1957年の大阪タイガース(1957ねんのおおさかタイガース)では、1957年シーズンの大阪タイガースの動向をまとめる。

1957年の大阪タイガース
成績
セントラル・リーグ2位
73勝54敗3分 勝率.575[1]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 甲子園球場
球団組織
オーナー 野田誠三
経営母体 阪神電気鉄道
監督 藤村富美男
« 1956
1958 »

テンプレートを表示

この年の大阪タイガースは、この年から監督専任となった藤村富美男監督の3年目のシーズンである。

概要

編集

前年12月に勃発した藤村排斥事件金田正泰の残留と真田重蔵の引退で決着したが、内紛の余波で成績が悪くなるのではないかと一部でうわさされた。チームは前年優勝の巨人が開幕から波に乗れなかったこともあり、中日との首位争いが続いたが季節外れのインフルエンザは阪神に飛び火し、主力選手がダウン。それでも一度は首位に立つものの、前年の藤村監督排斥騒動もあってチームワークが欠如したこともあり終盤以降は脱落。最終的に中日を振り切って2位になったものの、藤村監督はこの年限りで辞任し現役に復帰した。

チーム成績

編集

レギュラーシーズン

編集
開幕オーダー
1 吉田義男
2 白坂長栄
3 横山光次
4 田宮謙次郎
5 渡辺博之
6 並木輝男
7 三宅秀史
8 石垣一夫
9 西尾慈高
1957年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 中日 -- 中日 -- 中日 -- 中日 -- 大阪 -- 巨人 -- 巨人 --
2位 大阪 0.5 大阪 3.0 巨人 1.5 大阪 3.0 巨人 0.0 中日 3.0 大阪 1.0
3位 巨人 3.0 巨人 5.0 広島 2.5 巨人 3.5 中日 1.0 大阪 3.0 中日 4.0
4位 広島 4.0 広島 7.0 大阪 3.0 広島 7.0 国鉄 9.0 国鉄 15.5 国鉄 15.5
5位 国鉄 6.5 国鉄 8.5 国鉄 6.5 国鉄 7.5 広島 10.5 広島 17.5 広島 21.0
6位 大洋 10.0 大洋 15.5 大洋 16.5 大洋 21.0 大洋 15.5 大洋 18.0 大洋 21.5
1957年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 読売ジャイアンツ 74 53 3 .583 優勝
2位 大阪タイガース 73 54 3 .575 1.0
3位 中日ドラゴンズ 70 57 3 .551 4.0
4位 国鉄スワローズ 58 68 4 .460 15.5
5位 広島カープ 54 75 1 .419 21.0
6位 大洋ホエールズ 52 74 4 .413 21.5

個人成績 

編集
主要オーダーと主な打撃成績
選手名 打率 HR 打点 盗塁 タイトル
1 吉田義男 .297 8 32 25 ベスト9
2 白坂長栄 .203 6 32 6
3 大津淳 .262 8 56 7
4 田宮謙次郎 .308 12 56 37 ベスト9
5 渡辺博之 .256 1 30 9
6 並木輝男 .250 8 32 12
7 三宅秀史 .267 7 51 23 ベスト9
8 山本哲也 .226 3 21 6
石垣一夫 .230 1 52 4
後藤次男 .232 1 37 3
藤本克巳 .250 8 64 1
西山和良 .165 1 22 4
  • 選手名が色付きの選手は規定打席に到達した選手
主な投手成績
選手名 試合 防御率 タイトル
大崎三男 48 2.09 20 13
小山正明 52 2.38 15 17
渡辺省三 43 1.88 17 9
石川良照 53 2.37 13 7
梅本正之 9 2.65 4 4
  • 選手名が色付きの選手は規定投球回数に到達した選手

オールスターゲーム1957

編集
コーチ ファン投票 監督推薦
藤村富美男 三宅秀史
吉田義男
田宮謙次郎
小山正明

できごと

編集

選手・スタッフ

編集

表彰選手

編集
リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
三宅秀史 三塁手 初受賞
吉田義男 遊撃手 3年連続3度目
田宮謙次郎 外野手 2年連続2度目

出典

編集