須崎港
高知県須崎市にある港湾
須崎港(すさきこう)は高知県須崎市にある港湾。港湾管理者は高知県。港湾法上の重要港湾に指定されている。また高知県によって一次防災拠点港に指定されている[1]。
須崎港 | |
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所在地 | |
国 | 日本 |
所在地 | 高知県須崎市 |
座標 | 北緯33度23分29.5秒 東経133度17分55.6秒 / 北緯33.391528度 東経133.298778度座標: 北緯33度23分29.5秒 東経133度17分55.6秒 / 北緯33.391528度 東経133.298778度 |
詳細 | |
開港 | 1969年 |
管理者 | 高知県 |
種類 | 重要港湾 |
統計 | |
貨物取扱量 | 16,398,180トン(2020年度) |
歴史
編集高知市の西方約30Km、土佐湾の中部に位置する。リアス式海岸の須崎湾内にあり、天然の良港として発展した。1907年(明治40年)に組合組織が浮桟橋を設置したのが、須崎港の港湾施設の始まりである。1935年(昭和10年)に箕越地区に石灰石貯留タンク、1939年には大峰地区に臨港鉄道が敷設され、県内で産出される石灰石の積出しが行われるようになった[2]。1961年からは大峰地区に1万D/W級岸壁の整備を行い、大阪窯業セメント(現 住友大阪セメント)の工場が操業開始した。1965年に重要港湾に昇格。1969年には開港指定がなされた。
外洋に開けたリアス式海岸は、天然の良港であると同時に津波に対する脆弱性を併せ持つ。過去に1946年の昭和南海地震津波、1960年のチリ地震津波により甚大な被害を受けた[3]。1992年より津波防波堤が建設され、2009年に西防波堤、2014年には東防波堤が完成した[4]。
取扱品目
編集2020年度の貨物取扱量は16,398,180トンで、外貿輸入4,636,953トン、輸出652,328トン、内貿移入8,523,833トン、移出2,585,066トンであった[5]。これは、高知県全体の港湾取扱量の約半分を占める[2]。石灰石の輸出、セメントの積み出しのほか、梱包材の材料となるニュージーランド産木材のラジアータパインの輸入も大きなウエイトを占めている[4]。1997年には、害虫駆除を目的とした木材の燻蒸設備が完成した[6]。