蕭美琴

台湾の女性政治家 (1971-)、第8代中華民国副総統

蕭 美琴(しょう びきん、: Hsiao Bi-khim/シャオ・ビーキム、台湾語:Siau Bí-khîm/シャウ・ビーキム、ウェード式:Hsiao Mei-ch'in/シャオ・メイチン、: 蕭 美琴1971年民国60年/昭和46年〉8月7日[1] - )は、中華民国台湾台南市出身の政治家民主進歩党、以下民進党)。第13代中華民国副総統(16期)。

蕭 美琴
Siau Bí-khîm
Hsiao Bi-khim[注 1]
副総統として公開された公式写真(2024年)
生年月日 (1971-08-07) 1971年8月7日(53歳)
出生地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市
出身校 アメリカ合衆国の旗 オーバリン大学
アメリカ合衆国の旗 コロンビア大学
所属政党 民主進歩党

中華民国の旗 第13代 副総統
在任期間 2024年5月20日 - 現職
総統 頼清徳

中華民国の旗 第15代 駐米代表
在任期間 2020年7月24日 - 2023年11月30日
総統 蔡英文

中華民国の旗 国家安全会議諮詢委員
在任期間 2020年4月1日 - 2020年6月16日
秘書長 李大維
顧立雄

中華民国の旗 第5-6・8-9期 立法委員
在任期間 2002年2月1日 - 2008年1月31日
2012年2月1日 - 2020年1月31日
テンプレートを表示
蕭 美琴
職業: 政治家、外交官
籍貫地 台南市
各種表記
繁体字 蕭 美琴
簡体字 萧 美琴
拼音 Xiāo Měiqín
ラテン字 Hsiao Mei-ch'in
注音符号 ㄒㄧㄠ ㄇㄟˇㄑㄧㄣˊ
台湾語 Siau Bí-khîm
和名表記: しょう びきん
発音転記: (中)シャオ・メイチン
(台)シャウ・ビーキム
(英)シャオ・ビーキム
英語名 Hsiao Bi-khim
テンプレートを表示

出生地は日本兵庫県神戸市)で、台湾人の父とアメリカ人の母の混血。1986年に発足した民進党において、政権を担う政党に必須の外交、および国家安全保障を含む政策と党務の国際化(特に対米外交)に大きく貢献した。陳水扁政権で中華民国総統府顧問として中央政界入り後、のべ4期にわたる立法委員と総統府国家安全会議諮詢委員を経て[2]蔡英文政権2期目発足に伴い2020年夏より駐米台北経済文化代表処中国語版英語版代表(駐米大使に相当)就任。台湾では初の女性駐米代表となった[3]。アジア初となった台湾の同性婚合法化過程で初期の立法化を推進した人物でもある。2024年中華民国総統選挙で副総統候補に指名され、当選した。

生い立ち

編集

1971年に、台湾基督長老教会から米国のプリンストン神学校に派遣され博士号を取得した台南県出身で敬虔なプロテスタントである父・蕭清芬[注 2][5][6]ユニオン神学校(米国・ニューヨーク)で音楽修士だったアメリカ人女性のもとで[7]日本の兵庫県神戸市で出生[5]。両親の職業上、出生後すぐにタイやスイス、ベルギー、オランダなどを転々としていた。母の祖国である米国では母方の祖母とも対面している[5]

学生時代

編集

両親は正式な婚姻を機に台南に戻ったため、父の地元で台湾省立台南師範学院付属小学中国語版[5]、および台南市立後甲国民中学中国語版に通学した[5]。母とは英語、父や幼少時の友人とは台湾語閩南語)、小中学校では中国語台湾華語)で会話をするようになった[5]。高校は当初は地元の省立台南女中(現・国立台南女子高級中学)を目指すも考えを改め[8]、母の祖国米国ニュージャージー州モントクレア・ハイスクール英語版(Montclair High School)に進学[5]。昼食や放課後だけではなく授業も白人と黒人、アジア系でグループが明確に分かれていたことに苦痛を感じていた[5]

その後、オーバリン大学東アジア研究学科(East Asian studies)に進学し、学士課程を修了[5]。オーバリン大学では東アジア研究学科を専攻。セクシャリティ、人種、階級、社会正義などの議題を好んでいた[5]。課外でもフェミニズムなどのサークル活動に参加。最も親しい友人は高校時代は中南米系移民二世の学生で、大学ではブラジル、インド、バングラデシュなどからの留学生だった[5]

ネイティブである英中台3言語のほか、スペイン語[9]、米国留学中に学んだ日本語などを自然に使い分けることができる[5]

父親は台独傾向をもつ神学院に属していたことから「本土意識」は高かったが、独立運動には参加せず、後方から支援する程度だった[5]。父から美琴への影響はさほど大きくなく、美琴が大学の図書館で史明の『台湾人四百年史』などの出版物を読むことが本人の自我に影響を与えた[5]。1991年の3年時、呂秀蓮の著書を読んで感動した美琴は、呂本人に手紙を出した[5]。呂は返信で美琴に台湾に戻るよう促したため、美琴は休学を届け出て呂の助手と民主進歩党中央執行部でのボランティアを務めた[5]。卒業後はコロンビア大学政治学科(Political science)に進学、在学中にニュースクール大学留学中だった陳文茜と親交を深め、文茜の推薦で党内での仕事を始めた[5]。その後、コロンビア大でマスター(修士)を修了した[10]

台湾語の母語教育も重視している[11]。父によると、「美琴はどうみても(外見上は米台)混血だが、『純』台湾人に比べても台湾人としての意識が低いということはない。自身の英語名を『美琴』の台湾語読み『Bi-khim』にしているほどだから」と明かしている[12]

