2018年モナコグランプリ
2018年モナコグランプリ (2018 Monaco Grand Prix) は、2018年のF1世界選手権第6戦として、2018年5月27日にモンテカルロ市街地コースで開催された。
レース詳細 | |||
---|---|---|---|
日程 | 2018年シーズン第6戦 | ||
決勝開催日 | 5月27日 | ||
開催地 |
モンテカルロ市街地コース モナコ モンテカルロ | ||
コース | 市街地コース | ||
コース長 | 3.340km | ||
レース距離 | 78周(260.520km) | ||
決勝日天候 | 曇 (ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1:10.810 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | マックス・フェルスタッペン | ||
タイム | 1:14.260 (60周目) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
| ||
2位 | |||
3位 |
正式名称は「FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018」[1]。
レース前
編集本レースでピレリが供給するドライタイヤのコンパウンドは、スーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトの3種類。本年より導入されたハイパーソフトを初めて投入した[2]。
エントリーリスト
編集前年はインディ500に参戦したため欠場したフェルナンド・アロンソは2年ぶりのモナコGP参戦となる。
エントリーリスト
チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
---|---|---|---|---|---|
メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | W09 | メルセデス M09 EQ Power+ |
77 | バルテリ・ボッタス | ||||
スクーデリア・フェラーリ | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | SF71H | フェラーリ 062 EVO |
7 | キミ・ライコネン | ||||
アストンマーティン・レッドブル・レーシング | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | RB14 | タグ・ホイヤー (ルノー R.E.18) |
33 | マックス・フェルスタッペン | ||||
サハラ・フォース・インディア・F1チーム | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | VJM11 | メルセデス M09 EQ Power+ |
31 | エステバン・オコン | ||||
ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | FW41 | メルセデス M09 EQ Power+ |
35 | セルゲイ・シロトキン | ||||
ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | R.S.18 | ルノー R.E.18 |
55 | カルロス・サインツ | ||||
レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ | 28 | ブレンドン・ハートレイ | トロ・ロッソ | STR13 | ホンダ RA618H |
10 | ピエール・ガスリー | ||||
ハースF1チーム | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | VF-18 | フェラーリ 062 EVO |
20 | ケビン・マグヌッセン | ||||
マクラーレンF1チーム | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | MCL33 | ルノー R.E.18 |
2 | ストフェル・バンドーン | ||||
アルファロメオ・ザウバーF1チーム | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | C37 | フェラーリ 062 EVO |
16 | シャルル・ルクレール | ||||
ソース:[3] |
- 追記
フリー走行
編集この節の加筆が望まれています。 |
- 2回目(FP2)
- 2018年5月24日 15:00
- 3回目(FP3)
- 2018年5月26日 12:00
予選
編集2018年5月26日 15:00
ダニエル・リカルドが2016年モナコGP以来2回目のポールポジションを獲得した。
経過
編集- Q1
- Q2
- Q3
結果
編集Pos. | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル-タグ・ホイヤー | 1:12.013 | 1:11.278 | 1:10.810 | 1 |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1:12.415 | 1:11.518 | 1:11.039 | 2 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:12.460 | 1:11.584 | 1:11.232 | 3 |
4 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1:12.639 | 1:11.391 | 1:11.266 | 4 |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:12.434 | 1:12.002 | 1:11.441 | 5 |
6 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア-メルセデス | 1:13.028 | 1:12.188 | 1:12.061 | 6 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン-ルノー | 1:12.657 | 1:12.269 | 1:12.110 | 7 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 1:12.950 | 1:12.286 | 1:12.130 | 8 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア-メルセデス | 1:12.848 | 1:12.194 | 1:12.154 | 9 |
10 | 10 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ-ホンダ | 1:12.941 | 1:12.313 | 1:12.221 | 10 |
11 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:13.065 | 1:12.411 | 11 | |
12 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン-ルノー | 1:12.463 | 1:12.440 | 12 | |
13 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ-メルセデス | 1:12.706 | 1:12.521 | 13 | |
14 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー-フェラーリ | 1:12.829 | 1:12.714 | 14 | |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース-フェラーリ | 1:12.930 | 1:12.728 | 18 1 | |
16 | 28 | ブレンドン・ハートレイ | トロ・ロッソ-ホンダ | 1:13.179 | 15 | ||
