時代ではなく、美夏を封印せざるを得なかった。また、その経緯が語られる際に前作の白河暦と思われる人物の話が出る。前作では「天枷教授」と「天枷博士」の2通りの呼称があったが本作では「博士」で統一されている。
舞佳の言葉や作中の描写から見るに、すでに亡くなっているようである。また、娘の美春が現在の天枷研究所の所長を務めているかのような描写もある。
沢井 拓馬(さわい たくま)
μの設計者であり、麻耶の父親。天枷博士の研究を受け継ぎ、人間型ロボットの開発に心血を注いでいた人物。
舞佳がマスターコースだった頃、数回面識があった。
μが様々なバッシングを受け、さらには美秋をも失ってしまった彼は、最後に家族を残して自ら命を絶った。そのため登場しない。
沢井 勇斗(さわい ゆうと)
声:七星友里子 / 木村まどか(アニメ)・水橋かおり(『D.C.II P.S.』)、原画:たかのゆき
誕生日:不明。身長:109cm。体重:19kg。
沢井拓馬博士の息子にして、麻耶の弟。厳しい家庭環境で育っており、僅か5歳ながらかなりのしっかり者。
アニメでは小学生くらいのやんちゃな風貌である。
『D.C.II F.L.』では小日向ゆずと友達になっている。ゆず曰く、「ユート(勇斗)はマブダチ」らしい。
沢井 綾子(さわい あやこ)
声:七星由里子 / 水橋かおり
沢井麻耶・勇斗の母親。夫・拓馬の死後、姉弟を女手ひとつで育ててきた。かなり質素な生活をしているものの、夫の拓馬の死に関して天枷研究所から多額の賠償金を受け取っており、貧乏というわけではない。しかし、ロボットが関わって入手した金であるため、ロボットを嫌う麻耶のことを考えて使わず自らが働いて生活費を稼いでいた。その結果、現在は体調を崩している。
エルニーニョ 絵梨奈(エルニーニョ えりな)
声:七星友里子 / 水橋かおり
目覚ましをセットする際に流れているラジオ番組「明日の目覚まし予報」のDJ。かなりのマシンガントーク。お天気お姉さんが友達。自称低血圧。
『D.C.II S.C.』の「風見学園演劇部 〜卒業公演〜」の中でも登場しているが、こちらは麻耶のものまねという設定。
アニメ第1期では次回予告で登場するが、第1話以外まともに最後まで喋れていない。
DJ
声:ヘルシー太郎 / 伊藤健太郎
あるヒロインのシナリオ中、義之が見る他人の夢の中でいつも流れているラジオ番組のDJ。本名は不明。こちらもマシンガントーク。「HAHAHAHA」という特徴的な笑い方をする。日々業界の裏事情を暴露し、スポンサーの圧力に晒されているが、それすらもネタにしている。
大塚あゆ
ミスコンで名前のみ登場。義之の隣のクラスに在籍。相当な美少女で、ミスコン優勝候補の一人。
はりまお
声:かがみありす / あおきさやか
主に学園長室にいる謎の生物。さくらが学園長になった頃に会ったらしい。さくら曰く犬とのことであるが、その姿は体より頭が大きい、鼻や口が見当たらない、目が縦に細長いなど奇妙なものである。作中では美夏から「ジロ」と呼ばれることもある。前作のうたまるのようなマスコット的存在。よく義之の魔法で出してもらっている和菓子が大好きで、鍋なども食べている。さくらの頭の上がお気に入りのポジションである。また、うたまるのようにさくらと話すことができるほか、義之たち人間の言葉もある程度なら理解できる様子。うたまるとは違い、多くの時間を学園で過ごしているが、たまに芳乃家にいる。
ユーザーマニュアルには義之の代理として載せられている。
『D.C.II S.C.』ではさくら不在のため、どこにいるのかは不明。「風見学園演劇部 〜卒業公演〜」で何度か出てくるが、その出番は激減した。『D.C.II D.M.』ではさくらの帰還とほぼ同時期に芳乃家に帰ってきた。
謎の生物
直接登場はしない。サブシナリオの杉並との会話に登場する「顔の半分が目で口も鼻も無く手足が見当たらない、あえて言うならばと言えなくもない白い生物」。また、同じくサブシナリオの音姫とまゆきの会話でも音姫が「うにゃ〜ん」と鳴く白い猫を見たという台詞があり、このことから、うたまる(もしくはその子孫)が健在していることが窺えるが、詳細は不明。
今井 めぐみ(いまい めぐみ)
声:宮川なつき / 今井麻美、原画:立羽
誕生日:10月7日 / 身長:158cm / 体重:45kg / スリーサイズ:B77/W49/H79
他校の走り高跳びの選手。まゆきのライバル。まゆき同様かなりフレンドリーな性格で、その勢いにまゆきが流されることもある。
ミアキ
声: かがみありす / あおきさやか、原画:たにはらなつき
沢井家にて生活していたHM-A07型ロボット。子供の頃の麻耶は彼女を姉のように慕っていたが、後に狂信的なロボット排斥主義者によって破壊されてしまう。エンドロールでの名前は『D.C.II P.S.』では「天枷美秋」、または「美秋」であったが、『D.C.II P.C.』ではどちらも「沢井美秋」に修正されている。
名前だけは『D.C.II』ですでに登場しており、『D.C.II S.C.』でも麻耶が(名前こそ出さなかったが)ミアキについて触れていた。その後『D.C.II P.S.』において正式に登場することとなった。
朝比奈 ミキ(あさひな ミキ)
声:西巻香代 / 下田麻美、原画:たにはらなつき
誕生日:3月27日 / 身長:157cm / 体重:46kg / スリーサイズ:B81/W54/H79
テーマソング「Good Friend」「大切なものを」
水越病院に勤務している看護師。小日向ゆずの担当をしている。学生時代は風見学園付属1年3組で陸上部所属。まひるの親友であり、彼女を最後まで看取っている。家族との関係は冷え切っており、自身も人間関係について冷めた考えを持っていたが、まひるとの出会いにより自分が変わったことを受け止め看護師を目指すようになる。学生時代の一人称は「ミキ」だが、これは自分を演じている時のもので、本来の一人称は「私」。まひるの回想では学生時代に恋人が出来ていたが、実はまひるのためについた嘘である。義之はまひるが消えた後、彼女と知り合い、度々会うようになった。
上記のように水越病院の看護師でゆずの担当をしているため、『D.C.II P.S』と『D.C.II P.C.』ではななかのシナリオにも登場するのだが、PSP版では登場しない。
リオ・フォーカスライト
声:春野風 / 羽多野渉、原画:たにはらなつき
誕生日:不明 / 身長:174cm / 体重:68kg
エリカの国の皇太子。エリカルートにのみ登場し、フローラ、ジェイミーとともに風見学園に転入してくる。エリカと交際関係にある義之に対して当初は険悪にして侮蔑のこもった態度で接するなど絵に描いた暴君を演じるが、本来は気さくで王族でありながら庶民に対する思いやりを持つ名君の器。初音島に来訪した当初はエリカの地球への滞在を「この地は庶民の暮らしを知るのに適していない」と言い切り、強引にも連れ帰ろうとするも、それを拒むエリカ、義之、茜、杏、小恋、渉、杉並に妨害される。白黒はっきりつけるために、エリカの母星への強制帰還を賭けたゲームで義之たちと対峙するが、攻撃用ヘリや実銃といった一学生団体に対して過剰といえる武装で対処するという暴挙に出る。しかしその真相は、本国の惑星の反対勢力をあぶり出すために、杉並との結託のもと行われた芝居であった。
『D.C.II F.L.』では、義之を「義弟(おとうと)」と呼び、からかっていたり、エリカに故郷の食材やアクセサリー、(コスプレ用の)衣装をおくるなど杉並や杏に似た性格であることもうかがえる。
フローラ・クエイシー
声:星咲イリア / 折笠富美子、原画:たにはらなつき
誕生日:不明 / 身長:157cm / 体重:43kg / スリーサイズ:B79/W50/H81
リオの付き人。エリカとは長い付き合いで、彼女のことを公私共に気にかけている。王位継承権の第二家のクエイシー生まれ。杏のブービートラップに楽々と引っかかっているところからそう大した戦闘力は無い。王族への忠誠を誓いながらも実は反対勢力の人間で、エリカを王女にすることで政権を握ろうと企てるもリオ達の作戦により失敗。陰謀がばれた後母国で重い刑罰を受けるはずだったが、リオや王様の温情で無罪放免になった模様。
ジェイミー・ダウニング
声:宮川なつき / 今井麻美 /、原画:たにはらなつき
誕生日:不明 / 身長:163cm / 体重:55kg / スリーサイズ:B88/W49/H83
リオのボディーガード。無表情で、眼光がきついために威圧感のある女性。武芸に長けているようである。
戯矢利尊先生
先生。言いづらい事や困ったときには指人形のマペットくんに代弁してもらう。マペットくんは恐ろしく口が悪いうえに容赦がない。前作のピロスと違って、桜が枯れてからも喋っているので、桜の魔法で喋っているわけではないらしい。アメリカのテレビアニメ『サウスパーク』に登場する「ギャリソン先生」のパロディ[要出典]。妻がいる。
2072年時点でもまだ在籍している様子。
ピンクのクマ
直接登場はしない。サブシナリオで義之やエリカが目撃する、着ぐるみ姿で街を徘徊する謎のクマ。ただし、杉並に話をすると病院にいくことを勧められた。
高松 久美子(たかまつ くみこ)
声:宮代ゆず、原画:えこ
『D.C.II T.Y.』で登場。風見学園に来た教育実習生。担当は体育。非公式新聞部の騒動に巻き込まれスポーツテストの優勝者にキスをすることになるが、義之にある2つの約束を交わすことを条件に承諾する。研修期間は2週間だけであったが、その後に1度だけ義之と再会しているらしい。
宮代 雪乃(みやしろ ゆきの)
声:宮代ゆず
『D.C.II T.Y.』で登場。その当時は生徒会副会長であり、音姫の二代前の生徒会長でもある。杉並からは音姫やまゆきと同レベルと見做されている。一見ぼんやりしているが、実際にはかなり優秀である。
磯鷲 涼芽(いそわし すずめ)
声:北都南
『春風のアルティメットバトル!』で登場した音姫の一代前の生徒会長。『D.C.II T.Y.』では本校一年生として登場。生徒会の名物役員で、杉並にマークするだけ無駄といわれる。強引で我侭な性格であり、生徒会長時代には度々、暴走して音姫やまゆきを困惑させていた。コンタクトレンズを愛用しており、裸眼ではぼやけた映像しか見えない。
義之のことを「サクラウチ」という間違った読みの名字で呼んでいる。
『D.C.II F.L.』では立ち絵や専用のCGが用意される。また、本人は知らないが、会長に当選した際の選挙で非公式新聞部の暗躍があったことが示されている。
小鳥遊 真哉(たかなし しんや)
声:鷹取玲
『D.C.II T.Y.』および『D.C.II F.L.』のまひるシナリオで登場。小鳥遊まひるの父親。まひるの変なたとえ話は彼の影響。普段は明るさを絶やさない性格であるが、娘のことに対しては真剣。
小鳥遊 亜沙(たかなし あさ)
声:小倉結衣
『D.C.II T.Y.』および『D.C.II F.L.』のまひるシナリオで登場。小鳥遊まひるの母親。ほんわりしているようだがしっかり者で料理の腕もよい。真哉とも未だに夫婦仲が良い。まひるのモノローグによると前作で枯れない桜が咲いていた頃から生きているそうなので年齢は40歳を越えていると思われるが、その容姿は20代でも通用するほど若々しい。
小鳥遊 夕陽(たかなし ゆうひ)
声:小倉結衣
『D.C.II F.L.』のまひるシナリオで登場。小鳥遊まひるの妹。まひるに似て、無邪気で素直な性格をしている。
『D.C.III』では成長し、ゆずと共に天枷探偵事務所の局員を務めていたりする。
咲倉 ゆん(さくら ゆん)
声:天南ねね
『D.C.II 〜featuring YUN2!〜』に登場。とある秋の夜、空から義之の部屋に降ってきた不思議な少女。記憶を失っているようで、名前とくじらが浮かんだ町にいたということしか覚えていない。杉並とは気が合うようだったが、渉のことを「犬」と呼ぶ。
桜内 桜姫(さくらい ゆうき)
声:上田朱音
誕生日:6月6日 / 身長:不明 / 体重:不明
『D.C.III.P.P.』にて初登場した正義の魔法使いであり、『D.C.II.D.M.』にて名前と素性が明かされた。その正体は桜内義之と桜内(朝倉)音姫の間に生まれた娘であり、正義の魔法使いの役目は音姫から継いだものである。そして、桜姫の存在によって『D.C.III』の風見学園編、及び『D.C.III.P.P』の世界は『D.C.II』における音姫ルートの最終パートの世界だと判明した。
『D.C.III.P.P.』の立夏シナリオにおいては、正義の魔法使いとしての役目から清隆達に厳しい態度で接していたが、『D.C.II.D.M.』で立夏に教えを乞おうとした時は、礼儀として敬語で接したり、母親不在の際家事を進んで引き受けたりと本来は心優しく人懐っこい性格でありしっかり者である。義之や音姫との会話から家族思いな一面もうかがえる。音姫によく似た世話焼きな面もあり、義之に似たツッコミ役でもある。音姫と義之の影響と、音姫が入院がちになったことで家事を積極的に手伝う姿勢から、料理の腕は日に日に上達しているが、本人は両親やプロの由夢にはまだまだ敵わないと言っている。
小さい頃に両親に連れられて行った高台で見た星空と、話してもらった七夕の話がきっかけで星座が好きになり、数年後にはすっかり星座について詳しくなっている。幼少期から、しっかり者である一方マイペースな部分があると両親に評されており、茄子が嫌い。身に着けている大きなピンクのリボンは、音姫が着けていたものを、10歳の誕生日に欲しいとせがんで貰ったものである。
親戚一同との関係も良好であり、祖母のさくらや叔母の由夢にも愛されており、特に由夢は時に義之も引くレベルで溺愛している。両親をパパ、ママ、さくらをさくらさん、由夢を由夢ちゃんと呼ぶ。
小学校卒業後は、両親と同じく風見学園に進学する。友人は多いようだが、色恋沙汰となると理想のカップル像は自分の両親であり、つい最低でも父親の義之以上の男子と考えてしまうので、ハードルが上がりすぎて中々気になる男子は出てこない。付属一年生時はまだ音姫の件を隠さなければならない関係で立夏に避けられていたので、学園での立夏たちとの付き合いは作中では描かれなかった。
なお、『D.C.II.D.M.』では風見学園入学後の立ち絵があるのだが、『D.C.III.D.D.』の立夏シナリオは風見学園入学後の時間軸にもかかわらず一貫して10歳時の立ち絵で登場する。

D.C.P.K.

