鶴崎
大分県大分市の地名、大字
鶴崎(つるさき)は、大分県大分市東部にある地区の地名及び大字である。
鶴崎 | |
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鶴崎駅駅舎(2008年12月) | |
北緯33度14分49.62秒 東経131度41分18.1秒 / 北緯33.2471167度 東経131.688361度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大分県 |
市町村 | 大分市 |
地区 | 鶴崎地区 |
人口 | |
• 合計 | 1,391人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
870-0106[2] |
市外局番 | 097(大分MA)[3] |
ナンバープレート | 大分 |
歴史
編集室町時代まで
編集室町時代後期には、大友氏家臣の吉岡長増によって鶴崎城が築かれた。この城は、天正14年(1586年)の島津氏の豊後侵攻の際に、長増の子・鑑興の妻であった妙林尼が智謀を用いて籠城を続けたことで知られる。
江戸時代
編集江戸時代には、鶴崎は佐賀関などとともに、熊本藩の所領となり、瀬戸内海への拠点とされた。熊本藩の参勤交代は、豊後街道を経て熊本から鶴崎に至り、佐賀関から海路で大坂に渡る経路をとった。鶴崎城は廃城とされて、跡には熊本藩鶴崎御茶屋が置かれ、豊後国内の熊本藩所領の統治にあたった。
明治以後
編集1889年(明治22年)4月1日の町村制施行により、大分郡鶴崎町となる。その後、1938年(昭和13年)に別保村、1943年(昭和18年)に三佐村、1944年(昭和19年)に桃園村を編入。1954年(昭和29年)3月31日には、松岡村・高田村・明治村・川添村と新設合併するとともに、市制施行し、鶴崎市となる。1963年(昭和38年)3月10日、大分市および大分郡・北海部郡の4町村と合併(新設合併)し、新たに大分市となって行政区分としての鶴崎は姿を消した。
世帯数と人口
編集2022年(令和4年)3月31日現在(大分市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
大字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
鶴崎 | 734世帯 | 1,391人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 1,490人 | [4] | |
2000年(平成12年) | 1,351人 | [5] | |
2005年(平成17年) | 1,426人 | [6] | |
2010年(平成22年) | 1,365人 | [7] | |
2015年(平成27年) | 1,367人 | [8] | |
2020年(令和2年) | 1,318人 | [9] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 549世帯 | [4] | |
2000年(平成12年) | 539世帯 | [5] | |
2005年(平成17年) | 612世帯 | [6] | |
2010年(平成22年) | 597世帯 | [7] | |
2015年(平成27年) | 652世帯 | [8] | |
2020年(令和2年) | 643世帯 | [9] |
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年4月時点)[10]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 大分市立鶴崎小学校 | 大分市立鶴崎中学校 |
事業所
編集2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[11]。
大字 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
鶴崎 | 71事業所 | 1,892人 |
交通
編集鉄道
編集施設
編集その他
編集日本郵便
編集参考文献
編集- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 44 大分県』角川書店、1980年1月
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b “「町丁別年齢別人口・世帯数(5歳刻み)」※住民基本台帳人口” (XLS). 大分市 (2022年4月7日). 2022年5月3日閲覧。 “(ファイル元のページ)”
- ^ a b “鶴崎の郵便番号”. 日本郵便. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “大分市立学校通学区域一覧”. 大分市 (2020年8月31日). 2022年5月3日閲覧。 “(ファイル元のページ)”
- ^ “平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2021年度版” (PDF). 日本郵便. 2022年2月28日閲覧。
外部リンク
編集- 『豊後鶴崎町史』 久多羅木儀一郎編 (鶴崎町, 1937)