ラグビーワールドカップ2011
ラグビーユニオンの国際大会
(2011年ラグビーワールドカップから転送)
ラグビーワールドカップ2011は、2011年(平成23年)9月9日から10月23日にニュージーランドで開催された第7回ラグビーワールドカップ。
概要 | |
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開催国 | ニュージーランド |
期間 | 2011年9月9日 – 10月23日 |
出場国数 | 20ヶ国 (予選出場91ヶ国) |
最終結果 | |
優勝国 | ニュージーランド |
準優勝国 | フランス |
3位 | オーストラリア |
統計 | |
試合数 | 48 |
観客動員数 | 1,477,294人 (1試合平均30,777人) |
最多得点選手 | モルネ・ステイン(62得点) |
最多トライ選手 |
ヴァンサン・クレール(6トライ) クリス・アシュトン(6トライ) |
← 2007 2015 → |
立候補国
編集日本の招致活動
編集日本は、アジア初のラグビーワールドカップ開催実現に向けて、日本代表の強化、15万人の署名活動などさまざまな活動を行った。 2005年11月8日の投票において、1回目の投票でニュージーランドとともに決選投票に残る。しかし決選投票でニュージーランドに敗れ、開催実現はならなかった。
予選
編集開催国ニュージーランドに加え、前回大会ベスト12(各プール上位3チーム)が予選免除となる。なお、参加チーム数については前回と同じ20チームか第3回までの16チームに戻すか検討されたが、2007年11月30日のIRB臨時理事会で正式に前回と同じ20チームの出場に決定した。
地区予選枠
編集- 欧州2
- 2008-2010ヨーロピアンネイションズカップ1部の上位2チームに出場権が与えられる。3位のチームと2部以下の優勝チームによるトーナメントを勝ち上がったチームがホーム・アンド・アウェーで対戦し、勝者は最終プレーオフに進出する。
- 南北アメリカ2
- カナダとアメリカ合衆国がホーム・アンド・アウェーで対戦し、勝者に出場権が与えられる。敗者は2009年南米選手権の優勝チームとホーム・アンド・アウェーで対戦し、勝者に出場権が与えられる。敗者は最終プレーオフに回る。
- アフリカ1
- 2008-2009アフリカカップの優勝チームに出場権が与えられる。準優勝チームは最終プレーオフに進出する。
- アジア1
- オセアニア1
- 2009年オセアニアカップの優勝チームとサモアがホーム・アンド・アウェーで対戦し、勝者に出場権が与えられる。
- 最終プレーオフ1
- 欧州・南北アメリカ・アフリカ・アジアの各次点計4チームで争われる。準決勝はIRBランキング上位のホームで1試合、決勝はホーム・アンド・アウェーで対戦する。優勝チームに出場権が与えられる。
予選名 | 前回大会順位 予選順位 |
出場国 | 出場回数 | 出場決定日 |
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開催国 | ニュージーランド | 7大会連続7度目 | ||
前回大会 ベスト12 (予選免除) |
優勝 | 南アフリカ共和国 | 5大会連続5度目 | |
2位 | イングランド | 7大会連続7度目 | ||
3位 | アルゼンチン | 7大会連続7度目 | ||
4位 | フランス | 7大会連続7度目 | ||
ベスト8 | スコットランド | 7大会連続7度目 | ||
オーストラリア | 7大会連続7度目 | |||
フィジー | 4大会連続6度目 | |||
ベスト12 | ウェールズ | 7大会連続7度目 | ||
イタリア | 7大会連続7度目 | |||
アイルランド | 7大会連続7度目 | |||
トンガ | 5大会連続6度目 | |||
ヨーロッパ地区 | 1位 | ジョージア | 3大会連続3度目 | 2010年3月20日 |
2位 | ロシア | 初出場 | 2010年3月20日 | |
オセアニア地区 | 1位 | サモア | 6大会連続6度目 | 2009年7月18日 |
アフリカ地区 | 1位 | ナミビア | 4大会連続4度目 | 2009年11月14日 |
アメリカ地区 | 1位 | カナダ | 7大会連続7度目 | 2009年7月11日 |
2位 | アメリカ合衆国 | 4大会連続6度目 | 2009年11月21日 | |
アジア地区 | 1位 | 日本 | 7大会連続7度目 | 2010年5月22日 |
最終プレーオフ 通過チーム |
ルーマニア | 7大会連続7度目 | 2010年11月27日 |
プールステージ
編集2008年12月1日に予選プール組合せ抽選会が行われ、2008年11月30日時点でのIRB世界ランキング[1]をもとにシードが決められ[2]、各プールに振り分けられた。
プールA
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プールB
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プールC
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プールD
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結果
編集決勝トーナメント進出、2015年大会予選免除 |
2015年大会予選免除 |
プールA
編集Team | Pld | W | D | L | TF | PF | PA | +/− | BP | Pts |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニュージーランド | 4 | 4 | 0 | 0 | 36 | 240 | 49 | +191 | 4 | 20 |
フランス | 4 | 2 | 0 | 2 | 13 | 124 | 96 | +28 | 3 | 11 |
トンガ | 4 | 2 | 0 | 2 | 7 | 80 | 98 | −18 | 1 | 9 |
カナダ | 4 | 1 | 1 | 2 | 9 | 82 | 168 | −86 | 0 | 6 |
日本 | 4 | 0 | 1 | 3 | 8 | 69 | 184 | −115 | 0 | 2 |