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椎恋(しいれん)
声:榊原ゆい
D.C.P.K. 〜ダ・カーポーカー〜に登場するオリジナルキャラクター。語尾を疑問形にするのが特徴。ネコミミと猫の尻尾がついている。攻略できないため、登場シーンも少ない。義之いわく「意外に胸がある」とのこと。

D.C. Girl's Symphony

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原画は全て如月水

主人公(D.C.GS)

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古城 史桜(こじょう しお)
声:なし
身長:156cm 血液型:O型 誕生日:7月23日 星座:獅子座
主人公。名前は固定のため変更不可。誕生日も固定。風見学園付属2年2組に所属。部活動は演劇部だが担当は裏方。おっとりした素直な心優しい性格で、周囲からは天然ボケに認定されている。だが運動は得意。初音島に伝わる桜の木の魔法により相手に触れることで自分の心の声が聞こえてしまう不思議な能力を持っている。ただし感情が高ぶっていると触れなくても聞こえてしまうため、周囲には接触恐怖症であるとしている。少々内向的で頼まれると嫌とはいえないタイプ。またその特殊な能力のために、喜・楽以外の感情は極力表に出さないようにいつもニコニコしているため、事情を知らない心無い人間から陰口を叩かれることもある。出会いが最悪であった転校生の稜平にのみ場合によって感情をむき出してしまうこともあるため、稜平には中々素直になれず警戒心を抱いている。童顔で幼児体型であり、本人もそれを気にしている。

攻略可能キャラクター

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四之宮 稜平(しのみや りょうへい)
声:鈴木達央
身長:176cm 血液型:AB型 誕生日:9月16日 星座:乙女座
風見学園付属2年2組に所属。四之宮4兄弟の四男で、航平とは一卵性双子で稜平は弟。ぶっきらぼうな性格で口が悪く人を寄せ付けない基本的には一匹狼タイプ。また女性が苦手で煩わしいとまで思っている。航平とは身長も体重も全く同じで顔も非常に似ているが、性格は正反対。口とは裏腹に面倒見は良い。史桜と同じ初音島の魔法に掛かっており、史桜の魔法とは密接にリンクしている。こちらは史桜限定で心の声が聞こえるというものなのだが、それには欠陥があり史桜が稜平のことを考えていると聞こえなくなる。四之宮家では家事全般を担当している。本人曰く「自分がしないと誰もしないため」料理が得意。また料理以外のこともそつなくこなす器用さを持つが器用貧乏である。自分と違い両親に対し素直で甘え上手な航平に羨望していたと思われる節があり、幼少時は家族間の居場所がないと感じていたが史桜にだった事で、「自分は彼女を守るためにいる」と史桜の存在に自身の居場所を見つける。好きな食べ物は甘いもの。また両親とは物心つく前に交通事故で死別しているため余り両親のことは覚えていない。
四之宮 航平(しのみや こうへい)
声:鈴木裕斗
身長:176cm 血液型:AB型 誕生日:9月16日 星座:乙女座
風見学園付属2年2組に所属。四之宮4兄弟の三男。双子の弟である稜平とは対照的に温厚で誰にでも優しく謙虚。兄弟の仲裁役に回ることも多く稜平の良き理解者。その一方で何でも器用にこなしてしまう弟 稜平に対して劣等感を持っている。現在は健康体だが幼少時は次兄同様病弱であった。弟とは違い好きなものは辛い物全般。
四之宮 蒼(しのみや あおい)
声:堀江一眞
身長:180cm 血液型:B型 誕生日:4月10日 星座:牡羊座
風見学園付属3年1組に所属。四之宮4兄弟の次男。王子的なルックスの持ち主だが、飄々としており掴み所がなく言動は謎めいている。実は1年留年しており、本当は史桜の2歳年上。幼いころより病弱で心臓疾患を抱えている。四之宮兄弟が初音島に戻ってきたのは彼の療養のため。また自身の持病のため、兄弟は病院が変わるたび引越しを度々行っており、自身が家族の負担になっていることを決して表には出さないが、内心心苦しく思っている。
四之宮 渓(しのみや けい)
声:羽多野渉
身長:186cm 血液型:A型 誕生日:11月6日 星座:蠍座
四之宮4兄弟の長男。大黒柱的存在で家の財布の紐は彼が担当している。そのため彼の言葉に背くと場合によって小遣いに影響が出る。厳格で自分にも他人にも厳しいが長男ということもあって、決して表に出すことはないが責任感が強く一人で抱え込みやすいタイプ。勤勉であり島外の学校に在籍(休学中)している。わけあって史桜の家庭教師となる。
古城 孝明(こじょう たかあき)
声:平川大輔
身長:189cm 血液型:A型 誕生日:10月20日 星座:天秤座
風見学園付属の歴史教師。両親が連れ子同士の再婚で出来た史桜の義兄。非常に真面目で、冗談などはまったく通じないが家では史桜に頭があまり上がらない。かなりのシスコン。
龍之介(りゅうのすけ)      
声:大須賀純
身長:168cm 血液型:不明 誕生日:不明
史桜のことを盲愛している少年。記憶喪失で史桜と出会う前のことは覚えていない。

その他(D.C.GS)

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成川 大瀬(なるかわ おおせ)
声:成瀬未亜
風見学園付属2年2組に所属。美人で活発な性格。主人公の友人。クラスでは学級委員長を務めている。演劇部員で担当は役者。ルートにより恋のライバルになる。
白河 ななか(しらかわ ななか)
声:野中みゅう
#D.C.IIを参照。
杉並(すぎなみ)
声:空乃太陽
#D.C.IIを参照。
成川 悠(なるかわ ゆう)
声:成瀬未亜
大瀬の弟。
礼津 明人(れいつ あきひと)
声:越田直樹
孝明の友人。写真家

D.C.III

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初音島編と風見鶏編でほぼ同じ容姿のキャラが複数登場するが、D.C.III.P.Pにて、清隆ら、新聞部の6名は枯れない桜の力で転生したと明言された。他の人間に記憶や魂が移ったわけではなく、風見鶏にいた頃とそっくりそのまま初音島編の頃に転生した為、本来であれば6人とも魔力はもっている(実際に立夏は記憶を封印する魔法を使用し、D.Dでは完全に記憶が戻ったシャルルがプレゼントの魔法を完璧に使いこなしている)。しかし、6人とも枯れない桜の力で存在し、桜そのものといっていい存在である為、魔力が戻るとそのまま枯れない桜にも魔力が逆流して、願いを叶える力が暴走してしまう。そのことを無意識に感じ取っている為なのか、基本的に魔法に興味を持たないようになっている。一方、江戸川姉弟とそっくりな人物がいる理由に関しては特に明言されていない。

名前が初音島編と風見鶏編で異なる者は初音島編 / 風見鶏編の順で表記する。

の項は清隆を除き、全年齢版 / 18禁版の順。相違しない場合は省略。演の項は舞台版の俳優。

主人公(D.C.III)

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芳乃 清隆(よしの きよたか) / 葛木 清隆(かつらぎ きよたか)
声:小野友樹(ドラマCD・TVアニメ)、櫻井尚輝(舞台〈声の出演〉)
【初音島編】
初音島編の主人公。風見学園付属の2年。公式新聞部所属。誰にでも優しい性格で、困っている人を見ると放っておけない。さらの部活見学に付き合った際の成り行きから掛け持ちで女子ソフトボール部にもマネージャーとして所属している。芳乃姓ではあるが、芳乃さくらとの関係は特に明言されていない。親族の血縁関係として、父がシャルルの父の兄であることだけは明言されている。海沿いの団地で従姉のシャルルと2人で暮らしており、シャルルが料理下手な事もあって、料理は専ら清隆の担当。シャルルが作る料理以外の食べ物の好き嫌いはあまりないが、強いて言うならうどんが好物。
女の子の知り合いが多いため、耕助からは「シアワセレブ野郎」と呼ばれるが、過去の主人公同様に女性関係には鈍感。公式新聞部の面々が前世の記憶を取り戻した後は、ループ中にヒロイン5人と結ばれていることが発覚し、彼女らに「五股をかけられた」「清隆は最後に誰を選ぶのか」と責め立てられる。この件は続編の『D.C.III P.P』にて決着する。『D.C.II D.M』にて正義の魔法使いこと桜姫が清隆と立夏に会ったことがある設定になっていることから『D.C.III P.P』は立夏EDが正史で確定している。『D.C.II D.M』本編では本人は何かと理由を付けて登場しないが、音姫を救う方法を求めて海外へ旅立つ義之に助言をしている。また、中々名前を覚えてもらえず、「清太郎君」と呼ばれる。
芳乃さくらのことは知らないが、その存在を知ることでどこか引っかかっていた。
D.C.III P.Pでは3年2組所属。
【風見鶏編】
風見鶏編の主人公。魔法学校「風見鶏」予科1年A組に在籍する日本人留学生。初音島編の芳乃清隆とは姓が異なり、好物は同じくうどん。誰にでも優しい性格で、困っている人を見ると放っておけない。
予科1年生ながらもカテゴリー5に次ぐ実力のカテゴリー4の魔法使いで、周囲には自分がカテゴリー4である事を隠している。知っているのはリッカとエリザベス、杉並とその他一部の教師、ループ中の記憶を全て持つ葵、義父をはじめとする葛木家の一部の人間のみで、姫乃にはあえて知らされていない。在学中に、姫乃のために手から和菓子を出現させる魔法を即興で編み出す。
能力としては夢見の魔法に特化している。純一や義之とは異なり、夢見を完全にコントロールすることができる。また夢見の能力を持つことから、副産物として他者を眠りへと誘う睡眠系の魔法も得意としている。カテゴリーこそリッカには敵わないが、夢関連の魔法に関してはリッカよりも長けている。これらの魔法を生かして、風見鶏入学前は日本で夢見によるカウンセリングなどを行っていた。
実は葛木家の養子であり、旧姓は芳乃。初音島の出身で、魔法使いの家系ではない家に魔力持ちとして生まれた為、周囲から疎まれたことで荒んだ生活を送っていた所を、魔法使いの名家である葛木家に引き取られた。子供時代に無意識に成長を止めていた為、10年ほど年齢を偽っている。
風見鶏に来た理由は姫乃のお目付けの他に、葛木家の『お役目』から姫乃を解放する方法を探る為。その後個別ルートの多くで、それぞれ『お役目』から姫乃を解放する糸口を発見する。
諸々の関連要素から、シリーズの一連の歴史は、彼がリッカと結ばれた時のみ成立する歴史であると思われる(リッカと結ばれた際には葛木の家を出て、旧姓の芳乃に戻すことを示唆している)。さくらが記憶を取り戻した際に、さくらは清隆を知っていたという事が明言されており、その後の歴史の中で発生するであろう可能性の一つとして、さくらと清隆に関係性が生まれるともさくら本人の口から語られている。
和菓子を出す魔法は「手から食べたことのある和菓子限定で熱量(カロリー)を消費して作り出す」という初心者にもやりやすいように限定したものであり、ついでに笑顔にする魔法をトッピングしている。後者の笑顔にする魔法については、甘いものを食べて笑顔になっただけとも取れる発言をしているため、本当に効いているのかについては不明である。
卒業までの間に夢見の魔法についての論文を残しており、それが2060年まで残っている。同時に、手から和菓子を出す魔法についても書き残している。
卒業の際、風見鶏から支給されたワンドは後輩にあげたらしい。また、ティンカー・ベルはずっと大切に持っていたようで、形見として芳乃家に残っている。

攻略可能ヒロイン(D.C.III)

