通北県
通北県(つうほく-けん)は中華民国から満州国、中華人民共和国にかけて存在した県。
中華民国 黒竜江省 通北県 | |
← 1908年 - 1966年 → | |
簡体字 | 通北 |
繁体字 | 通北 |
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拼音 | Tōngbĕi |
カタカナ転記 | トンベイ |
国家 | 中華民国 |
行政級別 | 三等県 |
政府所在地 | 通北鎮 |
建置 | 1908年 |
廃止 | 1956年 |
面積 | |
- 総面積 | 4,200 km² |
人口 |
地理
編集歴史
編集清末の1908年(光緒34年)8月、清朝により通北県が設置される。中華民国が成立すると県制が廃止され、1912年9月に海倫府通北稽墾局が設置され開墾事業に従事した。1915年5月14日、通北稽墾局は通北設治局と改編され綏蘭道の管轄とされた。1917年1月1日、通北設治局は三等県の通化県に改編された。
満州国が成立すると当初は黒竜江省の管轄とされたが、1934年12月に竜江省、更に1939年6月には新設された北安省の管轄とされた。
満州国崩壊後は黒竜江省に移管され、1946年4には拝泉県石泉区が通北県に移管されると同時に県政府も通興鎮(後に通北鎮と改称)に移転された。1956年3月6日、通北県の廃止が決定され、北安県に編入されている。
1982年12月18日、北安市設置の際に通北県の再設置が決定されたが、黒竜江省の反対により1983年4月28日に設置決定が撤回されている。
中国地名の変遷 | |
建置 | 1915年 |
使用状況 | 1983年廃止 |
中華民国 | 通北設治局 通北県(1917年) |
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満洲国 | 通北県 |
国共内戦期間 | 通北県 |
現代 | 通北県 北安県(1956年 編入) 通北県(1982年 再設置) 廃止(1983年) |
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黒竜江省の歴史的地名 1982年 - 1983年 |
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