藤田玲子

日本の原子力工学者

藤田 玲子(ふじた れいこ、1953年 - ) は、日本原子力工学者。東芝首席技監を経て、内閣府革新的研究開発推進プログラムプログラム・マネージャーや、女性初の日本原子力学会会長を務めた。

人物・経歴

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東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業後[1]、1979年東京工業大学(のちの東京科学大学)大学院総合理工学研究科電子化学専攻修士課程修了。1982年同大学大学院総合理工学研究科電子化学専攻博士課程修了。1983年東芝入社、原子力技術研究所。1988年アルゴンヌ国立研究所客員研究員。1993年東京工業大学原子炉工学研究所非常勤講師。1995年日本原子力学会技術賞受賞。1999年日本原子力学会論文賞受賞。2001年東芝電力・社会システム技術開発センター主幹。2006年電気化学会理事。2008年東芝電力・社会システム技術開発センター技監。2009年東京工業大学創造エネルギー専攻非常勤講師。2010年日本原子力学会理事。2011年内閣府除染技術等調査推進委員会委員、福島県除染アドバイザー。2012年東芝電力システム社電力・社会システム技術開発センター首席技監、日本原子力学会副会長。2013年文部科学省科学技術・学術審議会原子力科学技術委員会群分離・核変換技術作業部会専門委員。2014年内閣府革新的研究開発推進プログラムプログラム・マネージャー。次世代燃料再処理技術専攻で、乾式再処理技術開発の第一人者とされ、同年から女性初の日本原子力学会会長も務めた[2][3][4][5]。2018年藤田プログラム「核変換による高レベル放射能廃棄物の大幅な低減・資源化」が全国発明表彰21世紀発明賞を受賞[6]。2019年日本原子力学会福島特別プロジェクト代表[7][2]博士・理学[8]

脚注

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先代
堀池寛
原子力学会会長
2014年 - 2015年
次代
上塚寛