編集
森園 立夏(もりぞの りっか) / リッカ・グリーンウッド
声:新田恵海 / 芹なづな
演:新田恵海
【初音島編】
誕生日:5月5日 / 身長:162cm / 体重:49kg / スリーサイズ:B80/W53/H80 / 血液型:O型 / 趣味:ガーデニング / 好きな食べ物:和菓子 / 嫌いな食べ物:辛いもの
テーマソング「カテゴリー5っ!?」「孤高に咲くカトレア」
風見学園付属3年2組在籍。公式新聞部部長。生徒会の役員でもある。シャルルとはクラスメイトで親友同士。抜群のルックスと人懐っこさで学園のアイドルと呼ばれる。清隆に「君とは前世から恋人だった」と不思議なアプローチをかけ、前世の自分はロンドンの魔法学校に通っていた魔法使いだったと主張しているが、周囲からは設定と言われ、妄想、あるいは中二病な扱いをされ、残念な人と形容される。思いつきで行動するため清隆らからは迷惑がられているゴーイングマイウェイな性格。非公式新聞部の杉並とは犬猿の仲。何かと杉並に対して対抗心を燃やしており、非公式新聞部に対し「公式新聞部」を設立。設立にあたり、会長に協力して貰った為、会長の頼み事は断れないらしい。
テーマソングの「カテゴリー5っ!?」「孤高に咲くカトレア」はさくらのテーマである「strenuous child」のアレンジ。
D.C.III P.Pでは本校1年3組在籍。記憶が完全に戻った際、6人の記憶を封じた枯れない桜を植えた本人である為か、他の5人が持っていないループ後の記憶を唯一持っている。前世で世界で五指に入るほどの魔法使いであった為、公式新聞部6人の中で魔法への興味を唯一捨てる事ができず、訓練を経て魔力がある程度戻った。そのことで枯れない桜が暴走し始めた事を知り、自身の記憶を封印してしまう。
『D.C.II D.M』でも登場する。桜姫から音姫を救う方法の相談を受け音姫の精神を肉体から切り離して枯れない桜に宿らせる事を提唱。さくらやその他大勢の友人の協力を得て成功させた。その間の一年に何をしていたかは『D.C.III.D.D』で描かれることになった。
【風見鶏編】
誕生日:5月5日 / 身長:162cm / 体重:50kg / スリーサイズ:B77/W53/H78 / 血液型:O型 / 趣味:研究、家庭菜園 / 好きな食べ物:甘いもの(清隆の出した和菓子が特に好物) / 嫌いな食べ物:辛いもの
風見鶏本科1年A組。世界に5人しかいないカテゴリー5の魔法使いで、通称「孤高のカトレア」。本科の生徒であるとともに予科1年A組のマスター(学級担任)も兼任している。口癖は「かったるい」。
幼馴染であるジル・ハサウェイの最後の願いである一年中花が咲き誇る世界を目指して一年中咲き続ける花の研究をしており、学園の周囲には彼女の研究の副産物である桜の木が多数植えられている。
英国の田舎町出身で生粋の英国人。見た目と年齢が一致しておらず、実際は1950年時点で150歳以上生きている。見た目通りの年齢(風見鶏本科生3年=18歳?)の頃に、ピーター・パンの初演を生で見ており、それ以来のピーター・パンのファン。清隆が渡された監視魔法がかかったネックレスの名前をティンカー・ベルとしたり、個別エンド後に花を咲かせる魔法と人々の想いを集める魔法を一緒にしてしまったものをネバーランド計画と名づけたりしている。
エリザベスとは30年ほど、シャルルとは10年ほど、巴とは風見鶏入学時からの付き合いである。
使用している年代物のワンドはかつてジルが使っていたのを譲り受けた物。この形見のワンドはリッカの死後、芳乃家に残っている。
カテゴリー5の実力を持ちながら風見鶏に生徒として在籍している理由は研究のため。エリザベスは最初、共同経営者や教師と言った肩書きでの風見鶏加入を希望したが、性に合わないという理由ですべて拒否した。一方で、予科マスターとして、またエリザベスより個人的な依頼として風見鶏のミッションに協力的に参加する。これはかつて魔女狩りでジルをはじめとする多くの友人を失っており、18世紀に成立した魔術禁止法などが今も残っているなど、決して優遇されているとは言えない魔法使いたちの現状を憂い、魔法使いのイメージをあげようとするためである。
親日家を自称し、日本の文化にも大いに興味を持っているが、間違った日本観も併せ持っている。清隆と交流を持つことで、より様々な日本文化を学ぶようになる。清隆が魔法で出した和菓子を食べて以降和菓子を好むようになり、清隆に教わって習得した和菓子の魔法も、最初は失敗続きだったが最終的には使えるようになっている。
清隆と結ばれた際に、想いが強くなることで魔力が弱まったため、名目上は想いの力の消費を抑えるために(本当の目的は清隆と一緒の時を暮らすために)老化防止の魔法を解いた。いずれは魔法は使えなくなることもわかってはいるが、和菓子を出す魔法だけは子や孫に伝えていきたいと発言している。
前作『D.C.II』の「da capo」シナリオのラストシーンでさくらに話しかけていた人物は彼女である。
「かったるい」の口癖に代表される、これまでに語られた朝倉純一・芳乃さくらの祖母である「芳乃のおばあちゃん」の身辺描写(大恋愛の末に魔法が使えなくなったことや、100年くらいヨーロッパを旅していたことなど)と合致する要素が多数存在する。劇中でもさくらと似ていることが示唆されており、さくらをなかば強引に風見鶏に保護した理由も、自分に似ているからという理由である。
『D.C.III.P.P』、及び『D.C.II D.M』にて、リッカ・グリーンウッドこそが芳乃清隆と結婚した後の「芳乃リッカ」、すなわち「芳乃のおばあちゃん」本人であり、二人の娘ができた事がゲーム本編で正式に明言された。
ループ脱却前にもう一度ループする事を理解していたため、初音島でお花見をする約束を果たす為に枯れない桜に魔法を仕込み、シェルでテキストを送信した。そのテキストは時を越えて、2072年に6人の生まれ変わりである公式新聞部のメンバーが枯れない桜に触れるという条件を満たした際に、メールとして携帯電話に届く。初音島編で桜が咲いた事件の直後に届いたメールはこの時の物で、日付が1951年4月30日を示していたのはこのため。文字化けしていた原因は受信方法の違いからと思われ、全文は「桜が咲いたら、約束のあの場所でお花見をしようね!」であることが、エピローグで明かされている。
姫乃シナリオにおいて清隆が夢見の魔法で他者の夢に干渉し続けた際に、唯一侵入を許さなかった。ただしその後、清隆へ警告を与えるために一度だけ侵入を促す。また、リッカシナリオではリッカ自身に妨害の余裕がなかった為に、無意識ではあったが清隆の侵入を許している。
『D.C.II Dearest Marriage』では、第3章「Dear to……」に登場している。
『D.C.4 FD』ではグランドフィナーレ(有里咲ルート)で初音島に魔法の桜を植える直前に謎の男性と会話している[注 18]。D.C.5にて玖星創眞だった事が明かされた。
芳乃 シャルル(よしの シャルル) / シャルル・マロース
声:宮崎羽衣(第1作・テレビアニメ)→藤邑鈴香(『Side stories』以降) / 藤邑鈴香
演:藤邑鈴香
【初音島編】
誕生日:12月25日 / 身長:161cm / 体重:52kg / スリーサイズ:B86/W57/H88 / 血液型:A型 / 趣味:編み物 / 好きな食べ物:なんでもよく食べます / 嫌いな食べ物:なんでもよく食べます
テーマソング「happy gift」「大切な贈り物」
風見学園付属3年2組在籍。公式新聞部所属。立夏とは生徒会役員で同僚、クラスメイトで親友同士。立夏と並ぶ学園のアイドル。清隆のひとつ年上の従姉で外国生まれ。3年ほど前から清隆の団地に一緒に住んでいる。清隆からは「るる姉」と呼ばれている。清隆のことを「タカくん」と呼んで溺愛しており、一緒に入浴しようとしたり、隙あらば一緒の布団で寝ようとするなどスキンシップが激しいほか、世話焼きの一面も見せる。掃除、洗濯、裁縫など家事全般が得意だが、料理だけは壊滅的(立夏曰く「地獄そのもの」や「サルミアッキ[注 19]の50倍は強烈」など、すもも曰く「食べられなくはないけど、個性的な味」)で、食べた者が寝込むほどだが、本人は問題なく食べられる。しかし、味覚がおかしいわけでなくむしろ普通の人より美食にこだわりがある。後におにぎりだけは(具がかなり独特ではあるが)まともに作れるようになった。シャルルという男の子っぽい名前は父親の趣味で本人は気に入っている。
こちらのシャルルは「サンタクロース」とは特に関係がないが、アニメでは寝室にクリスマスを連想させるグッズが多数飾られていたり、月刊アーススター連載のコミック内では、相手の欲しいと思ったものを的確にプレゼントするという、能力ではないものの「サンタクロース」を意図したような設定も存在する。
テーマソングの「happy gift」はアイシアのテーマソング「Airy Fairy」のアレンジ。
D.C.III P.Pでは本校1年3組在籍。前世の縁からクリスマスが近づくと無性にサンタクロースのような事をしたくなっている。彼女のルート内でミスコンでサンタ衣装を着てゲスト司会をした際には、エントリーしていないにもかかわらず1位の姫乃の40票を超える60票を獲得している(無効票でミスコン自体は姫乃の優勝)。
【風見鶏編】
誕生日:12月25日 / 身長:161cm / 体重:49kg / スリーサイズ:B86/W57/H88 / 血液型:A型 / 趣味:手芸、プレゼント / 好きな食べ物:なんでもよく食べます / 嫌いな食べ物:なんでもよく食べます
風見鶏本科1年B組。風見鶏の生徒会長で世話好き。生徒からの人気も高い。予科1年B組のマスターも兼任している。
サンタクロース一族の血筋で、気に入った相手にはプレゼントを贈る習性がある。また相手が望むものを物質生成するというプレゼントの魔法を得意としているが、弟のエトにまつわる過去のトラウマから長らく使用することができない状態にあった。この魔法はサンタクロース故の力であり、生成するまで術者本人には何が出てくるのか分からないほか、同じ相手には一年に一度しか使えない。この魔法だけに関してならばリッカをも超える。
「シャルル」という男性名である理由は、実家の職業上の理由から男子が望まれたため、祖父によって女子だと判明する前に名づけられたことに由来する(本来、女性名では「シャルロット」となる)。
料理の腕前は食べた者を数日から1週間寝込ませてしまうほど壊滅的。技術はあるものの味覚と調理のセンスに問題がある[注 20]。しかし自分でもきちんと味見をしており、本人はおいしいと認識している。
エトという名前の使い魔(シャルル曰く家族)を連れている。どう見てもそうは見えないが、本人はトナカイであると主張している。
日付表示画面の絵は構図が音姫と同じ。
それまにで語られてきたアイシアの祖母の設定(名前や経歴など)と合致する部分が多い。D.C.III.P.Pでもアイシアの祖母と同一人物かどうかは明言されなかったが、D.C.III.D.Dでアイシア本人から芳乃シャルルが自分の祖母(の生まれ変わり)であると語られ、シャルル・マロースがアイシアの祖母と確定した。
D.C.5にも登場し、風見鶏を訪問した創眞を1ヶ月案内した。
葛木 姫乃(かつらぎ ひめの)
声:佐々木未来 / 森谷こころ
演:佐々木未来
【初音島編】
誕生日:3月3日 / 身長:155cm / 体重:45kg / スリーサイズ:B75/W55/H77 / 血液型:B型 / 趣味:料理 / 好きな食べ物:お蕎麦 / 嫌いな食べ物:珍味系
テーマソング「やまとなでしこ」「一番近くで……」
風見学園付属2年1組在籍。公式新聞部所属。清隆とは同じ団地の隣の部屋に住む幼馴染で兄妹のように育った関係から清隆を「兄さん」と呼ぶ。清隆のことを意識して思ったこととは反対のことを言ってしまう。そのため思った事もなかなか口に出せず、ドラマCDでは杉並からも憐れまれてしまう。家事全般が得意で料理はかなりの腕前で母親の味付けにそっくりだと清隆から評されている。男子生徒からの人気も高く、『D.C.III P.P』でミスコンに出場した時には優勝するほど。
テーマソングの「やまとなでしこ」は由姫のテーマソングである「あたたかな手」のアレンジ。
D.C.III P.Pでは付属3年2組在籍。前世の縁から魔法の影響を受けやすい体質になっており、「清隆の事をもっと知りたい」と願った結果、中途半端な魔力しかない枯れない桜がそれをゆがんだ形でそれを叶えてしまい、清隆と精神が入れ替わってしまう。
【風見鶏編】
誕生日:3月3日。身長:155cm。体重:45kg。スリーサイズ:B73/W55/H77。血液型:B型。趣味:料理。好きな食べ物:日本食。嫌いな食べ物:昆虫系の食べ物。
風見鶏予科1年A組。日本の名門魔法使い葛木家の長女で世間知らず。初音島の姫乃とは同姓同名。プライベートでは和服を着る事が多い。料理上手ではあるが、作りすぎる癖がある。画力に関しては壊滅的に下手。
葛木家の長女としての宿命で「鬼」と呼ばれる力を継承する宿命を持っている。清隆をはじめとする葛木家の人間はこれを『お役目』、姫乃自身は『正義の魔法使い』と呼んでいる。継承者は強大な魔力を受け継ぎ、魔法使いを監視する役目を担う。代わりにその力の影響で、『お役目』を受け継いだ人間は短命となる。また、葛木の血を継ぐ者には必ず女の子が一人生まれる。
精神干渉の魔法が得意で、心を繋げる魔法を使うことが可能。特に清隆の心と繋げる事が得意。また、魔法に対する感度においては清隆にも勝る。
この時代の姫乃の父親は『お役目』は無くなってもいいと思っている。
ループから抜けた後、結局姫乃はお役目からの解放は望まず、『正義の魔法使い』としての運命を受け入れたらしく、その運命は由姫、音姫と葛木家が没落した後も子々孫々続く事になる。
葛木の屋敷は、D.CIIで名前だけ登場した「鬼ころし山スキー場」の近くにあり、最後の当主であった姫乃の代で手放した後は旅館となっている。屋敷を手放した後の姫乃の行方は不明なものの、清隆が亡くなるまでは生きていたことがD.C.Ⅲ.D.D.にて判明している。
瑠川 さら(るかわ さら) / サラ・クリサリス
声:桜咲千依 / 高梨琉衣
演:髙橋麻里
【初音島編】
誕生日:7月7日 / 身長:148cm / 体重:43kg / スリーサイズ:B71/W52/H73 / 血液型:AB型 / 趣味:ぬいぐるみ集め(しかしみんなには内緒) / 好きな食べ物:プディング、紅茶 / 嫌いな食べ物:コーヒー(苦いから苦手)、柑橘類(すっぱいから苦手)
テーマソング「少しだけ背伸びして」「肩の力を抜いたら」
風見学園付属2年1組在籍。公式新聞部所属。掛け持ちで女子ソフトボール部にも所属しているが、実は運動オンチ。本島の大企業の令嬢で清隆よりひとつ年下だが、飛び級で同じクラスに進級してきた。真面目で頭が固い一面もあり、引っ込み思案でそんな性格が災いして煙たがられることも。勉強は得意だが、人付き合いは苦手な様子。基本的には誰に対しても敬語で話すが、からかわれたり子ども扱いされるとムキになって口調が変わるなど子供っぽい面もある。同い年の後輩である葵とは仲の良い友人で、家も近いらしい。
ドラマCDでは公式新聞部入部前の様子が描かれており、引っ込み思案な性格を治そうと演劇部や手芸部を清隆と回るが自分には向いていないと発言している。しかし、さら自身の容姿から両部長からネコ耳メイド服を着て欲しいと懇願されている。この時、演劇部では雪村杏が脚本を担当した「真夏の卒業式」が登場しており演劇部部長のお気に入り。運動部では陸上部の話が出てきて、高坂まゆきが全国大会で活躍したことで有名になっていた事が明らかになっている。運動は苦手だが野球などバットでボールを打つ競技が好きであることがさら自身が語っておりソフトボール部へ入部する事になったが、部活に馴染めるまで清隆にもいて欲しいと懇願し、立夏の教師らを説得するという協力を得て清隆と入部することとなった。
「公式新聞部日誌」でさらがメインの話では、生真面目、秀才、そしてお金持ちというさらのキャラクターを上手く活かされた話が描かれており、解毒剤や発明品などを作って事件を素早く解決している。
新聞部の活動の際には紅茶を持参してさら自身も美味しい紅茶を淹れる事ができる。これは父の峰人(声:深川緑)から教え込まれた賜物。風見学園に入学した理由はさらが生まれた日に母の百合(声:萌木唯)が峰人と共に見た夢によるものらしい。
D.C.III P.Pでは付属3年2組在籍。
【風見鶏編】
誕生日:7月7日 / 身長:148cm / 体重:43kg / スリーサイズ:B71/W52/H73 / 血液型:AB型 / 趣味:ぬいぐるみ集め(しかしみんなには内緒) / 好きな食べ物:プディング、紅茶 / 嫌いな食べ物:コーヒー、柑橘類
風見鶏予科1年A組。今は斜陽である伝統ある貴族クリサリス家のご息女。真面目で努力家。初音島のさらとは異なり、飛び級はしておらず、清隆や姫乃のことも呼び捨てである。
血筋の薄れから没落しつつあったクリサリス家に生まれた待望の魔力所有者として親族から期待されているが、他の風見鶏の生徒達と比較すると魔力の低い部類に入る。一族秘伝のクリサリスの術式によって魔力を何倍にも高めることができる。
クリサリス家復興のきっかけとなる、魔法界のスポーツ「グニルック」の鍛錬を欠かさず行っている。復興の兆しが見え始めたのちも、本人の意思でグニルックは続けている様子である。
性的な事柄に対して免疫がなく見聞きする度によく逃げ出している。
話の核心に直接的には関わらず、歴代キャラクターとの関連性も特に存在しないが、<<枯れない桜の奇跡>>作戦の際には一族秘伝の術式魔法にを行使することで、問題解決に尽力している。
サラのシナリオにて術式魔法の新たな使い道(自分にではなく他人に使う事)を見つけることが出来た。
しかしその後の歴史では、2072年の時点でクリサリス邸は観光地として一般公開されている。
陽ノ下 葵(ひのもと あおい) / 陽ノ本 葵(ひのもと あおい)
声:海保えりか(第1作・テレビアニメ)→又吉愛(『Side stories』以降) / 綾木さゆ
演:石丸千賀
【初音島編】
誕生日:4月1日 / 身長:153cm / 体重:47kg / スリーサイズ:B83/W56/H86 / 血液型:O型 / 趣味:アルバイト / 好きな食べ物:安くてボリュームのある食べ物 / 嫌いな食べ物:高くてボリュームのない食べ物
テーマソング「青い空の下で」「陽射しを仰いで」
風見学園付属1年3組在籍。公式新聞部所属。清隆の後輩。アパートで1人暮らししている。いつでも笑顔の絶えない明るい性格だが、生まれつき体が弱い。そんな体質でもアルバイトを掛け持ちする勤労学生。貧血で動けなくなったところを清隆に助けられて以来、兄のように慕ってくる。後ろをちょこちょこ付いてくる姿からわんこのようだと言われることも。純真で子供らしいところがあり、ドラマCDでは天然な発言をするなどさくらに似ているところがある。制服の下にはスパッツを穿いている。素肌に痣の跡のようなものがある。
ドラマCDにて風見学園への入学理由が明かされており、入学を両親から認めてもらう条件として生活費などは自分で払う事を約束しているため、日々バイトに勤しんでいる。数多くのバイトをこなしているため顔が広く、どこへ行っても声をかけられる人気者で、みんなのアイドル的存在。明るいながらも毒舌キャラで、作中でも主に立夏を厨二病患者扱いするなどしてからかう。しかしそれは、裏を返せばそれだけ立夏のことを慕っている証拠であり、立夏もそれを理解している。また、杉並が清隆に対しての発言からピンク色(それも同性愛方面)の想像をしたり、アニメではプールで新聞部のメンバーの胸を揉んだりといろいろと危ない気がある。「公式新聞部日誌」では清隆と杉並をネタにしたBL本を書き、美琴をBLにハマらせた。
新聞部の活動の際にはバイト先で貰ったお菓子を持参している。
D.C.III P.Pでは付属2年1組在籍。記憶が戻った事で立夏の過去の事を「設定」呼ばわりはしなくなったものの、未だにそれをネタにして、そして立夏のほうも過去の事持ち出してからかいあう仲である。病弱なのは前世の死の運命が絡んでおり、記憶が戻った事で更に体調を崩しやすくなってしまった。
【風見鶏編】
誕生日:4月1日 / 身長:153cm / 体重:47kg / スリーサイズ:B83/W56/H86 / 血液型:O型 / 趣味:アルバイト / 好きな食べ物:安くてボリュームのある食べ物 / 嫌いな食べ物:高くてボリュームのない食べ物
風見鶏の学食、寮の食堂、カフェ「ケーキ・ビフォア・フラワーズ」などで働く勤労少女。初音島の葵と同様、制服の時は下にスパッツを穿いているが、体が弱いという設定はない模様。
日本の出身で両親は病死しており、英国の遠縁の親戚の下に身を寄せていたが、現在はアパートで一人暮らししている。一応は魔力を持っているものの、魔法使いとしての素養はない。ただし、魔法が使えないわけではなく、作中ではとある魔法を使っている。風見鶏の生徒ではないが、特例で非公式新聞部に所属しており、杉並の部下らしい。風見鶏三種の神器の一つ「シェル」を非公式新聞部から支給されて持っているが、風見鶏生のものとは細部の意匠が異なっている模様。
未来視の力を持っており、自分の死期が近い事がわかっていた。その死を回避する為、非公式新聞部の任務で発見した禁呪<<永遠に訪れない五月祭(バルティナ)>>を用いて負の感情を集め、その魔力を持って11月1日から4月30日までのループ世界を創り上げていた[注 21]。この影響でロンドンは負の感情を吸収、増幅する霧に覆われている。禁呪の術者である為、他の者が持っていないループ中の記憶を全て持っている(ただし、他の者も完全に記憶が消えているわけではなく、一部残っている。立夏達が前世の記憶を取り戻した際はループ中にあった個別エンドの記憶も戻っている)。また、背中と腕に禁呪の紋様が刻まれている為、人前では露出の少ない服装をしている。この紋様はループを重ねるごとに広がっていくため、肌の露出もそれに合わせて少なくなっていく。なお、初音島の葵にもこの紋様らしきものがいつの間にか刻まれていたような描写があるが、これが何を意味しているかは不明。この未来視は魔法の一種らしい。
清隆と結ばれる世界にて清隆に説得され、ループを終わらせる為に解呪の儀式を行うも、禁呪の影響による霧が成長しすぎた為に失敗。その次のループにおいてさくらが持ってきた霧と正反対の力を持つ魔法の桜の枝から人々の希望を集める<<枯れない桜の奇跡>>作戦によって霧は消え去り、ループ世界から脱却した。その後、禁呪によって起こった出来事が発生しない本来の1950年11月1日から再び時を刻み始めた。
最初は攻略対象にならず、他の4人全ての個別ルートをクリアする事で初めてルートが解禁される(『Zero』)、実質的な隠しヒロイン扱い。4人のルートの初クリア時には、そのまま最後のキャラクターのルートの直後からスタートし、この個別ルートをクリアした直後に全ての謎が明かされるラストルートである「Da Capo」がスタートするようになっている。
Ver.1.3にて個別のシナリオが新たに追加され、「Zero」に対するプロローグのようなエピソードが新たに語られている。

