AMD Radeon
Radeon(レイディオン[1])は、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD) が設計および開発している Graphics Processing Unit (GPU) のブランド名である。2000年にATI Technologiesより発表され、2006年にATIがAMDに買収された後も「ATI Radeon」ブランドとして存続していたが、2010年にAMDブランドへ統合され「AMD Radeon」となった。
開発者 | ATI Technologies / AMD |
---|---|
販売開始 | 2000年4月1日 |
種類 | Graphics Processing Unit |
呼称について、英語での発音に近い「レイディオン」のほか、日本では一般的に発表当初から用いられた「ラディオン」[2][3]、俗称でローマ字読みをして「ラデオン」とも発音される[1][4]。
歴史・概要
編集RadeonはATI Technologiesのビデオチップ「Rage」シリーズの後継製品で、当時性能面で先んじていたNVIDIA社のGeForceシリーズの対抗製品として登場。しばらくは苦戦が続いたが、Radeon 8500で並び、そしてRadeon 9700 Proで一歩抜きん出た。一時は奪われたシェアを取り戻した以降も、より高速な PCI Express バスの採用やマルチGPU環境を実現するCrossFireなど技術向上に余念がなく、同じく性能向上のめざましいNVIDIAのGeForceシリーズとは互いに抜きつ抜かれつの競争を繰り広げている。
対応する主なリアルタイム3DグラフィックスAPIはMicrosoft DirectX (Direct3D) とOpenGLだが、Graphics Core Next (GCN) 世代のRadeonではMantleと呼ばれるAMD独自のローレベルAPIにも対応している[5]。なお、主にDirectXに最適化されているRadeonに対して、OpenGLに最適化された業務用途・HPC向けのAMD FirePro / AMD Radeon Pro / AMD Radeon Instinctシリーズ製品も存在する。
PlayStation 4やXbox Oneに搭載されているAMD APUには、GCNアーキテクチャのRadeonベースGPUが搭載されている[6][7]。
一方で、主に3Dグラフィックスのためのものだったシェーダー機能を動画再生の支援に転用する技術の開発にも注力している。マイクロソフトの DirectX Video Acceleration (DXVA) にも対応し、メディアプレーヤーソフトとの連携により高画質・高品質な DVD (MPEG-2) やDivX、Windows Media Video などの動画を再生する際の CPU の負担を大幅に軽減させた。UVD や AVIVO はこうした技術をさらに発展させたものである。Catalyst Omega (14.12) ドライバーからはVAAPIにも対応している[8]。
またDirectX 11 (DirectCompute) や、OpenCLに対応している製品は、AMD Streamテクノロジーを基盤として汎用演算用途(GPGPU)に利用することもできる。
モバイル用途には省電力技術を搭載し消費電力を低減した「Mobility Radeon」がある。チップセットの開発も進められており、「Radeon IGP」や「RADEON XPRESS」にはRadeonのグラフィックス・コアが統合されている。これらチップセットシリーズはATIがAMDに買収されたことをきっかけに、Radeonの名は冠さなくなった。
Radeonを採用したビデオカードは多くのメーカーから販売されている。テレビチューナを搭載し、ビデオキャプチャ機能を備えた製品が「ALL-IN-WONDER」である。
伝統的に大手PCメーカーへの大量供給に強く、メーカー製PCにおいて幅広いシェアを築いている。主に、Apple、ASUS、DELL、MSI、NEC、SONY、エイサー (Gateway)、エプソンダイレクト、ヒューレット・パッカード、富士通、レノボ製のデスクトップパソコン、ノートパソコンにおいてRadeonを採用したビデオカードが搭載されている。
GPUの半導体製造はファウンドリ企業へ発注しており、台湾を拠点とするTSMC[9]やUMCが担っている。また、AMDの半導体製造部門が独立したGLOBALFOUNDRIESにも発注しているとされる[10]。
2006年にATIがAMDに買収された後も、しばらくの間はATIブランドが使用されており、Radeon製品もATI Radeonとして販売されていたが、2010年10月発売のRadeon HD 6800シリーズからATIブランドが廃止され、AMDに統一された[11]。
デバイスドライバおよびユーティリティ群は「AMD Catalyst」という名称で提供されている。2015年11月以降はCatalystの後継として「Radeon Software」 がリリースされた。2022年3月以降はRadeon Softwareの後継として「AMD Software」が提供されており[12]、2022年6月以降はゲーム向けに最適化された「Adrenalin Edition」の他にクリエイティブアプリケーション向けに最適化された「PRO Edition」が選択できる[13]。
- Windows 10に搭載されるDirectX 12に関しては、すべてのGCNアーキテクチャにおいてAPIレベルでサポートする[14]が、機能レベル (Feature Level) 12_0を満たすのはGCN第2世代 (GCN 1.1) 以降となり、GCN第1世代 (GCN 1.0) では機能レベル (Feature Level) 11_1までのサポートとなる。詳しくはen:Direct3Dおよびen:Feature levels in Direct3Dを参照のこと。
- Vulkanに関しては、GCN第1世代 (GCN 1.0) 以降はRadeon Software Adrenalin 20.1.2以降でVulkan 1.2に[15][16]、GCN第4世代 (GCN 1.3) 以降はRadeon Software Adrenalin 22.1.2以降でVulkan 1.3に対応する[17]。
- OpenGLに関しては、TeraScaleアーキテクチャはCatalyst 10.6以降でOpenGL 3.3に[18]、TeraScale 2アーキテクチャはCatalyst 14.4以降でOpenGL 4.4に[19]、GCN第1世代 (GCN 1.0) 以降はRadeon Software Adrenalin 18.4.1以降でOpenGL 4.6に対応する[20]。
- OpenCLに関しては、HD 4000シリーズはCatalyst 10.7 Update以降でOpenCL 1.1に[21]、TeraScale 2アーキテクチャ以降はCatalyst 12.4以降でOpenCL 1.2に[22]、GCN第2世代 (GCN 1.1) 以降は一般向けドライバではCatalyst 14.41以降でOpenCL 2.0に[23]、Radeon PRO Software for Enterprise 21.Q1以降もしくはAMD Software: PRO Editionを利用することでOpenCL 2.1に対応する[24]。
シリーズ | アーキテクチャ | 動画再生支援 | 対応API | PCIe | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DirectX (Feature Level) | Vulkan | OpenGL | OpenCL | ||||
HD 2000 | TeraScale | AVIVO または UVD | 10.0 API[要出典] (FL:10_0) | - | 3.3 | - | 1.0 |
HD 3000 | UVD+ | 10.1 API[要出典] (FL:10_1) | 2.0 | ||||
HD 4000 | UVD2 または UVD2.2 | 1.1 | |||||
HD 5000 - HD 6000 | TeraScale 2 | UVD2.2 または UVD3 | 11.2 API (FL:11_0) | 4.4 | 1.2 | ||
HD 7000 - Rx 300 | GCN第1世代 (GCN 1.0) | UVD4 VCE | 12 API (FL:11_1) | 1.2 | 4.6 | 3.0 | |
GCN第2世代 (GCN 1.1) | UVD4.2 VCE2 | 12 API (FL:12_0) | 2.0 (2.1) | ||||
GCN第3世代 (GCN 1.2) | UVD5 VCE3 | ||||||
RX 400 - RX 500 | GCN第4世代 (GCN 1.3) | UVD6.3 VCE3.4 | 1.3 | ||||
RX Vega | GCN第5世代 | UVD7 VCE4 | 12 API (FL:12_1) | ||||
RX 5000 | RDNA 1.0 | VCN 2.0 | 4.0 | ||||
RX 6000 | RDNA 2.0 | VCN 3.0 | 12 API (FL:12_2) | ||||
RX 7000 | RDNA 3.0 | VCN 4.0 |
後述するように、各製品シリーズには旧世代の製品のリネーム品も含まれる。サポートされるAPIや機能は実際に搭載されているGPUのアーキテクチャおよび世代に依存する。
命名規則
編集同一世代であれば数字が大きいほうが高い性能になるように規定されている。なお、DirectX 9対応の製品からDirectX 10.0対応製品までは、製品名末尾の記号で製品間の性能の高低を示した。
性能順に、XTX>XT>Pro>(無印)>SE>LE が標準であるが、GTやGTOなどの例外的命名や、性能の逆転もある。また、Dual GPU製品にはX2Xなどもある。
デスクトップPC向け製品
編集R100 世代 (7xxx)
編集- R100
- Rageシリーズの後継として登場。Charisma Engine (カリスマエンジン) [25]と名付けられた新しいアーキテクチャを採用。Vertex Shaderは搭載していない。
- RV100
- R100の廉価版。メモリバス幅は半減の64bit、ハードウェアT&Lユニットの省略、ダイサイズ縮小等により、性能の低下と引き換えに低価格化を実現した。
- RV200
- 改良版Radeon。R200の技術をフィードバックし、0.15 μmで製造されたが、DirectX 7対応に留まった。
- HydraVisionにより、マルチモニターに対応。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
