荒川 (福島県)

福島県福島市を流れる河川

荒川(あらかわ)は、福島県福島市を流れる阿武隈川水系一級河川である。

荒川
荒川 2009年2月1日撮影
福島盆地を流れ下る荒川(画像右下)
水系 一級水系 阿武隈川
種別 一級河川
延長 29.7 km
平均流量 -- m3/s
流域面積 185.4 km2
水源 東吾妻山
水源の標高 1,974.7 m
河口・合流先 阿武隈川(福島市)
流域 日本の旗 日本 福島県福島市二本松市
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地理

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荒川と阿武隈川合流部付近

吾妻連峰高山の西に位置する鳥子平に源を発する。一切経山東吾妻山鉄山といった福島盆地西側の山々を水源とする支流を合わせ、福島市御倉町で阿武隈川に合流する。

福島市中心部の住民にとって最も身近な存在の川であり、流域には水林自然林(荒井)、荒川桜づつみ河川公園(八木田、仁井田)、荒川運動公園(須川町、矢剣町、清明町等)と、憩いのスペースが多くあり、秋季には芋煮会で賑わう。

現在の須川合流点から阿武隈川合流点までの区間について、左岸に住む者が、須川と呼称することがよくある。これは以前この区間は須川単独の流路であり、荒川は別の流路であった為である。現在でも左岸に須川町という町名が存在する。

治水

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名の通り、昔から暴れ川として有名であった。度々洪水を起こし、流路の変更を繰り返した。現在の分流である大森川の流路が以前の本川である。特に土湯温泉町周辺は急峻な谷を流れるため土石流の被害も多く、1900年明治33年)に福島県が山腹工事を実施、1936年昭和11年)に国直轄施工区域になり、荒川第一砂防堰堤工事が行われた。しかしその後も河川氾濫は続き(8.5水害では市内中心部が水没した)、2004年平成16年)に大改修が行われ、荒川本川に13基、支川の東鴉川に13基、塩の川に5基、その他あわせ計30基の砂防堰堤、床固堰堤が作られた。現在は荒川遊砂地が作られている。

以下の歴史的河川施設が荒川流域治水・砂防事業として2007年度土木学会選奨土木遺産を受賞した。

  • 砂防堰堤群
  • 地蔵原堰堤
  • 川上第一堰堤
  • 床固工群
  • 水防林・霞堤

2008年(平成20年)には、荒川第一堰堤他14基が、「国土の歴史的景観に寄与している」治山治水施設として国の登録有形文化財に登録された。

水質

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国土交通省河川ランキング(BOD値による河川平均水質)において、2007年(平成19年)に北海道尻別川等の6つの河川と共に日本一と評価された。また2010年から2021年にかけて12年連続で第一位の水質を誇り、10年以上連続しての選出は、本州では唯一、全国でも2河川のみ(荒川:福島県、川辺川熊本県)である[1]2008年(平成20年)には環境省による平成の名水百選に選定された。

支流

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  • 西鴉川
  • 東鴉川
  • 産ヶ沢
  • 塩ノ川
  • 須川
    • 不動沢
    • 天戸川
      • 徳沢
      • 水沢
    • 白津川
    • 鍛冶屋川

橋梁

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下流より記載

東鴉川

ギャラリー

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周辺施設

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脚注

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  1. ^ 福島市. “荒川が12年連続で水質日本一に選ばれました”. 福島市. 2023年6月4日閲覧。

関連項目

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