サブキャラクター(D.C.III)

編集

アニメにおいて杉並、江戸川姉弟以外で風見鶏編と容姿がそっくりなキャラが登場したが、ゲーム本編ではアニメ版より後に発売されたP.Pにおいても登場していない。

杉並(すぎなみ)
声:岸尾だいすけ / 阿佐ヶ谷方南(D.C.III D.D)
演:工藤博樹
【初音島編】
身長:秘密 / 体重:秘密 / 血液型:秘密 / 好きな食べ物:秘密 / 嫌いな食べ物:秘密
風見学園付属3年1組在籍。非公式新聞部所属の学園きっての問題児。イベントのたびにトラブルを巻き起こすある種の有名人。新聞発行をめぐって立夏とは対立しているが、人気、発行部数共に上回っているので余裕の態度でそれがまた立夏をいらだたせている。清隆を同志と呼び、非公式新聞部への鞍替えをさせることに執心している。
前作、前々作の杉並同様下の名前は不明で、関係も不明。IIの杉並とはさほど年代が離れていないが作中でも関係性は語られず、IIの登場キャラが風見学園を訪れる展開になる『D.C.III.D.D』のすももシナリオでも鉢合わせる事がなかった為、美夏以外が存在を知っているかも不明。
「風見学園公式新聞部 お蔵入り事件簿」では100年前に起きた風見鶏のことを知っており、起きた事件を王室に報告して調査を打ち切らせるなど風見鶏編の杉並との繋がりや、ナイチンゲールの精神を清隆の携帯の中に入れたり、新聞部のメンバーに「枯れない桜の木」に行くように指示し桜を咲かせたりと魔法についていろいろ知っている描写がある。
D.C.III P.Pでは本校1年2組在籍。
【風見鶏編】
身長:175cm / 体重67kg / 血液型:謎 / 趣味:謎 / 好きな食べ物:謎 / 嫌いな食べ物:謎
風見鶏本科1年A組。生徒会選挙の際には葛木清隆の選挙参謀にも就いた。非公式新聞部と呼ばれるイギリス女王陛下直属の情報機関に所属しており、風見鶏のミッションなどの後始末等も行っている。
歴代の杉並と同様、催し物を混乱に陥れることを好み、生徒会メンバー、特に五条院巴とライバル関係にある。その他様々な事が謎である。
D.C.III W.Yにおいてループ中の記憶を持っているような描写がある。
江戸川 耕助(えどがわ こうすけ)
声:下野紘 / 米良奏真
演:福原英樹
【初音島編】
身長:167cm / 体重62kg / 血液型:B型 / 趣味:模型作り / 好きな食べ物:カレーライス / 嫌いな食べ物:納豆
清隆のクラスメイトにして悪友であり、四季の弟。右目が前髪に隠れている。見た目はなかなかのイケメンだが、中身はスクール水着とブルマーに強いこだわりを持つ変態であり、熱弁をふるって清隆を呆れさせる事もある。
D.C.III P.Pでは付属3年2組在籍。清隆が自分達と同じく風見鶏での耕助が転生してきたのではないかと思って探りを入れたが、風見鶏での記憶は一切無く、関連性は最後まで明かされなかった。
【風見鶏編】
身長:167cm / 体重62kg / 血液型:B型 / 趣味:模型作り / 好きな食べ物:カレーライス / 嫌いな食べ物:納豆
風見鶏予科1年A組。清隆の同級生。人形遣いの名家江戸川家の跡取りで四季の主人。探偵一族でもあり、メアリーと共に探偵部を設立する。メアリーや杉並からはエドガーと呼ばれる。人形遣いとしてのプライドを大切にしており、人形の在り方については人一倍意識が高い。
普段の様子からは想像できないが操作系の魔法使いとしての実力は高く、リッカ曰く集中力さえ身に付ければカテゴリー3クラスはあるとのこと。また、D.C.III W.Yの四季のシナリオでは将来科学技術で人形(つまりはロボット)が作れないかと模索している。
江戸川 四季(えどがわ しき)
声:あおきさやか / かがみありす
演:清水優莉
【初音島編】
身長:150cm / 体重:40kg / スリーサイズ:B70/W55/H70 / 血液型:なし / 趣味:弟いじめ / 好きな食べ物:バナナ / 嫌いな食べ物:シジミ
風見学園付属3年の風紀委員長で、耕助の姉。菩薩のような笑顔で毒舌家だが、耕助によればそれでも猫を被っているという。委員会に関連して立夏とはそれなりに親しい模様。しかし、人の弱点を的確かつ、他の人に気づかれないように突いてくる姿勢から立夏をして「一番敵に回したくない相手」として警戒もされている。子供の頃は海外で暮らしており、耕助と始めてあったのは耕助が小学生高学年頃のことである。
公式サイトでは立ち絵が紹介されているが、初音島編には直接登場せず、耕助との会話における脳内イメージとして立ち絵が唯一使用されるだけである。
アニメ版では生徒会役員として登場。耕助を罵倒している。
D.C.III P.Pでは本校1年3組在籍。今回はきちんと登場する。
【風見鶏編】
身長:150cm / 体重:40kg / スリーサイズ:B70/W55/H70 / 血液型:なし / 趣味:ご主人様いじめ / 好きな食べ物:バナナ / 嫌いな食べ物:なし
テーマソング「おとぼけマリオネット」「手繰る想い」
見た目は人間だが実は耕助に従う自動人形。超毒舌。主人である耕助を「マスター」と呼び、日常的に貶して楽しんでいる。扱い的には耕助の所持品となっているが、普通に制服を着て授業を受けるなどクラスに馴染んでいる。
D.C.III W.Yで攻略ヒロインに昇格した。テーマソングは美春や美夏のテーマソングのアレンジ。
白河 美琴(しらかわ みこと)
声:佐藤有世(第1作・テレビアニメ)→峰岸由香里(D.C.III P.S.) / 水沢美音(『With You』まで)→姫川あいり(D.C.III D.D)
演:黒木美紗子
【初音島編】
身長:156cm / 体重:47kg / スリーサイズ:B75/W54/H78 / 血液型:AB型 / 趣味:追跡行為、潜入行為 / 好きな食べ物:あんぱん、牛乳 /嫌いな食べ物:『制限時間内に食べ切れたら無料』を餌についつい注文させられてしまう食べきれない量の料理
テーマソング「お美事!」「伝えたいから……」
杉並の右腕を自称する非公式新聞部員。ドジっ娘らしい。杉並が清隆に執心しているのが気に入らず、清隆に対して対抗心を燃やす。杉並曰くハンデであり、予想の出来ないことをしそうなアホを身近に置きたかったとのこと。暗示にかかりやすいらしく、清隆に下痢になる暗示をかけたら、自分が下痢になってしまった事もある。
容姿が「白河ななか」に似ているが、関連性は不明。公式サイトにおける、『D.C.III』のキャラが『D.C.II』のイベントCGにコメントしているコーナーでは、「白河ななか」の容姿に対し「美琴」に似ていると指摘されていることから、公式側としても意図的に似せているのであろうことが見てとれる。ドラマCDでは「美琴」は名前であることに加え、苗字で呼ばれた場合は例え先生相手でも無視するなど、苗字に何かしらの感情があることが明かされている。
攻略対象に入っていないが、初音島編で電話相手の選択肢が存在する。『D.C.III DASH』以降はある条件を満たした上で電話をかけると新規CGを見る事ができる。アニメ版では清隆とさくらパークでデートしている。
D.C.III P.Pでは清隆たちと同じ付属3年2組在籍になり、すももという親友ができている。体育祭での勝負に負けたため、1年間の期限付きで公式新聞部に引き抜かれる[注 22]。美琴を選ぶ選択肢は今回も一応存在はするものの、攻略対象とはならなかった。ただし、新規の立ち絵やテーマ音楽の追加など、サブキャラとしてはかなり優遇されている。
D.C.III W.Yでようやく攻略ヒロインに昇格した。
D.C.III D.Dで苗字が「白河」であり、ななかやことりの親戚である事が示唆された[注 23]。ななかとは生まれた頃からの仲だが、美人揃いの白河家で自分の容姿に自身が持てずにコンプレックスを抱えていて数年来会っていない。
天枷 美夏(あまかせ みなつ)
声:あおきさやか / かがみありす
【初音島編】
身長:151cm / 体重:36kg / スリーサイズ:B72/W50/H75 / 血液型:なし / 趣味:なし / 好きな食べ物:バナナ / 嫌いな食べ物:なし
テーマソング「/usr/local/bin/banana/」
天枷探偵事務所の所長を務める探偵。前作『D.C.II』のヒロインの一人。
前作ではバナナ嫌いを公言していたが、今作では好物として描写されている。また、自分がロボットである事を隠していない。自身は体験していないというものの、「枯れない桜」が魔法の桜であり、枯れる直前に起こった事件、事故も桜の影響であるなど、かつて枯れない桜に関わって発生した一連の事象を知っている。非公式新聞部とは交流がある。
「風見学園公式新聞部 お蔵入り事件簿」では、少しの調査と杉並の話を聞いただけで魔法のトリックを見破り事件を解決させた。このことからある程度魔法について知識があるようである。
風見学園でのイベントには卒業生として所員を連れてしょっちゅう見学に来るため、現在の学校職員ともそれなりに面識がある。今作の杉並とは付き合いが長いようだが、どういう関係なのかは不明。
D.C.III P.Pでも引き続き登場する。
小鳥遊 夕陽(たかなし ゆうひ)
声:小倉結衣
【初音島編】
身長:159cm / 体重:49kg / スリーサイズ:B83/W54/H80 / 血液型:O型 / 趣味:お寺巡り / 好きな食べ物:そーすせんべい / 嫌いな食べ物:梅干し
美夏の助手の一人。前作『D.C.II』のヒロインの一人である「小鳥遊まひる」の妹。
姉とほとんど同じ自己紹介の仕方をし、好物や変なたとえ話をする点も姉と同じである。姉のことは両親から様々なことを聞かされており、会ったことがないことを感じさせないほどに姉のことを知っている。
D.C.III P.Pでも引き続き登場する。
小日向 ゆず(こひなた ゆず)
声:那須めぐみ / 宮代ゆず
【初音島編】
身長:161cm / 体重:52kg / スリーサイズ:B81/W52/H81 / 血液型:B型 / 趣味:歌 / 好きな食べ物:ぷりん / 嫌いな食べ物:ゆず
美夏の助手の一人。前作『D.C.II』に登場した少女の成長した姿。
病気は無事完治し、今では影響もない。パワフルで猪突猛進な性格は相変わらず。
D.C.III P.Pでも引き続き登場する。
メアリー・ホームズ
声:仙台エリ / 遥そら
演:黒木美紗子
【初音島編】
アニメ版に第9話登場。さくらパークで美琴と出会い、エアホッケーで凄まじいバトルを繰り広げた。
【風見鶏編】
身長:151cm / 体重:44kg / スリーサイズ:B81/W55/H79 / 血液型:AB型 / 趣味:パズル / 好きな食べ物:ハギス / 嫌いな食べ物:ポトフ
風見鶏予科1年B組。勝ち気で元気。エドワード・ワトスンとは腐れ縁。イギリスの有名探偵の子孫で探偵部を設立する。
バリツの使い手と豪語しており、祖父から伝授されたと語っている。
エドワード・ワトスン
声:南條愛乃 / 立花あや
演:北原侑奈
【初音島編】
アニメ版に第9話登場。さくらパークで美琴に喰ってかかるメアリーを制止する。
【風見鶏編】
身長:159cm / 体重:52kg / スリーサイズ:秘密 / 血液型:A型 / 趣味:裁縫 / 好きな食べ物:イチゴ / 嫌いな食べ物:脂っこい食べ物
風見鶏予科1年B組。制服も女生徒用のものを着用しているので女子に見えるが、男子寮に住まう男子生徒で、本人の弁では男らしい格好をしていると祖父が悲しい顔をするので女装をしている。メアリー・ホームズとは腐れ縁。
五条院 巴(ごじょういん ともえ)
声:荒浪和沙 / 雪穂
演:北原知奈
【初音島編】
アニメ版に登場。風見学園の生徒会役員で、本校生徒。剣技が得意で、猫が好き。
『風見学園公式新聞部 お蔵入り事件簿』では、清隆たちが遭遇した事件の警官として登場。昔、清隆と姫乃の近所に住んでいた幼馴染で、他のメンバーとは初対面。清隆曰く「るる姉がいいお姉さんなら、巴さんは悪いお姉さん」。立夏とシャルルとは、息の合ういいトリオである。
【風見鶏編】
身長:165cm / 体重:59kg / スリーサイズ:B79/W54/H77 / 血液型:B型 / 趣味:お菓子作り、刀の収集 / 好きな食べ物:肉類 / 嫌いな食べ物:乳製品
風見鶏本科1年C組。葛木家とは遠縁の親戚であり、清隆・姫乃の幼馴染。清隆は過去に巴の破天荒に振り回された経験から彼女に対して苦手意識を抱いている。
生徒会役員で非常に高潔。本音を掴みにくい。生徒会内では主に肉体労働担当で、イベントごとに騒ぎを起こす杉並とはある種のライバル関係となっており、巴が杉並を追いかけるのはイベント前の風物詩とされている。予科1年C組のマスターも兼任している。なお、生徒会役員でありながら、時々授業をサボる。日本刀の収集を趣味としていることが「Ver.1.3」における追加エピソードで語られており、日本刀について語り始めると止まらず、延々と喋り続けるという生粋の刀マニアである。
五条院家は正確に言えば魔法使いの家系ではなく、昔は「忍び」という職能を生業としていた一族だった。人形を操るなどの色々な術があり、空を飛ぶ・水上を歩くと言ったことも可能。巴自身も気配を消して忍び寄ることが得意。「Ver.1.3」の追加エピソードにおいて、「忍者」の末裔である事が明確に明かされている。
かつて、許嫁がいたが死別したと語られており、許嫁のためにお菓子作りを学んでいた事がある。そのためお菓子作りは得意で、ミッションから帰ってきた予科生に振る舞ったりもしている。
イアン・セルウェイ
声:水島大宙 / 木島宇太
演:篠原ありさ
【風見鶏編】
身長:169cm / 体重:64kg / 血液型:B型 / 趣味:ラクロス / 好きな食べ物:ローストビーフ / 嫌いな食べ物:豆腐
風見鶏予科1年C組。家柄と能力を鼻にかける嫌味な男子。ただし器が小さいため、清隆からは憎めない奴と思われている。
生徒会選挙に出馬するも、様々な事柄で目立つ対抗馬の清隆を目の敵にするようになり、清隆を陥れるためのとある計画を実行するものの失敗。だが、清隆からは無罪放免とされる。以降、嫌味な性格や無愛想なところは残るものの、清隆達とは普通に接するようになり、素直になれない面や不器用な性格を表に出すようになる。『Da capo』シナリオでは他クラスの生徒を守るなど、根は優しい人物である。
ゲーム版の風見鶏編に登場した準主要キャラの中で唯一アニメ版に登場しなかった。
瑠璃香・オーデット(るりか・オーデット)
声:後藤邑子 / 籐野らん
演:篠本桜
【初音島編】
アニメ版に登場。さくらパークでメイド服を着て水着コンテストの司会をしていた。
【風見鶏編】
身長:158cm / 体重:57kg / スリーサイズ:B88/W60/H90 / 血液型:AB型 / 趣味:創作活動 / 好きな食べ物:自作創作料理(日本と英国料理の合作。納豆マフィンとか) / 嫌いな食べ物:ミルフィーユ
風見鶏予科1年C組。イアン・セルウェイに仕えるメイド。父親はセルウェイ家の執事で、母親は奇術師。日系ハーフの魔法使い。登場人物の中でもイアンのことを最も理解しており、彼の言動や行動をもとに挑発して楽しんでいる。
『D.C.III With You』では名前が「瑠璃香・S・オーデット」と表記されている場面がある[注 24]
英理・アンジェラ・アーサー / エリザベス
声:加瀬愛奈
【初音島編】
アニメ版に登場した、風見学園の生徒会長。風見学園の本校生。
なお、公式サイトのSTORYではエリザベスと表記されている。
【風見鶏編】
身長:168cm / 体重:48kg / スリーサイズ:B87/W56/H88 / 血液型:A型
教え子に優しい学園長。リッカとは親友同士であり、昔は「リズ」の愛称で呼ばれていたらしい。
イギリスの女王陛下。見た目は若い女性だが、リッカによれば半世紀は生きているらしく、実際の年齢は50歳以上
千里眼の魔法を持つ。また、姫乃シナリオでは清隆に侵入こそ許したが、夢見の魔法に気づいており、さらに自分の夢に侵入したことを清隆の記憶から消去するなど、魔法使いとしての資質の高さを窺わせる。また、D.C.III W.Yにおいてはループ中の記憶を持っているような描写もある。
さくら
声:ひと美 / 北都南
【初音島編】
新聞部の面々が枯れない桜の下で出会う不思議な雰囲気を持った女性。風見鶏編の100年前のロンドンより舞い戻ったさくら本人だが、風見鶏編の時よりも成長した容姿をしている。
【風見鶏編】
ウエストミンスター宮殿の前に佇んでいたところを、清隆とリッカに保護されたショートカットの女の子。記憶喪失。桜の枝を持っていたことから「さくら」と呼ばれている。
姫乃シナリオでは夢見の魔法にて彼女の夢に入ったときに桜の木が出てきた。
前作でのda capoシナリオラストで<<永遠に訪れない五月祭>>に引かれこの時代のロンドンに飛ばされた芳乃さくら本人。
エト
声:あおきさやか / かがみありす
【風見鶏編】
シャルルの使い魔のトナカイ。うたまるやはりまお同様に、シャルルの頭に乗ることが多い。また、シャルルとのみ会話が成立している点も二匹と同じ。
その正体は病弱だったシャルルの弟エトの最後の願いである「自分が消える事」、「姉を見守りたい」という願いから、シャルルのプレゼントの魔法でエトの魂が宿って動くようになった人形。シャルルのシナリオでは清隆の魔法により夢の中でシャルルとの解遁を果たした。
ジル・ハサウェイ
声:種﨑敦美 / 梅本詩緒
演:北原知奈
【風見鶏編】
リッカの幼馴染み。引っ込み思案な性格だったが、正反対ともいえるリッカに連れ出されて一緒にヨーロッパ中を旅をしていた。
幾度目かの旅の際にリッカが旅に誘おうとしたが、その時には既に結婚して魔力の大半を失っていた為、リッカは誘うのを取りやめた。しかし、その直後に魔女狩りに遭い、リッカが戻ってきた時には既に瀕死の状態で、今際の際にリッカに「人間を恨まないで」と言い残し死亡。
リッカルートでリッカの任務中に、度々その姿が目撃されるようになる。ただしこの時に現れたのは霧によってリッカの心の内側にあった負の感情が具現化したもの。本当の残留思念はリッカが持つジルのワンドに宿っていた。そのワンドは芳乃家で大切に保管されていて、残留思念も変わらず宿っている。
ラニーニャ頼奈(ラニーニャらいな) / ラニーニャライナ
声:桃井はるこ / あかつきかなた
【初音島編】【風見鶏編】
ラジオの「お悩み一刀両断」や別のラジオ番組「フライデーナイトショウ」のパーソナリティを勤める女性DJ。
高松(たかまつ)先生
声:那須めぐみ / 宮代ゆず
【初音島編】
風見学園の数学教師。
葛木 咲姫(かつらぎ さき)
【風見鶏編】
姫乃の母親。葛木家の『お役目』の先代継承者。姫乃が子供の頃に他界している。
ギャリソン先生
【風見鶏編】
魔法理論の講師。魔法による人形操作が得意。前作に登場した戯矢利尊先生との関係は不明。
ビッグ・ベン
【風見鶏編】
ウエストミンスター宮殿内にある地下学園都市への通路を管理している赤ら顔の職員。清隆は単に「おっちゃん」と呼んでいる。背は低いが、お腹が出ているから「ビッグ・ベン」と呼ばれているらしい。

