郡市対抗県内一周駅伝大会
郡市対抗県内一周駅伝大会(ぐんしたいこうけんないいっしゅうえきでんたいかい)は、毎年2月の第3金曜日~日曜日に開催される佐賀県の駅伝大会。主催は佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会。
概要
編集佐賀県内において1961年(昭和36年)から開催されている駅伝大会。全35区間297.9kmの距離を10市6郡の13チームが競う。1日目は基山町から嬉野市までの11区間109.8km、2日目は嬉野市から唐津市までの14区間109.9km、3日目は唐津市から佐賀市までの10区間78.2km。
全国規模(広域的)に報道される事が少ないため、あまり知られていないが、この297.9kmという距離は、確認されている限りでは現在まで行われている(開催が継続中の)駅伝競走では、世界で2番目に長い[注釈 1]。
沿革
編集参加チーム
編集チーム一覧
編集カッコ内はたすきの色。
- 鳥栖市(黄緑)
- 三養基郡(黄)
- 神埼・吉野ヶ里(オレンジ)
- 佐賀市(クリーム)
- 多久市(エンジ)
- 小城市(茶)
- 唐津・玄海(赤)
- 伊万里市(深緑)
- 西松浦郡(紺)
- 武雄市(紫)
- 杵島郡(緑)
- 鹿島市(青)
- 嬉野・太良(水)
第45回大会までは、郡市ごとの15チームであったが、市町村合併によりチーム構成やチーム名に変更が生じた。
第46回大会で旧唐津市と旧東松浦郡が合併し、現唐津・玄海チーム発足。
第48回大会で旧佐賀市と旧佐賀郡が合併し、現佐賀市チーム発足。
チーム編成
編集- 監督1人、コーチ4人以内、選手30人、計35人以内(但し、男子高校生及び女子は5人以内、男子中学生は4人以内)
表彰
編集チーム表彰
編集- 総合優勝
- 日間賞
- 躍進賞(前年からの時間短縮)
- 敢闘賞(前年からの順位向上)
個人表彰
編集- 最優秀選手賞
- 優秀選手賞
- 新人選手賞
- 区間賞
- 区間新記録賞
- 特別協賛社賞(中学男子、高校男子、女子)
- 連続出場表彰(5、10、15、20、25、30、35年連続出場)
優勝回数
編集- 佐賀市 41回
- 小城市 8回
- 神埼郡 4回
- 鳥栖市 2回
- 東松浦郡 2回
- 杵島郡 1回
- 伊万里市 1回
(59回大会まで)
市町村対抗駅伝を行っている他の都道府県
編集- 青森県(青森県民駅伝競走大会)
- 岩手県(一関・盛岡間駅伝競走大会)
- 宮城県(みやぎ地域対抗駅伝競走大会)
- 秋田県(秋田25市町村対抗駅伝ふるさとあきたラン!)
- 山形県(山形県縦断駅伝競走大会)
- 福島県(市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会)
- 茨城県(茨城県民駅伝競走大会)
- 栃木県(栃木県郡市町対抗駅伝)
- 埼玉県(埼玉県駅伝競走大会)
- 千葉県(山武郡市民駅伝競走大会)
- 東京都(中学生「東京駅伝」大会)
- 神奈川県(市町村対抗かながわ駅伝競走大会)
- 新潟県(新潟県縦断郡市対抗駅伝競走大会)
- 富山県(富山県駅伝競走大会)
- 石川県(石川県市町対抗ふるさと駅伝)
- 福井県(都市対抗駅伝競走大会)
- 山梨県(山梨県一周駅伝競走大会)
- 長野県(長野県縦断駅伝競走、長野県市町村対抗駅伝競走大会)
- 岐阜県(ぎふ清流郡市対抗駅伝競走大会)
- 静岡県(しずおか市町村対抗駅伝)
- 愛知県(愛知県市町村対抗駅伝競走大会)
- 三重県(美し国三重市町対抗駅伝)
- 京都府(京都府民総体市町村対抗駅伝)
- 大阪府(大阪府市町村対抗駅伝競走大会)
- 兵庫県(兵庫県郡市区対抗駅伝)
- 奈良県(市町村対抗子ども駅伝大会)
- 和歌山県(和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会)
- 鳥取・島根県(宍道湖一周駅伝競走大会)
- 岡山県(「晴れの国 岡山」駅伝競走大会)
- 山口県(山口県読売駅伝)
- 徳島県(徳島駅伝)
- 香川県(郡市対抗源平駅伝)
- 高知県(県市町村対抗駅伝)
- 福岡県(市町村対抗福岡駅伝)
- 長崎県(郡市対抗県下一周駅伝大会)
- 熊本県(郡市対抗熊日駅伝、熊日郡市対抗女子駅伝大会)
- 大分県(県内一周大分合同駅伝)
- 宮崎県(宮崎県市町村対抗駅伝競走大会)
- 鹿児島県(鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会)
- 沖縄県(沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会)
脚注
編集注釈
編集- ^ 現在の1位は山形県縦断駅伝競走大会(305.3㎞)である。