ATPツアー500(ATP Tour 500)は、男子プロテニス協会(ATP)が定めるATPツアーグランドスラム[* 1]ATPツアー・マスターズ1000に次ぐカテゴリ。優勝者には500ポイントが与えられる[2]。2022年現在、13大会が指定されている[3]

男子プロテニス

概要

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かつてはグランプリ・スーパー・シリーズ[4]、チャンピオンシップ・シリーズ、インターナショナル・シリーズ・ゴールドと呼ばれていた。

前年度のランキング上位30位以内の選手については13大会中4大会の出場義務がある[要出典]。 4大会のうち1大会は全米オープン後のチャイナ・オープンジャパン・オープンスイス・インドアエルステ・バンク・オープンのいずれかでなければならない[要出典]

ATPポイント

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大会 (ドロー) 優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 ベスト16 ベスト32 ベスト64 予選通過 予選2 予選1
シングルス (48) 500 330 200 100 50 25 0 16 8 0
シングルス (32) 0 25 13
ダブルス (16) 300 180 90 0 45 25

大会一覧

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大会名 アルファベット表記 場所 サーフェス ドロー数
ABNアムロ・オープン ABN AMRO Open ロッテルダム   オランダ ハード (室内) 32
リオ・オープン Rio Open presented by Claro リオデジャネイロ   ブラジル クレー 32
ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権 Dubai Duty Free Tennis Championships ドバイ   アラブ首長国連邦 ハード 32
アビエルト・メキシコ・テルセル Abierto Mexicano Telcel presentado por HSBC アカプルコ   メキシコ ハード 32
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル Barcelona Open Banc Sabadell バルセロナ   スペイン クレー 48
シンチ選手権 cinch Championships ロンドン   イギリス 32
テラ・ヴォートマン・オープン TERRA WORTMANN OPEN ハレ   ドイツ 32
ハンブルク・ヨーロピアン・オープン Hamburg European Open ハンブルク   ドイツ クレー 32
ムバダラ・シティDCオープン Mubadala Citi DC Open ワシントンD.C.   アメリカ合衆国 ハード 48
チャイナ・オープン China Open 北京   中国 ハード 32
木下グループ・ジャパン・オープン・テニス選手権 Kinoshita Group Japan Open Tennis Championships 東京   日本 ハード 32
エルステ・バンク・オープン Erste Bank Open ウィーン   オーストリア ハード (室内) 32
スイス・インドア・バーゼル Swiss Indoors Basel バーゼル   スイス ハード (室内) 32
2025年より昇格予定の大会
ダラス・オープン英語版 Dallas Open ダラス   アメリカ合衆国 ハード (室内) 32
カタール・エクソンモービル・オープン Qatar ExxonMobil Open ドーハ   カタール ハード 32
BMWオープン BMW Open ミュンヘン   ドイツ クレー 32
COVID-19の世界的流行及びそれに関する規制に伴うスケジュール変更により、1年だけ特別にATP 500として開催された大会
サンクトペテルブルク・オープン (2020)[5] St. Petersburg Open サンクトペテルブルク   ロシア ハード (室内) 32
アスタナ・オープン英語版 (2022)[6] Astana Open アスタナ   カザフスタン ハード (室内) 32
ATP 250に降格された大会
全米国際インドアテニス選手権 (–2013)[7] U.S. National Indoor Tennis Championships メンフィス   アメリカ合衆国 ハード (室内) 32
バレンシア・オープン500 (–2014)[8] Valencia Open 500 バレンシア   スペイン ハード (室内) 32

優勝回数上位の選手

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1990年 -

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選手名 回数
1.   ロジャー・フェデラー 24
2.   ラファエル・ナダル 23
3.   ノバク・ジョコビッチ 15
4.   ピート・サンプラス 12
5.   ダビド・フェレール 10
6.   ボリス・ベッカー 9
  アンディ・マリー
  フアン・マルティン・デル・ポトロ
9.   ステファン・エドベリ 8
10.   ゴラン・イワニセビッチ 7
11.   イワン・レンドル 6
  アンドレ・アガシ
  錦織圭

太字は現役選手

現制度(2009年 - )

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選手 回数
1.   ロジャー・フェデラー 16
2.   ラファエル・ナダル 15
3.   ノバク・ジョコビッチ 14
4.   アンディ・マリー 9
5.   ダビド・フェレール 8
6.   フアン・マルティン・デル・ポトロ 7
7.   錦織圭 6
8.   ドミニク・ティーム 5
  アンドレイ・ルブレフ
  アレクサンダー・ズベレフ
  ヤニック・シナー
  カルロス・アルカラス

太字は現役選手(2024年12月2日時点)

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ グランドスラムはATP管轄外[1]

出典

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  1. ^ Nitto、ATPとのパートナーシップ契約を2025年まで延長”. 2022年2月3日閲覧。
  2. ^ FAQ” (英語). ATPTour.com. ATP Tour. 2022年1月31日閲覧。
  3. ^ Administration & Tournaments” (PDF) (英語). ATPTour.com. ATP Tour. 2022年1月31日閲覧。
  4. ^ “Grand Prix Super Series”. Mohave Daily Miner. (March 1oth 1989). https://news.google.com/newspapers?id=g2kLAAAAIBAJ&sjid=OlMDAAAAIBAJ&pg=5383,746900&dq=grand+prix+tennis+super+series&hl=en 20 August 2011閲覧。 
  5. ^ "ATP Issues Updated 2020 Provisional Calendar" (Press release) (英語). ATP Tour. 14 August 2020. 2022年2月3日閲覧
  6. ^ "ATP Issues 2022 Calendar Updates" (Press release) (英語). ATP Tour. 21 July 2022. 2022年7月23日閲覧
  7. ^ 大会自体は2017年で終了
  8. ^ 大会自体は2015年で終了

外部リンク

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