その他のキャラクター(D.C.III)

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さくら
声:ひと美
【初音島編】
アニメ版に登場した、初音島を放浪する少女。放浪している途中で清隆と出会う。一人称は「ぼく」。
芳乃さくらの幼い時の姿をしており、上述の「謎の女性」とは別の容姿。
性格も幼く無邪気で、出会うたびに清隆と遊びたがる。うたまると同様にまんじゅう、もしくは和菓子が好物であるような描写や、時代劇のような殺陣を即座に綿密な設定を考えてのちゃんばらごっこをしたりと、幼いころの「芳乃さくら」とほとんどの部分で一致する性格である。
うたまると出会った後は、基本的にうたまるを頭の上に乗せて島中を散歩している。うたまるとは初対面であるような反応を見せていると共に、言葉を理解したかのように「うたまる」という名前を即座に理解していた。
正体は20年ぶりに咲いた枯れない桜が咲いた日に現れた本来の時間軸とは違う時代のさくら。この時代の立夏と接触した事で記憶を取り戻し、純一に会う為に枯れない桜の力で本来の時間軸へと戻っていった。
中山(なかやま)
声:洲崎綾
【初音島編】
アニメ版に登場。清隆のクラスメイトで、姫乃の親友。清隆と姫乃の仲を気にかけている。
胡ノ宮(このみや)、宮本(みやもと)
声:安野希世乃(胡ノ宮)、高橋未奈美(宮本)
【初音島編】
アニメ版に登場。清隆のクラスメイトで、姫乃の友人。姫乃とお昼を御一緒し放課後は姫乃をカラオケに誘った。
マテリア・クラズィーヌ
【風見鶏編】
『風見学園公式新聞部 お蔵入り事件簿』に登場。メアリー率いる清隆たち探偵部に行方不明の姉を探すように依頼した女子生徒。普段は母親の魔法によってある程度抑えられているが、人の心を読むことができる、しかしその魔法を解いてしまうとあらゆる声が聞こえるようになり処理しきれず倒れてしまう。
リッカにカチューンが遠い未来に飛ばされたことを聞き、魔法で成長を止め、永い時間を生きカチューンを探し続け再会する。
カチューン・クラズィーヌ
【風見鶏編】
行方不明になっているマテリアの姉。彼女は父親の連れ子で、魔法使いの母親の連れ子であるマテリアとは違い魔法は使えない。ナイチンゲールの未来に転送する禁忌の秘術の実験に、自ら志願して未来に飛ばされ全健忘であったがマテリアと再会した。
ナイチンゲール
【初音島編】
『風見学園公式新聞部 お蔵入り事件簿』でのキーパーソン。清隆を「同志」と呼ぶ。
耕助の叔父と叔母が本島で経営している温泉旅館に幽霊として現れ、翌日壁から遺体として発見された。
事件後杉並の手によって清隆の携帯の待ち受けを魔法陣にされたことで、清隆の携帯の中に召喚され精神だけが残り、夢や電話によって清隆に話しかけている。
杉並の指示で、新聞部のメンバーが「枯れない桜の木」に行き桜を咲かせたとき他のメンバーは原作通りメールは文字化けしていたが、彼女が携帯の中にいたおかげで清隆のみ彼女から電話で「桜が咲いたら約束のあの場所でお花見しよう」と伝えられ、ちゃんとメッセージが届いた。
【風見鶏編】
クリミアの天使と呼ばれた看護婦。実は魔法使いであり、小さな頃から傷ついた動物などを魔法で治していたが、魔女といわれ迫害されていた。一昔前の女王陛下に仕えた一人で、「魔法使い」ではなく医療看護や統計学といったさまざまな分野で社会的貢献をして、魔法使いの社会に一石投じた。クリミア戦争において自らの魔法で助けられるのに、助けられない矛盾に疑問を持ち、三度の世界大戦や葵が禁呪<<永遠に訪れない五月祭(バルティナ)>>によって起こしたロンドンの霧によって病んだ世界をすくうため禁忌の秘術の「未来への転移魔法」によって、今の世界が最善なのか観測するためリッカに全てを話し未来に飛び、清隆の落とした魔法陣の紙を拾ったおじさんによって現世に呼び出せれ、精神は幽霊として現れ、壁のひびに紙を突っ込まれたため肉体は壁から発見された。また、記憶はないが世界が何度も繰り返されていることには気づいていた。

D.C.III P.Pより登場

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雪村 すもも(ゆきむら すもも)
声:松山紗香(ドラマCD) / 白月かなめ
身長:154cm / 体重:46kg / 血液型:AB型 / 好きな食べ物:甘いもの / 嫌いな食べ物:辛いもの
テーマソング「スモモもモモも」「憧れの風景」
清隆たち付属3年2組のクール系委員長。演劇部所属。児童養護施設出身で杏の養女。杏曰く、おばあちゃんと同じ名前で運命を感じたからとのこと。美琴の親友だが、どっちかと言えば飼い主のような関係。養母の杏に負けず劣らずの毒舌家。清隆と一緒になって美琴をいじって楽しんでいる。クールに見えて、実はドジッ娘。
D.C.III W.Yで攻略ヒロインに昇格した。テーマソングは杏のテーマソング「かわいい小悪魔さん」のアレンジ。
上野 陽子(うえのようこ)
声:羽鳥いち(D.C.III P.P)
身長:145cm / 体重:40kg / スリーサイズ:B70/W54/H77 / 血液型:O型 / 好きな食べ物:ご飯、納豆、お味噌汁 / 嫌いな食べ物:特になし
本校2年2組、ソフトボール部部長であるちびっこ元気少女。喜怒哀楽がわかりやすく人懐っこいので小さい容姿と相まってみんなの人気者。マスコットのような扱いだが、努力も怠らないので、キャプテンとしての人望は高い。そんな性格なので、温情は認めないが、努力する人に協力は惜しまない。一方で可愛いと言われると反論したくなる一面もある。
正義の魔法使い
声:眞田朱音(ドラマCD) / 上田朱音
身長:??? / 体重:?? / スリーサイズ:??/??/?? / 血液型:O型 / 好きな食べ物:??? / 嫌いな食べ物:???
自分のことを「正義の魔法使い」と名乗る謎の女の子。音姫と似た大きなピンクのリボンをしている。立夏ルートにのみ登場し、清隆と立夏に警告のような一言を残す。「正義の魔法使い」としての役目には忠実で、清隆には最初冷たい態度をとるが、先代から「誰かを犠牲にするような解決方法は決してするな」という言いつけを守り、記憶を封じるという解決策をとった立夏の記憶を戻す為の助言を与えるなど、決して冷たいだけの性格ではない。また、まだまだ恋に恋するお年頃な様子である。
D.C.II.D.Mにて義之と音姫の娘、桜内 桜姫(さくらい ゆうき)であることが判明した。

D.C.III W.Yより登場

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マリカ・シラカワ(茉莉花・オーデット)
声:籐野らん
1930年代、リッカがロンドンで出会った日本人の大道芸師。数日間リッカとロンドンで観光した際、桜を出す手品を出してリッカが枯れない花の研究に桜を選ぶきっかけを作った。
その後、オーデット家の男性と結婚し、瑠璃香の母親となる。現在はセルウェイ家が経営する移動遊園地でジャスミンという名前で名物ピエレッタをしている。
清隆が名前を聞いた際、「白河」という漢字を連想しているが、過去作の白河姓のヒロインとの関係は不明。
その後「ダ・カーポⅢ、君と旅する時の魔法」にて、旧姓が「白河」であることが明かされた。

