AO-63
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AO-63は、ソビエト連邦で開発された試作水平二銃身式フルオートマチックアサルトライフルである。
AO-63 | |
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種類 | アサルトライフル |
製造国 | ソビエト連邦 |
設計・製造 | TsNIITochMash |
仕様 | |
種別 | アサルトライフル |
口径 | 5.45mm |
使用弾薬 | 5.45x39mm弾 |
装弾数 | 45 発(片方30発、片方15発) |
全長 | 890mm |
重量 | 3.68kg(弾倉なし) |
発射速度 |
850 発/分 6,000 発/分(2発バースト時) |
有効射程 | 600 m |
歴史 | |
設計年 | 1986年 |
開発
編集1978年、それまでの主力小銃であるAK-74を上回る性能を持つ新型小銃開発計画である「アバカン計画」が開始された。[1]AO-63は、S・G・シモノフとP・A・トカチョフによって設計され、TsNIITochMashで試作され、1986年に完成した。
AO-63は、ニコノフが設計したASの他、en:TKB-059・AO-222・AEK-971などの試作小銃と共に、スペツナズで試験運用された。しかし、ASの改良品であるASMが最も良好な成績を残したため、AO-63は不採用となった[2]。なお、計画ではASMが選出されAN-94として採用された。計画名の「アバカン」は、そのままAN-94の愛称となって現在に至る。
設計
編集先述のとおり、銃身は2門あり、横方向に並べられている。この2門の銃身から射撃することで、2発バースト時のみ毎分6,000発という、他のアサルトライフルを凌ぐ驚異的な連射能力を有する。弾倉やアタッチメントはAK-74と共用であることが求められたが、[1]弾倉はAK-74と異なる専用弾倉が用いられた。