貴志川
貴志川(きしがわ)は、紀の川水系最大の支流で和歌山県北部を流れる一級河川。
貴志川 | |
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十三神社の参道橋(みやばし)より撮影 | |
水系 | 一級水系 紀の川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 59 km |
平均流量 | -- m3/s |
流域面積 | 308 km2 |
水源 | 高野山(高野町) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 紀の川(和歌山県) |
流域 | 日本 和歌山県 |
地理
編集和歌山県伊都郡高野町の高野山西麓に源を発し、野上谷を西流したのち海南市沖野々で北東へ大きく転じる。合流点付近で北西流となり、紀の川市と岩出市の境界から紀の川に注ぐ。流域の75%が森林であり、中流域には果樹園が、下流域には水田が広がる。
中流は住宅街にも面しているが、古くからホタルの名所として名高い(旧・貴志川町のシンボルも蛍であった)清流として知られており、市民、周辺住民による運動が盛んなエリアである。鮎釣りも盛ん。
かつては大池貴志川県立自然公園の指定範囲でもあったが、生物、植生の多様性など特筆性に乏しいことから指定解除となった(界隈には龍門山県立自然公園がある)。
流域の自治体
編集主な支流
編集- 真国川
- 柘榴川
並行する交通
編集鉄道
編集かつて野上電気鉄道が野上中駅~登山口駅間で並行していたが、1994年(平成6年)4月1日に廃止された。廃止要因の一つに、沖野々駅~野上中駅間に架かる貴志川橋梁の老朽化があった。