郡上本染
郡上本染(ぐじょうほんぞめ)は、岐阜県郡上市八幡町に伝わる染物。藍染めの一つである筒描藍染と、鯉のぼりなどの幟類の染物が特徴で、天正年間から今なお伝わる。岐阜の伝統工芸の一つで、1977年(昭和52年)に岐阜県の重要無形文化財に指定されている[1]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/df/Kanzarashi_at_kodara_river%2C_Gujo%2C_2016.jpg/280px-Kanzarashi_at_kodara_river%2C_Gujo%2C_2016.jpg)
毎年大寒の前後に吉田川(長良川支流)で行なわれる「鯉のぼりの寒ざらし」は、冬の風物詩となっている。
1992年(平成4年)3月30日に岐阜県郷土工芸品に指定されている。
安土桃山時代、江戸時代初期から始まり、400年以上の歴史がある。大正時代は17軒の紺屋(藍染専門店)があったというが、現在は1軒が残るのみであり、その仕事場と道具一式は岐阜県重要有形民俗文化財に指定されている[2]。
特徴
編集- 江戸時代から続く藍染の技法を伝えている。深い藍色が特徴。
主な用途
編集脚注
編集- ^ “令和3年11月”. 岐阜県 (2021年12月8日). 2022年10月8日閲覧。
- ^ “郡上本染の仕事場と道具一式[ぐじょうほんぞめのしごとばとどうぐいっしき]”. 岐阜県 (2022年2月16日). 2022年10月8日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 渡辺染物店 - 郡上本染唯一の染物店