鳴き合わせ
鳴き合わせ(なきあわせ)とは、鳥の鳴き合いを鑑賞する会合のことである。鳴合せ、鳴き合わせ会などとも呼ばれ[1]、鳴き方を競うという意味からはアニマルスポーツの一種とも言える。
少なくとも19か国で鳥の鳴き声を鑑賞するコンテストが開かれており、東南アジアで最も盛んである[2]。
鑑賞される鳥
編集小鳥類
編集- メジロ[1]
- ウグイス[1]
- ウズラ[1]
- ガビチョウ(画眉鳥) - 中国南部など
- カナリア[3][4]
- フィンチ - スペインではSilvestrismo、オランダではヴィンケンゼッティングという競技がある[2]。
鶏類
編集関連法
編集鳴き合わせでは、賞金が出ることもあり、乱獲や違法な飼育が行われている場合がある。日本では研究目的・野鳥保護などで野鳥を飼う場合は、届け出が必要であり、愛玩目的の飼育は原則禁止である[5]。
- 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律[6]
- 鳥類指令 - EUの鳥類保護法。伝統・文化的な活動を例外とする検討はあるが、2018年以降、鳥類の捕獲に制限がかけられている[7]。
出典
編集- ^ a b c d 国立国会図書館. “「目白押し」の言葉の由来、「鳴き合わせ」がいつの時代から行われていたか、について載っている資料を探し...”. レファレンス協同データベース. 2022年9月20日閲覧。
- ^ a b Mirin, Benjamin H.; Klinck, Holger (2021-10). “Bird singing contests: Looking back on thirty years of research on a global conservation concern” (英語). Global Ecology and Conservation 30: e01812. doi:10.1016/j.gecco.2021.e01812 .
- ^ “Canaries Convene for a Singing Contest” (英語). NPR.org. 2022年9月20日閲覧。
- ^ “Nigeria bird singing competition” (英語). newsaf.cgtn.com. 2022年9月20日閲覧。
- ^ “美しく鳴く「メジロ」の飼育は違法?「鳴き合わせ会」メンバーはなぜ摘発されたのか - 弁護士ドットコムニュース”. 弁護士ドットコム (2015年3月26日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ “「鳴き声で助け求める」保護した鳥1千羽、男性に感謝状:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2020年8月16日). 2022年9月21日閲覧。
- ^ “La RFEC exige al Gobierno que ejecute un estudio sobre la cría en cautividad para el Silvestrismo” (スペイン語). fac.es. 2022年9月21日閲覧。