鳥居清忠 (2代目)
江戸時代の浮世絵師
二代目 鳥居清忠(にだいめ とりい きよただ、生年不明 - 嘉永3年3月3日〈1850年4月14日〉)は、江戸時代の浮世絵師。
来歴
編集鳥居清長の門人。本姓は山口、俗称喜右衛門。江戸住吉町(現在の日本橋人形町二〜三丁目)で三礼湯屋という薬屋を営んでいたが、家業を息子の亀次(三代目鳥居清忠)に譲り二代目清忠を名乗った。作画期は文化から文政のころにかけてで、芝居関係の仕事に従事したが大成しなかったという。作は美人画が知られ、「桜下太夫図」には画風に喜多川歌麿の影響がうかがえる。墓所は東京都台東区谷中の玉林寺、法名は松山齢寿信士。
作品
編集参考文献
編集- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
- 小林忠編 『肉筆浮世絵大観(5) 太田記念美術館/北斎館/板橋区立美術館』 講談社、1996年 ※236 - 237頁
- 永田生慈編 『日本の浮世絵美術館』(第三巻 東京Ⅱ) 角川書店、1996年 ※138頁