1993年ウィンブルドン選手権
1993年 ウィンブルドン選手権(1993ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1993)は、イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて、1993年6月21日から7月4日にかけて開催された。
シード選手
編集男子シングルス
編集- ピート・サンプラス (初優勝)
- ステファン・エドベリ (ベスト4)
- ジム・クーリエ (準優勝)
- ボリス・ベッカー (ベスト4)
- ゴラン・イワニセビッチ (3回戦)
- ミヒャエル・シュティヒ (ベスト8)
- イワン・レンドル (2回戦)
- アンドレ・アガシ (ベスト8)
- リカルド・クライチェク (4回戦)
- アンドレイ・メドベデフ (2回戦)
- ペトル・コルダ (4回戦)
- マイケル・チャン (3回戦)
- ウェイン・フェレイラ (4回戦)
- マラビーヤ・ワシントン (2回戦)
- カレル・ノバチェク (1回戦)
- トーマス・ムスター (1回戦)
女子シングルス
編集- シュテフィ・グラフ (優勝、3年連続5度目)
- マルチナ・ナブラチロワ (ベスト4)
- アランチャ・サンチェス (4回戦)
- ガブリエラ・サバティーニ (ベスト8)
- メアリー・ジョー・フェルナンデス (3回戦)
- コンチタ・マルチネス (ベスト4)
- ジェニファー・カプリアティ (ベスト8)
- ヤナ・ノボトナ (準優勝)
- アンケ・フーバー (4回戦)
- マグダレナ・マレーバ (3回戦)
- マニュエラ・マレーバ・フラニエール (2回戦)
- カテリナ・マレーバ (1回戦)
- マリー・ピエルス (大会開始前に棄権)
- アマンダ・クッツァー (2回戦)
- ヘレナ・スコバ (ベスト8)
- ナタリー・トージア (4回戦)
大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- ピート・サンプラス vs. アンドレ・アガシ 6-2, 6-2, 3-6, 3-6, 6-4
- ボリス・ベッカー vs. ミヒャエル・シュティヒ 7-5, 6-7, 6-7, 6-2, 6-4
- ジム・クーリエ vs. トッド・マーティン 6-2, 7-6, 6-3
- ステファン・エドベリ vs. セドリック・ピオリーン 7-5, 7-5, 6-3
準決勝
- ピート・サンプラス vs. ボリス・ベッカー 7-6, 6-4, 6-4
- ジム・クーリエ vs. ステファン・エドベリ 4-6, 6-4, 6-2, 6-4
女子シングルス
編集準々決勝
- シュテフィ・グラフ vs. ジェニファー・カプリアティ 7-6, 6-1
- コンチタ・マルチネス vs. ヘレナ・スコバ 6-1, 6-4
- ヤナ・ノボトナ vs. ガブリエラ・サバティーニ 6-4, 6-3
- マルチナ・ナブラチロワ vs. ナターシャ・ズベレワ 6-3, 6-1
準決勝
- シュテフィ・グラフ vs. コンチタ・マルチネス 7-6, 6-3
- ヤナ・ノボトナ vs. マルチナ・ナブラチロワ 6-4, 6-4
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス
- 女子シングルス
- 男子ダブルス
- マーク・ウッドフォード& トッド・ウッドブリッジ vs. パトリック・ガルブレイス& グラント・コネル 7-5, 6-3, 7-6
- 女子ダブルス
- ジジ・フェルナンデス& ナターシャ・ズベレワ vs. ヤナ・ノボトナ& ラリサ・ネーランド 6-4, 6-7, 6-4
- 混合ダブルス
- マーク・ウッドフォード& マルチナ・ナブラチロワ vs. トム・ニッセン& マノン・ボーラグラフ 6-3, 6-4
みどころ
編集- 男子シングルスはピート・サンプラスがウィンブルドン初優勝。以降2000年まで、ウィンブルドンはサンプラスが芝の王者として君臨、8年間で7回優勝する初年度である。。
- 女子シングルス優勝者のシュテフィ・グラフは、4大大会優勝が総計「13勝」(全豪オープン3勝+全仏オープン3勝+ウィンブルドン5勝+全米オープン2勝=13勝)になり、ビリー・ジーン・キング夫人の「12勝」を抜いて(当時の)女子歴代5位に躍進した。準優勝者のヤナ・ノボトナが最終第3セットで 4-1 のリードから崩れ始め、とりわけ第8ゲームで3本のダブル・フォールト(サーブを2本続けて失敗すること)を連発し、自滅の逆転負けを喫した。大会の表彰式でケント公夫人に声をかけられたノボトナが、その肩の上で悔し涙を流したシーンも有名になった。
外部リンク
編集先代 1993年全仏オープンテニス |
テニス4大大会 1993年 |
次代 1993年全米オープンテニス |
先代 1992年ウィンブルドン選手権 |
ウィンブルドン選手権 1993年 |
次代 1994年ウィンブルドン選手権 |