茨城県道49号江戸崎新利根線

茨城県の道路

茨城県道49号江戸崎新利根線(いばらきけんどう49ごう えどざきしんとねせん)は、茨城県稲敷市市内を通る県道主要地方道)である。

主要地方道
茨城県道49号標識
茨城県道49号 江戸崎新利根線
主要地方道 江戸崎新利根線
総延長 11.713 km
実延長 11.667 km
制定年 1993年4月1日
起点 茨城県稲敷市北緯35度59分45.9秒 東経140度19分42.9秒 / 北緯35.996083度 東経140.328583度 / 35.996083; 140.328583 (県道49号起点)
終点 茨城県稲敷市【北緯35度54分30.4秒 東経140度17分9.4秒 / 北緯35.908444度 東経140.285944度 / 35.908444; 140.285944 (県道49号終点)
接続する
主な道路
記法
国道125号
首都圏中央連絡自動車道
国道408号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
茨城県道49号江戸崎新利根線
稲敷市松山(2014年2月)

概要

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茨城県稲敷市佐倉の国道125号(姥神交差点)から分岐して南下し、稲敷市角崎の角崎交差点(茨城県道5号竜ヶ崎潮来線)に接続する約11kmの主要地方道である。国道408号松山交差点から終点の角崎交差点までの1.6 km区間は国道408号と重複し、単独区間はそれ以北となる。当県道は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)稲敷インターチェンジ (IC) へ接続するバイパス道路の一部区間が整備されている。路線名称の「江戸崎」「新利根」は、平成の大合併で誕生した稲敷市の旧自治体名である江戸崎町新利根町が由来で、稲敷市となった現在においても路線名は変更されることなく踏襲されている。

路線データ

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歴史

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1993年平成5年)4月1日、前身にあたる主要地方道成田江戸崎線は、千葉県内の区間が国道408号と重複するため廃止され[3]、同日、起点を茨城県内の稲敷郡江戸崎町、終点を稲敷郡新利根村とする区間を新たな主要地方道として江戸崎新利根線(整理番号66)が認定された。1995年(平成7年)、整理番号49に変更され現在に至る。

年表

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  • 1993年平成5年)4月1日
    • 県道江戸崎新利根線(整理番号66)が、路線認定される[4]
    • 道路の区域は、稲敷郡江戸崎町大字佐倉から稲敷郡新利根村大字角崎までの区間 (11.42 km) に決定する[1]
    • 同時に、成田江戸崎線(整理番号32)が廃止される[3]
  • 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、県道江戸崎新利根線が江戸崎新利根線として主要地方道に指定される[5]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号66から現在の番号(整理番号49)に変更[6]
  • 1995年(平成7年)9月11日:江戸崎町大字佐倉 - 大字江戸崎字戸張甲(主要地方道土浦江戸崎線交点)の旧道 (2.2715 km) が指定解除により町道に降格する[7]
  • 2000年(平成12年)4月1日:江戸崎町大字板倉 - 江戸崎町大字松山の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[8]
  • 2003年(平成15年)8月19日:江戸崎町大字佐倉 - 大字羽賀の稲敷ICに接続するバイパス区間を延伸(時崎十字路 - 羽賀丁字路:902m)する道路区域が決定する[9]
  • 2008年(平成20年)4月1日:稲敷市佐倉 - 同市江戸崎、稲敷市江戸崎 - 同市松山の各区間を、通行する車両の高さの最高限度4.1mの道路に指定[10]
  • 2009年(平成21年)3月9日:稲敷市大字江戸崎字戸張町甲(一般県道江戸崎下総線) - 同市大字江戸崎字道城沖乙(現道交点)の旧道区間 (921m) が県道指定を解かれ、市道に降格[11]
  • 2009年(平成21年)3月21日:首都圏中央連絡自動車道稲敷IC開通に合わせ、稲敷市羽賀(羽賀丁字路) - 同市沼田(稲敷IC入口)までバイパスの一部 (1.8 km) が開通する[12][13]
  • 2014年(平成26年)4月1日:稲敷市沼田 - 同市羽賀のバイパス区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1mの道路に指定される[14]
  • 2016年(平成28年)3月16日:稲敷市江戸崎(県道稲敷阿見線交点) - 同市沼田(稲敷IC入口)のバイパスの一部 (1.1 km) が開通[15]