本作は『D.C.I』『D.C.II』『D.C.III』の世界=サクラの国[注 25]とは鏡写しのような世界であるミズの国が舞台である。二つの世界の住人は似ているけど別の存在であり、趣味や嗜好、仕草、周辺の環境を含めて色々な所に差異がある。本作が始まる9年前に二つの世界のマナバランスが崩れてミズの国のマナがサクラの国へと流失し始めた。その結果、サクラの国では桜が年中咲き誇るようになり、ミズの国では季節外れの雪という名のマナの残骸が降り注ぐようになった。 サクラの国に比べるとミズの国では魔法使いが少なく、風見鶏のような魔法の教育機関もない。その分か、D.S. -Dal Segno-で導入されているホログラムAIや、環境調整用人口妖精が2010年代の時点で既に実働済みと科学技術の発展が早い(サクラの国では2070年代でも未だネジ巻き式ロボット程度しかなく明らかにミズの国の方が上)。 また、サクラの国では恋をすると魔法が使えなくなるのに対し、ミズの国では逆に増幅する。

声の項は一登を除き、D.C.4 / D.C.4 Plus Harmonyの順に表記。

主人公(D.C.4)

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常坂 一登(ときさか いちと)
4の主人公。香々見学園付属の3年1組→本校1年。SSR所属。歴代主人公のように誰にでも優しい性格で、困っている人を見ると放っておけない。ノリの良い部分もあり、杉並の活動にも積極的に協力する面もある。本編開始前の12月にひよりの恋愛請負活動を手伝って以来、「他人の笑顔を増やしたい」という理由で同好会SSR(Special Smile Realize(特別な笑顔に気づく))を立ち上げた[注 26]。杉並やひよりの調査によると、学園内の多くの女子からは恋愛対象として見られていないらしい[注 27]
幼少期にピアノのコンクールで優勝経験があり、ひよりやちよ子を魅了したほど。5歳の誕生日にグランドピアノを貰う予定だったが、その搬入の遅れから様子を見に行った両親と妹が事故にあって亡くしており、それが自分がピアノをやっていたせいだとしてそれ以来ピアノを弾けなくなってしまった。両親と妹を亡くして以降は実家の隣に住む叔父夫婦に引き取られた。誕生日は5月1日
常坂家とは時遡の魔法を代々受け継ぐ魔法使いの家系である。一登もその魔法を使うことが出来るが、家族を失った後に使った際に制御に失敗して暴走させたので、過去の祖父によって再操作された上で封印された。しかし、時遡の魔法を完全に抑えることが出来なかったため世界に瑕疵が残ってしまった。この影響でサクラの国とミズの国のマナバランスが崩れ、世界崩壊の危機を招いている。他、ひよりの能力覚醒や諳子の不安定化等様々な影響を招いている。
また、「鏡に映した人物の本来の表情(大体は笑顔)を映す」という鏡の魔法を使える[注 28]。鏡の魔法と鏡付きの懐中時計はカガミの国からミズの国へと帰るときに有里咲からもらった。他、清隆一族同様に他人の夢を見る事もある[注 29]。夢(二乃の夢?)の中で音夢の過去を見ているが、両者の関係は不明である。

攻略可能ヒロイン(D.C.4)

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鷺澤 有里栖(さぎさわ ありす)
声:東山奈央 / 遥そら[2]
誕生日:12月8日 / 身長:150cm / 体重:41kg / 好きなもの:鏡の国のアリス 先の読めない推理小説 / 苦手なもの:大きな音(雷とか)
テーマソング「風に舞う花のように」「穏やかなお日様のように」
香々見学園付属の3年1組→本校1年。SSR所属。大財閥鷺澤グループの一人娘。天然で明るく、飾らない人柄で学園のアイドル的存在。男子の間では「抜け駆けして告白する者は裏切り者」という暗黙の協定が結ばれているが、自身をモデルとしたAIキャラ「アリス」の影響で崩れ始めている。本編開始前の12月にひよりの恋愛請負活動がひより一人で請け負いきれないのを見かねて一登達に協力を依頼し、SSR発足のきっかけを作った。ひよりや未羽とは幼馴染であり、それぞれ「ひよりん」「みうたん」の愛称で呼んでいる。自身のブログで食レポをやっており、見ている人からは好評な模様。
実は本編開始の1年ほど前からサクラの国の対存在である鷺澤有里咲と入れ替わっており、有里栖ルート中盤まで登場する有里栖は後述の有里咲である。本来の有里栖は有里咲よりも若干積極的な性格で、自らを「食べキャラ」と称する大食いでもある。一登曰く、有里咲よりもいい意味で大雑把かつマイペース。有里咲がミズの国で活動している間は有里咲がサクラの国で過ごした記憶を与えられてサクラの国で生活しており、有里咲がカガミの国へ移動した際には有里咲がミズの国で過ごした記憶を付与し、代わりにサクラの国での記憶を消去して辻褄を合わせた上でミズの国に戻された。その際、有里咲が未熟ゆえに記憶以外の印象や感情を残すことができなかったため、記憶はあるけど感情が伴っておらず思い悩み混乱する事となった[注 30]
有里栖と有里咲の立ち絵は正面を向いているもの以外が別になっている。右に振り向いてるのが有里栖で左に振り向いてるのは有里咲である。また、左脚の付け根にホクロがあるのが有里栖で右脚の付け根にホクロがあるのが有里咲。なお、二種あるテーマソングも前者は主に有里咲のテーマとして使われており、後者は本来の有里栖に戻った後に使われるようになる。
FDでは物語開始時点で有里咲がサクラの国に戻っており、記憶の混乱も何とかなった状態で登場している。
鷺澤 有里咲(さぎさわ ありさ)
声:東山奈央
誕生日:12月8日 / 身長:150cm / 体重:41kg / 好きなもの:ハッピーエンドの小説 知らないことを知ること / 苦手なもの:暗い部屋
テーマソング「風に舞う花のように」「穏やかに舞うサクラのように」
4のメインヒロイン。サクラの国における有里栖の対存在。本人曰く「有里咲」は魔法使いとしての真名[注 31]。有里栖とは瓜二つであるが、二つの世界にこれほど似通った存在がいる事は珍しい。本来の髪色は有里栖と同じ色だが、作中で有里栖と再び入れ替わった後は魔法の影響で金色の髪になっている[注 32]。カイ(界)の魔法で世界のマナバランスを保つ魔法使いの一族に連なる者で、カテゴリー5の魔法使いが人生を捧げねば習得できないほどの大魔法である「境界を超える魔法」を比較的容易に修得できる。血と身体が常に界の魔法のためにマナ消費し続けて使える魔力が減ってしまうため、それ以外の魔法は並以上の努力を要することになる。また、物事を安定させるナギ(凪)の魔法も祖母から伝授されており[注 33]、カイとナギの魔法使いとしての宿命を幼少時代から叩き込まれている。
本編開始から10年ほど前、魔法の修行から逃げる為に行った二つの世界の狭間であるカガミの国で一登と出会って友達となった事で一登が時遡の魔法を使うきっかけを作ってしまう。世界の崩壊を防ぐために時遡の魔法が打ち消された後、一登が二乃の願いの魔法でミズの国に戻る際、懐中時計を一登に渡して鏡の魔法を教えた[注 34]。この出会いをきっかけに有里咲は一人前となることを目指し、真面目に修行に向き合うこととなった。その9年後、二つの世界のマナバランスを保つためにミズの国へとやってきた。対世界にそれぞれいる対存在が同じ世界に同時に存在するのがとても難しい為、やむなく有里栖と入れ替わって生活していた。入れ替わっている間、両親は娘の振る舞いに違和感を感じたためか、有里栖とは若干異なる対応を見せている[注 35]
彼女の実家は有里栖と違って資産家ではなく、両親も放任主義だったために割と適当でいざとなれば野宿も辞さないほど。また、サクラの国=『D.C.I』~『D.C.III』の世界出身だが、鷺澤家のある初音島を見たことはない。[注 36]
プロフィールについては主に『D.C.4 Fortunate Departures ~ダ・カーポ4~ フォーチュネイトデパーチャーズ』の公式サイトで公開されたが、その他本編中でもファッションが趣味、声優ラジオが好きなどのプロフィールが明かされている。また、作中の発言からアニメなどのサブカルチャーが好きな事が窺える。FDからは特にその傾向が強く、オタクと言っても過言ではないほどに傾倒している[注 37]。その他、紅茶は有里栖と共通の好物。
なお、先行体験版「生誕のアルティメットパーティー!」ではラストで一登の夢の中に金色の髪の姿で登場[注 38]。また、上記のSSR発足のきっかけは有里咲であったため、因果のなくなったグランドエンディングではSSRもなくなっている。
D.C.5にて登場したヒロインの一人である桜来瑞花=鷺澤由岐子が実際には母だった事が明らかになった。父親はFLで玖星創眞=常坂元と確定したため、一登とは叔母にあたることになる。元と亜子=愛乃亜の孫が一登であるため、異母子孫でもある。一登と世代がずれているのは、カガミの国で一登と有里咲=創眞の孫と子が協力しているビジョンを見た為、実現させる為に由岐子が魔法で加齢を止めていた為。
名前は由岐子がお気に入りの『不思議の国のアリス』の主人公「アリス」と創眞からもらった名前の「桜来瑞花」の響きを残す為に「咲」という字を合わせて付けられた。
常坂 二乃(ときさか にの)
声:伊藤彩沙 / くすはらゆい[2]
誕生日:6月2日 / 身長:152cm / 体重:41kg / 好きなもの:猫(猫アレルギーで触れないのでぬいぐるみで我慢) 事前準備 / 苦手なもの:料理 笑顔(作り笑いは得意な方)
テーマソング「小悪魔?裏モード?」
香々見学園付属の3年1組→本校1年。一登の義妹。血縁的には従妹にあたる。学園では優等生、一登には小悪魔的な誘惑をする。一登の実妹である三美とは妹という関係を取り合った仲で、トレードマークの帽子は三美からもらった物。料理は食べられないほどではないが、壊滅的。朝にも弱く、いつも一登に起こされている。機嫌が悪くなるといつも鏡の魔法で誤魔化されるのが不満の種。裏モード、料理下手と言った歴代主人公の義妹の伝統を受け継いでいる。
彼女も魔法使いである常坂家の血を受け継いでいるため、「願った事を実現させる」願いの魔法を使える。本気で願うほど実現率が上がるが、正式な訓練を受けていない為、意図せず発動させてしまう事もある。一登の両親と妹の事故も自分の魔法のせいではないかと思って罪悪感を感じており、あくまで三美から託された妹という立場を保っている。
逢見 諳子(おうみ そらね)
声:加藤英美里 / 結城ほのか[2]
誕生日:7月7日 / 身長:159cm / 体重:49kg / 好きなもの:いっちゃんと二乃ちゃん 料理(二人に食べてもらう為) / 苦手なもの:電化製品の取説(機械オンチ) 旅行(方向オンチ)
テーマソング「甘くて美味しいのはいかが?」
香々見学園本校の1年2組→本校2年。一登の家の隣に住むお姉さん。研究で多忙な常坂夫妻と料理下手な二乃に代わって常坂家の料理一切を賄っている。半面、掃除洗濯等その他の家事は機械オンチで掃除機や洗濯機使うと必ず破壊してしまう為、できない。その分料理は和風、洋風、中華と店を出しても通用するほど万能。なお、作中に登場する携帯端末「TAB」の操作方法は何とかマスターしている。
実は猫又のウサギ版と言った存在であり、正体はウサギ。普段は隠しているが、体調が悪かったり、油断すると頭頂部にウサ耳が生える。大昔に大国主と兄神が争った際に大国主に味方したが、兄神によって人間の中ではウサギに、ウサギの中では人間になる変身と不老、さらに真実を語れなくなる三つの呪いをかけられている。また、大国主から祝いによってウサ耳が生えた人間として生きられるようになったが、逆に人間の間でもウサギの間でも生きられなくなってしまった。そんな中出会った元に人間として受け入れてもらい、元について行く事になる。そして常坂家に戻った際、元に大国主の祝いをアップデートされてウサ耳を隠せるようになり、以降は家族として共に常坂家で暮らすようになった[注 39]。不老により見た目よりもずっと長生きしているが、人間時の外見は本人の意思で変える事が可能[注 40]。が、やりすぎて制御を誤るとしばらく(長くて一日程度)元に戻れなくなってしまう。
白河 ひより(しらかわ ひより)
声:阿澄佳奈 / 白雪碧[2]
誕生日:9月16日 / 身長:157cm / 体重:47kg / 好きなもの:頼られること 動物モノの映画(内緒にしている) / 苦手なもの:動きの速い虫 じめっとしたところ
テーマソング「恋愛請負、執行致します」
香々見学園付属の3年1組→本校1年。香々見学園の寮生の一人。一登のクラスメイトかつトラブルメイカー。一人称はボク。他人の恋愛を幇助する恋愛請負人として活動しており、その成功率は100%で校内では人気。しかし、破天荒な性格で残念美人として本人の恋愛話は一切ない。「恋愛執行」には専用の二丁拳銃で光を発射し、五七五で締める。執行には一定の美学を持っており、あくまで助けるだけで強要はしないを基本としている。制服を改造してマントのようなものを羽織っている。実家は旧来からの武家の名家で茶道、華道や武道等なんでもこなす。名家の繋がりで有里栖や未羽とは幼馴染だが、風紀委員である未羽(+風紀委員ズ)にはいつも追い掛け回されており、校内の風物詩になっている。サクラの国の白河姓キャラ同様に白河家の人間は皆歌が上手いらしく、彼女も相応に歌が上手い。
実は「恋愛のポテンシャルが繋がり可視化する数値化して見える」という能力を持っており[注 41]、更に一登によるマナバランス崩壊の影響で「恋愛のポテンシャルを操作する」能力も持っている。ポテンシャルは増やす事はできない為、自分のポテンシャルを相手に譲渡している。その気になれば他人から他人へ、他人から自分へ譲渡する事も可能だが、ひよりの矜持としてこの使い方はしていない。執行の際の二丁拳銃の演出はこの能力の使用によるもの。過去に未羽との三角関係でイジメにあって孤立した際にこの能力に目覚め、一躍人気者になった事で自分の孤独を埋める手段として危険な物と知りつつも使い続けている。ひより自身に恋愛話が一切ないのはこの能力の乱用の為だが、能力を得る以前に発生した縁である為か、一登自身が原因で得た能力の為かは不明だが一登との縁には影響が出ない。グランドエンディングで時遡の魔法による因果が無くなった際にはこの能力も無くなった為、占いによる恋愛相談を請け負っている。
鳳城 詩名(ほうじょう しいな)
声:水瀬いのり / 杏子御津[2]
誕生日:8月29日 / 身長:144cm / 体重:37kg / 好きなもの:ゲーム(デジタルもアナログも得意) 小動物 / 苦手なもの:早口言葉 努力自慢
テーマソング「少しだけ譲れないもの」
香々見学園付属の3年2組→本校1年。2月という季節外れな時期の転校生。無口で近寄りがたい雰囲気がある為、一人でいる事が多い[注 42]。季節外れな転校生という事で杉並や一登の興味を引くが、毒舌をはいて迷惑がっている。唯一些細な事から話しかけたちよ子のみ友達として付き合っている[注 43]。一登も認めるほどのピアノの腕を持つ。ゲームも得意だが、本人曰く大器晩成型であり、慣れるまでは普通に下手。一人暮らしであり、バイト先で住み込みしている。
実は別の世界から来た魔法使いで、その世界における一登とちよ子の娘である[注 44]。一登からはピアノと鏡の魔法を習っている。鏡の魔法は一登とは異なり「一度出会った(写真でも可)今自分が会いたい人物を映す」事ができる。両親が大好きであり、本人はファザコンの気がある事を気にしている。なお、ミズの国に来たのは一登の件が原因であり、因果のなくなったミズの国には存在していない。
美嶋 未羽(みしま みう)
声:前川涼子 / 歩サラ[2]
誕生日:2月26日 / 身長:156cm / 体重:49kg / 好きなもの:日記を書くこと / 苦手なもの:大きな声 目立つこと
テーマソング「これでも風紀委員ですから」
香々見学園付属の2年2組→付属3年。香々見学園の寮生の一人。風紀委員長代行。引っ込み思案で目立つ事も苦手だが、真面目な性格なので押し付けられた風紀委員長代行を請け負っている。ひより同様に白いマントを羽織っている。風紀委員長の仕事としてひよりの恋愛執行や杉並の問題行動を日々追いかけているが、運動音痴がたたって全く成果は上がっていない。ひよりとは学園では追うもの追われるものの立場だが、白河家とは分家筋にあたる為、プライベートでの仲はむしろ良い[注 45]。一人娘の有里栖やひよりとは違って弟と妹がいる。
ひよりが「恋愛のポテンシャルの繋がりを可視化する」のに対して、未羽は「恋愛のポテンシャルを所持数を数値化して見る」能力を持っており、ひよりをしつこいほど追いかけて止めようとしているのは彼女の「恋愛執行」により、ひよりが自分のポテンシャルを譲渡しているのを観測できる為である。
日野原 ちよ子(ひのはら ちよこ)
声:尾崎由香 / 奏雨[2]
誕生日:1月19日 / 身長:153cm / 体重:46kg / 好きなもの:目立つこと 楽しいこと / 苦手なもの:我慢すること エレベーターの中の沈黙
テーマソング「ちょこっと自分らしく」
香々見学園付属の2年3組。香々見学園の寮生の一人。「CHOCO」の名で生放送を配信するマイチューバーで愛称も「ちょこ」。何事も前向きで当たって砕けろ、思い立ったが吉日がモットー。動画配信のネタを探して常にビデオカメラを持ち歩いている。マイチューバーとしてKotoRIを目標としている。動画配信のネタはゲーム実況が多いが、あまり得意ではないらしくクリア報告は稀。他人のことは何かしらの愛称で呼ぶ[注 46]
先行体験版「生誕のアルティメットパーティー!」では転校生である詩名以外のヒロインの中で唯一登場しないが、苗字だけは登場する。また、叶方とは面識がある事が分かる。
詩名が元居た世界では一登と結婚して娘の詩名をもうけている。詩名曰く「テンションで家事をする人」らしく、突然満漢全席に挑戦する等破天荒ぶりは変わっていない様子。
登場キャラがほとんど年上な事もあって基本敬語で話すが、FDでは未羽とだけは敬語なしで話すほど仲良くなっている。