コア数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
フィルレート (MPix/s) | フィルレート (MTex/s) | 対応API | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | DirectX | OpenGL | ||||||||
LE | Rage6 | 180 | 148 | p2/v1 | DDR | 296 | 128 | ? | 296 | 888 | 7 | 1.3 |
LE Ultra | 164 | 328 | ? | 328 | 984 | |||||||
SDR | 166 | SDR | 166 | 23 | 332 | 996 | ||||||
DDR | DDR | 333 | ||||||||||
VE | 183 | p1/v0 | 366 | 64 | 23 | 183 | 549 | |||||
7000 | RV100 | |||||||||||
7200 SDR | R100 | 143 | p2/v1 | SDR | 143 | 128 | 23 | 286 | 858 | |||
7200 DDR | 166 | DDR | 333 | 332 | 996 | |||||||
ALL-IN-WONDER 7200 | - | |||||||||||
256 | 200 | 400 | 400 | 1200 | ||||||||
7500 LE | RV200 | 150 | 250 | p2/v1 | 350 | 23 | 500 | 1500 | ||||
7500 | 290 | 460 | 580 | 1740 | ||||||||
ALL-IN-WONDER 7500 | 260 | p2/v0 | 360 | - | 520 | 1560 | ||||||
ALL-IN-WONDER VE | 500 | - |
R200 世代 (8xxx/9xxx)
編集- R200
- DirectX 8.1対応。0.15 μmで製造され、Pixel Shader 1.4を4基、Vertex Shader 1.1を2基、パイプライン4本を持つ。
- RV250
- R200の廉価版。Vertex Shader・パイプライン半減。
- RV280
- RV250を、AGP 8xに対応させた物。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
コア数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
フィルレート (MPix/s) | フィルレート (MTex/s) | 対応API | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | DirectX | OpenGL | |||||||||
8500 | LE | R200 | 150 | 250 | p4/v2 | DDR | 500 | 128 | 23 | 1000 | 2000 | 8.1 | 1.3 |
(無印) | 275 | 550 | 1100 | 2200 | |||||||||
ALL-IN-WONDER | - | ||||||||||||
ALL-IN-WONDER DV | 230 | 380 | - | 920 | 1840 | ||||||||
9100 | (無印) | 250 | 500 | 28 | 1000 | 2000 | |||||||
9000 | LE | RV250 | 250 | p4/v1 | 366 | 28 | 1000 | 1000 | |||||
(無印) | 250 | 400 | 1000 | 1000 | |||||||||
Pro | 275 | 550 | 1100 | 1100 | |||||||||
ALL-IN-WONDER Pro | - | ||||||||||||
9200 | SE | RV280 | 200 | 333 | 64 | 28 | 800 | 800 | |||||
(無印) | 250 | 500 | 128 | 1000 | 1000 | ||||||||
Pro | 239 | 328 | 956 | 956 | |||||||||
ALL-IN-WONDER LE | 250 | 333 | - | 1000 | 1000 | ||||||||
ALL-IN-WONDER | 400 | - | |||||||||||
9250 | (無印) | 240 | ? | 960 | 960 |
R300 世代 (9xxx/X3xx/X5xx/X6xx/X10xx)
編集- R300
- Vertex Shader 2.0、Pixel Shader 2.0に対応した、DirectX 9.0世代 (メモリバス幅256bit)。T&Lは省略され、Vertex Shader 4基、ピクセルパイプライン8本。廉価版は、メモリバス幅128bit、パイプライン半減。0.15 μmで製造される。
- R350
- R300改良版。R300のノイズを軽減している。
- R360
- R350改良版。内部温度が確認可能となった。
- RV350
- R300を0.13 μmで製造し、メモリバス幅128bit・パイプライン半減によって低発熱化・サイズ縮小を行ったもの。
- RV360
- RV350に、低誘電層間絶縁膜技術 (Low-K) を使用して、性能向上・省電力化を行ったもの。
- RV351LX
- RV350を0.11 μmで製造することで低コスト化を行ったもの。X1050を冠していてもAGPネイティブとなる。
- RV370
- RV360を、PCI Expressに対応させ、0.11 μmで製造することで低コスト化を行ったもの。
- RV380
- RV360を、PCI Expressに対応させ、同時に高クロック化したもの。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
コア数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
フィルレート (MTex/s) | 対応API | 形状 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | DirectX | OpenGL | |||||||||
9500 | (無印) | R300 | 150 | 275 | p4/v4 | DDR | 540 | 128 | 12 | 1100 | 9.0 | 2.0 | AGP 8x |
Pro | p8/v4 | 2200 | |||||||||||
9550 | (無印) | RV350/RV351LX | 130/110 | 250 | p4/v2 | 400 | 1000 | ||||||
9600 | SE | RV350 | 130 | 325 | 64 | 1300 | |||||||
(無印) | 325 | 128 | 12 | 1300 | |||||||||
Pro | 400 | 600 | 18 | 1600 | |||||||||
XT | RV360 | 500 | 22 | 2000 | |||||||||
9700 | (無印) | R300 | 150 | 275 | p8/v4 | 540 | 256 | 2200 | |||||
Pro | 325 | 620 | 2600 | ||||||||||
9800 | SE | R350 | 331 | p4/v4 | 580 | 1324 | |||||||
(無印) | 325 | p8/v4 | 2600 | ||||||||||
Pro | 380 | 680 | 47 | 3040 | |||||||||
XT | R360 | 412 | 730 | 60 | 3296 | ||||||||
X300 | SE | RV370 | 110 | 325 | p4/v2 | 400 | 64 | 30 | 1300 | PCIe x16 | |||
(無印) | 375 | 128 | 36 | 1500 | |||||||||
X550 | (無印) | 400 | 500 | 1600 | |||||||||
X600 | SE | 325 | 36 | 1300 | |||||||||
(無印) | 400 | 36 | 1600 | ||||||||||
Pro | 400 | 600 | 36 | 1600 | |||||||||
RV380 | 130 | 36 | |||||||||||
XT | 500 | 740 | 25 | 2000 | |||||||||
X1050 | AGP | RV350/RV351LX | 130/110 | 250 | 400 | 128 | 24 | 1000 | AGP 8x | ||||
(無印) | RV370 | 110 | 400 | DDR2 | 666 | 64 | 24 | 1600 | PCIe x16 |
R400 世代 (X7xx/X8xx)
編集- R423(PCIe)、R420(AGP)
- Vertex Shader 2.0b、Pixel Shader 2.0bに対応した、DirectX 9.0b世代RADEON。メモリバス幅256bit、GDDR3対応、0.13 μmで製造される。
- R480(PCIe)、R481(AGP)
- R423、R420改良版。
- R430
- 0.11 μmプロセスで製造されるR423。PCI Express x16、AGP 8x両対応。パイプライン12本・DDRの廉価版もある。
- RV410
- R430の廉価版。メモリバス幅128bit、パイプライン半減の8本。DDRメモリにも対応。
-
R420 チップ (Radeon X800PRO AGP用)
-
コード名不明(Radeon X800 GT PCI-E x16用)
-
R430 チップ (Radeon X800 GTO PCI-E x16用) GTOだがPROと記載あり
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
コア数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
対応API | 形状 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | DirectX | OpenGL | ||||||||
X700 | SE | RV410 SE | 110 | 400 | p4/v6 | DDR | 500 | 64 | 9.0b | 2.0 | PCIe x16 | |
(無印) | RV410 LE | p8/v6 | 128 | 44 |
| |||||||
LE | 700 | PCIe x16 | ||||||||||
