鈴木 三郎助(すずき さぶろうすけ、1890年6月23日 - 1973年6月19日)は、日本実業家。鈴木商店(現味の素)創業者二代目鈴木三郎助の長男で、同社代表取締役社長や、京浜急行電鉄代表取締役社長を務めた。

人物・経歴

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神奈川県三浦郡葉山町出身[1]。1907年に京華商業学校(現京華商業高等学校)卒業後[2]東京高等商業学校(現一橋大学)に進学。第一ホテル創業者の土屋計左右は、同郷かつ東京高等商業学校の同窓で親しく、のちに鈴木家持株会社鈴木三栄の常務理事に就任した[3]

1909年鈴木商店入社[2]。1940年から味の素本舗株式会社鈴木商店(現味の素)取締役社長を務めた[1]。1943年森永食糧工業取締役[2]日本の降伏後味の素の生産再開などにあたったが、1947年公職追放[4]

1949年森永乳業取締役に就任[2]。また、味の素に復帰し1952年から1965年まで取締役会長を務めた[2][1]。1965年味の素相談役[2]。味の素で取締役会長や取締役名誉会長を務めた四代目鈴木三郎助は長男。味の素取締役社長を務めた鈴木恭二は娘婿[5]

著書

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脚注

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  1. ^ a b c 鈴木 三郎助(3代目)(読み)スズキ サブロウスケ
  2. ^ a b c d e f 「森永乳業第43期有価証券報告書」東京大学
  3. ^ 鶴田雅昭「小林一三とホテル事業 : 小林一三のホテル経営とその後継者」『大阪大学経済学』第64巻第2号、大阪大学経済学会、2014年9月、32-44頁、doi:10.18910/57128ISSN 0473-4548NAID 120005764169 
  4. ^ 「戦後復興にうま味調味料「味の素®」米国向け輸出で貢献」味の素
  5. ^ 「相談役」この不思議な存在:コーポレートガバナンスを問うnippon.com


先代
鈴木忠治
味の素(旧鈴木商店)社長
第3代:1941年 - 1950年
次代
道面豊信
先代
田中百畝
京浜急行電鉄社長
第3代:1964年
次代
佐藤晴雄