退耕庵
京都市東山区にある東福寺の塔頭
退耕庵(たいこうあん)は、京都市東山区にある臨済宗東福寺派の大本山・東福寺の塔頭。本尊は千手観音。小野小町ゆかりの寺として知られる。拝観には予約が必要である。
歴史
編集貞和2年(1346年)に東福寺第43世・性海霊見(しょうかいれいけん)によって創建された。応仁の乱により一時荒廃したが、慶長年間(1596年 - 1615年)に安国寺恵瓊によって再興された[1]。
境内
編集文化財
編集重要文化財
編集- 絹本著色性海和尚像(自賛あり)
- 紙本墨書永明智覚寿禅師垂誡 2幅(東京国立博物館寄託)
- 紙本墨書聖一国師忌斎幹縁疏
アクセス
編集脚注
編集参考文献
編集- 佐和隆研・奈良本辰也・吉田光邦編『京都大事典』、淡交社、1984
- 原田伴彦編『京都千年 3 庭と茶室』、講談社、1984
- 梅原猛『京都発見 1 地霊鎮魂』、新潮社、1997
- 駒敏郎『京都名庭秘話』、学芸書林、1989