Pro | RV410 Pro | 425 | GDDR3 |
|
33 |
| ||||||
XT | RV410 XT | 475 | 1050 | 38 | PCIe x16 | |||||||
X740 | XL | RV410 XL | 425 | 900 | ||||||||
X800 | SE[26] |
|
130 | 425 | 800 | 256 |
| |||||
(無印) | R430 | 110 | 400 | p12/v6 | 700 | 30 | PCIe x16 | |||||
Pro |
|
130 | 475 | 900 | 48 |
| ||||||
GT | R430 SE | 110 | 475 | p8/v6 | 986 | 40 | PCIe x16 | |||||
|
130 | p12/v6 |
| |||||||||
GTO[27][28] |
|
110 | 400 | 980 | 49 | |||||||
|
130 |
| ||||||||||
GTO2 | R480 Pro | 980 | PCIe x16 | |||||||||
XL | R430 XL | 110 | 400 | p16/v6 | 1000 | 49 |
| |||||
XT |
|
130 | 500 | 54 | ||||||||
CrossFire Edition | R423 XT | PCIe x16 | ||||||||||
XT Platinum Edition |
|
520 | 1120 | 63 |
| |||||||
X850 | Pro |
|
500 | p12/v6 | 1000 | |||||||
XT |
|
520 | p16/v6 | 1080 | 69 | |||||||
Platinum Edition |
|
540 |
|
67 | ||||||||
CrossFire Edition | R480 XT | 520 | 1080 | PCIe x16 |
R500 世代 (X1xxx)
編集2005年10月5日にRadeon X1000シリーズを発表。
- R520
- 90 nmで製造される。DirectX 9.0c世代のグラフィックスカードである。2005年10月にローンチされ、このシリーズはいくつかの拡張が持ち込まれている。つまりアンチエイリアシング付きのHDRレンダリング用途で必要とされる浮動小数点レンダーである。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
コア数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
補助電源 | 対応API | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | DirectX | OpenGL | |||||||||
X1300 | LE | RV515 LE | 90 | 450 | p4/v2 | DDR | 500 | 64 | - | 9.0c | 2.0 | ||
(無印) | RV515 LE/RV516 | 128 | AGPあり PCIあり/PCIあり | ||||||||||
HM | RV515 | DDR2, GDDR3 | 1000 | 128/64 | |||||||||
Pro | RV515 Pro/RV516 Pro | 600 | DDR2 | 800 | 128 | 31 | AGPあり | ||||||
XT | RV530 XT | 500 | p12/v5 | 22 | AGPあり | ||||||||
X1550 | (無印) | RV505/RV515/RV516 | p4/v2 | 666/800/800 | 27 | AGPあり/-/PCIあり | |||||||
X1600 | (無印) | RV516 | 635 | p4/v4 | 800 | 27 | |||||||
Pro | RV530 Pro | 500 | p12/v5 | 780 | 41 | AGPあり | |||||||
XT | 590 | GDDR3 | 1380 | 42 | |||||||||
X1650 | (無印) | RV530 | 500 | DDR2 | 800 | AGPあり | |||||||
Pro | RV535 XT | 600 | GDDR3 | 1400 | 44 | AGPあり | |||||||
GT | RV560 GT | 400 | p24/v8 | 800 | 55 | ||||||||
XT | RV560 XT | 525 | 1400 | 55 | |||||||||
X1800 | GTO | R520 LE | 500 | p16/v8 | 990 | 256 | 48 | 6pin | |||||
XL | R520 XL | 1000 | 70 | ||||||||||
XT | R520 XT | 625 | 1500 | 113 | |||||||||
CrossFire Edition | R520 CF | 600 | 1400 | 113 | |||||||||
X1900 | GT | R580 XL | 575 | p36/v8 | 1200 | 75 | |||||||
XT | R580 XT | 625 | p48/v8 | 1450 | 100 | ||||||||
XTX | 650 | 1550 | 135 | ||||||||||
CrossFire Edition | R580 CF | 625 | 1450 | 100 | |||||||||
X1950 | GT | RV570 XL | 500 | p36/v8 | 1200 | 57 | AGPあり | ||||||
Pro | RV570 XT | 575 | 1380 | 66 | AGPあり | ||||||||
XT | R580+ XT | 625 | p48/v8 | 1800 | 96 | AGPあり | |||||||
XTX | 650 | GDDR4 | 2000 | 125 | |||||||||
CrossFire Edition |
R600 世代 (HD 2xxx/HD 3xxx)
編集2007年05月14日にRadeon HD 2000シリーズ、2008年1月23日にRadeon HD 3000シリーズを発表。
- R600
- DirectX 10.0に初めて対応し、DirectDrawの対応はしない。また、AMDにとってピクセルシェーダーとバーテックスシェーダーを統合したユニファイドシェーダーを用いた2番目のグラフィックス製品でもある(初代はXbox 360に採用されたXenos)。シェーダーアーキテクチャにVLIW命令を採用している。省電力技術として、AMD PowerPlayを搭載。
- RV670
- R600を基に、DirectX 10.1に新たに対応するほか様々な変更が加えられている。この世代からはハイエンドで新しいアーキテクチャを採用し、ミドルレンジ、ローエンドと派生製品を作っていくのではなく、$200 - 300のミドル (正確にはアッパーミドル) チップをダイサイズを抑えて作り、ハイエンドはCrossFireを使用して競合他社に対抗している。そのためハイエンドの製作コストが下がるだけではなく、ミドルレンジやローエンドの新アーキテクチャ採用チップの登場が早くなっている。この世代では世界初の55 nmプロセスが採用された。この世代よりXTやPro等の表記は外され数値は絶対性能順になっている。PCI Express 2.0に対応。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
ユニット数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
補助電源 | 動画再生支援 | DirectX | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | ||||||||||
HD 2400 | (無印) | RV610 | 65 | 398 | 40 | 4 | 4 | DDR2 | 990 | 64 | 20 | - | UVD | 10.0 | |
Pro | RV610 LE | 525 | DDR2 | 800 | 25 | Hybrid CrossFire対応。AGPあり。 | |||||||||
XT | RV610 Pro | 700 | GDDR3 | 1600 | |||||||||||
HD 2600 | Pro | RV630 Pro | 600 | 120 | 8 | 8 |
|
|
128 | 45 | AGPあり | ||||
XT | RV630 | 800 |
|
|
AGPあり | ||||||||||
HD 2900 | Pro | R600 Pro | 80 | 600 | 320 | 16 | 16 |
|
|
512 | 200 | 8pin+6pin | AVIVO | ||
XT | R600 XT | 743 |
|
|
240 |
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
ユニット数 | メモリ | 最大消費電力 (W) |
補助電源 | 動画再生支援 | DirectX | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | ||||||||||
HD 3450 | RV620 LE | 55 | 600 | 40 | 4 | 4 | DDR2 | 1000 | 64 | 25 | - | UVD+ | 10.1 | Hybrid CrossFire対応。AGPあり。 | |
HD 3470 | RV620 Pro | 800 | GDDR3 | 1900 | 30 | Hybrid CrossFire対応 | |||||||||
HD 3650 | RV635 Pro | 725 | 120 | 8 |
|
|
128 | 67 | AGPあり | ||||||
HD 3830 | RV670 Pro | 668 | 320 | 16 | 16 | GDDR3 | 1656 | 75 | 6pin | HD 3850のメモリバスだけを半減した廉価版、元々はHD 3690と呼ばれていた。発売は中国のみ。 | |||||
HD 3850 | 256 | 95 | AGPあり | ||||||||||||
HD 3870 | RV670 XT | 775 |
|
|
105 | AGPあり | |||||||||
HD 3850 X2 | RV70 Pro | 668 | 320×2 | 16×2 | 16×2 | GDDR3 | 1656 | 256×2 | 140 | 8pin+6pin | RV670を2基搭載、ASUSのみ製造販売。 | ||||
