薩摩忠
略歴
編集東京出身。慶応幼稚舎(小学校)で菊池知勇に学ぶ。慶應義塾大学仏文科卒。堀口大學、藤浦洸に師事。『風』『新詩潮』『詩帖』同人。1962年昆虫詩集『蝶の道』を刊行。1964年『海の誘惑』で室生犀星詩人賞受賞。昆虫など小動物を題材とした詩が多く、海外児童文学の翻訳・再話などもある。放送作家としてラジオの音楽番組の構成を担当したほか、シャンソンの訳詞も多く手がけた。
著書
編集- 『蝶の道 昆虫詩集』(木犀書房) 1962
- 『海の誘惑 詩集』(木犀書房) 1964
- 『小じかのぼうけん』(詩・文、石田武雄絵、主婦の友社) 1968
- 『物語と図鑑の百科 5 うみ』(北田卓史絵、主婦の友社) 1968
- 『CHANTEUR 詩集』(真珠社) 1970
- 『慶弔諸式の司会と挨拶』(有紀書房) 1970
- 『結婚式と披露宴の準備と司会祝辞』(有紀書房) 1971
- 『昆虫群像』(三笠書房) 1972
- 『日曜日の夜 詩集』(弥生書房) 1972
- 『昆虫の絵本』(三笠書房) 1974
- 『愛するものたちへ 詩集』(弥生書房) 1975
- 『昆虫のうた』(日本放送出版協会、NHKブックスジュニア) 1979
- 『ワルツ王 シュトラウス』(音楽之友社、ジュニア音楽図書館作曲家シリーズ) 1980
- 『薩摩忠詩集』(芸風書院、日本現代詩人叢書) 1984
- 『うたの博物誌』(創知社) 1985
- 『恋を占うテントウムシ 昆虫たちの詩』(竹内書店新社) 1985
- 『まっかな秋 薩摩忠詩集』(教育出版センター、ジュニアポエム双書) 1985
翻訳
編集- 『ああ無情』(ユゴー、世界文化社、少年少女世界の名作) 1970
- 「少年少女世界の美術館」(アーネスト・ラボフ編著、主婦と生活社) 1973
- 『クレー』(Paul Klee)
- 『シャガール』(Marc Chagall)
- 『デューラー』(Albrecht Dürer)
- 『ピカソ』(Pablo Picasso)
- 『ベラスケス』(Diego Velázquez)
- 『ミケランジェロ』(Michelangelo Buonarroti)
- 『ラファエロ』(Raffaello Sanzio)
- 『ルソー(Henri Rousseau)
- 『ルノワール』(Pierre-Auguste Renoir)
- 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(Leonardo da Vinci)
- 『レンブラント』(H.Van Rijn Rembrandt)
- 『ロートレック』(Henri de Toulouse-Lautrec)
- 『わたげちゃん』(ポール・エリュアール、ジャクリーヌ・デュエム絵、至光社) c1982
作詞
編集- 校歌
- 「川越市立霞ヶ関東中学校・校歌」(作曲:越谷達之助)
- 童謡
- 歌謡曲
参考
編集- デジタル版日本人名大辞典
- 『日本近代文学大辞典』講談社、1984