2007年のメジャーリーグベースボール

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以下は、メジャーリーグベースボール(MLB)における2007年のできごとを記す。2007年4月1日に開幕し10月28日に全日程を終えた。アメリカンリーグボストン・レッドソックスが、ナショナルリーグコロラド・ロッキーズが優勝。ワールドシリーズはボストン・レッドソックスが制した。

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できごと

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  • 7月1日
  • 7月4日 - (現地時間)セントルイス・カージナルスが大家友和投手が傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズの登録名簿から外れたことが明らかとなった。大家はフリーエージェントとして他球団と交渉する意向。大家は6月18日にトロント・ブルージェイズを解雇され、翌日にカージナルスとマイナー契約を結んだばかりだったが、AAA級メンフィスで3試合に先発、0勝2敗、防御率6.87と振るわなかった。
  • 7月5日 - (現地時間)レッドソックスの岡島秀樹投手がMLBオールスターゲームでアメリカンリーグの「32人目の選手」での出場が決まる。
  • 7月10日 - (現地時間)MLBオールスターゲームがサンフランシスコAT&Tパークで開かれ、5-4でアメリカンリーグがナショナルリーグを降した。アメリカン・リーグは引き分けを挟んでこれで10連勝。日本人選手はイチロー外野手(マリナーズ)がアメリカンリーグ1番センターで先発出場し、3打数3安打2打点。第3打席ではオールスター史上初のランニングホームランを放って逆転に貢献、日本人初のMVPに選ばれた。また、斎藤隆投手(ドジャース)はナショナルリーグ7番手で登板、1イニングを三者凡退で退けた。「32人目の選手」として選出された岡島秀樹投手(レッドソックス)は出場機会がなかった。

最終成績

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レギュラーシーズン

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アメリカンリーグ

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チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ボストン・レッドソックス 96 66 .593
2 ニューヨーク・ヤンキース 94 68 .580 2.0
3 トロント・ブルージェイズ 83 79 .512 13.0
4 ボルチモア・オリオールズ 69 93 .426 27.0
5 タンパベイ・デビルレイズ 66 96 .407 30.0
中地区
1 クリーブランド・インディアンス 96 66 .593
2 デトロイト・タイガース 88 74 .543 8.0
3 ミネソタ・ツインズ 79 83 .488 17.0
4 シカゴ・ホワイトソックス 72 90 .444 24.0
5 カンザスシティ・ロイヤルズ 69 93 .426 27.0
 
西地区
1 ロサンゼルス・エンゼルス 94 68 .580
2 シアトル・マリナーズ 88 74 .543 6.0
3 オークランド・アスレチックス 76 86 .469 18.0
4 テキサス・レンジャーズ 75 87 .463 19.0
 

ナショナルリーグ

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チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 フィラデルフィア・フィリーズ 89 73 .549
2 ニューヨーク・メッツ 88 74 .543 1.0
3 アトランタ・ブレーブス 84 78 .519 5.0
4 ワシントン・ナショナルズ 73 89 .451 16.0
5 フロリダ・マーリンズ 71 91 .438 18.0
中地区
1 シカゴ・カブス 85 77 .525
2 ミルウォーキー・ブルワーズ 83 79 .512 2.0
3 セントルイス・カージナルス 78 84 .481 7.0
4 ヒューストン・アストロズ 73 89 .451 12.0
5 シンシナティ・レッズ 72 90 .444 13.0
6 ピッツバーグ・パイレーツ 68 94 .420 17.0
西地区
1 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 90 72 .556
2 コロラド・ロッキーズ 90 73 .552 0.5
3 サンディエゴ・パドレス 89 74 .546 1.5
4 ロサンゼルス・ドジャース 82 80 .506 8.0
5 サンフランシスコ・ジャイアンツ 71 91 .438 19.0

オールスターゲーム

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  • ナショナルリーグ 4 - 5 アメリカンリーグ
MVP:イチロー (SEA)