路線状況

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全線舗装・片側1車線である。また、江戸崎中心部以外は信号も少ない。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)稲敷ICへ接続するバイパス道路も整備されており、稲敷ICから成田方面への交通アクセス道路として供用されている。

道路法の規定に基づき、稲敷市佐倉(姥神交差点) - 同市松山(松山交差点)および、稲敷市沼田(稲敷IC) - 同市羽賀(羽賀丁字路交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[16]

バイパス

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  • 江戸崎バイパス

昭和50年に開通した、佐倉〜城下橋までの旧江戸崎市街地を西側にバイパスするルート。

  • 江戸崎新利根線バイパス

稲敷市江戸崎市街を迂回し圏央道稲敷ICにアクセスする道路として平成4年度より整備事業中の計画延長5.4 km、幅員18 m(車道部6.5 m)のバイパス[13]。江戸崎新利根線現道とは、稲敷市佐倉から分岐して稲敷市芳賀(芳賀丁字路)で合流する計画である。2009年に、首都圏中央連絡自動車道稲敷IC開通に合わせて、稲敷ICから芳賀丁字路までの区間(延長1.8 km)が部分開通し[13]、2016年3月現在、その延長にあたる江戸崎地内の県道稲敷阿見線交点から稲敷ICまでの1.1 km区間が部分開通した[15]。前述の江戸崎バイパスをさらにバイパスする経路を取る。

重複区間

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  • 国道408号(茨城県稲敷市松山・松山交差点 - 茨城県稲敷市角崎・終点、約1.6 km)

道路施設

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  • 現道
    • 城下橋(沼里川、稲敷市江戸崎)
    • 羽賀橋(承水路、稲敷市松山)
    • 松山橋(承水路、稲敷市松山)
  • バイパス
    • 沼田跨道橋(首都圏中央連絡自動車道、稲敷市沼田)
    • 沼里橋(沼里川、稲敷市時崎 - 小芳賀)
    • 羽賀跨道橋(稲敷市江戸崎みらい)

交通量

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  • 稲敷市羽賀 - 佐倉:9,930台/日(平成22年度調査)[13]

地理

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通過する自治体

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交差する主な道路

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沿線にある施設など

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  • ザ・インペリアルカントリークラブ(稲敷市佐倉)
  • 江戸崎カントリー倶楽部(稲敷市芳賀)

脚注

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注釈

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  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。

出典

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  1. ^ a b c 道路の区域の決定(平成5年4月1日 茨城県告示第432号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第47号: pp. pp. 17-18, (1993年4月1日) 
  2. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 6
  3. ^ a b 県道の路線の廃止(平成5年4月1日 茨城県告示第432号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第47号: pp. pp. 20-21, (1993年4月1日) 
  4. ^ 県道の路線の認定(平成5年4月1日 茨城県告示第436号) (PDF) ,茨城県報 号外第47号(1993年(平成5年)4月1日)より
  5. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  6. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 第637号: pp. pp. 8-12, (1995年3月30日) 
  7. ^ 道路の区域の変更(平成7年9月11日 茨城県告示第1034号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第683号: pp. pp. 2-3, (1995年9月11日) 
  8. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1139号: pp. pp. 6-11, (2000年3月2日) 
  9. ^ 道路の区域の変更(平成15年8月19日 茨城県告示第1295号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1493号: p. p. 19, (2003年8月19日) 
  10. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成20年2月28日 茨城県告示第246号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1955号: pp. pp. 16-17, (2008年2月28日) 
  11. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成21年3月9日 茨城県告示第261号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 34-35, (2009年3月9日) 
  12. ^ 道路の供用の開始(平成21年3月5日 茨城県告示第248号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2059号: p. p. 13, (2009年3月5日) 
  13. ^ a b c d 竜ケ崎土木事務所 (2015年3月5日). “主要地方道 江戸崎新利根線バイパス整備事業”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年1月7日閲覧。
  14. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(平成26年3月20日 茨城県告示第278号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2573号: pp. pp. 7-8, (2014年3月20日) 
  15. ^ a b 竜ケ崎工事事務所 (2016年3月23日). “合併支援道路「沼田・西町線」(稲敷市道(江)3544号線)が供用開始しました”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年6月7日閲覧。
  16. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日) 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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