民進党入り

編集

訪米した党員との接触が増え、1995年3月より民進党駐米代表処の執行長に就任。1996年に党主席となった許信良は若手の起用を推進したため文茜の推薦で国際事務部副主任に抜擢された[5]。当時の主任は出勤が少なかったことから実質的に美琴が業務を肩代わりするようになる。1997年からは正式に国際事務部主任に就任。26歳で当時党内最年少の幹部職だった。この時期より美琴の対外知名度と信用は高まり人脈を築いていく。次期総統選候補となった陳水扁にも見いだされ、陳が2000年中華民国総統選挙に勝利すると、当時最年少の中華民国総統府顧問となった[5]。英語に堪能なため、秘書役として陳の随行通訳もこなした[要出典]

スポーツ行政

編集

台湾女子体育運動協会の理事長や[13]中華オリンピック委員会中国語版委員を務めたり、WBSC女子野球ワールドカップ第2回大会(2006年)の台湾代表団を引率した[14]

対中関係

編集
 
立法院での香港支持共同会見(2014年)

陳水扁政権で行政院大陸委員会諮詢委員を務めていた[5]2014年香港反政府デモ(雨傘運動)では党首の蔡英文や長老の謝長廷らとともにデモ側の市民を支持する声明を出していた[15]2019年-2020年香港民主化デモについても韓国・ソウルで開かれていたアジア・リベラル民主評議会で香港の元立法会議員単仲偕中国語版と共同で中国共産党政府非難声明と台湾市民に対して警戒を呼びかけていた[16]

対駐日中国領事

編集

2009年5月、党国際部主任として日本の福岡で開催された国際会議に出席すると、九州国立博物館での宴席で名刺交換を交わした直後に美琴が民進党関係者と知った在福岡中華人民共和国総領事武樹民中国語版から罵倒混じりの脅迫を受けた(原文は以下のとおり[17])。周囲の日本人を含む多くの外国人は中国語を聞き取れなかったため、美琴が武の発言を一字一句英語に翻訳すると武に対する会場の視線は一変し、武は無言で会場を去った[18][19]

武:「(あなた方民進党の)陳菊(当時の高雄市長)が訪中した。今に台独の立場は変わっていくだろう。(你们陈菊都到大陆了,你们来看看,台独立场就会改变)」
蕭:「訪中したからといって陳菊はその立場を変えておりません。あなた方がミサイルを撤去するならこちらも訪中いたしましょう。(陳菊去了對台獨的立場沒有任何改變。如果你們撤飛彈,我去的意願會高一點)」
武:「フン!(短距離)ミサイルを北京に撤去したところで、台湾が射程内の中長距離ミサイルもたくさんある。(哼!撤飞弹算什么,搬到北京去我们还是打得到,我们不只短程飞弹,中程飞弹多得是!)」「あなた方民進党は8年執政したが、(元総統の)陳水扁は収監されてるじゃないか。何が国際空間だ。(新総統の)馬英九は『一つの中国』を受け入れたから、彼に空間を与えてやったが、お前たち台独民進党の末路は死あるのみだ。学術界の人間でもないのにこの国際学術会議に何をしに来たのか。『一つの中国』を受け入れない限り民進党に前途は無い!(你们搞了八年,陈水扁不是在坐牢吗?什么国际空间!马英九接受一个中国原则,我们就给他国际空间。你们民进党搞台独,是死路一条!这是国际学术会议,你不是学术界的跑来这做什么?民进党是个没有前途的党,除非接受一个中国原则!)」

宴席が終わると中国の学者でさえ武の発言に対し謝罪を表明している[20]

対米関係

編集

2008年より米国のシンクタンク「プロジェクト2049研究所英語版」顧問を務める[21]

蔡英文との関係

編集

蔡英文2010年新北市長選挙出馬に伴う戸籍変更で永和市の美琴の住居を居住地として登録した[22]

また、2011年に訪台した自由民主党安倍晋三菅義偉との面会にも党シンクタンク幹部として美琴が同席し[23][24]、2015年の訪米にも同行したことから公私にわたり信頼関係を築いていることを窺わせている[25]

2024年総統選挙のインタビューでは「今着ている黒いスーツは、蔡英文の古着なんです。彼女は来年総統を退任するので、着なくなった服を整理して私にくれるんです。」と答えた。また、「蔡英文は『いつも緊張しすぎずに休んだりして体に気を付けて。』と心がけてくれて、まさにお母さんのようです。」と語った。「蔡英文が新北市長に立候補した際、彼女はしばらく私の家に住んでいた。私たちはお互いの考えをよく理解している。」とも答え、長年の信頼関係をにじませた[26]

2024年5月20日に行われた中華民国総統就任式典では、退任する蔡英文を涙を拭いながら見送った[27]

政治キャリア

編集

立法委員

編集
 
2008年のチベット支援活動

2002年からは比例区枠で立法委員(在外華僑の僑選枠)に就任[28]大陸委員会諮問委員、自由主義インターナショナル副主席、アジア・リベラル民主評議会秘書長(2004-2005年)も務めた[5]。2005年からは台北選挙区から出馬、党内派閥では新潮流系中国語版に属するようになった[29]

かつて国民党のネガティブキャンペーンとして使われた光ディスク媒体が流布されていた事件(zh:非常光碟)は2007年に形を変えて民進党陣営に波及した。この騒動で標的とされた美琴は[30]、翌2008年の立法委員選挙での台北2区での党内公認候補争いで王世堅に敗れた[31]

2012年の第八回中華民国立法委員選挙では不分区(比例制)名簿7番目で当選[32]。その後も花蓮での活動を継続した。

2015年、翌年の第九回中華民国立法委員選挙では花蓮県選挙区中国語版中国国民党候補王廷升中国語版の三選阻止の刺客となり、当選した[33]

立法院の超党派議連『台美国会議員聯誼会』の発言人(スポークスパーソン)として訪米もしている[29][34]。また、『台日国会議員聯誼会』(台日交流聯誼会の前身)で幹事長として対日議員外交にも積極的だった[35]

