辻井昭雄
辻井 昭雄(つじい あきお、1932年(昭和7年)12月19日 - 2024年6月4日)は、日本の実業家。近畿日本鉄道相談役(前会長、前々社長)。
来歴・人物
編集大阪府出身。旧制大阪府立八尾中学校入学、戦後の学制改革時に大阪府立山本高等学校に転校し卒業。京都大学経済学部卒業後、1956年に近畿日本鉄道へ入社。1989年に取締役、1999年に社長に就任し、2003年より会長を務める。2007年6月の株主総会後の取締役会をもって、相談役に退いた。
近畿日本鉄道社長時代には、近鉄グループの再編に着手、経営悪化していた関連会社・施設の閉鎖や売却、解散などを行い、後任の山口昌紀の代まで引き続き、グループのスリム化を押し進め(社長を務めた4年間は赤字決算)後にプロ野球再編問題が起こり、大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが合併してオリックス・バファローズを誕生させる遠因を作った。なお、大阪近鉄バファローズのオーナーにはなっていない。
後は、関西経営者協会会長を務めていた。なお、関西経営者協会会長も相談役に退くにあたり退任した。その他には朝日放送[1]取締役、関西電力取締役、日野自動車監査役、イニシアティブス・オブ・チェンジ理事[2]などを歴任。2018年秋の叙勲で旭日重光章を受章[3]。
人物
編集脚注
編集- ^ 会社法人としては現在の朝日放送グループホールディングス。放送局としては現在の朝日放送テレビ・朝日放送ラジオ。
- ^ IC役員名簿
- ^ “秋の叙勲 桐花大綬章に今井敬元経団連会長”. SankeiBiz (2018年11月3日). 2018年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月24日閲覧。
- ^ “辻井昭雄さん死去 元近畿日本鉄道社長・会長:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年6月10日). 2024年6月10日閲覧。
- ^ 『官報』第1256号9頁 令和6年6月3日
関連人物
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