蚊屋 木間(かや の このま)は、飛鳥時代後期の人物。のち忌寸。坂上麻豆伎の子。壬申の乱672年)の功臣。冠位直広参。

 
蚊屋木間
時代 飛鳥時代後期
生誕 不明
死没 持統天皇7年8月16日?(693年9月21日
官位 ・直広参
主君 天武天皇持統天皇
氏族 蚊屋忌寸
父母 父:坂上麻豆伎
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経歴

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蚊屋氏(蚊屋直、蚊屋忌寸)は東漢氏の一族である渡来系氏族で、坂上駒子の第二子坂上糠手を祖とする[1]

日本書紀』の贈位記事においてのみ現れる。持統天皇7年(693年)8月16日に、天皇は直広参の位と賻物(葬儀の際の贈り物)を蚊屋忌寸木間に贈った。壬申の年の功に対する褒賞という。この日かその直前に死んだと思われる。

脚注

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  1. ^ 太田亮『姓氏家系大辞典』角川書店、1963年