専門の外交や安全保障分野だけではなく、花蓮を拠点とするようになってからは、地元の観光業振興にも注力した。一定の条件を満たせば税軽減の措置が得られ、在住外国人によるインバウンド向けガイドを可能とする「発展観光条例」修正法案を提出し、2016年12月に立法院で三読審議を通過させたほか[36]、花蓮と沖縄県を結ぶ日台間のフェリーや航空便の誘致などでも精力的に活動した[37][38]

2020年の第十回中華民国立法委員選挙では「花蓮王」の異名をもつ元花蓮県長傅崐萁中国語版に敗北[39]。去就が注目されていたが、第15代中華民国副総統に当選した頼清徳の訪米に同行[40]、4月より国家安全会議の諮問委員に就任していた[41]

チベット問題

編集
 
立法院でチベット亡命政府/ガンデンポタンの財務相と会談(2013年)

2012年6月、世界各国の立法府が「フレンズ・オブ・チベット」を結成していたことを受けて、美琴も数名の委員とともに立法院内で「立法院圖博之友會」を結成し[42]、抗議の焼身自殺が相次ぐチベットの人権問題への関心と亡命政府首相ロブサン・センゲへの支持を社会に訴えた。

太陽花学運

編集

2014年3月18日に発生したひまわり学生運動太陽花學運)期間中は呉秉叡呉宜臻中国語版ら民進党の政治家とともに海峡両岸サービス貿易協定の早期可決を目指していた国民党への抗議表明として70時間にわたる断食デモを実行した[43][44]

同婚問題

編集

長きにわたり同性婚支持を表明し、2006年には立法委員として初めて同性婚姻法案を提出した[45]。当時は台湾社会でも抵抗が強く、(ねじれ国会で議会多数派だった)国民党の反対により法案通過は叶わなかったが[46]、その後蔡英文政権で合法化が実現している。

自身のブログでも、「婚姻は2個人間の人間関係や1つの儀式というだけではなく、パートナー関係の当事者が社会の中でどう扱われるかという問題にも及ぶ。2人の同性カップルも男女カップルと同等の価値をもち、平等な尊厳や権利、自由を享受できるべきだ。また、社会がもっと(この問題を)オープンに、寛容的に、議論に対して尊重することができると信じているし、台湾の同性パートナーたちの権利が社会的に認められ、受け入れられるようにしましょう。そうすればこの社会はもっと多元的で豊かでカラフルなものになると信じている。」と綴っている[47]

駐米代表

編集
 
AIT代表クリステンセンを迎えて政権閣僚らとともに米国独立記念日を祝福 (前列左から4番目。2020年7月4日、台南市立棒球場にて)
 
総統府での駐米代表就任宣誓式典(2020年7月20日)

2020年6月16日、総統府は新駐米代表に美琴を指名し、7月以降の着任を発表した[48]。翌日米国在台協会美國在台協會、AIT)や[49]、民進党も参加している自由主義インターナショナル(Liberal International)が祝福のメッセージを寄せた[50]。女性としてだけではなく、民国60年代生としても初の駐米誕生となった[8]。なお、中華民国外交部による公式呼称は「大使」である[51]

7月20日、71名が加入した第10期立法委員による超党派議連『台美国会議員聯誼会』結成大会にAIT代表ウィリアム・ブレント・クリステンセン英語版とともに出席し、前期会長としての送別を受けたほか[52]、AITに対し米国連邦議会の台湾旅行法台湾同盟国際保護強化イニシアチブ法中国語版英語版(通称:TAIPEI Act、台北法案)可決に謝意を述べるとともに、1週間以内に予定されている駐米代表着任への抱負を語った[53]

7月24日、ワシントンの駐米代表オフィスに出勤し、正式に着任[54]。中国政府の戦狼外交に対峙する「戦猫外交」を掲げた[55]

2020年9月20日、本人公式アカウントのTwitterでプロフィール欄を「Taiwan Ambassador to the US」(台湾駐米大使)に変更し、物議を醸した[56][注 3]。外交部長の呉釗燮は『正式名称は代表』と公式に表明しているものの、蔡英文は黙認ともとれる意思を示している[58]。立法委員の鄭運鵬は「これまでも正式な国交がない国に派遣した代表が大使と呼ばれることもあったし、米国外交筋がアカウントの表記に表立って反対意見を表明していないことは支持を仄めかしているもの。」としている[59]。後日『戦猫(Cat Warrior)』とも付記しているが[60]、元外交官の劉仕傑中国語版は、中国政府が主にオンライン上で繰り広げる戦狼外交に反撃する手段の一つと分析している[61]。米国ではその後、米連邦議会上院議員スコット・ペリー英語版が駐米代表処やAIT台北事務所をそれぞれ大使館に昇格させる法案制定を主張している[62][63]

2020年11月末、駐米代表処で職員9名が新型コロナに感染したため、陽性者と接触のあった美琴本人も在宅隔離となり業務停止に追い込まれたが[64]、11月30日に関係者全員の陰性を確認、隔離解除後の12月11日より業務を再開した[65]

成長促進作用のあるラクトパミンが含まれる米国産豚肉の輸入解禁が台湾で問題となっていること(zh:臺灣進口美國肉類問題)を受けて、自身も米国の肉料理を食して安全性を訴えた[66]

2021年1月20日(現地時間)、ジョー・バイデンの第46代大統領就任式に正式に招待され、政府代表として出席した。駐米代表が招待されたのは米台断交の1979年以降初めてとなる[注 4][67]米国上院外交委員会も公式Twitterで美琴の投稿を引用し、バイデン政権に対し米台関係のより一層の進展を促す旨の投稿をしている[68]。同年末、バイデンが開催した民主主義サミットでは台湾も招待されたが、バイデン政権は蔡英文や外交部長の出席は中国を刺激することを避けるため蔡英文や外交部長の呉釗燮は出席ぜす[69]、その代役として駐米代表である美琴がIT閣僚の唐鳳とともに出席し、「台湾で民主主義が存続することは国際社会にとっても利益であり、重要」と訴えた[70]