ポストシーズン

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ディビジョンシリーズ リーグチャンピオンシップシリーズ ワールドシリーズ
                   
       
  ロサンゼルス・エンゼルス 0
  ボストン・レッドソックス 3  
  ボストン・レッドソックス 4
アメリカンリーグ
    クリーブランド・インディアンス 3  
  クリーブランド・インディアンス 3
  ニューヨーク・ヤンキース 1  
  ボストン・レッドソックス 4
    コロラド・ロッキーズ 0
  アリゾナ・ダイヤモンドバックス 3
  シカゴ・カブス 0  
  アリゾナ・ダイヤモンドバックス 0
ナショナルリーグ
    コロラド・ロッキーズ 4  
  フィラデルフィア・フィリーズ 0
  コロラド・ロッキーズ 3  

ディビジョンシリーズ

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  • 右側がホームチーム
アメリカンリーグ
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  • レッドソックス 3 - 0 エンゼルス
10/3 – エンゼルス 0 - 4 レッドソックス
10/5 – エンゼルス 3 - 6 レッドソックス
10/7 – レッドソックス 9 - 1 エンゼルス
  • インディアンス 3 - 1 ヤンキース
10/4 – ヤンキース 3 - 12 インディアンス
10/5 – ヤンキース 1 - 2 インディアンス
10/7 – インディアンス 4 - 8 ヤンキース
10/8 – インディアンス 6 - 4 ヤンキース
ナショナルリーグ
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  • ダイヤモンドバックス 3 - 0 カブス
10/3 – カブス 1 - 3 ダイヤモンドバックス
10/4 – カブス 4 - 8 ダイヤモンドバックス
10/6 – ダイヤモンドバックス 5 - 1 カブス
  • フィリーズ 0 - 3 ロッキーズ
10/3 – ロッキーズ 4 - 2 フィリーズ
10/4 – ロッキーズ 10 - 5 フィリーズ
10/6 – フィリーズ 1 - 2 ロッキーズ

リーグチャンピオンシップシリーズ

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アメリカンリーグ
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  • レッドソックス 4 - 3 インディアンス
10/12 – インディアンス 3 - 10 レッドソックス
10/13 – インディアンス 13 - 6 レッドソックス
10/15 – レッドソックス 2 - 4 インディアンス
10/16 – レッドソックス 3 - 7 インディアンス
10/18 – レッドソックス 7 - 1 インディアンス
10/20 – インディアンス 2 - 12 レッドソックス
10/21 – インディアンス 2 - 11 レッドソックス
MVP:ジョシュ・ベケット (BOS)
ナショナルリーグ
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  • ダイヤモンドバックス 0 - 4 ロッキーズ
10/11 – ロッキーズ 5 - 1 ダイヤモンドバックス
10/12 – ロッキーズ 3 - 2 ダイヤモンドバックス
10/14 – ダイヤモンドバックス 1 - 4 ロッキーズ
10/15 – ダイヤモンドバックス 4 - 6 ロッキーズ
MVP:マット・ホリデイ (COL)

ワールドシリーズ

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  • レッドソックス 4 - 0 ロッキーズ
10/24 – ロッキーズ 1 - 13 レッドソックス
10/25 – ロッキーズ 1 - 2 レッドソックス
10/27 – レッドソックス 10 - 5 ロッキーズ
10/28 – レッドソックス 4 - 3 ロッキーズ
MVP:マイク・ローウェル (BOS)

個人タイトル

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アメリカンリーグ

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打者成績

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項目 選手 記録
打率 マグリオ・オルドニェス (DET) .363
本塁打 アレックス・ロドリゲス (NYY) 54
打点 アレックス・ロドリゲス (NYY) 156
得点 アレックス・ロドリゲス (NYY) 143
安打 イチロー (SEA) 238
盗塁 カール・クロフォード (TB) 50
ブライアン・ロバーツ (BAL)