サブキャラクター(D.C.4)

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杉並(すぎなみ)
声:岸尾だいすけ / 阿佐ヶ谷方南[2]
誕生日:4月1日 / 身長:177cm / 体重:63kg / 好きなもの:楽しいこと オカルト雑誌「ヌー」 / 苦手なもの:楽しくないこと
香々見学園付属の3年1組→本校1年。自称名探偵の一登の悪友その一。その名に恥じない情報収集能力、行動力を持つが、イベントの度に問題行動を起こすひよりと並ぶ風紀委員のマークの対象。
歴代の杉並同様下の名前は不明だが、本作ではパーソナルデータが公開されており、寮住まいという事も明かされている。ただし、誕生日については一登から本当なのか疑われている。本作では非公式新聞部は存在しない為、SSR所属。グランドエンディングではSSRも存在しない為、フリー。
また、有里栖の入れ替わり等魔法について知っている描写がある。
叶方(かなた)
声:森嶋秀太 / おおしたこうた[2]
誕生日:11月21日 /身長:167cm / 体重54kg /好きなもの:女の子 綺麗になること / 苦手なもの:綺麗になる努力をしない人
香々見学園付属の3年1組→本校1年。一登の悪友その二。香々見学園の寮生の一人。綺麗な恰好をすることが趣味で常に女子制服や女物の服を着ている。ただし、女性になりたいというわけではなく、あくまで男である事は自覚している。その趣味から多くの女子と交流があり、SSRでの活動時にも女子とのパイプ役などで活躍する。一登や杉並と組んで悪だくみする事もあり、恰好と相まって目立つ為、揃って三バカと呼ばれる。
作中、本校に進級しているが、引き続き本校の制服ではなく付属の女子制服を着ている。
十河 泉(そごう いずみ)
声:石黒千尋 / 青山ゆかり[2]
一登達のクラスの担任。
実は一登達の祖父・元とは知り合いらしい。彼の影響で、この世には魔法のような不思議がある事を知っている。また、彼との縁で諳子とも学園以前からの知り合いのようで、彼女からは「泉ちゃん先生」と呼ばれている。
アリス
声:東山奈央 / 遥そら[2]
誕生日:12月8日
ワンダーランドのメインキャスト。ワンダーランドを運営している鷺澤財閥の意向で有里栖と同じ姿、声をモデルとした人工知能AI[注 47]。D.Sに登場する天や奏同様の投射映像で実体は無く、どこにでも現れてはワンダーランドの宣伝をしていき、有里栖を悩ませている。
KotoRI(ことり)
声:堀江由衣 / 花澤さくら[2]
誕生日:6月10日
生放送「KotoRIのひとりKoto」を配信し、道に迷ったりする若者の人生相談に乗ったりするヴァーチャルマイチューバー。派手さはないが、学生時代の自分の体験や優しい歌声で人気を博しており、一登もファンの一人である。
白河 琴里(しらかわ ことり)
声:堀江由衣
三日月島に住むひよりの親戚であり、KotoRIの中の人。配信時のアバターであるKotoRIがそのまま大人になったような容姿をしている。ひよりが三日月島を出て一人暮らしする際に唯一味方になって後押しした。
配信時の過去話の内容や聖歌隊に所属していたなど、対存在と思われるサクラの国のことりと共通点が多い。
ちぇし
声:田村ゆかり / 北都南[2]
一登の前にたまに姿を現す猫のような生命体。ぬいぐるみのような外見をしており、「にや」と鳴く。ちぇしの名は一登が名づけた。
カガミの国においては人語を喋り、さくらと同じような言動をしているが、両者の関係は不明。
常坂 元(ときさか げん)
声 - 杉田智和 / 黒瀬鷹[2]
一登の祖父。
常坂 零次
声 - 大西弘祐 / 八鍬忍[2]
常坂 十和子
声 - 井上里奈 / 椿なつめ[2]
鷺澤正佳
声 - 秋谷啓斗 / 霧島陽炎[2]
日下 尚純(くさか なおずみ)
声:渡井奏斗 / やまなか正之[2]
テーマパーク「ワンダーランド」の開発室のメンバーの一人。
日下 可純(くさか かすみ)
声:天野聡美 / なかせひな[2]
鷺澤家のメイドで尚純の妹。
寺嶋梓
声 - 谷口夢奈 / 潮谷篭愛[2]
上嶋ララ、リリ、ルル
声:河崎桃子 / 明里芽依
美羽の下で働く風紀委員3人組。
無印ではグラフィックの無いモブキャラだったが、FDでグラフィックが付いた。髪の色が違うだけで全員同じ顔、苗字である事から三つ子と思われる。
光山 沙希(ひかりやま さき)
声:澤田美晴 / 相模恋[2]
ワンダーランドの受付係。
常坂三美
声:木野日菜
一登の実妹。
鷺澤由岐子
声 - 佐竹海莉
有里咲の祖母。

D.C.4 FDより登場

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八坂 愛乃亜(やさか めのあ)
声:小岩井ことり
一登の前に時折現れては謎の言葉を一方的にかけて去っていく謎の少女。見た目は小悪魔風の服装でしょっちゅうぺろぺろキャンディをなめている幼い少女だが、自分を「あたしちゃん様」、「大天才」と称し、一登らを「凡人」と呼ぶ尊大な性格。オープニングでは「凡人」と呼ぶ男性と会話し、その後も交信しているような様子があるが、この「凡人」が何者なのかは最後まで不明。
系統樹の径と呼ぶ魔法でその世界の平行世界(要は作中の別ルート)を自由に行き来出来る魔法使い。その為、彼女はあらゆるルートに跨って登場する同一人物である。普段はモノクルをかけており、そのモノクルを通じて何者か、あるいはモノクル自身と会話している。
彼女自身が何者なのか、何を目的としているかも最後まで不明のままで幕を閉じる。
その後、次回作であるD.C.5のヒロインの一人として正式に公表された。今回の話はD.C.5の後日談2から続いており、瑞花と合流するためにパス移動したところ、創眞が関連したと思われるトラブルによって若返った状態かつモノクルの故障によりパス移動を繰り返していたようである。一登と有里咲に会うのは本来まだ先だった模様。

本作のメインキャラは可子を除いてそれぞれ事情で生来とは別の名前を名乗っている。

常坂家とその親類に関してはそれぞれの家の魔法を継承した時点で別の名前を与えられるという家訓によるもの。その為、あくまで家内のみのルールで対外的には変わらない。

主人公(D.C.5)

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玖星 創眞(くじょう そうま)
声:杉田智和
5の主人公。香々見学園付属の3年1組。歴代主人公に輪をかけてバカ騒ぎが好きで杉並や悠斗とバカ騒ぎを起こす3バカの一人として有名になっている。常坂家の分家筋で、玖星の魔法であるナギの魔法を継承している。魔力は愛乃亜曰く「自分(愛乃亜)が10とすればアンタは100」というほど膨大な魔力を持っているが、その分細かい調整やマナの感知を苦手とする(例えるなら皮膚が厚すぎて蚊に刺されても気づかない)。手先も不器用で魔具の制作も下手。そのため、魔力を使う際は基本的に誰かの使う魔法の魔力不足を補う魔力タンクの役になるか、逆に誰かに制御してもらう必要がある。
実は6年前に起きた「黒夢」と呼ばれるマナの暴走現象が心臓を侵食しており、雪那の時遡の魔法によって命を繋いでいる。マナの感知が下手になっているのもこのため。なお、D.C.I~IIIにおける最大の象徴だった「枯れない桜」からも「黒夢」と似た気配を感じるらしい。
もう一つの名前は。前作主人公一登の祖父の若かりし頃で、D.C.4では海外へ出かけたまま行方不明とされていたが存命と思われる描写がある[注 48]。雪那から時遡の魔法を継承して以降は「常坂創眞」と名乗っており、4の時代で名乗っている「元」が玖星の魔法を継承する以前の生来の名かは不明。一登が持っていた懐中時計は彼の作であり、瑞花に渡した物が有里咲を通じて一登の手に渡っている。また、サクラの国を訪れ、初音島でリッカ、風見鶏でシャルルとも会ったことがある。さらにFLでは純一らしき人物と知り合いだったことも新たに分かっている。
愛乃亜のパス移動で見たところによると彼の可能性は非常に多岐にわたるようで、ゲーム上での攻略ヒロイン以外にも芙美乃やゆゆと結ばれた世界のみならず、家族ハーレムや生徒会ハーレム、果ては杉並となんていう世界もあったらしい。

攻略可能ヒロイン(D.C.5)

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桜来 瑞花(さくらぎ みずは)
声:加隈亜衣
テーマソング「湖上に舞う桜のように」「穏やかに舞う桜のように」「静やかに舞う桜のように」
創眞と愛乃亜が水鏡湖で修行中、突如光と共に落下してきた少女。記憶喪失で、自分の名前も覚えていなかったため、創眞から水鏡湖に咲いた桜にちなんで名づけられ、常坂家別邸に居候する。その後、杉並の伝手で香々見学園付属の3年1組に編入。記憶喪失故の世間知らずかつマイペースで、愛乃亜も口では彼女に全く敵わない。スカートがめくれそうになっても気にしないなど、羞恥心はかなり薄い。読書好きで暇さえあれば本を読んでおり、話しかけられても全く気付かない。視力が悪いので、本を読む際は愛乃亜が作った眼鏡の魔具を使っている。猫好きでもあり、桐吾と共に中庭に迷い込んでくる猫に餌をやっている。
正体はサクラの国出身の世界のマナバランスを保つ魔法使いで、1000年以上の時を生きている。
本名は鷺澤由岐子。前作のヒロインの一人有里咲の祖母とされていたが、姿と認識を魔法で阻害させており、実際には有里咲の母である。初音島にある鷺澤の家が本家で由岐子は分家筋にあたる。由岐子自身は本家の人間との軋轢への考慮と水鏡湖が近いので都合がよいという理由でミズの国における香々見島にあたる瑪瑙島で一人暮らしをしている。また、姿を消す際に有里咲には病死したと伝えられているが、D.C.4の時代でも本作の姿同様のまま存命である。D.C.4 FDで愛乃亜が使っていたモノクルは愛乃亜が瑞花に作った眼鏡を元にした通信機器であり、愛乃亜とはこれを通じて世界を越えたやり取りをしている。
FLで有里咲の父が創眞=元と確定した以上、彼女と創眞が結ばれて有里咲が生まれていないとD.C.4のストーリーは成立しない為、基本的に瑞花ルートが正史として進んでいることになる。
テーマソングは有里咲のテーマソングのアレンジ。
八坂 愛乃亜(やさか めのあ)
声:小岩井ことり
テーマソング「傍らに人無きが如く」「孤高の観測者」「天才としての」
D.C.4 FDに登場していた謎の魔法使い。香々見学園付属の3年1組。創眞の許嫁だが、香々見島に来た際に親同士が意気投合して勝手に決めたことで本人同士はあまり気にしていない[注 49]。並行世界を渡り歩く「系統樹の径」は彼女にしか使えない独自の魔法[注 50]。また、道具に魔力を込める八坂の魔法の継承者で、自ら天才を名乗る通り多機能で高性能な魔具の作成が可能。ただし、派手好きなので、他人から見ると見た目が奇抜。常に「野暮用」と称してどこかに出かけている。
天才ぶりは魔法のみならず、学業の面でもテスト勉強が必要ないほどに優秀。運動神経もいいので文武両道。一方でホラーが大の苦手であり、ほうれん草も苦手。妹と比べて分かりやすい幼児体系であり、本人も気にしている節がある。普段は唯我独尊であるが、その実ちゃんと周りを見て他人を気遣う優しさを秘めている。しかし、素直になれない性格故にそれが表に出る事はあまりない。派手好きのため、香々見学園の制服を改造して着用している。
6年前に起きた「黒夢」の解決策を別の世界に求めてパス移動を繰り返しており、常に出かけているのはこのため。実際には別世界の創眞から解決策をもらっているのだが、魔法の使用過多による魔力不足の代償で記憶に障害が起き、ただ焦りだけで移動を繰り返している状態になっていしまっている。
継承前の名前は亜子。一登の言によれば祖母の名前らしく、正史では創眞(元)と結婚したものと思われる[注 51]
常坂 雪那(ときさか ゆきな)
声:石見舞菜香
テーマソング「いたずら心と生徒会長」「そっと、優しく」
香々見学園本校2年1組。常坂家本家の当代。本家に住んでいるが、ほぼ別邸で食事しに来る、創眞達の姉のような存在。創眞と可子は「雪姉」と呼ぶ。香々見学園生徒会長だが、面白い事が大好きなので、杉並の怪しいイベント申請も「面白そうだから」で通してしまう。そのためか、杉並にも「生徒会長閣下」と敬意を払われている。魔法使いとしては時遡の魔法を子供のころに継承するほど愛乃亜にも劣らない天才。
6年前から創眞を侵食している「黒夢」を時遡の魔法で寿命を代償に抑えているため、寿命は尽きかけている。継承前の本名は「せつな」。
白河 灯莉(しらかわ あかり)
香々見学園付属の3年1組。創眞のクラスメイト。白河家のお嬢様で常に物腰柔らかいが、意外にドジであわてるたびにあやとりで平常心を保つ癖がある。
実は白河灯莉本人は体調不良による病床のため、香々見学園には後述のあいかが影武者として通っている。灯莉本人はあいかをよくからかって楽しむノリが良い性格で、杉並と組ませると一緒に悪だくみしそうと評されている。実際にFLで復学後に面白そうという理由で(半分は創眞が所属していると勘違いしたためだが)非公式報道部に入部した。
他人の怪我や病気を呪いに変換して自身に移す魔法が使える。長らく病床についていたのはこの魔法であいかの母の病気を治した代償である。代償は怪我や病気の程度に比例する。復学までに時間がかかったのは生粋の魔法使いではなく、訓練も受けていない為に魔法に対する耐性が低かったためである[注 52]。この能力に目覚めたのは6年前の「黒夢」の夜以降であり、香々見島以外ではこの能力は使えない[注 53]ため何らかの関係があると思われるが、詳細は分かっていない。なお、あいかの魔法の事を知っているが、灯莉の魔法の事はあいかには話していない。
白河 あいか(しらかわ あいか)
声:関根明良
テーマソング「自分らしく、お嬢様らしく」「あくまで自然体に」
灯莉の代わりに香々見学園に通っている少女。灯莉とは乳姉妹で、白河家の娘が長期間学園を休むわけにいかなかったため、代わりに通う事を申し出て通う事になった。灯莉の事が大好きで、帰宅後は必ずその日あったことを報告している。甘い物好きで、自分でも菓子作りをしており、桐吾にも新商品のアイデアを認められるほど。彼女考案の「水鏡餅」はD.C.4時代でも月見団子の看板メニューの一つ。
本校に進学後、ゆゆから請われて副会長に就任した。
他人の感情が色としてわかるという魔法が使えるが、普段は見ないようにしている。灯莉同様、この能力に目覚めたのは6年前であるが、やはり詳細は不明。
なお、性格的に灯莉がひよりを、あいかが未羽を連想させるが、白河家の系図がどう繋がっているかは不明。
八坂 可子(やさか かこ)
声:古賀葵
テーマソング「兄さんは仕方ないんですから」「少しだけ素直に」
香々見学園付属の2年3組。愛乃亜の妹で、愛乃亜の許嫁である創眞の事は「兄さん」と呼んでいる。シリーズ伝統の義妹だが、常坂家別邸の家事は全て可子の担当。小悪魔的で、創眞をからかうことも多い。首につけているチョーカーは創眞からもらったもので、ずっと大切にしている[注 54]。愛乃亜の事は名前で呼び捨てにしているが、姉妹の仲はよく、お互いに軽口を叩き合っている。一方で優秀すぎる姉に劣等感を持っており、その影響で一歩引いてしまう部分があるため、家族以外の相手に強く主張する事は苦手。
八坂の魔法は愛乃亜が継承したので香々見島に来る必要はなかったが、愛乃亜についてきた。継承していないので、本作の攻略ヒロインで唯一生来の名をそのまま名乗っている。香々見島に来た頃の友達付き合いがなかったころ、創眞達と天体観測ばかりしていたので今でも天体観測が趣味。学園入学の際も天文部へ入部希望していたが、無かったために自分で設立した[注 55]。ただし、創眞達3バカがゲリラ紹介していたために入部希望者がいない状態になっている[注 56]。八坂の魔法は愛乃亜に比べると低いが、制御に優れる量産向きの魔具が作れる[注 57]。その経験上、アクセサリー製作は校内で製作依頼が殺到するほど人気。