2023年11月20日、 蕭美琴はAPEC会議後に台湾に戻り、吳釗燮外相に辞表を提出した。

ワクチン

編集

米国政府が2021年に2度にわたり合計約400万回分のモデルナ製ワクチン(mRNA-1273)を台湾に寄贈した際[71]、美琴は民主・共和両党の上・下院議員や米国内のシンクタンクなどと協議し、台湾の窮状を伝え支持を取り付けるなど短期間でのミッション達成に奔走した[72]。同時期に日本政府からの台湾へのアストラゼネカ製ワクチン輸送で駐日代表として交渉を担った謝長廷[73]、自身が携わった経験を元に、美琴の苦労を思いやった[74]

副総統

編集

2023年初めに頼清徳副総統が民進党から2024年総統選挙への総統立候補者に指名されて以来、蕭美琴は豊富な外交経験と幅広い人脈から副総統の人気候補とみなされてきた[75]。 同年11月、民進党高官が「蕭美琴氏は2023年に米国で開催されるAPEC首脳会議に出席した後台湾に戻り、民進党によって正式に副総統候補に指名されるだろう」と述べたとメディアが報じた[76][77]11月20日、蕭美琴は副総統立候補者として正式に指名された[78]

2024年1月13日に行われた2024年中華民国総統選挙頼清徳が当選したことに伴い、副総統への就任が決まった。

争議

編集

二重国籍

編集

米国籍を保有したまま総統府顧問に就任していたことは、各界で疑問が呈されたが[79][80][81]、職務上渡米の機会も多く、AITも「(中華民国旅券とは別の)華僑用パスポート所有者が米国籍を放棄した場合、台湾で無国籍扱いとなり(渡米時のビザ発給などで)現実的ではない」と声明を発していた[82]。その後、2001年末に立法委員の候補者となった際に米国籍を放棄した[83][84][8]

死刑犯赦免法案連署

編集

2014年、民進党立法委員尤美女中国語版が提出した死刑犯赦免法案に他の議員とともに蕭美琴も共同で連署していた[85]。(2016年に民進党が与党となってからも死刑廃止には反対意見が多数で[86]、死刑廃止派の蔡英文政権発足以降も死刑執行は続いている[87]。)

立法院での英語質疑

編集

2012年12月26日、駐米台北経済文化代表処代表の金溥聰中国語版に対する初回の立法院質疑では、美琴は英語での質疑応答を行った。ただし、金は中国語での答弁に徹したため、一問一答は中国語と英語で交わされることになった[88]。世論は賛否両論で割れることになった。映画監督の馮光遠は美琴が金の中卒レベルの英語力で駐米代表として不適格だということが露呈したと支持を表明。逆に美琴が金を辱めるために故意にそうした行為に及んだと批判する者たちや[89]、「公用語でもない英語がなぜ台湾語よりも優先されるのか」と抗議する市民もいた[90]

評価

編集

2011年、米国在台協会は民進党幹部が翌年の国政選挙で与党返り咲きを狙う党における両岸関係および外交戦略のキーマンとして認識していることを示した[91]

2021年、米経済誌ブルームバーグ ビジネスウィークは、バイデン政権発足直後に「今年最も注目すべき人物8名」の1人として美琴を挙げた[92][93]

エピソード

編集

政界入り後の取材では、自身のアイドルは統一ライオンズのスター選手だった黄甘霖中国語版と答えている[94]

大の猫好きで知られている[5]。2012年8月、花蓮県秀林郷での台風9号(アジア名:サオラー、zh)の被災地視察時に台鉄和平駅付近のぬかるんだ路上で一匹のトラネコを拾い自宅で保護した。翌日党主席の蔡英文との電話中に蔡が引き取ることになり、その後蔡想想(英語名:クッキー)と命名され、蔡の飼い猫となっている[95]。自身も駐米代表着任に伴い飼い猫4匹を米国に同伴した[96]

花蓮で当選した直後の街頭では支持者がマジンガーZ主題曲の替え歌を合唱していた[97]

また、美琴という名前のために『後山電磁砲』の異名で呼ばれるようになった。同名のキャラクター御坂美琴(「とある魔術の禁書目録」およびその外伝「とある科学の超電磁砲」の登場人物)に由来し、後山は花蓮・台東地方を指す隠語[98]。この設定は風刺漫画で知られる韋宗成の作品覇海皇英中国語版でも受け継がれている[99][100]

2015年、邱議瑩(1971年生、当時当選3回)、鄭麗君(1969年生、当時当選1回)と美琴(当選3回)を合わせた40代前半の民進党女性議員トリオは女性3人組アイドルユニットになぞらえて「立法院のS.H.E」と呼ばれていた[101][102]

選挙記録

編集
年度 選挙 選挙区 所属政党 得票数 得票率 当選 注釈
2001 第5回立法委員選挙 僑居国外国民   民主進歩党 3,437,692 33.29%  
2004 第6回立法委員選挙 台北市第一選挙区 44,648 7.33%
2010 第7回立法委員補欠選挙 花蓮県選挙区 33,249 40.80%
2012 第8回立法委員選挙 全国不分区及び僑居国外国民 4,556,424 34.62%  
2016 第9回立法委員選挙 花蓮県選挙区 63,231 53.77%
2020 第10回立法委員選挙 56,485 40.53%
2024 第16期総統・副総統選挙 5,586,019 40.05%  

2004年立法委員選挙

編集

台北市で立候補し、定数10を22人の候補者が争った選挙では7番目の得票数で当選[103]

2010年立法委員補欠選挙

編集

現職立法委員だった傅崐萁中国語版花蓮県長転身に伴い実施された補欠選挙。花蓮では従来の国民党と民進党の支持層比率は7対3とされ、圧倒的に国民党有利だったが、美琴は敗れはしたものの得票率40%超を記録した[104]。これ以降美琴は花蓮に事務所を構えて本格的に票の掘り起こしを図ることになった。

