金 鍾国(キム・ジョングク、朝鮮語: 김종국1973年9月14日 - )は、大韓民国光州広域市出身の元プロ野球選手、野球指導者。

金 鍾国(キム・ジョングク)
Kim Jong-Kook
基本情報
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身地 光州広域市
生年月日 (1973-09-14) 1973年9月14日(51歳)
身長
体重
180 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手遊撃手
プロ入り 1996年 1次ドラフト
初出場 1996年4月13日
最終出場 2010年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
  • 起亜タイガース (2011 - 2023)
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗大韓民国
WBC 2006年

経歴

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アマチュア時代

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高麗大学時代からアマチュア代表の遊撃手を務めるほど、頭角を現した。

ヘテ・起亜時代

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1995年の1次ドラフトでヘテ・タイガースから指名された。

入団してすぐ二塁のレギュラーに定着。李鍾範と二遊間コンビを形成して、翌年までヘテの2度目の韓国シリーズ連覇に貢献。

李鍾範が中日ドラゴンズに移籍した後は、故障などで苦労する時間が多かったが、回復してからは外野にコンバートされた李鍾範の代わりに内野陣の司令塔の役割を果たしていた。

国際大会では2002年釜山アジア大会韓国代表に選ばれ、金メダル獲得に貢献した。

2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表にも選ばれた。

2010年4月、起亜が韓国プロ野球史上初の3軍を創設するに当たってプレイングコーチに任命され、同年限りでの現役引退も表明した。

引退後

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2011年からコーチ専任となった。

2019 WBSCプレミア12韓国代表の作戦コーチも務める。

2021年12月5日、契約解除となったマット・ウィリアムズの後任としてチームの監督に就任した[1]

2024年1月28日に、前団長の張正錫と共に背任収賄容疑で捜査を受けていたことが発覚し、職務を停止された事が球団から発表され[2]、翌29日に契約を解除された[3]

プレースタイル・人物

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打率はやや低いが、俊足と粘り強い打撃、堅実な守備が特徴。

引退後、応援歌は同じく二塁手の安致弘に受け継がれた。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1996 ヘテ
起亜
126 428 52 92 21 2 11 51 22 4 43 104 5 17 .215 .350 .284 .634
1997 126 372 52 78 15 0 9 35 13 4 39 74 8 8 .210 .323 .283 .607
1998 42 125 15 29 2 1 2 11 8 2 11 21 5 8 .232 .312 .292 .604
1999 2 3 2 1 0 0 1 2 0 0 2 1 0 0 .333 1.33 .600 1.933
2000 86 228 26 59 11 1 2 31 15 4 24 42 4 6 .259 .342 .324 .666
2001 101 361 63 103 15 3 4 25 21 12 45 56 5 7 .285 .377 .362 .739
2002 133 527 95 151 26 3 8 53 50 9 64 116 5 9 .287 .393 .363 .756
2003 125 464 67 116 23 1 6 46 31 11 57 67 3 7 .250 .343 .330 .673
2004 133 491 66 130 20 1 10 46 39 8 51 81 10 10 .265 .371 .333 .703
2005 117 374 39 88 15 3 4 40 11 5 40 68 7 15 .235 .324 .305 .629
2006 111 323 35 73 17 1 1 26 16 5 28 59 6 7 .226 .294 .286 .580
2007 93 288 47 69 13 0 6 28 13 3 46 39 13 10 .240 .347 .342 .689
2008 113 300 33 70 16 3 1 26 13 3 35 57 5 4 .233 .317 .313 .629
2009 51 108 12 27 4 0 1 9 2 0 10 12 1 4 .250 .315 .308 .623
通算:14年 1359 4391 604 1086 198 19 66 429 254 70 495 797 77 112 .247 .346 .321 .668
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 16 (1996年 - 2010年)
  • 83 (2011年 - 2012年)
  • 77 (2013年 - 2014年)
  • 74 (2015年 - 2023年)

獲得タイトル

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出典

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