1969年最高裁判所裁判官国民審査
1969年最高裁判所裁判官国民審査(1969ねんさいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)は、1969年(昭和44年)12月27日に第32回衆議院議員総選挙と共に執行された最高裁判所裁判官国民審査。
総論
編集4人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ、全員罷免しないとされた。投票率は66.42%であった[1]。
1年前に小笠原諸島が復帰しており、小笠原諸島の有権者にとって初めての国民審査となった。
国民審査の結果
編集裁判官 | 罷免を可とする票 | 罷免を可としない票 | 罷免を可とする率 |
---|---|---|---|
村上朝一 | 4,273,915 | 37,082,803 | 10.33% |
松本正雄 | 4,152,285 | 37,205,341 | 10.04% |
飯村義美 | 4,034,974 | 37,324,028 | 9.76% |
関根小郷 | 3,799,971 | 37,558,862 | 9.19% |
脚注
編集参考文献
編集- 西川伸一『最高裁裁判官国民審査の実証的研究 「もうひとつの参政権」の復権をめざして』(第1刷)五月書房、2012年1月27日。ISBN 978-4772704960。
- 野村二郎『最高裁全裁判官 人と判決』三省堂、1986年9月。ISBN 978-4385320403。