 
得票分布(緑が蕭美琴優勢)

2016年立法委員選挙

編集

2016年第九回中華民国立法委員選挙では、国民党の鉄票区といわれた保守王国の花蓮で53.77%の得票率で当選、民進党候補で当該選挙区の歴代最高かつ、初の過半数獲得候補者となった[105]。勝利宣言では、「私たちは、一生懸命働く限り、真剣である限り、そして粘り強く続ける限り、覆せない場所はない、過去に(国民党の)鉄票区と呼ばれても、崩せない場所はないと、この結果で証明しました。人々の力は一滴一滴の水のようなものであり、太魯閣の水が、美しい渓谷を切り裂くこともできるということを、私たちは信じるほかありません。」と述べた。

主な著作

編集
書籍
  • 2004年:『一個人也可以』 - 発行:方智出版、ISBN 9576799309
寄稿
  • 2003年:李文忠; 何敏豪; 林濁水; 段宜康; 陳忠信; 湯火聖; 蕭美琴. “『台灣兵力規模研究報告 民進黨國防政策白皮書』”. 全球防衛雜誌 (全球防衛雜誌社有限公司) (第225期): 頁98-105. ISSN 1010-3228. http://www.diic.com.tw/download/221_230.pdf. 
  • 2009年:『A DPP Perspective on Domestic and Cross-Strait Challenges for Taiwan』doi:10.1080/10803920802711504
  • 2010年:『Perspectives on Current Cross-Strait Relations』doi:10.1080/10803920301106

出演作品

編集

脚注

編集

註釈

編集
  1. ^ 姓のローマ字表記は国語ウェード式で、名は台湾語白話字
  2. ^ 清芬は2021年11月26日に米国で死去している[4]
  3. ^ ただし、『Personal account』と付記している[57]
  4. ^ 就任式主催者は大統領就任合同委員会英語版

