茂辺地駅
北海道北斗市茂辺地にある道南いさりび鉄道の駅
茂辺地駅(もへじえき)は、北海道北斗市茂辺地にある道南いさりび鉄道線の駅。電報略号はモチ。駅番号はsh06。日本国有鉄道・JR北海道における事務管理コードは▲141404[4]。
茂辺地駅 | |
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駅舎(2018年6月) | |
もへじ Moheji | |
(5.0 km) 渡島当別 sh05► | |
所在地 | 北海道北斗市茂辺地鉄道用地[1] |
駅番号 | ●sh06 |
所属事業者 | 道南いさりび鉄道 |
所属路線 | ■道南いさりび鉄道線 |
キロ程 |
17.6 km(五稜郭起点) 函館から21.0 km |
電報略号 | モチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗降人員 -統計年度- |
30[2]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)10月25日[1][3] |
備考 | 簡易委託駅 |
歴史
編集1913年(大正2年)に上磯駅まで開通した上磯軽便線(後に上磯線)が、1930年(昭和5年)に木古内駅まで延びたときに設置された。それ以前の1918年(大正8年)頃には運賃25銭で上磯駅から乗合馬車が運行していた。この馬車は冬には馬橇になった[5]。
年表
編集- 1930年(昭和5年)10月25日:国有鉄道上磯線の駅として開業[6]。一般駅。
- 1936年(昭和11年)11月10日:上磯線が江差線に改称[7]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1970年(昭和45年)12月12日:貨物取扱い廃止[1]。
- 時期不詳:業務委託駅となる。
- 1982年(昭和57年):無人化[1]。
- 1983年(昭和58年)6月 - 7月頃:再度、日交観北海道の委託駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[3]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人(簡易委託)化[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[3]。
- 1988年(昭和63年)
- 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い、当駅を含む江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間がJR北海道から経営分離され、道南いさりび鉄道の駅となる。
駅名の由来
編集現在の茂辺地川のアイヌ語名に由来する[9][10]。一般に「モペッ(mo-pet)」(静かな・川)から[9][10][11]、とされるが、「ムペッ(mu-pet)」(塞がる・川)からではないか、とする説もある[11]。
かつては道南十二館のひとつである茂別館が置かれたように茂別とも書かれ、上磯町に併合される前は当地の地名も茂別村大字茂辺地であった[11]。この2つは、かつて東北訛りで漢字を当てたため、その場合は発音が同じとなるが、現在の標準語読みでは発音が異なることになっているための違いである[11]。
駅構造
編集2面3線の地上駅で、ホーム間の移動は跨線橋を使う。道南いさりび鉄道移管後に2番線の使用が停止され、現在は1・3番線のみ使用している。ただし、2番線に繋がるポイントは撤去されていない。
JR時代は五稜郭駅管理の簡易委託駅で、受託者が駅舎で午前の一部時間帯に切符を売っていた(末期は総販システムによる前出し券を発売)。
道南いさりび鉄道移管後も簡易委託が継続されており、[12]営業時間は概ね7:30~13:00迄で、日曜・祝日は休業。発売区間は上磯~函館間の各駅で、渡島当別~木古内間の販売は行っていない。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■道南いさりび鉄道線 | 上り | 木古内方面 |
2 | 使用停止 | ||
3 | 下り | 函館方面 |
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ホーム(2018年6月)
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跨線橋(2018年6月)
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 下り順・駅ナンバリング順に記載。路線は上磯方の五稜郭駅が起点である。
出典
編集- ^ a b c d e さよなら江差線編集委員会(編集) 編『さよなら江差線』北海道新聞社、2014年、155頁。ISBN 978-4-89453-743-9。
- ^ “北海道 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、827頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、218頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 北海道鉄道管理局『北海道鉄道沿線案内』、1918年、168頁。荒山正彦監修・解説『シリーズ明治・大正の旅行 第I期 旅行案内書集成』第13巻(北海道旅行案内/樺太の鉄道旅行案内)、ゆまに書房、2014年、212頁。
- ^ 鐵道省告示第二百七十三號(「官報」昭和五年十月二十一日、第千百四十四號、四百九十三頁)
- ^ 鐵道省告示第四百八號(「官報」昭和十一年十一月四日、第二千九百五十三號、三十八頁)
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、15頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、20頁。NDLJP:1029473。
- ^ a b c d 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、432頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ 『道南いさりび鉄道 ご利用者説明会』(PDF)(プレスリリース)道南いさりび鉄道 。2015年2月26日閲覧。
- ^ “北斗星広場 6月25日オープン”. 道南いさりび鉄道ホームページ 2017年8月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 茂辺地駅 - 道南いさりび鉄道