酢酸2-メチルブチル
酢酸2-メチルブチル(さくさん2-メチルブチル英: 2-Methylbutyl Acetate)は、化学式C7H14O2で表される酢酸エステルの一種である。
酢酸2-メチルブチル 2-Methylbutyl Acetate[1] | |
---|---|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 624-41-9 |
特性 | |
化学式 | C7H14O2 |
モル質量 | 130.18 g mol−1 |
外観 | 無色の液体 |
匂い | 果実臭 |
沸点 |
141 °C, 414 K, 286 °F |
危険性 | |
引火点 | 36 °C (97 °F; 309 K) |
関連する物質 | |
関連する酢酸エステル | 酢酸3-メチルブチル 酢酸メチル 酢酸エチル 酢酸ブチル 酢酸アミル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
性質
編集特有の果実臭を持ち、フルーツフレーバーとして使用される[2]。引火点は36℃で、日本の消防法では危険物第4類第二石油類(非水溶性)に区分される[1]。
異性体
編集化学式C7H14O2の酢酸エステルには、下記の異性体がある。
- 酢酸イソアミル(酢酸3-メチルブチル)CAS 123-92-2
- 酢酸3-ペンチル CAS 620-11-1
- 酢酸tert-ペンチル CAS 625-16-1
- 酢酸1-メチルブチル(酢酸sec-アミル) CAS 626-38-0
- 酢酸アミル(酢酸n-ペンチル) CAS 628-63-7
脚注
編集- ^ a b 酢酸2-メチルブチル(東京化成工業)
- ^ 『合成香料 化学と商品知識』p.745
参考文献
編集- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年。ISBN 4-87326-460-X。