谷田部透湖

日本の女性アニメーター

谷田部 透湖(やたべ とうこ、1991年4月24日[1] - )は、日本のアニメーターキャラクターデザイナー栃木県出身[1]。代表的作品に『龍の歯医者』、『ゲゲゲの鬼太郎』第6期、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(副監督)など[1]

やたべ とうこ
谷田部 透湖
プロフィール
生年月日 (1991-04-24) 1991年4月24日(33歳)
出身地 日本の旗 日本栃木県
出身校 武蔵野美術大学
職業 アニメーターキャラクターデザイナー
所属 カラー
活動期間 2010年 -
受賞 TOHOシネマズ学生映画祭 ショートアニメーション部門準グランプリ
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人物

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幼い頃より絵を描くことが好きであり、中学3年生の頃から漫画やアニメに関わる仕事をしたいと意識し始める[2]

2010年、武蔵野美術大学映像学科に入学し[1]、手書きアニメーションを中心に映像制作を始める[3]。大学卒業時に卒業制作として『木の葉化石の夏』を制作し、卒業制作展では優秀賞を、TOHOシネマズ学生映画祭ではショートアニメーション部門で準グランプリを受賞する[4]

卒業後アニメ制作会社のカラーに入社し[1]、同社の動画検査を務める村田康人のもとで学びながら動画マンとして働く[2]

2017年『龍の歯医者』に絵コンテ、演出として関わった際、鶴巻和哉より「『エヴァ』が動くときには戻ってきてほしい」と言われていたことをきっかけに、2021年『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にて副監督を務めた[2]。また同作の派生作品『EVANGELION:3.0(-46h)』では監督を務めた。

主な参加作品

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TVアニメ

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2016年
2017年
2018年
2022年

劇場アニメ

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2013年
  • 寫眞館(動画)[13]
2021年
2023年
2023年

自主制作

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2011年
  • あの子にまたあった日[16]
  • にしきえ一景[17]
2012年
2013年
2014年
  • 木の葉化石の夏[4]

その他

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2012年
2016年

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 自身の所属するユニット「ブラウン管」の制作作品

出典

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  1. ^ a b c d e 「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 謎の解明まであと7日」『アニメージュ』2023年12月号、徳間書店、81頁。 
  2. ^ a b c 宮崎新之 (2021年3月31日). “「妥協せずギリギリまで粘りたい時に、デジタルが助けてくれた」――副監督・谷田部透湖さんに聞く『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作現場”. +Digital. マイナビ. 2023年12月9日閲覧。
  3. ^ 谷田部透湖”. AWRD. ロフトワーク. 2023年12月9日閲覧。
  4. ^ a b ショートアニメ「木の葉化石の夏」の全編がYouTubeで公開中”. INTERNET Watch. インプレス (2014年6月20日). 2023年12月9日閲覧。
  5. ^ STORY 第2話”. 三者三葉 公式サイト. 2023年12月9日閲覧。
  6. ^ 龍の歯医者 特別版:作品情報”. 映画.com. 2023年12月9日閲覧。
  7. ^ STORY 第7話”. ダーリン・イン・ザ・フランキス 公式サイト. 2023年12月9日閲覧。
  8. ^ 谷田部透湖 [@tocodot] (2023年10月18日). "6期も配信される! 「幽霊電車」は駅〜電車乗り込んで骸骨の踏切まで、「まくら返しと幻の夢」は夢の中の父さんの目アップからの夢繰りの鈴が割れるまで&まさしがお礼言うラストシーン を原画で担当していました". X(旧Twitter)より2023年12月9日閲覧
  9. ^ 谷田部透湖 [@tocodot] (2023年12月10日). "第23話『妖怪アパート秘話』原画で参加してます!Aパートの現代シーン担当してます!". X(旧Twitter)より2023年12月11日閲覧
  10. ^ 谷田部透湖 [@tocodot] (2023年10月16日). "鬼太郎のOPEDってノンクレ版公開とかしてないのかー 6期ED③のコンテ演出作画もろもろをやらせて頂いてたので、もし配信サイトで観る方がいらしたら色々細かく見て楽しめるネタを画面に仕込んでいますので探してみてください!". X(旧Twitter)より2023年12月9日閲覧
  11. ^ EPISODES.02”. チェンソーマン 公式サイト. 2023年12月9日閲覧。
  12. ^ 谷田部透湖 [@tocodot] (2022年12月1日). "#モブサイコ100 III 第9話コンテ担当致しましたありがとうございました!". X(旧Twitter)より2023年12月9日閲覧
  13. ^ toco (2013年11月7日). “「寫眞館」「陽なたのアオシグレ」”. 2023年12月9日閲覧。
  14. ^ シン・エヴァンゲリオン劇場版:作品情報”. 映画.com. 2023年12月9日閲覧。
  15. ^ 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎:作品情報”. 映画.com. 2023年12月9日閲覧。
  16. ^ toco (2011年9月21日). “手描きアニメ「あの子にまたあった日」”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  17. ^ toco (2011年11月15日). “なんちゃってアニメOP「にしきえ一景」”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  18. ^ toco (2012年1月9日). “「竜絵描きのはなし」”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  19. ^ toco (2012年4月23日). “仮進級展アニメ「WANTED!かぐや姫」”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  20. ^ ノミネート作品”. 第12回インディーズアニメフェスタ 公式サイト. 2013年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月9日閲覧。
  21. ^ toco (2012年11月6日). “「なかなか仲直り」”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  22. ^ toco (2013年11月1日). “2013年ムサビ芸祭”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  23. ^ toco (2012年9月9日). “MV「里帰り」に参加しました”. とりあえ図. 2023年12月9日閲覧。
  24. ^ until You come to me.”. 日本アニメ(ーター)見本市 公式サイト. 2015年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月3日閲覧。

外部リンク

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