出典

編集
  1. ^ 第10屆立法委員選舉選舉公報”. 花蓮縣選舉委員會. 中選會. 2020年5月10日閲覧。
  2. ^ “2020立委.花蓮縣”. 自由時報. https://election.ltn.com.tw/2020/legislator/candidates/Hualien/397 2020年1月23日閲覧。 
  3. ^ “台湾の駐米代表に蕭美琴氏 神戸生まれの台米ハーフ”. フォーカス台湾. (2020年6月16日). http://japan.cna.com.tw/news/apol/202006160012.aspx 
  4. ^ “父親蕭清芬在美辭世 蕭美琴悼念:以他的方式走台灣主體的路”. 自由時報. (2021年12月8日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/3761759 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v “蕭美琴(女)”. 中国網. (2005年11月4日). オリジナルの2009年6月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090616072535/http://big5.china.com.cn/zhuanti2005/txt/2005-11/04/content_5916471.htm 
  6. ^ 1433. Ching-Fen Hsiao 蕭清芬”. 台美史料中心 TaiwaneseAmericanHistory.org. 2020年5月21日閲覧。
  7. ^ “Peggy Colley 邱碧玉”. 台美史料中心 TaiwaneseAmericanHistory.org. (2018年10月7日). http://taiwaneseamericanhistory.org/blog/whoswho2161/ 
  8. ^ a b c 顏振凱 (2020年6月17日). “更正港「辣台妹」!讓「母親祖國」美國挺「父親祖國」台灣 蕭美琴終揹著使命:讓台灣真正成為「國」”. 風傳媒. オリジナルの2020年6月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200617130758/https://www.storm.mg/article/2772158 
  9. ^ “蕭美琴落選網友喊「遺珠」 下一步鎖定「外交」?”. 三立新聞網. (2020年1月17日). https://www.youtube.com/watch?v=mvgHMEkVUtw 
  10. ^ (英語)“Hsiao Bi-khim appointed Taiwan's representative to U.S.”. 中央通訊社. (2020年6月16日). オリジナルの2020年6月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200616220513/https://focustaiwan.tw/politics/202006160029 
  11. ^ 台灣母語新時代:立法委員蕭美琴談台灣母語”. 台灣母語聯盟. Youtube (2016年3月3日). 2020年5月31日閲覧。
  12. ^ “台灣首位女性駐美代表 蕭美琴「英文名」超台味”. 民視. (2020年6月20日). オリジナルの2020年7月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200722214731/https://www.ftvnews.com.tw/news/detail/2020620P12M1 
  13. ^ “總統杯全國女子棒球賽 明起七隊娘子軍爭冠”. 大紀元. (2005年12月23日). https://www.epochtimes.com/b5/5/12/23/n1164617.htm 
  14. ^ “2016 總統立委選舉專題 2號 蕭美琴”. 自由時報. http://election.ltn.com.tw/2016/legislator/candidate/799/174 
  15. ^ “撐香港「雨傘革命」 民進黨打算送「簽名傘」致意”. ETtoday新聞雲. (2014年10月1日). https://www.ettoday.net/news/20141001/408176.htm 
  16. ^ “「香港民主已沒希望了」 前立法會議員沉痛警告台灣”. 自由時報. (2019年6月13日). https://news.ltn.com.tw/news/world/breakingnews/2820616 
  17. ^ “中國官員武嚇 蕭美琴直譯揭醜態”. 自由時報. (2009年6月13日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/paper/310911 
  18. ^ “中國官員言語恐嚇,蕭美琴當場翻譯給國際人士聽”. 三立新聞網 (Youtube). (2009年6月12日). https://www.youtube.com/watch?v=2lL_86cOgIs 
  19. ^ “臺前立委訪日 中共官員又武嚇”. 新唐人電視台. (2009年6月13日). https://www.ntdtv.com/b5/2009/06/13/a304393.html 
  20. ^ 蕭美琴 (2009年5月31日). “外交休兵?”. 蕭美琴部落格. 2009年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月19日閲覧。
  21. ^ “第一位女性!520後駐美代表 「她」成熱門人選”. 中国時報. (2020年4月29日). https://www.chinatimes.com/realtimenews/20200429001807-260407?chdtv 
  22. ^ “蔡英文遷永和 住蕭美琴家”. 中国時報. (2010年5月28日). https://www.chinatimes.com/newspapers/20100528000323-260102?chdtv 
  23. ^ “蔡英文與日本前首相安倍晉三會談”. 中央通訊社 (Taiwan News). (2011年9月6日). https://www.taiwannews.com.tw/ch/news/1699227 
  24. ^ “蔡英文與日本前首相安倍晉三會談”. 獨立媒體 twimitv (Youtube). (2011年9月6日). https://www.youtube.com/watch?v=boegnMJwcpo 
  25. ^ “蔡英文確定訪美行程 華府演說是焦點”. BBC. (2015年5月12日). https://www.bbc.com/zhongwen/trad/china/2015/05/150512_taiwan_dpp_tsai_ing-wen_us 
  26. ^ 中央通訊社 (2023年12月5日). “蕭美琴穿蔡英文二手衣 談美德配不會功高震主 | 政治” (中国語). 中央社 CNA. 2024年10月9日閲覧。
  27. ^ 自由時報電子報 (2024年5月20日). “蔡英文卸任離去前叮囑賴蕭這句話 蕭美琴忍不住拭淚 - 政治 - 自由時報電子報” (中国語). news.ltn.com.tw. 2024年5月20日閲覧。
  28. ^ “阿扁英文祕書換成胡兌昀 P.26”. 今周刊. (2001年9月6日). https://www.businesstoday.com.tw/article-content-80392-142470-%E9%98%BF%E6%89%81%E8%8B%B1%E6%96%87%E7%A5%95%E6%9B%B8%E6%8F%9B%E6%88%90%E8%83%A1%E5%85%8C%E6%98%80%20P.26 
  29. ^ a b 蕭美琴的故事”. 台美史料中心 (2016年1月16日). 2020年5月20日閲覧。
  30. ^ “非常光碟再現! 點名蕭美琴、沈富雄”. TVBS. (2007年4月24日). https://news.tvbs.com.tw/fun/327002 
  31. ^ “初選落馬 蕭美琴:上了一課”. 自由時報. (2007年5月18日). https://news.ltn.com.tw/news/focus/paper/130982 
  32. ^ “立委選舉》不分區名單出爐 泛藍18席、泛綠16席”. 自由時報. (2012年1月14日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/592945 
  33. ^ “2016立委-翻轉選情 蕭美琴成功搶下花蓮立委”. 民視 (Youtube). (2016年1月16日). https://www.youtube.com/watch?v=UHwGs5RjUFI 
  34. ^ “台灣關係法40週年 蕭美琴等立委2月訪華府”. 台湾国際放送. (2019年1月13日). https://www.rti.org.tw/news/view/id/2008147 
  35. ^ “蘇嘉全・立法院長を会長とする立法院台日交流聯誼会が発足”. 台北駐日経済文化代表処. (2016年5月9日). https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/31254.html 
  36. ^ “外籍生可擔任外語導覽 今三讀通過”. 民報 People News. (2016年12月23日). https://www.peoplenews.tw/news/e19c4a01-a1f9-4f9d-b0c7-b410e274b51e 
  37. ^ “「ナッチャン・レラ」初入港 石垣-台湾・花蓮に高速フェリー就航”. 沖縄タイムス. (2016年5月15日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/30819 
