高村勝治
高村 勝治(たかむら かつじ、1916年10月9日 - 2009年4月3日)は、日本のアメリカ文学者、翻訳家。筑波大学名誉教授。専門はアーネスト・ヘミングウェイで、第二次世界大戦後のアメリカ文学研究の開拓者の一人だった。
生涯
編集石川県生まれ。1940年東京文理科大学卒業、1941年同大学院中退、助手。1946年東京高等師範学校助教授、1948年教授、1949年東京文理科大講師、東京教育大学助教授、1962年「「ローストジェナレーション」研究」で文学博士、1964年教授、移転に伴い筑波大学教授、1980年定年退官、名誉教授、共立女子大学教授。
著書
編集編著
編集翻訳
編集- 『アメリカの現代小説』(フレデリック・J・ホフマン、大橋健三郎共訳、評論社) 1955
- 『慕情 イーサン・フローム』(イーディス・ウォートン、時事通信社) 1956
- 『楽園のこちら側』(F・スコット・フィッツジェラルド、荒地出版社、現代アメリカ文学全集) 1957
- 『ベアトリスの死』(マーテン・カンバランド、東京創元社) 1958
- 『現代文学の焦点 英米小説を中心として』(フランシス・ブラウン編、小林健治・高本捨三郎共訳、評論社) 1959
- 『かがやく明けの星 / 宗教教育』(リチャード・ライト / ロバート・ペン・ウォーレン、小林健治・橋口保夫共訳、南雲堂) 1960
- 『白鯨』(メルヴィル、旺文社文庫 上下) 1973
- 『フラニー / ズーイー』(サリンジャー、講談社文庫) 1979