野間 駉1854年8月19日安政元年7月26日[1]) - 1906年明治39年)7月7日[2][3])は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将位階勲等功級従四位勲二等[4]

経歴

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のちの静岡県に生まれる[1][2][3]1876年(明治9年)少尉試補を拝命し大阪鎮台予備砲兵第2大隊第1小隊附となり[4]1877年(明治10年)4月、陸軍砲兵少尉に任じた[2]1881年(明治14年)中尉に進み、山砲兵第4大隊小隊長、1882年(明治15年)野砲兵第1大隊副官を経て、1884年(明治17年)5月、大尉に進んだ[4]1888年(明治21年)砲兵第4連隊副官を経て、少佐に昇り、1895年(明治28年)3月、中佐に進級し野戦砲兵監に任じ、同年9月、陸軍戦利品整理委員となった[4]

1897年(明治30年)10月、大佐に進級と同時に野戦砲兵射撃学校長に補された[2]1903年(明治36年)5月、陸軍少将に進級と同時に基隆要塞司令官に補され、1905年(明治38年)10月、関東都督府砲兵部長となった[3][5]。1906年(明治39年)7月7日、腸チフスにより旅順病院で卒去した[4]

脚注

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  1. ^ a b 人事興信所 1903, 659頁.
  2. ^ a b c d 外山 1981, 37頁.
  3. ^ a b c 福川 2001, 568頁.
  4. ^ a b c d e 大植 1935, 994頁.
  5. ^ 外山 1981, 37-38頁.

参考文献

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  • 人事興信所 編『人事興信録 初版』人事興信所、1903年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/779810 
  • 大植四郎 編『国民過去帳 明治之巻』尚古房、1935年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1262271 
  • 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026 
  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738