  38. ^ “華信航空、台北発着花蓮経由の沖縄便を検討”. NNA ASIA. (2019年1月28日). https://www.nna.jp/news/show/1862321 
  39. ^ “「花蓮王」傅崐萁力退蕭美琴 宜蘭台東綠搶勝”. 台視 (Youtube). (2020年1月11日). https://www.youtube.com/watch?v=T9lJpgr6IpQ 
  40. ^ “賴清德赴美出席華府活動 將拜會智庫、僑界”. 風傳媒. (2020年2月3日). https://www.storm.mg/article/2247960 
  41. ^ “強化因應國際事務 蕭美琴接任國安會諮詢委員”. 中央通訊社. (2020年3月1日). https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202003315009.aspx 
  42. ^ “台灣立委籲持續關注西藏人權與自由”. 大紀元. (2012年6月30日). https://www.epochtimes.com/b5/12/6/30/n3624365.htm 
  43. ^ “要絕食、釋憲 民進黨出招反服貿”. 台灣醒報. (2014年3月18日). https://anntw.com/articles/20140318-4u0m 
  44. ^ “民進黨四縣市長 北上聲援反服貿”. 中央通訊社 (Taiwan News). (2014年3月21日). https://www.taiwannews.com.tw/ch/news/2440996 
  45. ^ “台湾、アジアで初めて同性婚合法化へ”. Taiwan Today. (2017年5月25日). https://jp.taiwantoday.tw/news.php?post=115836&unit=148 
  46. ^ “13年前曾提同婚法遭退 蕭美琴:從政為理念,心可以踏實”. 自由時報. (2019年5月18日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/2794668 
  47. ^ 蕭美琴 (2013年11月28日). “捍衛公民權益!支持婚姻平權!”. 立法委員蕭美琴網路服務處. 2020年6月20日閲覧。
  48. ^ “AIT祝賀蕭美琴出任駐美代表”. 大紀元. (AIT祝賀蕭美琴出任駐美代表). https://www.epochtimes.com/b5/20/6/17/n12191692.htm 
  49. ^ (英語)“AIT Congratulates Hsiao Bi-khim on Her Appointment as Taiwan’s Representative to the United States”. AMERICAN INSTITUTE IN TAIWAN. (2020年6月17日). https://www.ait.org.tw/ait-congratulates-hsiao-on-appoint-taiwan-rep-to-us/ 
  50. ^ (英語)Congratulations to former LI Vice President & @DPPonline legislator @bikhim on becoming the next Ambassador of #Taiwan to US”. Liberal International. Twitter (2020年6月17日). 2020年6月19日閲覧。
  51. ^ 駐美國台北經濟文化代表處簡介” (中国語). 駐美國台北經濟文化代表處 Taipei Economic and Cultural Representative Office in the United States (2022年4月20日). 2022年9月2日閲覧。
  52. ^ “出席台美國會聯誼會 蕭美琴:對美關係只許成功”. 自由時報. (2020年7月20日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/3233844 
  53. ^ “蕭美琴自詡戰貓 駐美只許成功”. 中国時報. (2020年7月21日). https://www.chinatimes.com/newspapers/20200721000445-260102?chdtv 
  54. ^ “駐美代表蕭美琴履新 臉書發文「上工囉!」”. 台灣蘋果日報. (2020年7月25日). https://tw.appledaily.com/politics/20200725/V5VPNCK4WQELUKA6UU6LBED2NY/ 
  55. ^ “「台灣戰貓」對上「中國戰狼」!駐美代表蕭美琴:台灣早已面對戰狼數十年”. 風傳媒. (2020年8月4日). https://www.storm.mg/article/2912322 
  56. ^ 聯合新聞網 (20200920T130104Z). “影/蕭美琴推特稱「台駐美大使」蔡英文:她會保持最好狀態 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年9月22日閲覧。
  57. ^ Bi-khim Hsiao 蕭美琴 Twitter”. Twitter. 2020年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月6日閲覧。
  58. ^ “蕭美琴改稱大使 台美有可能建交? 專家分析小英出手了......”. 新頭殼 newtalk. (2020年9月24日). https://newtalk.tw/news/view/2020-09-24/470168 
  59. ^ “蕭美琴自稱「駐美大使」 鄭運鵬:美國沒表態反對就是支持”. 中国時報. (2020年9月21日). https://www.chinatimes.com/realtimenews/20200921003353-260407?chdtv 
  60. ^ Bi-khim Hsiao 蕭美琴 Twitter”. Twitter. 2020年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月15日閲覧。
  61. ^ “蕭美琴自介「駐美大使」 前外交官列3點狂讚「戰貓外交」”. 自由時報. (2020年9月23日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/3300115 
  62. ^ “台湾の代表処を「大使館」に 米議員が法制定検討を議会に呼び掛け”. フォーカス台湾. (2012年12月11日). https://japan.cna.com.tw/news/apol/202012110008.aspx 
  63. ^ “美眾議員籲AIT、台駐美代表處升格使館”. 中国時報. (2012年12月12日). https://www.chinatimes.com/newspapers/20201212000464-260108?chdtv 
  64. ^ “駐米代表処でコロナ感染 計11人に 駐米代表は陰性/台湾”. フォーカス台湾. (2011年11月26日). https://japan.cna.com.tw/news/apol/202011260004.aspx 
  65. ^ “駐美代表處「全員陰性」11日復工 蕭美琴:謝謝大家關心”. ETToday新聞雲. (2020年12月11日). https://www.ettoday.net/news/20201211/1874187.htm 
  66. ^ “和上億美國人一樣會吃美豬美牛 蕭美琴:未產生健康問題”. 自由時報. (2020年12月12日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/3379140 
  67. ^ “台湾代表、米大統領就任式に出席 正式招待は79年断交後初”. AFP BB. (2021年1月21日). https://www.afpbb.com/articles/-/3327563 
  68. ^ U.S. Senate Foreign Relations Committee (2020年1月21日). “I was gratified to see #Taiwan represented at the inauguration for the first time since 1979 today.”. Twitter. 2021年1月21日閲覧。
  69. ^ “民主主義サミットにオードリー・タン氏 対中考慮で「絶妙な人選」”. 朝日新聞. (2021年12月10日). オリジナルの2021年12月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211210030804/https://www.asahi.com/articles/ASPD974PKPD8UHBI025.html 
  70. ^ “民主主義サミットの台湾代表「台湾の民主主義存続は利益」”. NHK. (2021年12月9日). オリジナルの2021年12月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211208235209/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211209/k10013380761000.html 
  71. ^ “真朋友!美累計贈我400萬劑莫德納/AIT:展現對台承諾”. 自由時報. (2021年11月1日). https://news.ltn.com.tw/news/life/paper/1481914 
  72. ^ “扛疫苗重責 蕭美琴多管道奔走奏效”. 自由時報. (2021年6月7日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/paper/1453290 
