高木 久雄(たかぎ ひさお、1924年10月14日 - 2014年8月31日[1])は、日本のドイツ文学者翻訳家京都大学名誉教授京都外国語大学元学長。近代ドイツ文学専攻。

来歴

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長野県岡谷市生まれ。長野県立諏訪中学校(現:長野県諏訪清陵高等学校・附属中学校)、一高を経て、1951年京都大学文学部卒、西京大学助教授、京都大学教養部助教授、1971年教授、1988年定年退官、名誉教授、京都外国語大学教授、1992年から1998年まで同大学及び短期大学学長、2000年に定年退職、名誉教授。

2014年8月31日、肺炎により京都市内の病院で死去。

著書

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  • 『ドイツ文学散策 ゲーテ『親和力』論、カフカ論、その他』(ナカニシヤ出版) 2001.11
  • 『随想集』(ナカニシヤ出版) 2005.2

共著

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翻訳

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  • 『文学の危機』(ヴァルター・ベンヤミン佐藤康彦共訳、晶文社、ベンヤミン著作集7) 1969
  • 『ゴグとマゴグ』(マルティン・ブーバー田口義弘共訳、みすず書房、ブーバー著作集9) 1970
  • 『複製技術の時代における芸術作品』(ベンヤミン、川村二郎ほか共訳、晶文社、ベンヤミン著作集2) 1970
  • 『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』(ベンヤミン、大峯顕, 佐藤康彦共訳、晶文社、ベンヤミン著作集4) 1970
  • 『ゲーテ』(ベンヤミン、晶文社、ベンヤミン著作集5) 1972
  • 『書簡Ⅱ 1929-1940』(ベンヤミン、野村修, 山田稔共訳、晶文社、ベンヤミン著作集15) 1972
  • 『表現主義の理論と運動』(河出書房新社ドイツ表現主義5) 1972
  • 『第三のワルプルギスの夜』(カール・クラウス、佐藤康彦, 武田昌一共訳、法政大学出版局、カール・クラウス著作集6) 1976.12
  • イタリア紀行・第二次ローマ滞在』(ゲーテ潮出版社、ゲーテ全集11) 1979.11、新版 2003.8
  • 『喬木林』(シュティフター松籟社、シュティフター作品集1) 1983.1
  • 『アプディアス』(シュティフター、松籟社、シュティフター作品集2) 1983.5
  • 『石さまざま - 祝祭の贈物』(シュティフター、松籟社、シュティフター作品集3) 1984.9
  • 『村のロメオとユリア / 三人の律義な櫛職人』(ケラー、松籟社、ケラー作品集) 1987.2

参考

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脚注

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  1. ^ 高木久雄さん死去 雅楽の継承に尽力 著名人の葬儀) 2014年9月1日閲覧