HD 3870 X2 | R680 XT | 825 |
|
|
165 | RV670を2基搭載 |
R700 世代 (HD 4xxx)
編集2008年6月25日にRadeon HD 4800シリーズを発表。
- RV770
- RV670 を基に強化が行われた。RV770 アーキテクチャではストリームプロセッサ (SP) 及びテクスチャ ユニットが増強され高負荷時に強くなった。更に今までの高解像度、AA 時に弱いという弱点は ROP (RBE) の強化で克服している。またリングバスが廃止されたことなどにより、チップ面積や電力あたりの性能が以前の世代に比べ劇的に向上している。その上でアッパーミドル (RV770) 以上のチップでは GDDR5 に対応して高性能化を図った。またこの世代からは新たに UVD 2 が搭載されており、専用ソフトでアップスケール(解像度の大きいディスプレイで拡大してもジャギーなどを抑えて綺麗に見える機能)が可能になっている。
- RV770 は2008年6月発売以来、高い描画性能と比較的安価な価格設定により好調な売行きを記録した。2008年8月に発売された HD 4870 X2 では海外のベンチマークで発売当時の単体カードでは最速を記録した。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
ユニット数 | メモリ | 消費電力 (W) | 補助電源 | 動画再生支援 | DirectX | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (MT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (MB) | Idle | Max | ||||||||
HD 4350 | RV710 Pro | 55 | 600 | 80 | 8 | 4 | DDR2 | 1000 | 64 | 512/256 | 22 | - | UVD2.2 | 10.1 | AGP版あり。PCI版あり。 | |
HD 4550 | RV710 XT | GDDR3 | 1600 | 512 | 25 | |||||||||||
HD 4650 | RV730 Pro | 320 | 32 | 8 | DDR2 | 1000 | 128 | 1024/512 | 48 | AGP版(補助電源6ピン要)あり | ||||||
HD 4670 | RV730 XT | 750 |
|
|
|
59 | AGP版(補助電源ペリフェラル用4ピン要)あり | |||||||||
HD 4730 | RV770 CE | 700 | 640 | GDDR5 | 3600 | 512 | 165 | 6pin×2 | UVD2 | RV770のユニット数を減らし消費電力が増した廉価版 | ||||||
HD 4770 | RV740 XT | 40 | 750 | 16 | 3200 | 1024/512 | 80 | 6pin | UVD2.2 | R700世代で唯一の40 nm製造プロセス | ||||||
HD 4830 | RV770 LE | 55 | 575 | GDDR3 | 1800 | 256 | 110 | UVD2 | ||||||||
HD 4850 | RV770 Pro | 625 | 800 | 40 | 1986 | 110 | 1チップでは世界初の1TFLOPSを達成 | |||||||||
HD 4860 | RV790 GT | 700 | 640 | 32 | GDDR5 | 3000 | 130 | SAPPHIREのみ製造販売 | ||||||||
HD 4870 | RV770 XT | 750 | 800 | 40 | 3600 | 90 | 160 | 6pin×2 | ||||||||
HD 4890 | RV790 XT | 850 | 3900 | 1024 | 60 | 190 | ||||||||||
HD 4850 X2 | R700 Pro | 625 | 800×2 | 40×2 | 16×2 | GDDR3 | 1990 | 256×2 | 1024×2 | 250 | 8pin+6pin | RV770を2基搭載したデュアルGPU仕様 | ||||
HD 4870 X2 | R700 XT | 750 | GDDR5 | 3600 | 286 |
Evergreen 世代 (HD 5xxx)
編集2009年9月23日にRadeon HD 5800シリーズを発表。40 nmプロセスで製造されており、世界で初めてDirectX 11に対応した。 上位モデルのHD 5870は前世代のHD 4870と比べ、ストリームプロセッサ (SP) とテクスチャユニットを2倍搭載し、より高いクロックで動作する新しいGDDR5メモリの採用によってメモリ帯域やそれに関する性能も強化されている。またROP数も比例して2倍に増えたことで高負荷時のパフォーマンスが更に向上した。 HD 5870のフルロード時最大消費電力は前世代HD 4870より増加したが、可変クロック機能を導入し、アイドル時にはコア クロック、メモリ クロック共に低下させることで、消費電力の低減に成功した。また、CrossFireでのアイドル時にはスレーブ側カードを完全に停止、シングルカードCrossFireのHD 5970ではアイドル時に片GPUを停止させるなど、省電力設計に気を配っている。 当世代よりOpenCLに最適化した設計がなされた。 全モデル3画面以上の出力を可能とする Eyefinity技術を搭載する。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
ユニット数 | メモリ | 消費電力 (W) | 補助電源 | 動画再生支援 | DirectX (Feature Level) |
備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | Idle | Max | ||||||||
HD 5450 | Cedar Pro | 40 | 650 | 80 | 8 | 4 |
|
|
64 | 1/0.5 | 6.4 | 19.1[注釈 1] | - | UVD2.2 | 11.2 API (FL:11_0) | AMD Dual Graphics対応。PCI有り。 |
HD 5550 | Redwood LE | 550 | 320 | 16 | 8 |
|
|
128 | 10 | 39 | ロシアではOEMとしてHD 6390にリネームされている | |||||
HD 5570 | Redwood Pro | 650 | 400 | 20 | GDDR3 | 1.8 | 9.69 | 42.7 | ||||||||
HD 5670 | Redwood XT | 775 | GDDR5 | 4 | 15 | 64 | ||||||||||
HD 5670 640SP Edition | Juniper CE | 750 | 640 | 32 | - | 2010年発売 | ||||||||||
HD 5750 | Juniper Pro | 700 | 720 | 36 | 16 | 4.6 | 16 | 86 | 6pin | |||||||
HD 5770 | Juniper XT | 850 | 800 | 40 | 4.8 | 1 | 18 | 108 | ||||||||
HD 5830 | Cypress LE | 800 | 1120 | 56 | 4 | 256 | 25 | 175 | 6pin×2 | |||||||
HD 5850 | Cypress Pro | 725 | 1440 | 72 | 32 | 27 | 151 | |||||||||
HD 5870 | Cypress XT | 850 | 1600 | 80 | 4.8 | 27 | 188 | |||||||||
HD 5870 Eyefinity 6 Edition | 2 | 34 | 228 | 8pin+6pin | 1カードで最大6画面同時出力可能 | |||||||||||
HD 5970 | Hemlock XT | 725 | 1600×2 | 80×2 | 32×2 | 4 | 256×2 | 1×2 | 51 | 294 | Cypressを2基搭載 |
Northern Islands 世代 (HD 6xxx)
編集2010年12月15日にRadeon HD 6900シリーズを発表。開発コードネームはカリブ海の島々に由来している。Evergreenと同じく40 nmプロセスで製造されている。Caymanとそれ以外ではシェーダー構成が違っており、2つのアーキテクチャから成り立った世代である。
DisplayPort 1.2やHDMI 1.4が搭載され、動画再生支援もUVD 3.0に対応し MPEG-4 MVC (Blu-ray 3D)、DivX、Xvid形式の動画が新たにサポートされた他、MPEG-2の対応も強化された。Eyefinityも改良されており、HD 6800、HD 6900シリーズではリファレンスモデルで5画面の同時出力が可能となっている。HD 6750とHD 6770は前世代HD 5750とHD 5770のリネーム品であるが、UVD 2.2の新ファームウェア搭載により、Blu-ray 3D対応、HDMI 1.4a対応となっている。省電力技術として、AMD PowerTuneを搭載。なお、HD 6350(OEM)はHD 5450のリネーム品となる。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
ユニット数 | メモリ | 消費電力 (W) | 補助電源 | 動画再生支援 | DirectX (Feature Level) |
備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | Idle | Max | ||||||||
HD 6450 | Caicos | 40 |
|
160 | 8 | 4 |
|
|
64 | 1/0.5 | 9 |
|
- | UVD3 | 11.2 API (FL:11_0) | |
HD 6570 | Turks Pro | 650 | 480 | 24 | 8 |
|
|
128 |
|
|
||||||
HD 6670 | Turks XT | 800 | GDDR5 | 4 | 12 | 66 | ||||||||||
HD 6750 | Juniper Pro | 700 | 720 | 36 | 16 | 4.6 | 16 | 86 | 6pin | UVD2.2 | HD 5750のリネーム品 | |||||
HD 6770 | Juniper XT | 850 | 800 | 40 | 4.8 | 1 | 18 | 108 | HD 5770のリネーム品 | |||||||