投手成績

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項目 選手 記録
勝利 ジョシュ・ベケット (BOS) 20
敗戦 ダニエル・カブレラ (BAL) 18
防御率 ジョン・ラッキー (LAA) 3.01
奪三振 スコット・カズミアー (TB) 239
投球回 C.C.サバシア (CLE) 241
セーブ ジョー・ボロウスキー (CLE) 45

ナショナルリーグ

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打者成績

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項目 選手 記録
打率 マット・ホリデイ (COL) .340
本塁打 プリンス・フィルダー (MIL) 50
打点 マット・ホリデイ (COL) 137
得点 ジミー・ロリンズ (PHI) 139
安打 マット・ホリデイ (COL) 216
盗塁 ホセ・レイエス (NYM) 78

投手成績

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項目 選手 記録
勝利 ジェイク・ピービー (SD) 19
敗戦 キップ・ウェルズ (STL) 17
防御率 ジェイク・ピービー (SD) 2.54
奪三振 ジェイク・ピービー (SD) 240
投球回 ブランドン・ウェブ (ARI) 236⅓
セーブ ホセ・バルベルデ (ARI) 47

表彰

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全米野球記者協会(BBWAA)表彰

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表彰 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
MVP アレックス・ロドリゲス (NYY) ジミー・ロリンズ (PHI)
サイヤング賞 C.C.サバシア (CLE) ジェイク・ピービー (SD)
最優秀新人賞 ダスティン・ペドロイア (BOS) ライアン・ブラウン (MIL)
最優秀監督賞 エリック・ウェッジ (CLE) ボブ・メルビン (ARI)
守備位置 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
投手 ヨハン・サンタナ (MIN) グレッグ・マダックス (SD)
捕手 イバン・ロドリゲス (DET) ラッセル・マーティン (LAD)
一塁手 ケビン・ユーキリス (BOS) デレク・リー (CHC)
二塁手 プラシド・ポランコ (DET) オーランド・ハドソン (ARI)
三塁手 エイドリアン・ベルトレ (SEA) デビッド・ライト (NYM)
遊撃手 オーランド・カブレラ (LAA) ジミー・ロリンズ (PHI)
外野手 イチロー (SEA) アンドリュー・ジョーンズ (ATL)
トリー・ハンター (MIN) アーロン・ローワンド (PHI)
グレイディ・サイズモア (CLE) カルロス・ベルトラン (NYM)
- ジェフ・フランコーア (ATL)
守備位置 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
投手 - マイカ・オーウィングス (ARI)
捕手 ホルヘ・ポサダ (NYY) ラッセル・マーティン (LAD)
一塁手 カルロス・ペーニャ (TB) プリンス・フィルダー (MIL)
二塁手 プラシド・ポランコ (DET) チェイス・アトリー (PHI)
三塁手 アレックス・ロドリゲス (NYY) デビッド・ライト (NYM)
遊撃手 デレク・ジーター (NYY) ジミー・ロリンズ (PHI)
外野手 イチロー (SEA) カルロス・リー (HOU)
ブラディミール・ゲレーロ (LAA) カルロス・ベルトラン (NYM)
マグリオ・オルドニェス (DET) マット・ホリデイ (COL)
指名打者 デビッド・オルティーズ (BOS) -

その他表彰

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表彰 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
カムバック賞 カルロス・ペーニャ (TB) ドミトリー・ヤング (WSH)
ハンク・アーロン賞 アレックス・ロドリゲス (NYY) プリンス・フィルダー (MIL)
最優秀救援投手賞 ジョー・ボロウスキー (CLE) ホセ・バルベルデ (ARI)
エドガー・マルティネス賞 デビッド・オルティーズ (BOS) -
ロベルト・クレメンテ賞 - クレイグ・ビジオ (HOU)
ハッチ賞 マイク・スウィーニー (KC) -
ルー・ゲーリッグ賞 マイク・ティムリン (BOS) -

BBWAA投票

脚注

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  1. ^ ペドロ・マルチネス 通算3000奪三振を達成”. フランス通信社 (2007年9月4日). 2018年1月28日閲覧。

外部リンク

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