高木明法

日本の映画装飾技師

高木 明法(たかぎ あきのり[出典 1]1940年昭和15年〉[出典 2]4月23日[4] - )は日本映画の装飾担当の美術技師。香川県出身[出典 3]

来歴

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映画を愛好し、ミニチュアなどに興味を持っていたことから、1961年(昭和36年)に円谷英二の自宅を訪ね、『妖星ゴラス』の製作現場に参加[1][注釈 1]

1962年(昭和37年)7月、東宝に入社[出典 4]東宝撮影所円谷英二率いる特殊技術課の装飾技師を務める。模型電飾として、飯島周次郎や鈴木昶らに師事[1]。『キングコング対ゴジラ』から『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』まで東宝特撮作品に参加[出典 5]

1972年(昭和47年)、井上泰幸とともにα企画を設立[出典 6]。以後、東宝のみならずピー・プロダクション東映など多くの映像作品に参加した[5]

映画

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公開年月日 作品名 制作(配給) 役職
1962年3月21日 妖星ゴラス[5][3] 東宝 模型電飾
1964年12月20日 三大怪獣 地球最大の決戦[3]
1963年12月22日 海底軍艦[5]
1965年12月19日 怪獣大戦争[5]
1966年7月31日 フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ[5] 東宝
ベネディクト・プロ
(東宝)
1967年7月22日 キングコングの逆襲[5][3] 東宝
ランキン・バス・プロダクション
1967年12月16日 怪獣島の決戦 ゴジラの息子[5] 東宝
1969年8月13日 日本海大海戦
1970年8月1日 ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣[1]
1971年7月24日 ゴジラ対ヘドラ
1972年3月12日 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン[1][3]
1973年12月29日 日本沈没[5] 東宝映画
東宝映像
(東宝)
1974年3月21日 ゴジラ対メカゴジラ[1]
  • 東宝映像
  • (東宝)
1975年3月15日 メカゴジラの逆襲[6]
1984年12月15日 ゴジラ[5] 東宝映画
(東宝)
1989年12月16日 ゴジラvsビオランテ[5]
1996年7月13日 ガメラ2 レギオン襲来 大映
日テレ
博報堂
富士通
日本出版販売
(東宝)
ミニチェア製作
2000年12月16日 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦[5] 東宝映画
(東宝)

脚注

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注釈

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  1. ^ 書籍『三大怪獣 地球最大の決戦コンプリーション』のインタビューでは、円谷の自宅に電話したが本人は不在で、その後に改めて会ったと述べている[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j モスラ映画大全 2011, pp. 66–71, 聞き手・中村哲 友井健人「インタビュー 美術 青木利郎/特機 高木明法」
  2. ^ a b c d e 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 82, 「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣メイキング」
  3. ^ a b c d e f g h i j k 三大怪獣コンプリーション 2023, p. 98, 「スタッフインタビュー 高木明法」
  4. ^ a b c ザボーガー大全 2002, p. 173.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 東宝特撮メカニック大全 2003, pp. 318–321, 「INTERVIEW 井上泰幸 髙木明法」
  6. ^ a b 昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑 2019, p. 86, 「メカゴジラのレジェンドたち」

出典(リンク)

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参考文献

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  • 岩佐陽一 編『電人ザボーガー大全』双葉社、2002年11月15日。ISBN 4-575-29483-7 
  • 『東宝特撮メカニック大全1954-2003』監修 川北紘一新紀元社、2003年4月10日。ISBN 978-4-7753-0142-5 
  • 洋泉社MOOK 別冊映画秘宝(洋泉社)
    • 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2 
    • 友井健人 編『別冊映画秘宝 昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2019年4月6日。ISBN 978-4-8003-1628-8 
  • 電撃ホビーマガジン編集部 編『ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWAアスキー・メディアワークス)〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年11月29日。ISBN 978-4-04-866999-3 
  • 『三大怪獣 地球最大の決戦 コンプリーション』ホビージャパン、2023年9月29日。ISBN 978-4-7986-3284-1