1976年の政治
できごと
編集1月
編集2月
編集- 2月4日 - 米連邦議会上院多国籍企業小委員会(チャーチ委員会)公聴会で、ロッキード社がトライスター機販売で各国の政府関係者などに多額のリベートを流したことが発覚する。
- 2月6日 - ロッキード社のコーチャン副会長、児玉誉士夫、小佐野賢治国際興業社主、丸紅などに30億円強の工作資金を流したことを証言(ロッキード事件)。
- 2月16日 - 衆議院予算委員会、ロッキード問題で小佐野賢治、若狭得治全日空会長らを証人喚問。
- 2月17日 - 衆議院予算委員会、ロッキード問題で檜山広丸紅社長、大久保利春専務らを証人喚問。
- 2月18日 - 中曽根自民党幹事長、駐日米国大使館関係者に接触、ロッキード事件の真相解明の抑制ないし、早期終結を要請[1]。
3月
編集- 3月2日 - 北海道庁爆破事件。
- 3月23日 - 衆議院本会議でアメリカ政府に対してロッキード問題関係資料を求める決議採決。決議を受けて三木武夫首相、親書をジェラルド・フォード大統領に送付。
- 3月24日
4月
編集- 4月1日 - 衆議院予算委員会再開。大庭哲夫全日空前社長ら9名を証人喚問。国会予算審議が空転。
- 4月5日 - 周恩来の追悼をめぐり、天安門事件(第一次天安門事件)が起こる。
- 4月17日 - クメール・ルージュ、プノンペンを占領。
- 4月25日 - ベトナムで初の南北統一選挙が実施される。
5月
編集- 5月7日 - 椎名悦三郎自民党副総裁、田中角栄前首相、9日大平正芳蔵相、10日福田赳夫経済企画庁長官と個別に会談(「三木おろし」)。
- 5月13日 - ポル・ポトがカンボジア(民主カンプチア)首相に就任する。
- 5月14日
- 「三木おろし」に対する世論の反発を受け、福田経企庁長官、閣議後に三木首相と「両者の信頼関係に変わりはない」旨を確認する。
- 衆議院にロッキード問題調査特別委員会設置。
- 5月24日 - 衆議院予算委員会、若狭得治全日空社長を偽証で告発。第77回通常国会閉会。
- 5月25日 - 藤林益三が第7代最高裁判所長官に就任。
6月
編集- 6月14日 - 河野洋平らの自民党離党、新党結成が報道。
- 6月16日 - ソウェト蜂起。
- 6月22日 - 大久保利春丸紅専務逮捕(ロッキード事件で最初の逮捕者)。
- 6月25日 - 河野洋平ら6議員、自民党離党、新自由クラブ結成。
- 6月27日 - 第2回先進国首脳会議(サンファン・サミット)開催。
7月
編集- 7月2日 - ベトナム、南北統一宣言。
- 7月3日 - イスラエル軍がウガンダのエンデベ空港を奇襲、ハイジャックされたエールフランス機の乗客を救出。
- 7月17日 - インドネシア、東ティモールを併合。
- 7月27日 - 東京地検特捜部、外国為替管理法違反容疑で田中角栄前首相、榎本敏夫秘書を逮捕。
8月
編集- 8月4日 - 田中派、三木首相退陣を要求。
- 8月11日 - 三木・福田会談。
- 8月12日 - 三木・大平会談。三木首相と福田・大平の個別会談で退陣が要求されたが、三木は拒否。
- 8月17日 - 田中前首相、保釈。
- 8月19日 - 自民党反主流派、挙党体制確立協議会(挙党協)を設立。
- 8月20日 - 佐藤孝行元運輸政務次官、収賄容疑で逮捕。
- 8月21日
- 三木首相、福田経企庁長官、大平蔵相三者会談。
- 橋本登美三郎元運輸相・自民党元幹事長、収賄容疑で逮捕。
- 8月22日 - 三木・大平会談。
- 8月24日 - 自民党両院議員総会。
- 8月30日 - 三木・福田・大平会談。3時間に渡り応酬。
- 8月31日 - 自民党総務会、党五役収拾案を審議。
9月
編集- 9月1日 - 中曽根幹事長、事態収拾のため保利茂と会談。
- 9月4日 - 自民党五役会議で臨時国会召集が執行部の方針として決定。
- 9月6日 - ベレンコ中尉亡命事件
- 9月9日 - 毛沢東中国共産党主席が死去。
- 9月10日 - 臨時閣議。三木首相支持派閣僚と挙党協側閣僚15名が5時間にわたり応酬。
- 9月11日
- 自民党反主流派による両院議員総会開催。
- 三木・中曽根・保利・船田中の四者会談。中曽根幹事長の収拾案と9月16日臨時国会召集を了承。
- 9月14日 - 自民党本部で両院議員総会。
- 9月15日 - 内閣改造。三木改造内閣発足。
10月
編集11月
編集12月
編集脚注
編集- ^ 朝日新聞、2010年2月12日