HD 6790 | Barts LE | 840 | 4.2 | 256 | 19 | 150 | 6pin×2 | UVD3 | ||||||||
HD 6850 | Barts Pro | 775 | 960 | 48 | 32 | 4 | 19 | 127 | 6pin | |||||||
HD 6870 | Barts XT | 900 | 1120 | 56 | 4.2 | 19 | 151 | 6pin×2 | ||||||||
HD 6950 | Cayman Pro | 800 | 1408 | 88 | 5 | 2 | 20 | 200 | ||||||||
HD 6970 | Cayman XT | 880 | 1536 | 96 | 5.5 | 20 | 250 | 8pin+6pin | ||||||||
HD 6990 | Antilles | 830 | 1536×2 | 96×2 | 32×2 | 5 | 256×2 | 2×2 | 37 | 375 | 8pin×2 | Cayman XTを2基搭載 |
Southern Islands 世代 (HD 7xxx)
編集2011年12月22日にHD 7970を発表。28 nmプロセスで製造されており、Graphics Core Nextアーキテクチャ (GCN 1.0) 採用で、PCI Express 3.0、DirectX 12(機能レベル11_1)に対応した。また、消費電力指標に熱設計消費電力 (Thermal Design Power) ではなく公称典型消費電力 (Typical Board Power) を用いるようになった[30]。新設計のコアを採用したHD 7790はGCN 1.1となる[31]。
HD 7750およびHD 7970は、シャープの4K解像度ディスプレイPN-K321における3840x2160ドットの60 Hz映像伝送に対応するグラフィックスカードとして、AMD FirePro W600/W5000/W8000、NVIDIA GeForce GTX 670/680/Titan/760、NVIDIA Quadro K600/K5000などとともにシャープ公式の動作検証がなされている[32]。
なお、HD 7670以下の下位モデルはGCNではなく旧来のVLIW5 (TeraScale 2) コアを使用したリネーム製品で[33]、HD 7350(OEM)はHD 5450のリネーム品、HD 7450(OEM)はHD 6450のリネーム品、HD 7570(OEM)はHD 6570のリネーム品、HD 7670(OEM)はHD 6670のリネーム品で、全てGCN非対応となる。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) | 消費電力 (W) |
補助電源 | GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||||
HD 7730 | Cape Verde LE | 28 | 800 | 6 | 384 | 24 | 8 |
|
|
128 |
|
- | 47 | - | 1.0 | 12 API (FL:11_1) | PCIe 3.0 ×16 |
|
HD 7750 | Cape Verde Pro | 8 | 512 | 32 | 16 | 2/1 | - | 55 | ||||||||||
HD 7770 GHz Edition [注釈 2] | Cape Verde XT | 1000 | 10 | 640 | 40 | GDDR5 | 4.5 | - | 80 | 6pin | ||||||||
HD 7790 | Bonaire XT | 14 | 896 | 56 | 6 | 85 | - | 1.1 | 12 API (FL:12_0) | |||||||||
HD 7850 | Pitcairn Pro | 860 | 16 | 1024 | 64 | 32 | 4.8 | 256 | 2 | 130 | - | 1.0 | 12 API (FL:11_1) | |||||
HD 7870 | Pitcairn XT | 1000 | 20 | 1280 | 80 | 175 | - | 6pin×2 | ||||||||||
HD 7950 | Tahiti Pro | 800 | 28 | 1792 | 112 | 6 | 384 | 3 | - | 200 | ||||||||
HD 7970 | Tahiti XT | 925 | 32 | 2048 | 128 | 5.5 | - | 250 | 8pin+6pin | |||||||||
HD 7970 GHz Edition | 1000 [1050] | 6 | 250 | - | ||||||||||||||
HD 7990 | Malta XT | 950 [1000] | 32×2 | 2048×2 | 128×2 | 32×2 | 384×2 | 3×2 | 375 | - | 8pin×2 | Tahiti XTを2基搭載 |
Sea Islands 世代 (HD 8xxx)
編集主にHD 7xxxシリーズのOEM版(リネーム品)で構成されるが、新コアOland採用の製品もある。[34]
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) | GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | ||||||||
HD 8570 | Oland | 28 | 730 [780] | 6 | 384 | 24 | 8 |
|
|
128 | 2/1 | 50 | 1.0 | 12 API (FL:11_1) | PCIe 3.0 ×8 |
HD 8670 | Oland XT | 1000 [1050] | GDDR5 | 4.6 | 75 |
- HD 8350(OEM)
- HD 5450 のリネーム品。
- HD 8450(OEM)
- HD 6450 のリネーム品。
- HD 8470(OEM)
- HD 6450(GDDR3)のコアクロックアップ(625 MHz→750 MHz)かつメモリクロックアップ(667 MHz→800 MHz)品。
- HD 8490(OEM)
- HD 6450(GDDR3)のコアクロックアップ(625 MHz→875 MHz)かつメモリクロックアップ(667 MHz→900 MHz)品。
- HD 8730(OEM)
- HD 7730 のリネーム品。
- HD 8740(OEM)
- HD 7750 のリネーム品。
- HD 8760(OEM)
- HD 7770 GHz Edition のリネーム品。
- HD 8770(OEM)
- HD 7790 のコアクロックアップ(1000 MHz→1050 MHz)品。
- HD 8870(OEM)
- HD 7870 のリネーム品。
- HD 8950(OEM)
- HD 7950 のコアクロックアップ(800 MHz→850 MHz/ブースト925 MHz)品。
- HD 8970(OEM)
- HD 7970 GHz Edition のリネーム品。
Rx 200シリーズ
編集2013年10月8日にR9, R7シリーズを発表。開発コードネームVolcanic Islandsは火山島に由来する。Rx 200シリーズには旧世代であるSouthern IslandsやSea Islandsのリネーム製品も含まれる。また、GCN 1.0, 1.1, 1.2の製品が混在している。実際にHawaiiなどVolcanic Islands世代のチップが使われているのはハイエンド製品のみである。なお、R5 230はHD 6450のリネーム品でGCN非対応となる。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||
R5 240 | Oland | 28 | 730 [780] | 6 | 384 | 24 | 8 | DDR3 | 1.8 | 64 | 2 | 30 | 1.0 | 12 API (FL:11_1) | PCIe 3.0 ×8 |
DELL OEM |
775 [825] | 2 | 1 | ||||||||||||||
R7 240 | Oland Pro | 730 [780] | 5 | 320 | 20 | 1.8 | 128 | 2/1 | 30 | |||||||
GDDR5 | 4.6 | |||||||||||||||
R7 250 | Oland XT | 1000 [1050] | 6 | 384 | 24 | DDR3 | 1.8 | 50 | ||||||||
GDDR5 | 4.6 | 65 | HD 8670のリネーム品 | |||||||||||||
R7 250E | Cape Verde Pro | 800 | 8 | 512 | 32 | 16 | 4.5 | 55 | PCIe 3.0 ×16 |
HD 7750のリネーム品 | ||||||
R7 250X | Cape Verde XT | 950 | 10 | 640 | 40 | 80 (6pin) | HD 7770のリネーム品 | |||||||||
R7 250XE | 860 | 1 | 55 | 日本限定 | ||||||||||||
R7 260 | Bonaire Pro | 1000 | 12 | 768 | 48 | 6 | 2 | 95 (6pin) | 1.1 | 12 API (FL:12_0) | ||||||
R7 260X | Bonaire XTX | 1100 | 14 | 896 | 56 | 6.5 | 115 (6pin) | |||||||||
R7 265 | Curacao Pro | 900 [925] | 16 | 1024 | 64 | 32 | 5.6 | 256 | 150 (6pin) | 1.0 | 12 API (FL:11_1) | |||||
R9 270 | 20 | 1280 | 80 | |||||||||||||
R9 270X | Curacao XT | 1000 [1050] | 180 (6pin×2) | |||||||||||||
R9 280 | Tahiti Pro2 | 827 [933] | 28 | 1792 | 112 | 32 | 5 | 384 | 3 | 250 (8pin+6pin) | ||||||
R9 280X |
|
1000 | 32 | 2048 | 128 | 6 | ||||||||||
R9 285 | Tonga Pro | 918 | 28 | 1792 | 112 | 32 | 5.5 | 256 | 2 | 190 (6pin×2) | 1.2 | 12 API (FL:12_0) | ||||
R9 290 | Hawaii Pro | 947 | 40 | 2560 | 160 | 64 | 5 | 512 | 4 | 250 (8pin+6pin) | 1.1 | |||||
