陸奥森田駅

青森県つがる市森田町床舞緑野にある東日本旅客鉄道の駅

陸奥森田駅(むつもりたえき)は、青森県つがる市森田町床舞緑野(とこまいみどりの)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五能線である[2]

陸奥森田駅
駅舎(2019年9月)
むつもりた
Mutsu-Morita
越水 (3.5 km)
(2.4 km) 中田
地図
所在地 青森県つがる市森田町床舞緑野[1][2]
北緯40度46分54.32秒 東経140度20分20.35秒 / 北緯40.7817556度 東経140.3389861度 / 40.7817556; 140.3389861座標: 北緯40度46分54.32秒 東経140度20分20.35秒 / 北緯40.7817556度 東経140.3389861度 / 40.7817556; 140.3389861
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 五能線
キロ程 114.5 km(東能代起点)
電報略号 リタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2]
乗車人員
-統計年度-
51人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1924年大正13年)10月21日[1][2]
備考 簡易委託駅[2]
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旧・森田村の代表駅で、臨時快速リゾートしらかみ」も停車する[2]。なお、福井県福井市北陸本線(現在のハピラインふくい線)に森田駅があるため、駅名に旧国名の陸奥が付されている。

歴史

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改装前の駅舎(2010年7月)

1924年(大正13年)10月21日に、鉄道省(国鉄)が五所川原線として五所川原 - 陸奥森田間を開業した際にその終点の駅として開業した[3]。翌1925年(大正14年)5月15日に五所川原線は鰺ケ沢まで延長し、当駅は途中駅となった[3]。この時点では、川部 - 五所川原間は陸奥鉄道であり、国鉄線としては飛び地となる開業であったが、1927年(昭和2年)6月1日に陸奥鉄道が国有化されて五所川原線に編入されたことで、他の国鉄線と連絡するようになった[3]。1936年(昭和11年)7月30日には、東能代 - 川部間が全通し、五能線の駅となった[3]

開業直後の1925年(大正14年)に開設された木造駅舎が長らく利用され、五能線でもっとも古い駅舎となっていた。五能線の開業80周年を記念し、JR東日本秋田建築技術センターの社内コンペを経て、近くの道の駅で保存されている市有形文化財「旧増田家住宅母屋」に似せた外観に改装し、駅舎内も男女別トイレを設置するなど一新し、2016年(平成28年)6月30日に供用開始された[4]

年表

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駅構造

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単式ホーム1面1線を持つ地上駅である[2]。かつては相対式ホーム2面2線であった[2]が、現在は旧下り線(2番線)は使用されていない。なお、線路は今でも残っている(ただし、ポイント部分は切断済み)[2]

弘前統括センター(五所川原駅)管理の簡易委託駅(改札業務実施駅)である[2]。1925年(大正14年)建設の木造駅舎が残り、五能線でもっとも古く、平屋建て約74平方メートルある[4]。2016年(平成28年)に五能線開業80周年を記念して、古民家風の外観に改装された[4]

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員51人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     138 [利用客数 2]
2001年(平成13年)     138 [利用客数 3]
2002年(平成14年)     136 [利用客数 4]
2003年(平成15年)     127 [利用客数 5]
2004年(平成16年)     118 [利用客数 6]
2005年(平成17年)     120 [利用客数 7]
2006年(平成18年)     102 [利用客数 8]
2007年(平成19年)     103 [利用客数 9]
2008年(平成20年)     95 [利用客数 10]
2009年(平成21年)     98 [利用客数 11]
2010年(平成22年)     97 [利用客数 12]
2011年(平成23年)     92 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 16 67 83 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 14 66 80 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 14 69 83 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 13 65 78 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 11 68 80 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 11 69 81 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 10 64 75 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 10 56 67 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 7 52 59 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 6 51 58 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 5 50 56 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 5 46 51 [利用客数 1]

駅周辺

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バス路線

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「森田駅通り」停留所にて、弘南バスが運行する路線バスが発着する。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
五能線
快速(上りのみ)・普通
越水駅 - 陸奥森田駅 - 中田駅

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b c d 駅の情報(陸奥森田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『週刊 JR全駅・全車両基地』 31号 青森駅・弘前駅・深浦駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月17日、27頁。 
  3. ^ a b c d e f g 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 1巻、1998年10月1日、204頁。 
  4. ^ a b c d <五能線>築91年の木造駅舎を改装」『河北新報』2016年6月22日。オリジナルの2016年6月22日時点におけるアーカイブ。2016年6月23日閲覧。
  5. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 2巻、1998年10月1日、552頁。 
  6. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  7. ^ 「22駅の業務近代化 秋鉄、11月から簡易委託へ」『交通新聞』交通協力会、1986年5月28日、1面。
  8. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月13日閲覧 

利用状況

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  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月21日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月14日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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