  73. ^ “日本のワクチン提供「10日間の静かな作戦」 台湾の安全保障高官が明かす”. 中央社 フォーカス台湾. (2021年6月4日). オリジナルの2021年6月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210604092523/https://japan.cna.com.tw/news/apol/202106040008.aspx 
  74. ^ “「団結しさえすれば、台湾に解決できない困難はない」駐日代表が呼び掛け”. 中央社 フォーカス台湾. (2021年6月21日). オリジナルの2021年6月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210621171804/https://japan.cna.com.tw/news/apol/202106210002.aspx 
  75. ^ 彭耀祖、韓瑩 (2023年2月7日). “與賴清德角逐2024正副總統?蕭美琴:返台為公務不評論政治” (中国語). 公視. https://news.pts.org.tw/article/621738 
  76. ^ “Taiwan presidential frontrunner taps high profile US envoy as running mate-sources”. 路透社. (2023年11月16日). https://www.reuters.com/world/asia-pacific/taiwan-presidential-frontrunner-taps-high-profile-us-envoy-running-mate-sources-2023-11-16/ 
  77. ^ “賴清德20日公布副手蕭美琴 21日中選會登記” (中国語). 中央社. (2023年11月19日). https://www.cna.com.tw/news/aipl/202311190089.aspx 
  78. ^ “Taiwan's former US envoy, well-known in US, vilified by China, named VP candidate”. 路透社. (2023年11月20日). https://www.reuters.com/world/asia-pacific/taiwans-former-us-envoy-named-presidential-frontrunners-running-mate-2023-11-20/ 
  79. ^ "外交及僑務委員會會議". 委員會紀錄 (PDF). 立法院公報 (Report) (第九十卷 ed.). 立法院. 13 January 2001. p. 357.
  80. ^ “總統府不可曲解法令、違法用人”. 財團法人國家政策研究基金會. (2007年1月17日). https://www.npf.org.tw/1/123 
  81. ^ “蕭美琴護照說 外交部有異議”. CTS 華視. (2000年11月30日). https://news.cts.com.tw/cts/general/200011/200011300052269.html 
  82. ^ “蕭美琴書面聲明說明國籍立場”. CTS 華視. (2000年11月30日). https://news.cts.com.tw/cts/general/200011/200011300052290.html 
  83. ^ “蕭美琴:參選僑選立委 著力外交”. 自由時報. (2001年1月14日). http://old.ltn.com.tw/2001/new/jan/14/today-p8.htm 
  84. ^ “Hsiao Bi-khim to run for legislature”. Taipei Times. (2001年1月14日). http://www.taipeitimes.com/News/local/archives/2001/01/14/69710 
  85. ^ 立法院第 8 屆第 5 會期第 6 次會議議案關係文書”. 立法院 (2014年4月16日). 2020年6月20日閲覧。
  86. ^ “台湾、9割弱の市民が「死刑廃止反対」 治安悪化危惧する声根強く”. フォーカス台湾. (2016年4月22日). http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201604220001.aspx 
  87. ^ “両親ら6人殺害で死刑執行 蔡政権下で2人目/台湾”. フォーカス台湾. (2020年4月20日). http://japan.cna.com.tw/news/apol/202004020005.aspx 
  88. ^ “蕭美琴英文質詢金 泛藍去電嗆”. 民視 (Youtube). (2012年12月27日). https://www.youtube.com/watch?v=0yr0Pzf7An4 
  89. ^ “【甩口譯哥8條街】吳釗燮昔日轟金溥聰不適任 今卻成自打嘴巴”. 上報 Upmedia. (2019年1月15日). https://www.upmedia.mg/news_info.php?SerialNo=55955 
  90. ^ “英語質詢金溥聰 蕭美琴辦公室狂接民眾電話”. ETtoday新聞雲. (2012年12月27日). https://www.ettoday.net/news/20121227/146012.htm 
  91. ^ “蕭美琴 起草執政藍圖”. 天下雑誌. (2011年4月28日). https://www.cw.com.tw/article/5012331 
  92. ^ “蕭美琴入選2021年風雲人物 彭博:扮演台美關鍵角色”. 自由時報. (2021年1月22日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/3418793 
  93. ^ Lisa Murkowski (2021年1月22日). “Eight of the Most Important People to Watch in 2021”. Bloomberg Businessweek. https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-01-21/eight-of-the-most-important-people-to-watch-in-2021 
  94. ^ “蕭美琴迷上職棒球員 成「甘蔗」迷”. TVBS. (2003年9月24日). https://news.tvbs.com.tw/other/400304 
  95. ^ “從部落進官邸 第一寵物「想想」命運「吉旺」”. 自由時報. (2016年1月20日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/1578797 
  96. ^ 中央社 (2020年7月23日). “蕭美琴駐米代表、4匹の愛猫と渡米”. Taiwan Today. Facebook. 2020年7月25日閲覧。
  97. ^ “蕭美琴對戰王廷升 支持者高唱「無敵鐵金剛」”. 台灣蘋果日報. (2016年1月15日). https://tw.news.appledaily.com/politics/realtime/20160115/776045/ 
  98. ^ “日本自由行》讓日本網友崩潰的3D小英、霧島英文及後山電磁砲”. 自由時報. (2016年1月22日). https://talk.ltn.com.tw/article/breakingnews/1581296 
  99. ^ “桌遊、畫筆戲謔政治──伍博暘、韋宗成”. 中央通訊社. (2019年1月5日). https://www.cna.com.tw/culture/article/20190105w005 
  100. ^ 霸海皇英宣傳頁”. 創意漫畫大亂鬥. 2020年5月15日閲覧。
  101. ^ “女性參政軟實力 你不知道的台灣政治女神”. 香港01. (2016年1月13日). https://www.hk01.com/%E4%B8%AD%E5%9C%8B/966/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%8F%83%E6%94%BF%E8%BB%9F%E5%AF%A6%E5%8A%9B-%E4%BD%A0%E4%B8%8D%E7%9F%A5%E9%81%93%E7%9A%84%E5%8F%B0%E7%81%A3%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%A5%B3%E7%A5%9E 
  102. ^ “3美女立委俏皮合照 網友封「立院S.H.E」”. 三立新聞網 (Youtube). (2015年6月23日). https://www.youtube.com/watch?v=Uk0iU2QjQRA 
  103. ^ 2004 第06屆立法委員選舉 候選人明細 臺北市”. 中選會 選舉資料庫網站. 2022年3月2日閲覧。
  104. ^ “蕭美琴得票破4成 藍消綠長明顯”. 自由時報. (2010年2月28日). https://news.ltn.com.tw/news/local/paper/376080 
  105. ^ “國會看民視 每日一立委”. オリジナルの2017年8月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170822211714/https://www.ftv.com.tw/congress/NewsList.aspx?ID=2 2020年6月7日閲覧。 
  106. ^ 哲人王~李登輝対話篇~”. アットエス. 静岡新聞. 2020年5月31日閲覧。

外部リンク

編集
公式
公式(閉鎖)
その他
公職
先代
林成蔚
  国家安全会議諮詢委員
2020年4月1日 - 2020年6月
次代
陳明祺
外交職
先代
高碩泰中国語版
  駐米代表  
2020年7月 -
現職