R9 290X | Hawaii XT | 1000 | 44 | 2816 | 176 | |||||||||||
R9 295X2 | Vesuvius XT | 1018 | 44×2 | 2816×2 | 176×2 | 64×2 | 512×2 | 4×2 | 500 (8pin×2) |
Rx 300シリーズ
編集2015年6月16日発表。HBM (High Bandwidth Memory) に世界で初めて対応するCaribbean Islands世代のFijiチップを搭載する、最初のフラッグシップ製品となるRadeon R9 Fury Xは、2015年6月24日に発売、簡易液冷クーラーを搭載する[35]。下位モデルとなるRadeon R9 Furyは、2015年7月某日に発売、従来同様の空冷となる[36]。カード長6インチの小型かつ省電力モデルのRadeon R9 Nanoは、2015年8月27日に発売された[37]。
Rx 300シリーズには旧世代であるSea IslandsやVolcanic Islandsのリネーム製品も下表以外に含まれる。また、GCN 1.0, 1.1, 1.2の製品が混在している。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||
R7 360E | Tobago Pro (Bonaire Pro) | 28 | 1000 [1050] | 12 | 768 | 48 | 16 | GDDR5 | 6 | 128 | 2 | 75 | 1.1 | 12 API (FL:12_0) | PCIe 3.0 ×16 |
日本限定 |
R7 360 | 100 (6pin) | |||||||||||||||
R7 370 | Trinidad Pro (Pitcairn Pro) | 925 [975] | 16 | 1024 | 64 | 32 | 5.6 | 256 | 4/2 | 110 (6pin) | 1.0 | 12 API (FL:11_1) | ||||
R9 370X | Trinidad XT (Pitcairn XT) | 980 [1030] | 20 | 1280 | 80 | 185 (6pin×2) | ||||||||||
R9 380 | Antigua Pro (Tonga Pro) | 970 | 28 | 1792 | 112 | 5.5 | 190 (6pin×2) | 1.2 | 12 API (FL:12_0) | |||||||
R9 380X | Antigua XT (Tonga XT) | 32 | 2048 | 128 | 5.7 | 4 | ||||||||||
R9 390 | Grenada Pro (Hawaii Pro) | 1000 | 40 | 2560 | 160 | 64 | 6 | 512 | 8 | 275 (8pin+6pin) | 1.1 | |||||
R9 390X | Grenada XT (Hawaii XT) | 1050 | 44 | 2816 | 176 | |||||||||||
R9 Fury | Fiji Pro | 1000 | 56 | 3584 | 224 | 64 | HBM1 | 1 | 4096 | 4 | 275 (8pin×2) | 1.2 | ||||
R9 Fury X | Fiji XT | 1050 | 64 | 4096 | 256 | |||||||||||
R9 Nano | 1000 | 175 (8pin) | ||||||||||||||
Pro Duo | Capsaicin XT | 64×2 | 4096×2 | 256×2 | 64×2 | 4096×2 | 4×2 | 350 (8pin×3) |
RX 400シリーズ
編集2016年6月18日発表。プロセスルールに14 nm FinFETを採用。Radeon RX 400シリーズのアーキテクチャはGCN第4世代 (GCN 1.3) となる[38]。コードネームには恒星の名前が使われている[39]。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||
RX 460 | Polaris 11 | 14 | 1090 [1200] | 14 | 896 | 56 | 16 | GDDR5 | 7 | 128 | 4/2 | 75 (6pin) | 2.150 | 1.3 | 12 API (FL:12_0) | PCIe 3.0 ×8 |
RX 470 | Polaris 10 Pro | 926 [1206] | 32 | 2048 | 128 | 32 | 6.6 | 256 | 8/4 | 120 (6pin) | 4.940 | PCIe 3.0 ×16 | ||||
RX 480 | Polaris 10 XT | 1120 [1266] | 36 | 2304 | 144 | 8 | 150 (6pin) | 5.834 |
RX 500シリーズ
編集2017年7月18日発表。RX 400シリーズのマイナーチェンジ。アーキテクチャはGCN第4世代 (GCN 1.3) のままだが、動作クロックが向上している。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | ||||||||||
RX 550 | Polaris 12 | 14 | 1100 [1183] | 8 | 512 | 32 | 16 | GDDR5 | 7 | 128 | 4/2 | 50 | 1.211 | 1.3 | 12 API (FL:12_0) | PCIe 3.0 ×8 |
|
RX 550 (640SP) | Polaris 11 LE | 1019 [1071] | 10 | 640 | 40 | 6 | 60 | 1.371 | |||||||||
RX 560 (896SP) | Polaris 21 XL | 1090 [1175] | 14 | 896 | 56 | 7 | 2.106 | RX460の省電力版 | |||||||||
RX 560 | Polaris 21 XT | 1175 [1275] | 16 | 1024 | 64 | 75 (6pin) | 2.611 | Polaris 11のフルスペック版 | |||||||||
RX 570 | Polaris 20 XL | 1168 [1244] | 32 | 2048 | 128 | 32 | 256 | 8/4 | 150 (6pin) | 5.095 | PCIe 3.0 ×16 |
||||||
RX 580 | Polaris 20 XTX | 1257 [1340] | 36 | 2304 | 144 | 8 | 185 (8pin) | 6.175 | |||||||||
RX 590 | Polaris 30 XT | 12 | 1469 [1545] | 8 | 225 (8pin) | 7.119 | RX580のシュリンク版 | ||||||||||
Pro 555 | Polaris 21 Pro | 14 | 850 | 12 | 768 | 48 | 16 | 5.1 | 128 | 2 | 75 | 1.306 | PCIe 3.0 ×8 |
iMac(2017), (2019), (2020)、15インチのMacBook Pro (2017), (2018)に搭載 | |||
Pro 560 | Polaris 21 XT | 907 | 16 | 1024 | 64 | 5.08 | 4 | 1.858 | |||||||||
Pro 570 | Polaris 20 | 1000 [1105] | 28 | 1792 | 112 | 32 | 6.78 | 256 | 120 | 3.960 | PCIe 3.0 ×16 | ||||||
Pro 575 | Polaris 20 XL | 1096 | 32 | 2048 | 128 | 4.489 | |||||||||||
Pro 580 | Polaris 20 XTX | 1100 [1200] | 36 | 2304 | 144 | 150 | 5.530 |
RX Vegaシリーズ
編集2017年8月14日発表。GCN第5世代となり、DirectXの機能レベルは12_1をサポートする[40][41]。RX Vega 64には空冷版 (Air) と液冷版 (Liquid) が存在する。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | ||||||||||
RX Vega 56 | Vega 10 XT | 14 | 1156 [1471] | 56 | 3584 | 256 | 64 | HBM2 | 1.6 | 2048 | 8 | 210 (8pin×2) | 10.57 | 5th Gen. | 12 API (FL:12_1) | PCIe 3.0 ×16 |
|
RX Vega 64 (空冷版) | Vega 10 XTX | 1274 [1546] | 64 | 4096 | 256 | 1.89 | 295 (8pin×2) | 12.58 | |||||||||
RX Vega 64 (液冷版) | 1406 [1677] | 345 (8pin×2) | 13.66 | ||||||||||||||
Pro Vega 48 | Vega 10 Pro | 1200 [1300] | 48 | 3072 | 192 | 1.57 | - | 7.987 | iMac(2019)で選択 | ||||||||
Pro Vega 56 | Vega 10 XL | 1138 [1250] | 56 | 3584 | 224 | 210 | 8.96 | iMac Proで選択 | |||||||||
Pro Vega 64 | Vega 10 XT | 1250 [1350] | 64 | 4096 | 256 | 16 | 250 | 11.06 |
Radeon VII
編集2019年2月7日発売。コンシューマー向けとしては初となる7 nm FinFETプロセスで製造されたハイエンドモデル。
32bit版OSではドライバーがサポートされない。[42]
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
GCN | DirectX (Feature Level) |
接続 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||
Radeon VII | Vega 20 XT | 7 | 1400 [1750] | 60 | 3840 | 240 | 64 | HBM2 | 2 | 4096 | 16 | 300 (8pin×2) | 13.44 | 5.1 Gen. | 12 API (FL:12_1) | PCIe 3.0 ×16 |
