霧雪
特徴
編集気象観測では、霧雪は結晶の直径が1 mm以下の雪と定義している[1]。
通常の雪と同じような性質を持ち、落下して地面にぶつかったときに弾まない、白くて不透明の結晶という特徴を持つ。結晶は平らな形や細長い形をしたものが多く、層雲に覆われているときや霧がたちこめているときに降る。シャワーのようには降らず、降る量は少ないのが特徴[1]。
霧雨が、雨が蒸発して粒が小さくなったことが原因でできることがあるのとは異なり、霧雪はもともとほとんど成長しなかった粒の小さい雪であることが多い。雪の場合は蒸発せず、溶けて霙や雪あられなどになることが多いためである。
観測
編集国際気象通報式[注 1]の天気の報告では、霧雪と雪を区分する。霧雪の基本の記号は [2][3]。
出典
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『気象観測の手引き』、気象庁、1998年(平成10年)9月発行・2007年(平成19年)12月改訂、pp.58-65「第12章 天気」
- ^ 「国際式の天気記号と記入方式」、気象庁、2023年1月21日閲覧。
- ^ 過去の気象データ検索 > 「天気欄と記事欄の記号の説明」、気象庁、2023年1月21日閲覧。
- ^ 理科年表FAQ > 山内豊太郎「天気の種類はいくつあるのですか。その記号も教えてください。」、理科年表オフィシャルサイト(国立天文台、丸善出版)、2008年3月、2022年1月21日閲覧。
- ^ 「METAR報とTAF報の解説」、那覇航空測候所、2023年1月21日閲覧。