藤原定房
平安時代中期から後期の貴族
藤原 定房(ふじわら の さだふさ、寛仁4年(1020年)- 嘉保2年9月9日(1095年10月9日))は、平安時代中期から後期にかけての貴族。中納言・藤原兼隆の次男。官位は従四位上・美濃守。
経歴
編集後朱雀朝初頭の長元9年(1036年)左近衛少将に任ぜられる。長暦4年(1040年)右近衛少将に五位蔵人を兼ねるが、翌長久2年(1041年)従四位下に叙せられて蔵人を辞し、まもなく少将も止められている。
後冷泉朝に入ると、左近衛中将に任ぜられて再び近衛次将を務めるが、天喜3年(1055年)頃に左近衛中将を辞す。その後は、備後守のほか、美濃守を二度に亘って務めるなど後冷泉朝から白河朝にかけて地方官を歴任した。
官歴
編集系譜
編集『尊卑分脈』による。