RX 5000シリーズ
編集2019年6月10日にRX 5700シリーズを発表[43]、7月7日発売。同年10月7日にRX 5500シリーズを発表[44]。RDNAアーキテクチャを採用する。PCI Express 4.0対応。
32bit版OSではドライバーがサポートされない。[42]
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
DirectX (Feature Level) |
接続 | 備考 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||
RX 5500 | Navi 14 XT | 7 | 1670 [1845] | 22 | 1408 | 88 | 32 | GDDR6 | 14 | 128 | 4 | 150 (8pin) | 5.20 | 12 API (FL:12_1) | PCIe 4.0 ×8 |
|
RX 5500 XT | Navi 14 XTX | 1717 [1845] | 4/8 | 130 (8pin) | ||||||||||||
RX 5600 | Navi 10 XE | 1375 [1560] | 32 | 2048 | 128 | 64 | 192 | 6 | 150 (8pin) | 6.40 | PCIe 4.0 ×16 |
|||||
RX 5600 XT | Navi 10 XLE | 1375 [1560] | 36 | 2304 | 144 | 150-160 (8pin) | 7.20 | |||||||||
RX 5700 | Navi 10 XL | 1465 [1725] | 256 | 8 | 180 (8pin+6pin) | 7.95 | ||||||||||
RX 5700 XT | Navi 10 XT | 1605 [1905] | 40 | 2560 | 160 | 225 (8pin+6pin) | 9.75 | |||||||||
RX 5700 XT 50th Anniversary Edition[45] |
Navi 10 XTX | 1680 [1980] | 235 (8pin+6pin) | 10.14 | ||||||||||||
Pro 5300 | Navi 14 Pro XE | 1000 [1650] | 20 | 1280 | 80 | 32 | 128 | 4 | 85 | 4.22 | PCIe 4.0 ×8 |
iMac(2020)に搭載 | ||||
Pro 5500 XT | Navi 14 Pro XL | 1187 [1757] | 24 | 1536 | 96 | 8 | 125 | 5.40 | ||||||||
Pro 5700 | Navi 10 XLA | 1243 [1350] | 36 | 2304 | 144 | 64 | 256 | 130 | 6.22 | PCIe 4.0 ×16 | ||||||
Pro 5700 XT | Navi 10 XTA | 1243 [1499] | 40 | 2560 | 160 | 16 | 130 | 7.67 |
RX 6000シリーズ
編集2020年10月28日にRX 6900 XT及びRX 6800シリーズ[46]、2021年3月3日にRX 6700 XT[47]、2021年7月30日にRX 6600 XT[48]、2021年10月13日にRX 6600[49]、2022年1月4日にRX 6500 XT[50]、2022年5月10日にRX 6x50シリーズを発表[51]。
RDNA 2アーキテクチャを採用し、最大128MBのInfinity Cache (L3キャッシュメモリ) を搭載する。レイ・アクセラレーターを搭載しリアルタイムレイトレーシングに対応する。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
DirectX (Feature Level) |
接続 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | TMU | ROP | Infinity Cache (MB) |
タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | ||||||||
RX 6400 | Navi 24 XL | 6 | 2039 [2321] | 12 | 768 | 48 | 32 | 16 | GDDR6 | 16 | 64 | 4 | 53 | 3.57 | 12 API (FL:12_2) | PCIe 4.0 ×4 |
RX 6500 XT | Navi 24 XT | 2610 [2815] | 16 | 1024 | 64 | 18 | 4/8 | 107 (6pin) | 5.77 | |||||||
RX 6600 | Navi 23 XL | 7 | 2044 [2491] | 28 | 1792 | 112 | 64 | 32 | 14 | 128 | 8 | 132 (8pin) | 8.93 | PCIe 4.0 ×8 | ||
RX 6600 XT | Navi 23 XT | 2359 [2589] | 32 | 2048 | 128 | 16 | 160 (8pin) | 10.60 | ||||||||
RX 6650 XT | Navi 23 KXT | 2410 [2635] | 17.5 | 180 (8pin) | 10.79 | |||||||||||
RX 6750 GRE (10GB) | Navi 22 XL | 1941 [2450] | 36 | 2304 | 144 | 80 | 16 | 160 | 10 | 170 (8pin) | 11.29 | PCIe 4.0 ×16 | ||||
RX 6700 | 2174 [2450] | 175 (8pin) | ||||||||||||||
RX 6750 GRE (12GB) | Navi 22 XT | 2321 [2581] | 40 | 2560 | 160 | 96 | 192 | 12 | 230 (8pin+6pin) | 13.21 | ||||||
RX 6700 XT | 2424 [2581] | |||||||||||||||
RX 6750 XT | Navi 22 KXT | 2495 [2600] | 18 | 250 (8pin+6pin) | 13.31 | |||||||||||
RX 6800 | Navi 21 XL | 1815 [2105] | 60 | 3840 | 240 | 96 | 128 | 16 | 256 | 16 | 250 (8pin×2) | 16.17 | ||||
RX 6800 XT | Navi 21 XT | 2015 [2250] | 72 | 4608 | 288 | 128 | 300 (8pin×2) | 20.74 | ||||||||
RX 6900 XT | Navi 21 XTX | 2015 [2250] | 80 | 5120 | 320 | 23.04 | ||||||||||
RX 6950 XT | Navi 21 KXTX | 2100 [2310] | 18 | 335 (8pin×2) | 23.65 |
RX 7000シリーズ
編集2022年11月3日にRX 7900シリーズ[52]、2023年5月24日にRX 7600[53]、2023年8月25日にRX 7800 XT及びRX 7700 XT[54]、2024年1月8日にRX 7600 XTを発表[55]。
RDNA 3アーキテクチャを採用し、上位モデルではInfinity CacheとメモリコントローラをMemory Cache Die (MCD)として、Graphcs Compute Die (GCD)とは別に搭載するチップレット設計となっている。Stream Processor(シェーダー)はデュアルイシュー(2命令同時実行)構造となっておりIPCは従来モデルの2倍、AI・アクセラレーターを搭載しAI処理性能は最大2.7倍、動作クロックはシェーダーコアとフロントエンド部で独立して制御され最大25%の消費電力削減を実現したとされる。同時期に発表されたGeForce RTX 40シリーズと異なり、補助電源コネクタは「12VHPWR」を採用せず従来規格の8ピンとなる[56]。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
チップレット構成 | コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) (補助電源) |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
DirectX (Feature Level) |
接続 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GCD | MCD | 演算 | Shader | TMU | ROP | Infinity Cache (MB) |
タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | ||||||||
RX 7600 | Navi 33 XL | 6 | - | 2250 [2655] | 32 | 2048 | 128 | 64 | 32 | GDDR6 | 18 | 128 | 8 | 165 (8pin) | 21.75 | 12 API (FL:12_2) | PCIe 4.0 ×8 | |
RX 7600 XT | Navi 33 XT | 2470 [2755] | 16 | 190 (8pin×2) | 22.57 | |||||||||||||
RX 7700 XT | Navi 32 XL |
|
1 | 3 | 2171 [2544] | 54 | 3456 | 216 | 96 | 48 | 192 | 12 | 245 (8pin×2) | 35 | PCIe 4.0 ×16 | |||
RX 7800 XT | Navi 32 XT | 4 | 2124 [2430] | 60 | 3840 | 240 | 64 | 19.5 | 256 | 16 | 263 (8pin×2) | 37 | ||||||
RX 7900 GRE | Navi 31 XL | 1880 [2245] | 80 | 5120 | 320 | 192 | 18 | 260 (8pin×2) | 46 | |||||||||
RX 7900 XT | Navi 31 XT | 5 | 2000 [2400] | 84 | 5376 | 336 | 80 | 20 | 320 | 20 | 300 (8pin×2) | 52 | ||||||
