赤蔵ヶ池
赤蔵ヶ池(あぞがいけ)は、愛媛県上浮穴郡久万高原町沢渡・二箆・筒城にあるため池である。2010年(平成22年)3月25日に農林水産省のため池百選に選定された[1][2]。
赤蔵ヶ池 | |
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所在地 | 愛媛県上浮穴郡久万高原町沢渡・二箆・筒城 |
位置 | |
面積 | 10.47[1] km2 |
周囲長 | 0.575[1] km |
貯水量 | 10.47 km3 |
水面の標高 | 870 m |
成因 | 灌漑用 |
淡水・汽水 | 淡水 |
プロジェクト 地形 |
概要
編集山頂のくぼ地に湧出する地下水によりできた池で、1151年(仁平元年)以降の文献には「鴨住ヶ池」「阿蔵ヶ池」あるいは「遊ヶ池」と記載されている。古来から灌漑の水源として保全され、現在は沢渡地区の田畑約13haの灌漑の水源で[1]、米は「久万清流米」[3]として付加価値が高い農作物を育成している。
文政年間の頃の文献には、源頼政が「安曽布ヶ池(赤蔵ヶ池)」から出てきた妖怪を退治したという記録が残っている[1]。
→詳細は「鵺」を参照
自然
編集西日本では希少なジュンサイが自生し、ドブシジミ等が生息し、山頂の豊かな自然と多様な植物、水生動物が豊富な泉である[1]。