プールB
編集Team | Pld | W | D | L | TF | PF | PA | +/− | BP | Pts |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イングランド | 4 | 4 | 0 | 0 | 18 | 137 | 34 | +103 | 2 | 18 |
アルゼンチン | 4 | 3 | 0 | 1 | 10 | 90 | 40 | +50 | 2 | 14 |
スコットランド | 4 | 2 | 0 | 2 | 4 | 73 | 59 | +14 | 3 | 11 |
ジョージア | 4 | 1 | 0 | 3 | 3 | 48 | 90 | −42 | 0 | 4 |
ルーマニア | 4 | 0 | 0 | 4 | 3 | 44 | 169 | −125 | 0 | 0 |
プールC
編集Team | Pld | W | D | L | TF | PF | PA | +/− | BP | Pts |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アイルランド | 4 | 4 | 0 | 0 | 15 | 135 | 34 | +101 | 1 | 17 |
オーストラリア | 4 | 3 | 0 | 1 | 25 | 173 | 48 | +125 | 3 | 15 |
イタリア | 4 | 2 | 0 | 2 | 13 | 92 | 95 | −3 | 2 | 10 |
アメリカ合衆国 | 4 | 1 | 0 | 3 | 4 | 38 | 122 | −84 | 0 | 4 |
ロシア | 4 | 0 | 0 | 4 | 8 | 57 | 196 | −139 | 1 | 1 |
プールD
編集Team | Pld | W | D | L | TF | PF | PA | +/− | BP | Pts |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
南アフリカ共和国 | 4 | 4 | 0 | 0 | 21 | 166 | 24 | +142 | 2 | 18 |
ウェールズ | 4 | 3 | 0 | 1 | 23 | 180 | 34 | +146 | 3 | 15 |
サモア | 4 | 2 | 0 | 2 | 9 | 91 | 49 | +42 | 2 | 10 |
フィジー | 4 | 1 | 0 | 3 | 7 | 59 | 167 | −108 | 1 | 5 |
ナミビア | 4 | 0 | 0 | 4 | 5 | 44 | 266 | −222 | 0 | 0 |
決勝トーナメント
編集準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
10月8日 - イーデン・パーク | ||||||||||
イングランド | 12 | |||||||||
10月15日 – イーデン・パーク | ||||||||||
フランス | 19 | |||||||||
フランス | 9 | |||||||||
10月8日 - ウエストパック・スタジアム | ||||||||||
ウェールズ | 8 | |||||||||
アイルランド | 10 | |||||||||
10月23日 – イーデン・パーク | ||||||||||
ウェールズ | 22 | |||||||||
フランス | 7 | |||||||||
10月9日 - イーデン・パーク | ||||||||||
ニュージーランド | 8 | |||||||||
ニュージーランド | 33 | |||||||||
10月16日 – イーデン・パーク | ||||||||||
アルゼンチン | 10 | |||||||||
ニュージーランド | 20 | |||||||||
10月9日 - ウエストパック・スタジアム | ||||||||||
オーストラリア | 6 | 3位決定戦 | ||||||||
南アフリカ共和国 | 9 | |||||||||
10月21日 – イーデン・パーク | ||||||||||
オーストラリア | 11 | |||||||||
ウェールズ | 18 | |||||||||
オーストラリア | 21 | |||||||||
決勝
編集10月23日 21:00 NZDT (UTC+13) |
フランス | 7–8 | ニュージーランド | イーデン・パーク, オークランド 観客数: 61,079人 レフリー: クレイグ・ジュベール (南アフリカ協会) |
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トライ: デュソトワール 47' c コンバート: トゥラン=デュク (1/1) |
Report | トライ: ウッドコック 15' m PK: ドナルド (1/1) 46' |
2011 ワールドカップ優勝国 |
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ニュージーランド 6大会ぶり2度目 |
各賞
編集賞 | 選手 | |
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得点王 | モルネ・ステイン | 南アフリカ共和国 |
トライ王 | ヴァンサン・クレール | フランス |
トライ王 | クリス・アシュトン | イングランド |
日本での放送体制
編集- 地上波
- ラグビーワールドカップ開幕戦、日本戦全試合、準々決勝の内2試合、準決勝以降の計10試合が日本テレビ系28局ネットで放送された。
- CS
- 前回同様J SPORTSで全試合生中継された
- イメージソング(地上波、CS共に)
脚注
編集- ^ “International Rugby Board - World Rankings: Archive - Detail”. web.archive.org (2010年11月25日). 2023年8月27日閲覧。
- ^ “Rankings to determine RWC pools” (英語). (2008年2月22日) 2023年8月27日閲覧。
- ^ flumpool、「ラグビーW杯」イメージ曲のMV解禁