サブキャラクター(D.C.5)

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杉並(すぎなみ)
声:岸尾だいすけ
香々見学園付属の3年1組。創眞の悪友3バカの一人。歴代の杉並同様の問題児。非公式報道部所属を名乗っているが、天文部の設立にも一枚かんでいるため、天文部にも顔を出す。
向島 悠斗(むこうじま はると)
声:岡本信彦
香々見学園付属の3年1組。創眞の悪友3バカの一人。顔はイケメンなのだが、軟派な性格で、極度のシスコンなので残念なイケメンと評されている。その妹は誰も見たことがなく、妄想の産物ではないかとまで疑われている[注 58]。イベント事では杉並のサポートに回る。
鳴深 芙美乃(なるみ ふみの)
声:遠野ひかる
香々見学園本校2年4組。おっとりした性格で、恋愛小説が好き。生徒会副会長で、雪那とは付属1年の頃からの付き合いのため、彼女の自由すぎる提案にも丁寧に対処できる。
一方で恋愛願望が強く、FLでは女子力アピールの為だけにミスコン出場を承諾し、かなり切実にアピールしていた。
末崎 ゆゆ(まつざき -)
声:田中貴子
香々見学園付属の3年1組。生徒会長雪那を「雪那様」と呼び、彼女の決定は全肯定な信奉者。3年1組のクラス委員長も兼任する。バスケ部の所属でポジションはスモールフォワード。風紀委員的なふるまいもあり、よく杉並を追いかけまわしているが、軽くあしらわれている。
本校進学後、本人の目標通り生徒会長選挙で当選し、生徒会長になった。
示僑 翔太朗(しきょう しょうたろう)
声:日向朔公
香々見学園付属3年1組の担任で専攻は理科。見た目でも名前でもショタ先生と呼ばれている。天文部の顧問だが、8時に寝てしまうほど夜に弱いため、昼間でもほとんど寝ている。頭に常にハムスターを乗せているが、本人は本気か冗談か非常食と言っている。
その正体は可子のぬいぐるみを触媒に愛乃亜と可子が合同で作り出した自立式の人型魔具。黒夢の対抗策となる想秤の桜に異常がないかを確認するための監視役として、起点となるパスの香々見学園に教師として潜入する。見た目が小さいのは大きいと自立式にするのが難しかったため。瑞花の認識阻害の魔法により、想秤の桜共々最初からいたように扱われており、役目が終わって消えた後は誰の記憶にも残っていない。
及川 桐吾(おいかわ しょうご)
声:森田則昭
香々見学園学食料理長&和風喫茶「月見団子」店長。筋骨隆々の男だが女性言葉のいわゆる「おネエ」で「桐子ネエ」と呼ばないと凄んで訂正させる。30代だが、何か怪しい経歴を持っているらしく、中々男らしい助言をしてくれる。瑞花とは猫好き仲間で、昔飼っていたらしい。
香々見学園にいた妊娠した猫を保護したことから保護猫活動を始めるが、これがD.C4時代に月見団子が猫カフェになった経緯と思われる。

脚注

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注釈

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  1. ^ 桜の魔法よりも強い想いがある必要がある。由夢の場合、条件は満たしていたが由夢自身が義之が消える未来を知っていて心のどこかで既に諦めてしまっていた為か一度消滅している。アイシアの場合も消える事は知っていたがそれでもなお諦めなかった為に消滅を免れた。
  2. ^ 特に『D.C.II S.C.』『D.C.II F.L.』では顕著である。『D.C.S.C』のななかシナリオでは体育祭で黄色い歓声が上がる他、告白までされている。
  3. ^ 美夏編は自分と美夏の子供を作るため、『桜風のアルティメットバトル』と『D.C.II D.M.』では、さくらの帰りを待つため島から出なくていい職場を選択した結果。『D.C.II D.M.』では舞佳に直接スカウトされて入った。
  4. ^ 音姫シナリオに深く関係する内容であったため。
  5. ^ アニメ1期においては、由夢が登場しなかった第7話を除き由夢が1番上であった。
  6. ^ EDキャストも桜内音姫でクレジットされている
  7. ^ ディレクターの雨野智晴によると“ふつう”がテーマ。
  8. ^ しかし、杏が願いをかけた桜はシャルル達の記憶が残る桜とは違っており、さくらの作り出した桜にシャルルの記憶があった理由は不明。
  9. ^ アニメ版『D.C.II』において小恋との約束を破った義之に対しては珍しく怒りを露わにしていた。
  10. ^ 一部のシナリオ、『D.C.II F.L.』では、副会長をやっている。
  11. ^ 『D.C.II D.M.』にて結婚した義之と音姫もこの団地に引っ越してくる。
  12. ^ 美夏シナリオおよび麻耶シナリオで眼鏡を外しているシーンがある。
  13. ^ 『D.C.II S.C.』内の「薫風のアルティメットバトル」など。
  14. ^ ただし『D.C.S.S.』では本校の制服を着ていた。また、制服のデザインも『D.C.II』の物になっている。
  15. ^ 『D.C.II P.C』と『D.C.II P.S』のエピローグでは、おどけたアイシアがさくらの事を「お義母さん」と呼ぶ場面もある。
  16. ^ 同作のPSP版ではUMDディスク1枚となったため見られなくなっている。
  17. ^ 公式文章では「皆さんなりの答えを出して下さい」と書かれており、明言がなされていない。
  18. ^ 作中のテキストでは「???」としか表示されないが、スタッフロールで芳乃 リッカとしてカウントされている。
  19. ^ 独特な味から、北欧周辺地域以外ではあまり食べられないお菓子。また食品や飲料の味付けとしても使用されることがある。
  20. ^ アイシア曰く、晩年になっても料理の腕前は変わらなかったため、自然とアイシアは料理ができるようになったらしい。
  21. ^ この関係で風見鶏編は周回プレイもストーリーの一部になっており、周回毎に微妙に話が変わる部分がある。個別エンドもループする事を示すD.Capoの表示が出る。
  22. ^ ルート次第では期限が過ぎた後も公式新聞部に所属している。
  23. ^ ことりの事は作中では言及されていないが、初音島在住の白河姓は全員親戚であると語られている。そもそも、ことりとななかに血筋関係がある以上、ななかと親戚であるなら自動的にことりとも親戚となる。
  24. ^ 母親の旧姓であるシラカワ(Shirakawa)のSと思われる。
  25. ^ 本作の時点ではこの点はぼかされていたが、D.C.5にて正式に明らかになった。
  26. ^ 名称は一登の「最近で特に笑顔になった出来事」が、ソーシャルゲームのガチャでSSRが出た時だったことに由来する。
  27. ^ 変人と評される杉並や叶方が友人であることに加え、二乃や諳子などの美少女が周りにいるため、つまり自身の人間関係が原因。
  28. ^ 玖星の魔法であるナギの魔法の一環で、正確には「安定した状態を映す」ことで笑顔になるとD.C.5で創眞が説明している。
  29. ^ 本人曰く、事故で家族を亡くして以降に見るようになった。
  30. ^ 理由は不明だが、有里咲と一登の出会いや枯れない桜などの記憶がある。
  31. ^ 一登と再会した際に「私もまた鷺澤有里栖」と説明しているが、これらの発言の理由は不明。
  32. ^ 詳しい理由は不明だが、過去の元が時遡の魔法を封印する際にも髪が金色になっている。
  33. ^ 元の発言から、元々は彼の魔法であったと考えられ、D.C.5で彼が継承した玖星の魔法だったと正式に明らかになった。
  34. ^ 懐中時計は彼女が祖母からもらったもの。
  35. ^ 有里咲も有里栖の父とはあくまで他人というスタンスなのか、有里栖のように「お父さん」とは呼ばず「お父様」と呼んでいる。
  36. ^ 祖母も行ったことがないと教えられているが、実際には本家に行って直接定期連絡が行われていた為、何かしらの理由で鷺澤の本家と関わらないようにされていた可能性がある。
  37. ^ 瑞花と愛乃亜のやり取りから察するに、厳しい修行の反動でのめり込んだものと推察される。
  38. ^ 直前には音姫と立夏の二人が登場するのだが、意図は不明。
  39. ^ 祝いがアップデートされた際に真実を語れなくなる呪いは解けており、元に呪いの経緯を話している。
  40. ^ 一登や二乃と家族付き合いをするようになる以前に大人の姿を一登が見ている。家族付き合いをするようになってからは二人の成長に合わせて姿を変えていると思われる。
  41. ^ 他人のみであり、自分自身は分からない。
  42. ^ 理由は不明だが、女子のファンが微妙にいるらしい。
  43. ^ 当初は友人であることを否定していたが、基本的に敬語で話す中でちよ子相手には砕けた口調になっている。
  44. ^ 詩名が来た世界の詳細は不明だが、作中の説明からカガミの国に迷い込んだらしい事が分かる。
  45. ^ 学園では有里栖を含めて苗字で呼んでいるが、プライベートではいずれも名前にちゃん付けで呼んでおり、口調も砕けたものになる。
  46. ^ 一登が「とっきー」、二乃が「二乃っち」、諳子が「そらこ」、ひよりが「ひよひよ」、推名が「しいしい」、未羽が「みうみう」、杉並が「杉やん」など。実際に呼ぶ際はこれらの愛称に先輩とつける。未羽は唯一同年代なのでそのまま。
  47. ^ 有里咲が有里栖と入れ替わっていた時期に実装されているため、実際にモデルとなっているのは有里咲である。
  48. ^ 前作でもCGで若い頃の元の姿が描かれており、本作の紹介サイトで公開されている立ち絵も前作と全く同様である。
  49. ^ 作中では洗濯物の下着を創眞に見られても構わないと言っており、あまり異性としては意識していない様子。一方で着替え中に創眞が部屋に入って来た時は慌てており、羞恥心がないわけではない。
  50. ^ 本作ではパス移動と呼称している。世界の境界を越える事も可能だが、そのためには膨大な魔力が必要になるため、愛乃亜だけでは魔力不足で不可能。
  51. ^ 実際に『D.C.4.F.D』のオープニングで誰かとキスを交わしており、これが創眞だったと思われる。また、FLで自身を嫁と称していることから結婚したのはほぼ間違いないものと思われる。更に有里咲が創眞と瑞花の子であることも確定した為、瑞花に子供が出来た後で創眞と結婚し、子供をもうけたことになる。
  52. ^ 創眞が代わりに引き受けた際には3日ほどで回復した。
  53. ^ これが無理を押してあいかの母を香々見島へ連れてきた理由である。
  54. ^ 元は創眞が作った髪飾りであり、土台部分が壊れたので可子が残った部分をチョーカーにして身に着けている。
  55. ^ 部長を含めて3人の部員が必要なため、愛乃亜から名前を借りている。もう一人は創眞だが、ほぼ幽霊部員。
  56. ^ 天文部はその後、D.C.4の時代でも残っているが、本作で天文部(というより杉並)が行った宇宙人観測事件はD.C.4の時代でもカガサイで宇宙人観測要望が問答無用で却下される原因となっている。
  57. ^ 現在は愛乃亜が継承した事で八坂の魔法は使えなくなっているが、魔法使いではあるため魔法自体は使う事ができる。また、あくまで愛乃亜が高すぎるだけで、可子自身も継承できるだけの実力は十分ある。
  58. ^ 情報収集能力の高い杉並でさえ、その存在を掴めていない。

出典

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  1. ^ D.C.II 〜ダ・カーポII〜公式ビジュアルパーフェクトブックより。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 製品情報&特典情報”. D.C.4 Plus Harmony ~ダ・カーポ4~ プラスハーモニー. CIRCUS. 2021年6月4日閲覧。