RX 7900 XTX | Navi 31 XTX | 6 | 2300 [2500] | 96 | 6144 | 384 | 96 | 384 | 24 | 355 (8pin×2) | 61 |
ロープロファイル(Low Profile, LP)向けモデルが発売されたRadeon
編集※2024年時点で流通のあるR7 250以降を掲載
※ロープロファイル対応モデルでは、メモリなど通常モデルと仕様が異なる場合があることに注意が必要である。
モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
チップレット構成 | コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) | 補
助電源 |
単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
DirectX (Feature Level) |
接続(PCIe) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GCD | MCD | 演算 | Shader | TMU | ROP | Infinity Cache (MB) |
タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | |||||||||
R7 250
(DDR3) |
n/a | n/a | 384 | n/a | DDR3 | 128 | 2/4 | 無 | 11.2 | 2.0x16 | |||||||||
R7 250
(GDDR5) |
GDDR5 | 128 | 1/2 | ||||||||||||||||
RX 550 | 8 | 512 | 32 | 16 | GDDR5 | 128 | 2/4 | 12 | 3.0x8 | ||||||||||
RX 6400 | Navi 24 XL | 6 | 12 | 768 | 216 | 96 | 16 | GDDR6 | 64 | 4 | 無 | 12 Ultimate | 4.0×4 |
IGP (Integrated Graphics Processor)
編集モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック (MHz) |
シェーダー数 | 最大消費電力 (W) |
GCN | 動画再生支援 | 対応API | チップセット名 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DirectX (Feature Level) | OpenGL | ||||||||||
X1200 | RS690[57] | 80 | 350 | 4 | - | - | 9.0b | 2.0 | AMD 690V | ||
X1250 | 400 | AMD 690G | |||||||||
2100 | RS740[58] | 55 | 400 | AMD 740G | |||||||
3000 | RS780[59] | 55 | 350 | 40 | - | UVD | 10.0 | 3.3 | AMD 760G | ||
3100 | 344 | AMD 780V | |||||||||
HD 3200 | 494 | 15 | AMD 780G | Hybrid CrossFire対応 | |||||||
HD 3300 | 494 | 11.4 | AMD 790GX | Hybrid CrossFire対応 | |||||||
HD 4200 | RS880[60] | 55 | 500 | 40 | 15 | - | UVD2 | 10.1 | 3.3 | AMD 785G | Hybrid CrossFire対応 |
HD 4250 | 498 [560] | 18 | AMD 880G | AMD Dual Graphics対応 | |||||||
HD 4290 | 498 | 25 | AMD 890GX | AMD Dual Graphics対応 | |||||||
HD 6250 | Loveland[61] | 40 | 400 | 80 | 7 | - | UVD3 | 11.2 API (FL:11_0) | 4.4 | ||
HD 6290 | 400 | 9 | |||||||||
HD 7310 | 500 | 18 | |||||||||
HD 7340 | 523 | 18 | |||||||||
HD 8240 | Kalindi[62] | 28 | 400 | 128 | 15 | 1.1 | UVD4.2 VCE2 | 12 API (FL:12_0) | 4.6 | ||
HD 8330 | 497 | 15 | |||||||||
HD 8400 | 400 | 25 |
モバイルPC向け製品
編集RX Vega Mシリーズ
編集モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) | 単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
GCN | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | 帯域 (GB/s) | ||||||||
RX Vega M GL | VegaM XL | 14 | 931 [1011] | 20 | 1280 | HBM2 | 1.4 | 1024 | 4 | 179.2 | 65 | 2.588 | 1.3 | Kaby Lake-G搭載GPU |
RX Vega M GH | VegaM XT | 1063 [1190] | 24 | 1536 | 1.6 | 204.8 | 100 | 3.656 |
Vega Mobileシリーズ
編集モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) | 単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
GCN | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | 帯域 (GB/s) | ||||||||
Pro Vega 16 | Vega 12 XLA | 14 | 815 [1190] | 16 | 1024 | HBM2 | 2.4 | 1024 | 4 | 307.2 | 65 | 2.437 | 5th Gen. | 15インチのMacBook Pro (2018), (2019)、21インチのiMac (2019)で選択 |
Pro Vega 20 | Vega 12 XTA | 20 | 1280 | 100 | 3.046 |
Radeon Pro 5000Mシリーズ
編集モデル | コードネーム | プロセス (nm) |
コアクロック [ブースト時] (MHz) |
ユニット数 | メモリ | TBP (W) | 単精度浮動小数点演算性能 (TFLOPS) |
備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演算 | Shader | タイプ | クロック (GT/s) | バス幅 (bit) | 容量 (GB) | 帯域 (GB/s) | |||||||
Pro 5300M[63] | Navi 14 PROA | 7 | 1000 [1250] | 20 | 1280 | GDDR6 | 12 | 128 | 4 | 192.0 | 50 | 3.2 | 16インチのMacBook Pro (2019)で選択 |
Pro 5500M[63] | Navi 14 ULA | 1000 [1300] | 24 | 1536 | 4/8 | 4.0 | |||||||
Pro 5600M[63] | Navi 12 | 1000 [1035] | 40 | 2560 | HBM2 | 1.54 | 2048 | 8 | 394.0 | 5.3 |
関連項目
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 「RADEON」『IT用語がわかる辞典』 。コトバンクより2010年5月31日閲覧。
- ^ “ATIテクノロジーズがハイエンドグラフィックチップ―ゲームキャラクターに命を吹き込み、シネマ演出が可能なRADEON”. www.ccsnews.jp (2000年6月9日). 2021年3月26日閲覧。
- ^ 小林, 章彦 (2000年8月10日). “ニュース解説:S3がグラフィックス カード事業からも撤退―事業再編が進むグラフィックス業界― - @IT”. www.atmarkit.co.jp. ITmedia. 2021年3月26日閲覧。
- ^ 古田, 雄介 (2007年4月27日). “アキバで恥をかく禁句ワード Vol.9 : ライドン【らいどん】”. ITmedia PC USER. ITmedia. 2021年3月26日閲覧。
- ^ “AMD独自グラフィックスAPI「Mantle」の詳細が明らかに。理論上はGeForceのMantle対応も可能!?”. 4Gamer.net 2015年2月28日閲覧。
- ^ “【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】PlayStation 4で採用されたAMDのGCNアーキテクチャ”. PC Watch 2015年10月17日閲覧。
- ^ “【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】PS4とXbox Oneのアーキテクチャはなぜ似通ったのか”. PC Watch 2015年2月28日閲覧。
- ^ “その名は「Catalyst Omega」。AMD,Catalystの大規模アップデートを発表”. 4Gamer.net 2015年10月18日閲覧。
- ^ “GLOBALFOUNDRIESとTSMCをどう使うのか。まもなく到来する「APU時代」のAMDロードマップを整理する”. 4Gamer.net 2016年5月1日閲覧。
- ^ “ASCII.jp:AMDがRadeon RX 480/470/460を発表、その戦略とは? (2/3)”. KADOKAWA (2016年7月1日). 2016年11月22日閲覧。
- ^ “AMD Officially Drops ATI Brand from FirePro and Radeon Marking” (英語). X-bit (2010年8月30日). 2011年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月26日閲覧。
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