1968年ウィンブルドン選手権
1968年 ウィンブルドン選手権(1968ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1968)は、イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて、1968年6月24日から7月6日にかけて開催された。
大会の流れ
編集- プロテニス選手の出場を解禁する「オープン化制度」のもとで開かれた最初のウィンブルドン選手権である。
- 男子シングルスは「128名」の選手による通常の7回戦制で行われた。シード選手は16名。
- 女子シングルスは「96名」の選手による7回戦制で行われ、32名の選手は「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)があった。シード選手は8名。シード選手でも、1回戦から出場した人と、2回戦から登場した人がいる。2回戦から登場した選手が初戦敗退の場合は「2回戦=初戦」と表記する。
シード選手
編集男子シングルス
編集- ロッド・レーバー (優勝、6年ぶり3度目)
- ケン・ローズウォール (4回戦)
- アンドレス・ヒメノ (3回戦)
- ジョン・ニューカム (4回戦)
- ロイ・エマーソン (4回戦)
- マニュエル・サンタナ (3回戦)
- ルー・ホード (3回戦)
- パンチョ・ゴンザレス (3回戦)
- デニス・ラルストン (ベスト8)
- アール・ブックホルツ (ベスト8)
- フレッド・ストール (4回戦)
- トム・オッカー (ベスト8)
- アーサー・アッシュ (ベスト4)
- クリフ・ドリスデール (3回戦)
- トニー・ローチ (準優勝)
- ニコラ・ピリッチ (1回戦)
女子シングルス
編集- ビリー・ジーン・キング (優勝、大会3連覇)
- マーガレット・スミス・コート (ベスト8)
- ナンシー・リッチー (ベスト4)
- アン・ヘイドン=ジョーンズ (ベスト4)
- バージニア・ウェード (1回戦)
- マリア・ブエノ (ベスト8)
- ジュディ・テガート (準優勝)
- レスリー・ターナー・ボウリー (ベスト8)
男子ダブルス
編集- ロイ・エマーソン& ロッド・レーバー
- ケン・ローズウォール& フレッド・ストール
- アンドレス・ヒメノ& パンチョ・ゴンザレス
- ジョン・ニューカム& トニー・ローチ
- アール・ブックホルツ& デニス・ラルストン
- ボブ・ヒューイット& フルー・マクミラン
- トム・オッカー& マーティー・リーセン
- クリフ・ドリスデール& ロジャー・テーラー
女子ダブルス
編集混合ダブルス
編集大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- ロッド・レーバー vs. デニス・ラルストン 4-6, 6-3, 6-1, 4-6, 6-2
- アーサー・アッシュ vs. トム・オッカー 7-9, 9-7, 9-7, 6-2
- クラーク・グレーブナー vs. レイモンド・ムーア 6-2, 6-0, 9-7
- トニー・ローチ vs. アール・ブックホルツ 3-6, 7-5, 6-4, 6-4
準決勝
- ロッド・レーバー vs. アーサー・アッシュ 7-5, 6-2, 6-4
- トニー・ローチ vs. クラーク・グレーブナー 9-7, 8-10, 6-4, 8-6
女子シングルス
編集準々決勝
- ビリー・ジーン・キング vs. レスリー・ターナー・ボウリー 6-3, 6-4
- アン・ヘイドン=ジョーンズ vs. フランソワーズ・デュール 6-2, 6-2
- ナンシー・リッチー vs. マリア・ブエノ 6-4, 6-2
- ジュディ・テガート vs. マーガレット・スミス・コート 4-6, 8-6, 6-1
準決勝
- ビリー・ジーン・キング vs. アン・ヘイドン=ジョーンズ 4-6, 7-5, 6-2
- ジュディ・テガート vs. ナンシー・リッチー 6-3, 6-1
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス
- 女子シングルス
- ビリー・ジーン・キング vs. ジュディ・テガート 9-7, 7-5
- 男子ダブルス
- ジョン・ニューカム& トニー・ローチ vs. ケン・ローズウォール& フレッド・ストール 3-6, 8-6, 5-7, 14-12, 6-3
- 女子ダブルス
- ビリー・ジーン・キング& ロージー・カザルス vs. フランソワーズ・デュール& アン・ヘイドン=ジョーンズ 3-6, 6-4, 7-5
- 混合ダブルス
- ケン・フレッチャー& マーガレット・スミス・コート vs. アレックス・メトレベリ& オルガ・モロゾワ 6-1, 14-12
みどころ
編集外部リンク
編集
先代 1968年全仏オープン |
テニス4大大会 1968年 |
次代 1968年全米オープン |
先代 1967年ウィンブルドン選手権 |
ウィンブルドン選手権 1968年 |
次代 1969年ウィンブルドン選手権 |