17 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー-フェラーリ | 1:13.265 | 16 | ||
18 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ-メルセデス | 1:13.323 | 17 | ||
19 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 1:13.393 | 19 | ||
107% time: 1:17.053 | |||||||
NC | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-タグ・ホイヤー | No Time | 20 2 | ||
ソース:[4] |
- 追記
決勝
編集2018年5月27日 15:10
ダニエル・リカルドがキャリア2度目のポールポジション獲得と自身初のポール・トゥ・ウィンでモナコGP初勝利を挙げ、シーズン2勝目を飾った。
展開
編集リカルドがMGU-Kのトラブルに苦しみながら1位を死守しポール・トゥ・ウィンを飾る、フェルスタッペンの猛追とそれに伴う7位争い、シャルル・ルクレールとブレンドン・ハートレーのブレーキングトラブルに基づく終盤のクラッシュなど、いくつかの見どころはあったが、ドラマらしきオーバーテイクはコースの特性上ほとんど見られず、マシンのバトルも前述の7位争い以外ではあまり起きないままレースは終了した。そのため、スタート時にQ3圏内にいたドライバーからは退屈なレース[7]であったという感想もあった。そのうち、ピエール・ガスリーは7位争いを制し、初モナコで7位入賞と健闘した[8]。
結果
編集Pos. | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル-タグ・ホイヤー | 78 | 1:42:54.807 | 1 | 25 |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 78 | +7.336 | 2 | 18 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 78 | +17.013 | 3 | 15 |
4 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 78 | +18.127 | 4 | 12 |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 78 | +18.822 | 5 | 10 |
6 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア-メルセデス | 78 | +23.667 | 6 | 8 |
7 | 10 | ピエール・ガスリー | トロ・ロッソ-ホンダ | 78 | +24.331 | 10 | 6 |
8 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 78 | +24.839 | 11 | 4 |
9 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-タグ・ホイヤー | 78 | +25.317 | 20 | 2 |
10 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 78 | +1:09.013 | 8 | 1 |
11 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー-フェラーリ | 78 | +1:09.864 | 16 | |
12 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア-メルセデス | 78 | +1:10.461 | 9 | |
13 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 78 | +1:14.823 | 19 | |
14 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン-ルノー | 77 | +1 Lap | 12 | |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース-フェラーリ | 77 | +1 Lap | 18 | |
16 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ-メルセデス | 77 | +1 Lap | 13 | |
17 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ-メルセデス | 76 | +2 Laps | 17 | |
18† | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー-フェラーリ | 70 | ブレーキ | 14 | |
19† | 28 | ブレンドン・ハートレイ 1 | トロ・ロッソ-ホンダ | 70 | 接触ダメージ | 15 | |
Ret | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン-ルノー | 52 | ギアボックス | 7 | |
ソース[9] |
- ファステストラップ[10]
- マックス・フェルスタッペン - 1:14.260 (60周目)
- ラップリーダー[11]
- 1-78=ダニエル・リカルド
- 追記
第6戦終了時点のランキング
編集
|
|
- 注:ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。
脚注
編集- ^ “Monaco”. The Official F1 Website. 2018年5月26日閲覧。
- ^ “F1 Topic:モナコで初投入のハイパーソフトは「ほかのコンパウンドとはまったく異なる」”. AUTOSPORTweb (2018年5月23日). 2018年5月26日閲覧。
- ^ “Entry List”. FIA (2018年5月10日). 2018年5月11日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018 - QUALIFYING”. The Official F1 Website (2018年5月26日). 2018年5月27日閲覧。
- ^ “Stewards Decision Doc39 - R.Grosjean”. FIA (2018年5月13日). 2018年5月14日閲覧。
- ^ “Stewards Decision Doc29 - M.Verstappen”. FIA (2018年5月26日). 2018年5月27日閲覧。
- ^ 「退屈なレース」をリタイアで終えたアロンソ2018年5月28日配信 2018年6月17日閲覧
- ^ ガスリー、大興奮の7位入賞2018年5月28日配信 2018年6月17日閲覧
- ^ a b “FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018 - RACE RESULT”. The Official F1 Website (2018年5月27日). 2018年5月28日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2018 - FASTEST LAPS”. The Official F1 Website (2018年5月27日). 2018年5月28日閲覧。
- ^ “Lap Chart”. FIA (2018年5月27日). 2018年5月28日閲覧。
- ^ “Stewards Decision Doc42 - B.Hartley”. FIA (2018年5月27日). 2018年5月28日閲覧。
前戦 2018年スペイングランプリ |
FIA F1世界選手権 2018年シーズン |
次戦 2018年カナダグランプリ |
前回開催 2017年モナコグランプリ |
モナコグランプリ | 次回開催 2019年モナコグランプリ |