酆都大帝
この記事の出典は、Wikipedia:信頼できる情報源に合致していないおそれがあります。 |
酆都大帝(ほうとたいてい)は、道教における冥界の最高神格の一尊。北帝・酆都北陰大帝などの別称を持つ。紫微大帝の冥界における化身と解釈され、地獄行政を司る。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/73/%E9%85%86%E9%83%BD%E5%A4%A7%E5%B8%9D%E7%95%AB%E5%83%8F_%28Detail%29.jpg/220px-%E9%85%86%E9%83%BD%E5%A4%A7%E5%B8%9D%E7%95%AB%E5%83%8F_%28Detail%29.jpg)
概要
編集南朝梁の道士陶弘景が著した『真霊位業図』[1]において初めて体系化された神格。北方の羅酆山を本拠とし、六天鬼神を統率するとされる。唐代以降、北極星信仰と結びつき、紫微大帝との習合が進んだ[2]。
神格の変遷
編集他神格との関係
編集神名 | 関係性 | 典拠 |
---|---|---|
泰山府君 | 道教神学上は上位神。酆都大帝が地獄行政を執行する間、東岳大帝たる泰山府君が生死の審判権を保持[3] | |
閻魔 | 仏教系の地獄神。酆都大帝の下部組織として十殿閻羅が配置され、具体的な審判を担当[2] | |
地蔵菩薩 | 仏教側の救済者。神仏習合期に同一視される例もあったが、道教側では太乙救苦天尊が対応する[4] |