1998年コンゴ航空ボーイング727撃墜事件

1998年コンゴ航空ボーイング727撃墜事件(1998ねんコンゴこうくうボーイング727げきついじけん)は、1998年10月10日に発生した民間航空機撃墜事件である。キンドゥ空港からヌジリ国際空港へ向かう予定であったコンゴ航空のボーイング727-30が離陸直後にミサイルによって撃墜され、乗員乗客41人全員が死亡した[1]

コンゴ航空 9Q-CSG
1994年9月に撮影された事故機(エア・チャーター・サービスでの運用中)
事故の概要
日付 1998年10月10日
概要 ミサイルによる撃墜
現場  コンゴ民主共和国 キンドゥ空港付近
乗客数 38
乗員数 3
負傷者数 0
死者数 41(全員)
生存者数 0
機種 ボーイング727-30
運用者 コンゴ民主共和国の旗 コンゴ航空英語版
機体記号 9Q-CSG
出発地 コンゴ民主共和国の旗 キンドゥ空港
目的地 コンゴ民主共和国の旗 ヌジリ国際空港
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事故機

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事故機のボーイング727-30(9Q-CSG)は1965年に製造されて同年3月10日に初飛行した機体で、エンジンはプラット・アンド・ホイットニー JT8D-7を搭載していた[1][2]

事件の経緯

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事故機は38人の乗客と3人の乗員を乗せてキンドゥ空港からヌジリ国際空港への国内不定期旅客便を運航する予定であった。離陸からわずか3分後、第二次コンゴ戦争中の反乱軍が発射した9K32のミサイルが機体後部に命中した。機長は緊急着陸を試みたものの、同機はキンドゥ近郊の密集したジャングルに墜落し、乗員乗客41人全員が死亡した[1][3][4][5]

脚注

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